
『プロヴァンス物語 マルセルのお城』とは
フランスの小説家、映画作家のマルセル・パニョルの幼年時代を回想した小説『少年時代』を映画化した作品。映画『プロヴァンス物語 マルセルの夏』の続編で、2部作の完結編となっている。前作が父への尊敬の念を語っていたのに対して、本作では病弱だが優しく美しい母を慕う思いを綴った。前作の製作陣、キャスト陣によってほぼ同時期に撮影された。監督を務めたのは『わんぱく戦争』のイヴ・ロベール。「マルセルの夏」のジュリアン・シアマーカ、ナタリー・ルーセル、フィリップ・コーベールらが再登場して映画を盛り上げている。
『プロヴァンス物語 マルセルのお城』のあらすじ
9歳のマルセルは、父、母、弟、生まれたての妹とともに夏休みを丘陵地の別荘で過ごした。その時の素晴らしい思い出を忘れられないマルセル一家は、長期休暇だけでなく毎週末の休みも別荘で過ごすようになる。だが歩いて片道4時間かかる道程は、旅行の荷物を抱えた一家にはとても辛いものだった。それを聞いた父の教え子は、道中にある3つの城をこっそり通り抜ける近道を教え、城の鍵を調達してくる。びくびくしながら城を通っていた一家だったがついに門番に見つかり、母は怯えて卒倒してしまう。それから時が経って、母や弟、別荘での生活でできた親友にも先立たれたマルセルが購入したのは、門番に見つかってしまったあの城だった。
『プロヴァンス物語 マルセルのお城』のスタッフ・キャスト
『プロヴァンス物語 マルセルのお城』の感想・評価・ネタバレ
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