2018年4月2日更新

朝ドラ『とと姉ちゃん』出演キャスト・あらすじを紹介!【「暮しの手帖」ができるまで】

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NHK朝ドラ『とと姉ちゃん』のあらすじ・キャストを紹介【2016年度前半期】

2016年4月4日から放送されたNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。 本作は戦前編と戦後編の2部に分かれた構成です。また昭和時代の女性ファッションにも力が入れられおり、女性たちが戦後、社会に進出して力強く生きた姿を描きました。 今回は、“ととロス”という言葉まで生み出した話題の朝ドラ『とと姉ちゃん』について紹介してきます。

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『とと姉ちゃん』あらすじ

浜松の染物工場で働く父・竹蔵と母・君子の元に本作のヒロイン小橋常子は長女として生まれます。生真面目な次女・鞠子、年の離れた三女・美子らと仲良く何不自由なく暮らしますが、常子が11歳の時に竹蔵が結核で亡くなります。 死の間際に、父は常子だけを呼び出し、「ととのいなくなったあとは、常子が自分の代わりに家族を守ってほしい」という遺言を残します。この言葉を胸に刻み、一家の大黒柱「とと」の代わりとして常子は奮起するのです。 しかし、当時は女四人家族での生活は難しく、一家は困窮してしまいます。そこで一家は、母・君子の実家であり、常子らの祖母滝子がお上を務める東京の青柳商店に世話になることに。以前に君子は竹蔵との結婚の際に滝子と縁を切っているのですが、しばらくすると考え方の違いにより再び絶縁。困った一家は青柳商店の近所にある仕出屋「森田屋」にて女中として住み込むことになります。 これらの出会いや女学校での出会いにより、常子は「女性の生活に寄り添う仕事がしたい」という思いに駆り立てられるようになります。 そして終戦後に、妹二人とともに一冊の雑誌を作ることを決意します。あるとき、天才編集者である花山伊佐次と出会うことに。そして常子たち三姉妹と花山の出会いによって、大人気を博する雑誌「あなたの暮らし」が誕生することになります。「あなたの暮らし」のモチーフとなっているのは、家庭向け総合生活雑誌の「暮しの手帖」です。

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朝ドラ『とと姉ちゃん』主演キャスト

小橋常子/高畑充希

今作のヒロイン役に抜擢された高畑充希は、舞台「ピーターパン」(8代目)を2007年から6年間務めた後に、2013年に連続テレビ小説『ごちそうさん』に希子役で出演していました。 2016年に放送された月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で有村架純や高良健吾とともにメインキャストとして出演し、日向木穂子を好演。 2017年にはドラマ『過保護のカホコ』で連ドラ初主演を飾り、多忙の1年となりました。

『とと姉ちゃん』のモデルとなった大橋鎭子とは

暮しの手帖社の社主で元社長です。常子と同じように、小学五年生の時に父親を病気で亡くしており、11歳でその喪主も務めています。 病気で大学を中退後、日本読書新聞に入社し、戦前も戦後も編集部に所属しました。その後、1946年に花森安治と大橋鎭子ら三姉妹と横山啓一で衣装研究所(現・暮しの手帖社)を銀座で設立して社長となり、雑誌『スタイルブック』を創刊しました。1948年には、現在の雑誌『暮しの手帖』を創刊します。 さらに、1969年から長年にわたって、エッセイ『すてきなあなたに』を執筆。また、2011年には『「暮しの手帖」とわたし』という自伝も出版しています。 2013年に93歳で亡くなりました。

常子の両親を演じたキャスト

小橋竹蔵/西島秀俊

西島秀俊

小橋常子の父親役を務めた西島秀俊は、連続テレビ小説『純情きらり』で太宰治をモデルとした津軽弁の画家・杉冬吾役をコミカルに演じたことで人気を博しました。さらに、映画『ニンゲン合格』、『帰郷』、『休暇』、『CUT』などに出演しています。 『とと姉ちゃん』では第一週の放送で結核を患い亡くなってしまいますが、常子の気持を大きく動かす重要な人物として“とと”を演じます。

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小橋君子/木村多江

小橋常子の母親役に抜擢された木村多江は、連続テレビ小説『純情きらり』に若山百合子役で出演しており、テレビドラマ『アンフェア』や『上海タイフーン』など多数のドラマに出演しています。 本作では3人の娘を女手ひとつで育てる母・君子を演じました。

