2018年3月30日更新

本当にあった怖い話。映画の舞台裏で起きた恐怖体験10選

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『エクソシスト』

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1.『エクソシスト』は全くの作り話ではなかった!?

ウィリアム・フリードキン監督の傑作ホラー『エキソシスト』(1973)に登場する、悪魔に憑りつかれた少女リーガンは実在の少年ロランド・ドーがモデルだったと言われています。 1930年代、メリーランドで暮らしていた、ロランド・ドーの家族は、不可思議な音が聞こえてくる、絵がひとりでに動くなど、息子の周りで超常現象が起きていることに気づいたそうです。 1949年、ふたりの神父が少年の悪魔祓いをすることになります。悪魔祓い儀式の最中、少年は悪態をつき、習ったことがないラテン語を話したり、肌に数字や言葉が浮き上がってきたりしたこともあったそうです。

2. 『チャイルド・プレイ』チャッキーは実在する!?

殺人ドールチャッキーが次々に人を殺していく映画『チャイルド・プレイ』にも恐ろしい裏話が隠されています。チャッキーは“ロバート・ザ・ドール”という人形にインスパイアされて生まれたキャラクターだと言われています。 1903年、3歳の少年ロバート・オットは使用人から人形をもらい、自身の名前ロバートと名付けました。オットは人形をとても気に入り、椅子に座らせたり、一緒に寝るなど、肌身離さず過ごしていたそうです。 人形が家に来てから、両親はオットの寝室から二つの声が聞こえるようになったと言います。ひとつはもちろんオットのもの、もう一つの声は明らかに息子のものではなかったそうです。また、両親が散らかった部屋を咎めると、オットはいつでも人形がやったものだと主張したそうです。 オットは大人になり、結婚した後も、人形を手放さず、フロリダにある家に人形を置き続けていました。その家の近くを通った子供たちは、窓から覗く恐ろしい人形の姿を目撃したと言われています。 また、70年代、オットの死後、新たにその家に入居した家族は不気味な笑い声を聞いたり、人形の顔が変化したと主張しました。1994年、キーウエストの博物館がロバート・ザ・ドールを引き取り、いまもガラスケースの中で保管されています。

3.『オープン・ウォーター』は実話だった!?

スキューバダイビング中に、海に取り残された夫婦を描いた『オープン・ウォーター』(2003年)は実在の事故が基になった映画です。 1998年1月25日、34歳の夫トムと29歳の妻エイリーンは、オーストラリアのグレートバリアリーフでダイビングを楽しんでいました。しかし、乗っていたボートが他のツアー参加者だけを連れ、次の目的地へ向かってしまったため、夫婦は海の真ん中に取り残されてしまいます。 夫婦が戻っていないことに気づいたのは、それから二日後、ボートで彼らの荷物が発見された時だったと言います。 その後、大がかりな捜索が開始されましたが、夫婦の遺体、痕跡さえ発見されることはありませんでした。今では海の真ん中で溺死したと考えれています。

4.『プロフェシー』モスマンは実在した!?

2002年マーク・ペリントン監督『プロフェシー』は、リチャード・ギア演じるレポーターが蛾のような謎のクリーチャーの真相を追うストーリーです。 今作は、SFのようなプロットですが、1960年代に実際に起きた出来事が基になっていると言われています。 1966年~1967年の間、アメリカで、赤く光る眼を持つ巨大クリーチャー、モスマンを目撃したという人物が数多く現れました。ある説によると、モスマンは、シルバーブリッジ崩落事故を警告するために現れたクリーチャーだと言われています。 1967年12月、通勤ラッシュアワーの時間帯に橋が崩落、48人の命が犠牲になったのがシルバーブリッジ崩落事故です。不思議なことに、この事故の後、モスマンの目撃情報はぱったり消えたそうです。

5.『隣の家の少女』の基になった事件がヤバすぎる!?

