
『告白小説、その結末』のスタッフ・キャスト
『告白小説、その結末』の感想・評価・ネタバレ
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ポランスキーの映画としての要素はもちろんあるが、ストーリーのテンポや時間の省略、虚実の曖昧さなどを見るに、朝安の色が強い印象。 とはいえ、「ミザリー」や「ユージュアル・サスペクツ」、あるいは「仮面/ペルソナ」や「ファイト・クラブ」や「シークレット・ウィンドウ」や「ブラック・スワン」といった映画が出た後にこれを見ても、プロット上の目新しさはない。 むしろ、明らかに胡散臭いエヴァ・グリーンという存在をなんの疑いもなく安易に受け入れてしまう主人公の方が見ていて痛々しく、そういう点でやや異質かもしれない。 テンポの良さ、省略の巧さはあるものの、後半かなりダレるし、画的な面白さは以前より物足りないが、途中で現れるいくつかの幻想的なカットがデヴィッド・リンチ的で面白かった。
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2018/06/25 伏見ミリオン座
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