唐沢寿明、アラフィフでもかっこいい俳優!山口智子とのエピソードから無名時代までまとめ9選

2017年7月6日更新

50歳を過ぎても褪せる事なき魅力を振りまく俳優・唐沢寿明の無名時代から、愛妻・山口智子との出会いなど、今に至るまでの軌跡を9つの分岐点からまとめ、ご紹介させていただきます。

1:デビュー当時は売れずにスーツアクターや様々なバイトを経験

今や映画にドラマ、CMなどにも引っ張りだこの、名優・唐沢寿明ですが、役者を目指し始めた当初はなかなか売れず下積み時代も長かったそうです。

そんな唐沢寿明が最初に門を叩いたのが東映です。東映の養成所に入った彼は、雑用や裏方などの仕事も手伝いながら、顔の出ないスーツアクターとして仮面ライダーやショッカー役を演じるなど、特撮番組などにチョイ役として出演していました。

ただ、それだけでは生活できず、コンビニやビル清掃、ショーパブなど、様々なアルバイトをして凌いでいたそうです。なかなか苦労した下積み生活を送っていた唐沢寿明ですが、バラエティなど番組に出演した際は、自分の過去を隠すことなく笑いを交えながら語っており、根っからのエンターテイナーなのだという事が伺えます。

映画『イン・ザ・ヒーロー』

2014年に公開された映画『イン・ザ・ヒーロー』は、スーツアクターが主人公の映画で、ブルースリーに憧れ、いつか俳優として顔出しをすることを夢見ながら、25年間ベテランスーツアクターとして活躍してきた唐沢寿明演じる主人公の本城渉が、売出し中のアイドルに顔出しのチャンスを奪われながらも、夢を諦めず奮闘する姿を描いている映画です。

まさに、スーツアクターとして下積み時代を積んできた唐沢寿明にピッタリの役柄で、唐沢寿明自身も自分の話なんじゃないかと思ったくらいだと言っています。映画はほぼ吹き替えなしでスーツアクター役を演じたそうで、自分でやらなければ自分が演じる意味がないと感じてたいそうです。

スーツアクター時代の経験が遺憾なく発揮された本作品は、唐沢寿明だからこそ演じられた映画と言えるでしょう。有名になっても驕らず、一生懸命仕事に取り組む姿勢が、見る人々の心を惹きつけるのかもしれません。

2:浅野ゆう子に頭があがらない?

なかなか芽の出ない唐沢寿明がブレイクするきっかけを作ったのが、当時研音に所属していた女優・浅野ゆう子でした。自分が所属している研音への移籍を進め、風貌もオーディション受けしやすいように当時流行の爽やか路線に変更するよう勧めたところ、次々とオーディションに合格し、1992年ドラマ『愛という名のもとに』で演じたエリート好青年の役が見事にハマり、その後トレンディー俳優としての立場を確立していきました。

ドラマ『愛という名のもとに』

大学のボート部だった男女7人が卒業した三年後に再会し、それぞれ社会人として社会の厳しい現実に直面しながらも自分らしく生きていくことを見失わずに進んでいけるかを描いた作品です。青春・友情という言葉がピッタリなこの作品は、当時の人々を惹きつけました。

ドラマで爽やかな好青年を演じていた唐沢寿明ですが、チノ・パンツにポロシャツという爽やか路線は自身の好みではなく、実はダサイと感じていたと後に語っていますが、それが功を奏しての大抜擢だったのです。この一見以来、唐沢寿明は浅野ゆう子に頭が上がらなくなったと言っています。

3:映画デビューでは主演も飾る

1991年、『週刊ヤングマガジン』で連載されていた弘兼憲史原作の同名マンガを映画化した『ハロー張りネズミ』で、主人公の正義感あふれる熱血探偵役に大抜擢され、その功績から1992年には第15回日本アカデミー賞最優秀新人俳優賞を受賞しました。

この映画は、赤塚探偵事務所の唐沢寿明演じる七瀬五郎が「正義は金じゃない」を信条に、得意の寝ずの張り込み(張りネズミの由来)で事件の隠れた深層に迫っていくという探偵映画です。この作品は、後にテレビドラマ化、オリジナルビデオアニメ化もされる人気作品でした。

映画デビューで主演を演じ、新人賞も獲得した唐沢寿明は、その後上記でも記載した『愛という名のもとに』で大ブレイクし、スター街道を駆け上がっていきました。

4:妻の山口智子とは今でも仲良しで有名

二人の出会いは1988年にNHKで放送された山口智子主演の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』で共演したのが始まりでした。本作品が山口智子のデビュー作でもあります。

『純ちゃんの応援歌』は、戦後の関西が舞台で、山口智子演じる兄弟思いで野球の大好きな主人公の純子が、食堂経営の後、甲子園球場近くに旅館を開業し、「高校球児の母」と呼ばれる女将に成長するまでの人生を描いたドラマです。ドラマの中で、唐沢寿明は母に捨てられ、純子の父・小野陽一郎に満州から引き取られてきた雄太を演じており、後に小野家の養子として純子と兄弟になります。

初共演をした際のお互いの印象は、「でかい女」と「日本一顔の小さい男」だったそうです。その後、役者の先輩である唐沢寿明に山口智子が役者としての悩みを相談し、ロケ先のホテルでは内線電話でずっと話し込んでいたというエピソードも語られています。

共演以後、7年間の交際を経て1995年に結婚、2016年で結婚21周年を迎えます。テレビでのろける場面もしばしば拝見する程のおしどり夫婦としても知られています。

今でも寝る時は一緒に手を繋いで寝ていたり、多忙で夫婦一緒にいられる時間が少ないため、山口智子は家にいる間はできるだけ唐沢寿明にくっついているように心がけているそうです。唐沢寿明も記者からの「一番の宝は?」というインタビューに、「山口智子」と即答していました。

