タイタニック
タイタニック
Titanic
1997年製作 アメリカ 189分 1997年12月20日上映
rating 3.9 3.9
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『タイタニック』のnoopyの感想・評価・ネタバレ

noopy

昔みた映画ですが、この度その道の方に教えを賜るために予習として鑑賞させて頂きました。いやぁ、なるほど名作ですな。そしてそれはいわゆる作りたい人のアート的欲求の作品ではなく明らかに人を楽しませるエンターテイメントとしてのそれです。いろんな映画で感じる『気になるところ』がほとんどない、実に綺麗な小気味良い作品です。ほとんど、と書いたのは唯一、ローズの婚約者があまりにも悪魔的な悪人として描かれている点がほんのちょっと気になったからです。しかし、これはそうしなければ2人の愛にすんなり入り込めなくなる。かれは悪人として非常に重要なポジションなわけですね。敵役の演出は本当に難しいなぁと思います。個人的にはレミゼのジャベールのような信念を持った、コンプレックスを感じさせる敵役が好きです。 それにしても、思い返してみると、この映画、実は見る人の予想どおりに進んでいると思うのです。船が沈むことも助かることも助からないことも見る人はわかっているはずなのです。ものすごいどんでん返しが無い、にもかかわらずずっと面白いという感覚を持ち続けてみることができる。もちろん私の先生の教える理論を駆使しているからだというのもあるのですが、個人的な感想としてその鍵は『あえてちょっと希望を見せてまたもう一度不安に戻す』という小技を至る所で駆使しているからだと思いました。以降ネタバレ恐縮ですが、たとえば手錠のシーンでは助けてくれそうな人がいるのに失敗するとか斧ゲット大丈夫と思わせて一回練習してみるとか。子供を助けたと思ったら救えないとか鍵のシーンもあの人が助けてくれると思ったら逃げちゃうとか。ラストなんか手が離れる、顔を出す、抱きつかれる、会える、板見つける、一人乗り、船来る、船通り過ぎると連続の上り下がりです。これでは見てる人は楽しまずにはいられません。これは場面をしらけさせない大事なテクニックだなと感じました。 まぁーなんにせよこういう映画は好きな女の子とかと見ちゃうとてれちゃいますね。こまりますね。こまらねぇよ。