遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版

遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版

The Thing
1982年製作 アメリカ 109分 2018年10月19日上映
rating 3.5 3.5
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『遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版』とは

『ハロウィン』、『ニューヨーク1997』など多くのSF、ホラー映画の製作に携わるジョン・カーペンターが1982年に監督を務めた本作のデジタルマスター版。南極基地の隊員12人が10万年の間氷の中に閉じ込められていた謎の生命体に挑む死闘を描く。 出演は、『バックドラフト』、「ワイルド・スピード」シリーズで知られるカート・ラッセル、『噂のモーガン夫妻』で知られ、本作品で主任生物学者のブレアを演じ注目を浴びたウィルフォード・ブリムリー、テレビドラマ「L.A.ロー 七人の弁護士」シリーズで第44回プライムタイム・エミー賞助演男優賞を受賞したリチャード・ダイサート。

『遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版』のあらすじ

1982年の初冬、アメリカ南極基地。ノルウェーの調査基地のヘリコプターが突如として基地に現れた。彼らの目的は、ノルウェーの基地から逃げ出した一匹の犬を殺すこと。アメリカ観測隊は、何があったのか調査するためにノルウェーの基地に飛ぶが、ノルウェーの隊員は全員死亡しているか、行方が分からなくなっていた。そこにあったは、ノルウェーの隊員が焼いたと思われる奇妙な生物だけだった。 アメリカ隊員はそれらの残骸を自らの基地に持ち帰り、それが地球上には存在しない生命体であると推測する。そして、その物体は他の生命体に同化し、人にさえも成り代わり、ウィルスのように増殖していくのだった。誰がその生命体に侵されているかも分からず、アメリカ隊員たちの緊張は高まる。

『遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版』のスタッフ・キャスト

『遊星からの物体X (2018)デジタルリマスター版』の感想・評価・ネタバレ

  • amazon02
    amazon02 3 2018年11月4日

    大学の推薦も通り、大喪の礼で街も情報も止まったあの日に、すっからかんになったビデオレンタルショップに残っていた本作を初めて観た。 その一度だけで30年近く観ないまま、久しぶりに鑑賞したがここまで三倍近い人生経験を積んだ今の私と、当時の私が持った感想はここまで変わるか、と言うものだった。 なぜなら、映画にはまり始めた頃の私にとってこの作品は退屈で、時間を取ってまで鑑賞したい作品ではなかった。 だがなぜかもう一度劇場公開なら、と思い立って鑑賞した今は、この作品の作劇、ストーリーテリング、抑揚の効いたSFXの使い方など、当時の自分と全く反対の感想をもたらしてくれたから。 よく知るはずの隣人の中身がわからず不安にかられ、自分自身ですら己のアイデンティティに自身での証明ができない。 公開当時、核戦争の危機感が身近だった頃の相互不信と、今のネット社会での相互不信とよく似ているのではないか? 自分と同じ形をしたものが内側から得体の知れないクリーチャーを生み出し、周りを感化させる不安。 見る世代、時代によって解釈を変えられるのは、その意匠が根源的で寓話的だからだと思う。 そういう意味で本作は名作と言われるのだろうし、この先も新たな信者を獲得し続ける名作と言えるのだろう。 2018.11.03 ミッドランドスクエアシネマ

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