聞いているだけで、こちらが照れてしまうようなお二人の結婚生活ですが、20年以上も連れ添って堂々とお互いを褒め、幸せだと公言できるお二人は、まさに理想のカップルだといえます。

5:自身の代表作となった『白い巨塔』への出演

2003年に作家山崎豊子原作『白い巨塔』4度目のドラマ化の主演に抜擢されたのが唐沢寿明でした。25年前の大ヒットドラマのリメイクという事で、大変期待されていたドラマでもありました。

当初、原作者の山崎豊子は唐沢寿明は財前五郎のイメージと合わないと難色を示していたそうですが、一緒に食事を交えたところ「面白い男だ」と唐沢寿明を気に入り、ドラマ放映後は「あなたでよかった」と唐沢寿明の演技を大絶賛しています。後にドラマ化された山崎豊子原作の『不毛地帯』でも「唐沢君でよろしく」と指名されるほどだったそうです。

医学界の知られざる実態と人間の命や尊厳について描かれた『白い巨塔』は大ヒットを収め、前作を上回る最終回視聴率32.1%を記録しました。

6:ブルース・リーが大好き!

唐沢寿明は芸能界でも有名なブルース・リーファンで、人生で影響を受けた人物としてもブルース・リーの名を挙げています。唐沢寿明は、『ドラゴンへの道』や『燃えよドラゴン』の英語のセリフも覚えているほど映画を観倒しており、鑑賞中にはアクションシーンで叫ぶなど、ブルース・リーになりきってしまうそうです。

ブルース・リーの影響からか、子供時代には少林寺拳法を習っていたそうで、現在はブルース・リーも行っていたジークンドーなどのトレーニングをしているそうです。ブルース・リー関連グッズも数多く保有しており、モノマネも完璧だそうです。

7:『トイ・ストーリー』シリーズのウッディの声でも知られる

1995年にピクサースタジオから生まれた長編映画作品としては初のフルCGアニメーション『トイ・ストーリー』は現在3シリーズまで続いている全世界で大人気の作品です。その主人公の一人でもあるウッディ役の吹き替えに抜擢されたのが、声優初挑戦の唐沢寿明でした。

ウッディは、アンディ少年が持っているおもちゃの一つで、背中の紐を引っ張るとおしゃべりをするカウボーイ人形です。アンディの一番のお気に入りで、おもちゃ仲間の中でもリーダー的存在のウッディはお調子者で明るい性格の為、唐沢寿明のひょうきんでお茶目な性格とも通じるところがあります。

実際に演じたところ、声優が初挑戦とは思えないほどの演技力で観客を沸かし、ファンの間では、ウッディと唐沢寿明の見た目が似過ぎていると評判だったそうです。今では、街中で子連れのお母さんが子供に「ほら、ウッディだよ」と言われることも少なくないと話しています。

8:セリフの6割が英語?!苦労した『杉原千畝』の撮影

2015年に公開された映画『杉原千畝 スギハラチウネ』では、第二次世界大戦の最中、ユダヤ難民にビザを発給し、約6,000人近い人々の命を救った実際に実在した外交官を演じています。監督は、日本生まれ日本育ちのアメリカ人チェリン・グラックで、ユダヤの血を引く監督は、この映画の話が来たとき、二つ返事でOKしたと言います。

実はこのチェリン・グラック監督の抜擢は、以前『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』で共演し、意気投合していた唐沢寿明の「一緒にやろう!」という一声で決まったと言われています。唐沢寿明自身、チェリン・グラック監督の才能に魅了されていた一人で、かねてより再共演を熱望していた事から実現されたものでした。

終戦70年特別企画として始まった映画『杉原千畝 スギハラチウネ』は、国境を越え、日本、ポーランド、ハリウッドのスタッフや豪華キャストがタッグを組み、撮影に挑みました。撮影は、実際にナチス・ドイツが使用していたユダヤ難民の悲しい過去を語り継ぐ象徴でもあるアウシュビッツ収容所のある、ポーランドで行われました。

英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語など数カ国語を操り、世界各国で外交官として働きつつ、世界情勢を探り諜報活動にも専念していた杉原千畝を演じる上で大切だったのが英語力です。セリフの約6割が英語ということでしたが、それほど難しいセリフはなく、発音に関しては専門のスタッフがいたそうで、意味が分かれば日本語同様に演じることができたと唐沢寿明は話しています。

ただ、その時感じたイメージで、セリフを変える監督の、より良いものを求め、柔軟に変化していく姿勢についていくのは大変だったとも話しています。その場で新しいセリフを覚えなおし、すぐに撮影を再開するため、集中力を保つのが大変だったと言います。

9:唐沢寿明の今後

2016年度前期NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』

2016年4月4日スタートの連続テレビ小説に唐沢寿明が28年ぶりに出演することが決定しました。妻・山口智子と出会った『純ちゃんの応援歌』以来の朝ドラ出演で、当時を振り返りながら「28年前に大阪で、うちの奥さんにちょっかい出した番組です。」や「最強のイケメン、唐沢寿明です。」など、持ち前のトーク力で、記者会見会場を大いに盛り上げました。

『とと姉ちゃん』は亡くなった父に代わり、母と二人の妹を養っていく父親代わりの「親父ヒロイン」がテーマの作品で、戦前から戦後の高度成長期までを駆け抜けた、家族の物語を描いています。

唐沢寿明は、話のキーマンともいわれる花山伊佐次役を演じますが、この役は実在した人物をモチーフにしており、女装編集長としても知られる花森安治がモデルとなっています。28年ぶりに朝ドラに帰ってきた唐沢寿明が新たに見せる、オカッパ頭にスカートをはいた姿は必見です。