グレゴリー・M・ウィルソン監督『隣の家の少女』(2007)は、両親を亡くした姉妹が、サイコパスのおばと暮らすことになり、身体的、性的に悲惨な虐待を受けるショッキングな作品でした。 今作は、実際に起きたシルヴィア・ライケンス殺人事件が基になっています。 1965年、ライケンス姉妹は週20ドルでガートルード・バニシェフスキー家に下宿を始めます。最初の支払いが遅れた後から、バニシェフスキーの酷い虐待が始まったと言われています。 バニシェフスキーは彼女の子供や近所の子供たちを呼び、タバコを肌に押しつけるなど、シルヴィアを虐待するように促したそうです。次第に虐待は、身体的、性的にエスカレート、シルヴィアは家に監禁状態となりました。 1965年、10月26日、頭部への殴打が致命傷となり、シルヴィアは死亡、警察が駆け付けた時、汚れたマットレスに横たわったシルヴィアの遺体には、無数の痣や、タバコを押し付けた痕があったそうです。

6.『ノア約束の船』撮影中、エマ・ワトソンに危機が迫っていた!?

ダーレン・アロノフスキー監督作『ノア約束の船』(2014)の撮影中、キャストのひとりエマ・ワトソンの身に危険が及んでいました。 撮影の合間、エマ・ワトソンがロケ現場近くの森で休んでいた時のこと、一人のストーカーが撮影現場に紛れ込み、エマに襲いかかる直前だった言います。 スタッフが男を阻止、エマに直接危害が及ばなかったこともあり、犯人は告発されなかったそうです。

7.『エイリアン』本物の骨を購入して生まれたデザイン!?

1979年のSFホラークラシック『エイリアン』、胸からエイリアンが飛び出すシーンはキャストさえ驚いたという逸話が残されているほど、衝撃的でした。それにも増して、今作には衝撃的でおそろしい裏話が隠されていました。 エイリアンのデザインを担当したアーティストH・R・ギーガーはゼノモーフ(エイリアン)の頭をデザインするため、インドから本物の人間の頭蓋骨を購入、解体して参考にしていたそうです。

8.『スキピイ』子役がトラウマ体験をしていた!?

1931年『スキピイ』はアカデミー作品賞にノミネートされるなど傑作として知られています。この作品の成功には、子役スター、ジャッキー・クーパーの泣く演技が不可欠でした。 シーンには本物の感情が必要だと感じた監督ノーマン・タウログは、ある決断をします。クーパーのペットの犬をスタジオ裏に連れ出し、犬を撃ち殺して(殺したふり)、クーパーを泣かせていたそうです。 この出来事がよほど衝撃的だったのか、クーパーは自伝に、”Please Don't Shoot My Dog”(僕の犬を撃たないで)というタイトルを付けています。

9.『炎628』実弾が飛び交う撮影現場!?

『炎628』(1985)はリアルな映像や描写から、戦争の悲劇を描いた傑作として知られています。 監督エレム・クリモフが求めていたリアリティラインは半端なものでなかったため、撮影現場には実弾が飛び交っていたそうです。主要キャスト、アレクセイ・クラヴチェンコは撮影中、頭から数センチ離れた場所を銃弾が行き過ぎていったと証言しています。

10.『鮮血の美学』徹底的にこだわったリアルな恐怖!?

『エルム街の悪夢』『スクリーム』などで知られるウェス・クレイヴンの長編デビュー作『鮮血の美学』は登場人物たちの恐怖リアクションがリアルなことで有名です。 マリーを演じたサンドラ・カッセルは、キャストのひとり、マーク・シェフラーに崖から突き落とすと脅され、本当に怯えたリアクションをしていたそうです。 またレイプシーンでは、デビッド・ヘスが実際にサンドラを襲い、父親がヘスを襲う場面では動いた本物のチェーンソーを使用したうえに、セーフティギアなしで撮影したと言われています。