バベル

Babel
2006年 アメリカ 142分
rating 2.9 2.9
319 29

「バベル」のスタッフ・キャスト

「バベル」の感想・評価・ネタバレ

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 4.5 6月28日

    レヴェナントだ?バードマンだ? バベルだよ!!!最高じゃないか!!! とにかく芝居のうまさが際立っているし、群像劇としてお手本のような作品。 しかもそれぞれの話の緊張感の持たせ方が素晴らしく上手い。だらだらしないし、飽きない! おそらくイリャニトゥ監督、ビジュアルイメージすごい豊かなのかな、都市と裸、排泄とキス、子供と銃、婚礼での屠殺、美しいものと、その日常に潜んでる狂気を見事に演出している。なによりもすべての物語が不穏な空気を徐々に徐々にだしていくのがよかった。 確かに嫌いな人は嫌いかも。御都合主義だーとか、日本こんなんじゃねーよとか思いそう。 でも海外の人のことなんて僕だって想像と印象で片付けてしまってる。その当人がどれだけ苦しんだり、どんなバックグラウンドがあるかなんて知らないんだ。結局外の人なんだ。 その上でイリャニトゥ監督の世界のイメージは全然気にならないし、 愚かな行為の悔い改めによって回復する人間の絆を 人種を超えて描きたいという心意気を賞賛したい。 ただ、どことなく、イリャニトゥの、ドヤ顔が眼に浮かぶのと、単に目を引くだけのようなアクションが、好きくない、 だが面白くないわけはないと思う。

  • theskinheads
    theskinheads 4 3月8日

    モロッコを旅するバスに乗っていたアメリカ人が銃撃され、その事件を根幹として4つのストーリーが繰り広げられるオムニバス形式の映画。 4つを簡単に説明すると アメリカ=末っ子を失い、現実逃避した夫と、そのことに憤りを感じている妻。夫婦は子供2人をベビーシッターに任せモロッコを旅行中に妻が銃撃を受ける。 モロッコ=ヤギを飼っている農家?がライフルを買う。銃を託された兄弟のうち弟は才能があった。ある日、2人で走っている車を狙っていると弟がバスに命中させてしまった。 メキシコ=アメリカの夫婦からベビーシッターを任された不法就労者のアメリア。息子の結婚式の日、事件に巻き込まれどうしても延長して子供たちの面倒を見て欲しいと頼まれ仕方がなくなり、2人の子をメキシコに連れて行き、帰りにお酒を飲んだ甥っ子の運転で国境を越えようとした際、国境警備員に足止めを食らう。 日本=趣味の狩りでモロッコに行った際、ガイドをしてくれた優しい男に銃をあげた父と、母が自殺してしまい満ち足りない生活を送る聾唖の娘チエコ。 調べて見たところバベルの塔というのが旧約聖書に記されているストーリーで、人間の傲慢さに怒った神が1つだった言語を分かれさせその影響で人々が分かり合えなくなったという話である。 観終わった後、バベルの意味を知り、そして伝えようとしたことを享受できた。結局、正解っていうのは監督の頭の中にしかないんだろうけど、自分なりに「分かり合えないのは、言語や人種のせいではない」ということなのだろうと思う。誰しもが分かり合えない時があるが、この映画で描かれている4つのストーリーはその上で分かり合おうとする人々達である。 日本だけ、事件との関係性は薄いものの1番メッセージ性が強く、菊地凛子がこの映画で世界的に評価されたのは納得である。 個人的な話ではあるが聾唖とはかなり縁の深い人生である。しかし、ここでチエコが表現したような生々しい苦しみを確かに自分は考えたことがなかった。仮に今まで相手が分かり合おうとしていたとしても自分はそうではなかったのかもしれない。チエコの声にならない心の叫びが染みて涙を流した。クラブのシーンは圧巻。客観的な視点の画の時はアースウィンド&ザファイアーのセプテンバーが流れていて、チエコ視点になると無音になる。自分だったらそこにいられないと思う。自分には聞こえないビートに乗るみんなを見ることができるほど自分は楽観的ではないのだな。 賛否が分かれる映画らしいが、自分は酷く心を打たれてしまった。それで良いのだと思う。感動したのは事実なんだし、評価が賛否で分かれるのもバベルの塔が生んだ分かり合えないということの弊害なのかもしれない。

  • Kenta_Kawamura
    Kenta_Kawamura 3 2016年10月20日

    好き嫌いが別れるであろう映画。

関連する記事

「バベル」に関連する作品