スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

Star Wars: Episode I - The Phantom Menace
1999年製作 アメリカ 133分 1999年7月10日上映
rating 3.8 3.8
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『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』とは

かつて世界中を熱狂の渦に巻き込み、その後のSF映画に多大な影響を与えた歴史的名シリーズ『スター・ウォーズ』旧3部作から16年の歳月を経て、待望の再スタートかつ壮大な『スター・ウォーズ』サーガのエピソード1として、物語の全ての始まりを描くSF超大作。旧3部作はエピソード4~6に相当し、帝国軍VS反乱軍の宿命の戦いの佳境から描かれていたが、前日譚の最初にあたるエピソード1は、幼少時代のダース・ベイダー=アナキン・スカイウォーカーの生い立ちから始まる。文字通り宇宙戦争映画と呼べる旧3部作に比べ、日常的かつコミカルなエピソードなども多く描かれ、全く新しい『スター・ウォーズ』を観る者に印象付けた。生みの親ジョージ・ルーカスが監督・脚本・製作総指揮を手掛け、出演は伝説のジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンにリーアム・ニーソン、若き日のオビ=ワンにユアン・マクレガー、新たなキーパーソンである若き女王アミダラにナタリー・ポートマンらが扮している。

『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のあらすじ

銀河共和国の平和は長く続いていたが、辺境の惑星との通商問題で混乱が発生し始めていた。平和な惑星であるナブーに対し、腐敗した通商連合は強制武力封鎖という強硬策に出る。平和を揺るがすような交渉には到底応じられないと、ナブーの若き女王アミダラは交渉を拒否してしまう。通商連合は次の一手として、ジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービのふたりを調停役としてナブーへ派遣する。しかしその道中、突然ドロイド軍の攻撃に遭う。調停の場へ向かうことを邪魔されたふたりはナブーに命からがら辿り着き、背後で何者かが暗躍していると確信しつつ、遠く女王の元へと歩を進めるが……。

『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のスタッフ・キャスト

『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の感想・評価・ネタバレ

  • Erika

    さすがスター・ウォーズ! 前作から時間が空いての続編で、4.5.6からの1っていう混乱しそうな時系列なのに初めて観る人でもまずまず面白いと思う。4にどんな風に繋がっていくのか、次回作へ期待!

  • ベルコモ
    ベルコモ 5 2018年3月7日

    素晴らしきエピソード1の3D版。99年の公開当時は、超ルックス映画だったため、アイドル崇拝のような嬉しいお祭り気分があったが、その分妬みも大きく何か言ってくる奴もいた。構わずアミダラにドキドキしてたが。3D公開時はあのお祭り気分の再来は無かったが、とてもいい童話のような仕上がりの作品だったと再認識できた。格好いいジェダイとシス、綺麗な女王に少年の物語って最高だよ。

  • エミデブ
    エミデブ 5 2018年1月21日

    駄作駄作言われてるけど、旧三部作が好きっていう理由とジャージャー以外の理由を教えて欲しいんだけど。一種の懐古主義的なものだと思う。 ファントム・メナスを嫌いな理由はあらかた予想がつく。エピソード5か6のレビューに僕が書いた、分かりやすい宇宙戦争というパターンが崩れ政治的な色が強くなる。これは、確かに気軽に楽しめるものではなくなった。あとCGが多すぎて逆に不自然というかチープな箇所がある。旧三部作ありきの登場人物とストーリーなため旧三部作を観てないと盛り上がれない。あとは時代的に批評家に旧三部作推しが多い。これは特に音楽でも言えるもので過去のものほど神格化されやすい。ローリングストーン誌の様々なランキングを見ればすぐわかる。 フラットな目で見れば、正直僕はスターウォーズを一作一作別映画みたいに区切って評価していること自体が、悪いけどナンセンスだと思う。映画として区切られているから多少の評価の差はあるものの、この物語が一個の物体だとして、それが補完されて完結する面白さがメインなのでは? アニメをオススメするときに、「何話目が面白いんだよ」って言う人がいないように作品としてのトータルで評価されるべきものだと思う。それは、ぶっ続けで観れる今の環境があるからこそ得られる面白さかもしれないが。ルーク好き!ハン・ソロ好き!Xーウイング好き!AT-AT好き!と当時言っていた人が16年間の間を空けて登場した待望の新作が全く違うものだとショックも受けるかもしれないな。 それに、時代的なもので言えば確実にアクションも増え、そのクオリティも格段に上がっている。映像技術もそうだ。かつては乗り物同士の戦いで必ずコックピット内の背後が爆発すると言うやり方でしか死を表現できなかったこの映画が、そのバリエーションを増やした。局地的にしか描かれなかったタトゥイーンで今作はレースをする。やっぱり区切って考えるより、歴史的な延長線上と捉えたら僕としてはすごく興奮する映画だなと思う。確実にドロイドも武器も旧三部作より進化を遂げてるのはタイムパラドックスであるように思うが、、、。 さらっと言ったけどこの格段に進化したアクションは本当に良い。ダースモールのモーションアクターはプロの武道家だと聞いたが、あまりにも凄すぎる。おじいちゃんの剣道レベルだったダースベイダーvsオビ=ワンの戦いから、22年。映画というのはものすごいスピードで進化を遂げているのだなぁ。逆に言えば僕の世代ってやっぱりこっちを観て育った分、懐かしさも殊更ではない。 レーザーの自動ドアに阻まれ師匠の死を見つめることになるオビ=ワン。レーザーが解けるのを目の前で待つダースモール。ここら辺のシーンはスターウォーズシリーズの中で個人的に一番グッときた。 今作ですっかりダースモールのファンになってしまった。俺はシスになろうと思う。

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