太田莉菜のプロフィール
1988年1月11日生まれ、千葉県出身の女優・モデルの太田莉菜。
彼女は父親が日本人で母親がロシア人のハーフです。幼いころは2年間モスクワで暮らしていたこともあるそうです。そのため日本語・ロシア語・英語の三ヵ国語を話すことができ、今でも母親との会話はロシア語なんだとか。
音楽鑑賞や映画鑑賞を好み、テニスもするという多趣味な一面もあるようです。今回はそんな太田莉菜の魅力に迫っていきます。
二コラモデルとしての活動
2001年、ローティーン向けのファッション雑誌『ニコラ』の第4回読者モデルオーディションで新垣結衣らとともにグランプリを獲得し、その後ニコラや他の雑誌でも活躍しました。
ニコラモデルは通称「ニコモ」と呼ばれ、過去のニコモには同期の新垣結衣をはじめ沢尻エリカや栗山千明、西内まりやなどそうそうたる面々が揃っています。ニコモ出身者たちは卒業後に女優やタレントとして活躍することも多く、太田莉菜もニコラ卒業後は女優としての仕事をスタートさせました。
映画『69 sixty nine』のヒロイン役で女優活動開始!
太田莉菜が初めて出演した映画は2004年に公開された、妻夫木聡主演・宮藤官九郎脚本の『69 sixty nine』です。これは村上龍の自伝的なベストセラー長編小説を映画化したもので、太田はヒロインのレディ・ジェーンこと松井和子を演じました。
舞台はベトナム戦争と学生運動に揺れる1969年の長崎県佐世保市。高校3年生のケン(妻夫木聡)と親友のアダマ(安藤政信)は、映画・演劇・ロックがごちゃ混ぜの大イベント「フェスティバル」の開催を企画。
レディ・ジェーンの気を引くため、間違った妄想から学校をバリケード封鎖することに決めてしまい事態はどんどん大きくなってしまいます。ノリとテンポの軽やかな青春映画です。
グリコの「ウォーターリングキスミントガム」のCMに出演し話題に
ファッションモデル、女優として活躍する中、CMにも数多く出演しました。2006年に放送されていた江崎グリコの「ウォータリングキスミントガム」のCMでは透き通る真っ白な肌で一点を見つめる太田莉菜がかわいすぎると話題に。
最近ではauのCMに出演し、メディアとリアルを融合させたような演出でアクロバットにも挑戦しました。
松田龍平と結婚!出産も経験し女優として成長
2009年1月、俳優の松田龍平と結婚。同年7月には第一子となる女の子を出産しました。
結婚・妊娠時、青山学院大学法学部に通う大学生だった太田莉菜ですが、夫・松田龍平の支えもあり、出産後は家事や育児をこなしながら2010年にはきちんと大学も卒業しています。
また妊娠、出産を経験したことで強い表現欲求が生まれたのだとか。13歳からモデルとして活躍しながらも大学に進学し、21歳で結婚、妊娠、出産を経験した太田には、彼女にしか学べない何かがあったのではないでしょうか。
松田龍平と言えば自身ももちろん活躍しており、父親は故松田優作、母親は松田美由紀、さらに弟は松田翔太と華々しい芸能一家です。お子さんは女の子とのことですから、将来はモデルや女優として活躍するかもしれませんね。
伊勢谷友介監督作品のメインテーマを歌う!
俳優の伊勢谷友介がメガホンをとり、辻内智貴の著書を原作に2012年に映画化された『セイジ 陸の魚』。映画、ドラマ共に人気がある『SPEC』のサウンドトラックを制作した渋谷慶一郎が本作のメインテーマ曲を担当し、ヴォーカルを太田莉菜が務めました。
前衛的な楽曲に彼女の歌声がマッチしています。CDジャケットやアーティスト写真のおしゃれさからも話題を呼んだ作品です。
映画『脳男』での力強い演技力
2013年公開の映画『脳男』。本作は江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の小説を原作に、高い知能と強靭な肉体を持つ脳男(生田斗真)と一連の爆弾テロ事件をめぐるバイオレンス・ミステリーです。
太田莉菜は、事件の主犯である緑川(二階堂ふみ)に盲目的に心酔し、ともに猟奇的な犯行を重ねていく水沢ゆりあを演じています。
出演時はまだ女優経験の浅い彼女でしたが、本作で演じた難しい役どころは高い評価を得ました。この映画を機に演技派女優としての認知度が高まったと言えます。パンキッシュな太田莉菜の演技は必見です!
