
『ファースト・マン』のスタッフ・キャスト
『ファースト・マン』の感想・評価・ネタバレ
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娘を亡くした悲しみに暮れる空軍のテストパイロットの男は、NASAの宇宙探査機プログラムに応募し選出される。 『ララランド』監督主演コンビの最新作、とのことで鑑賞に来た人たちの心を折るような映画だったと思います。予告から若干そんな予感はしていたのですが…。この映画を楽しめる人は少ないのではないかと思う。映画は非常に地味。ララランドと違って色彩も抑えられており、セッションと違ってテンポも何もない。月に行った男が家族との関係性について精神的な葛藤があった、という映画であり、それについて繊細な描写を重ねながら映画は展開していきます。宇宙の描写は確かに緊迫感がありますが、既に映画における宇宙環境描写についてはゼログラビティ以降の映画で踊り場となっており、本作で新しい進化はありません。テーマもNASAの月面着陸という繰り返し扱われる題材であり、ここにもポイントはない。映画として、決して駄作ではないもののララランド監督主演コンビがこのタイミングで撮る映画かな、と思います。
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20190210 109湘南
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