メディアミックス作品『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』に挑戦!
2014年から2015年にかけて公開されたメディアミックス作品『THE NEXT GENERATION -PATLABOR-』。
全長8メートルの警察用ロボットという空想を除けば、現実のリアルと変わらない状況の中で物語が進んでいくためメディアミックス作品と呼ばれ、真野恵里菜を主演に映像化されました。
太田莉菜演じるカーシャは、ロシアから研修のため来日したロシア人。酒豪でヘビースモーカーでありながら抜群のスタイルの持ち主である高飛車な女性を演じました。
映画『海月姫』での太田莉菜のオタクっぷりがすごい
東村アキコ原作の人気同名マンガを実写化した、2014年公開の映画『海月姫』。オタク女子ばかりが集まる男子禁制アパートで暮らすクラゲオタクの月海(能年玲奈)が、ひょんなことから出会った女装男子(菅田将暉)とのおかしな友情を育んでいくという作品です。
太田莉菜は三国志オタクの”まやや”を演じました。目は前髪で隠されているため、一目見て彼女とはわかりません。ファンさえも気づかないレベルです。また本作で太田莉菜を知った方はこんな美しい人が演じていたなんて、と驚いたはずです。
この強烈なキャラクターのまややの演技は、「原作そのまんま!」とファンから絶賛されました。なんでも太田自身が原作『海月姫』のファンであったのだとか。原作に対する愛があるからこそ、ここまで吹っ切れた演技ができたのでしょう。
人気マンガ『テラフォーマーズ』の実写化作品に出演!
2016年に公開すると三池崇史監督の映画『テラフォーマーズ』に、連城マリア役で太田莉菜が出演しています。
人口増加による貧富の差が激しくなる2599年の日本が舞台の、大ヒットコミックを映画化した本作品。新たに居住地を開拓する目的で目をつけた火星で、気温を上げるためのコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまいます。
進化の末に人型ゴキブリ「テラフォーマー」となった怪物たちと、人間たちとの戦いを描いたSF映画です。
主人公の小町小吉を伊藤英明が演じ、武井咲や山下智久、山田孝之、菊地凛子など超豪華俳優陣が名を連ねています。太田が演じるマリアは、ゴキブリ駆除のために宇宙へと飛び立った宇宙船・バグズの乗組員のひとりです。
太田莉菜の今後
ドラマ『ラブラブエイリアン』に出演!
フジテレビ系で2016年7月より放送開始の深夜ドラマ『ラブラブエイリアン』。同名コミックのドラマ化となるこの作品は、女性の家にやってきた小さな宇宙人と、女性たちの本音トークを描いたちょっと変わった物語です。SFワールドかと思いきや、リアルな女子トークが展開されていくというなんともシュールなドラマになっています。
太田莉菜は、仕事人間だけれども恋には縁遠い検事・篠原サツキを演じます。
映画『君と100回目の恋』に出演!
歌手のmiwaと人気俳優・坂口健太郎が主演を務める映画『君と100回目の恋』に、太田莉菜が出演します。
miwa演じる日向葵海をタイムリープで救おうと試みる幼馴染・長谷川陸(坂口健太郎)。切なくもあたたかいファンタジー・ラブストーリーになるようです。
太田は小原遥役での出演が決まっています。映画『君と100回目の恋』は2017年2月公開です。
今後も女優として、モデルとして活躍の場を広げる太田莉菜に注目です。