朝ドラで注目された“とと姉ちゃん”を頼る妹たち

小橋鞠子/相楽樹

連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で女子中学生役として出演しており、本作では三姉妹の次女となる小橋鞠子に抜擢されました。映画『Miss Boys!』、『はじまりのみち』、『横たわる彼女』などに出演歴があります。 小橋家の次女・鞠子を演じる相楽樹(さがらいつき)は、イエローハットのCMに出演していることでも知られています。

小橋美子/杉咲花

小橋家の三女を演じることとなった杉咲花は、多数のテレビドラマに出演しており、『MOZU』、『緊急取調室』、『なぞの転校生』、『学校のカイダン』などが挙げられます。 2016年公開の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では、その好演が認められ日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、新人賞を獲得しました。

常子を取り巻くその他のキャスト

小橋鉄郎/向井理

ヒロインの小橋常子の父親・竹蔵の弟であり、3姉妹の叔父にあたる鉄郎役となった向井理は、2010年の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で村井茂(水木しげる)役を演じて以来6年ぶりの出演となります。テレビドラマ『ママさんバレーでつかまえて』、『遺産争族』などにも出演しています。

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深川の人々

青柳滝子/大地真央

ヒロインの小橋常子の母親・君子の母親で、常子の祖母となる滝子を演じる元宝塚の男役トップスターだった大地真央は、連続テレビ小説には初出演となり、映画『日本沈没』、『クロサギ』などに出演しているほか、多数の舞台で活躍しています。

隈井栄太郎/片岡鶴太郎

連続ドラマ小説には今回で4回目の出演となり、その他にも多くの大河ドラマに出演しています。本作で演じた隈井は、祖母・滝子が営む材木問屋「青柳商店」の筆頭番頭役です。

青柳清/大野拓朗

「青柳商店」の跡取り養子である清を演じる大野拓朗は、ドラマ『三匹のおっさん』、『SAKURA〜事件を聞く女〜』などに出演歴があります。映画では、『黒執事』、『熱血硬派くにおくん』、『LIAR GAME -再生-』、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』などに出演しています。

森田屋の人々

森田まつ/秋野暢子

連続テレビ小説『おはようさん』で主演を務め、1998年の連続テレビ小説『やんちゃくれ』にも出演しており、本作が3度目の朝ドラ出演になります。

森田宗吉/ピエール瀧

連続テレビ小説『おひさま』と『あまちゃん』の2度の出演経験があり、本作が3作目となります。

森田照代/平岩紙

連続テレビ小説『ちゅらさん』、『ゲゲゲの女房』への出演経験があり、本作で3度目の朝ドラ出演となります。テレビドラマでは『木更津キャッツアイ』、『マンハッタンラブストーリー』などに出演しています。

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森田富江/川栄李奈

元AKB48のメンバーで、連続テレビ小説には初出演となります。近年女優としての活動を順調にこなしており、大人気シリーズ『デスノート』の続編である『デスノート2016』に史上最悪のデスノート所持者・青井さくらとして出演することが決定しています。過去の主な出演作品は『マジすか学園』シリーズです。

長谷川哲典/浜野謙太

森田屋の雇われ板前を演じるのは、ミュージシャンや俳優としてマルチに活躍する浜野謙太。バンド・在日ファンクのリーダーでメインボーカルを務めています。主な出演作には、ドラマ『モテキ』、ドラマ『アゲイン!!』、映画『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』などがあります。

上京後、常子と関わっていくキャスト

中田綾/阿部純子

以前は吉永淳という芸名で活動していました。小学生の時に広告モデルとしてデビューをし、2010年に映画『リアル鬼ごっこ2』にてヒロインを演じています。今作ではヒロインの友人としての出演です。

星野武蔵/坂口健太郎

トライストーン・エンタテイメント所属。『MEN'S NON-NO』の専属モデルとして活躍している他、映画『俺物語!!』では主人公の親友役として出演しています。 また2016年1月から放送された月9ドラマ『いつ恋』では、主演を務める高畑充希と共演していました。

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東堂チヨ/片桐はいり

『ママさんバレーでつかまえて』『しあわせ志願』『あまちゃん』など、多数のNHK制作のドラマに出演した経験があり、映画では『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』や『キューティーハニー』などを代表に様々な映画に出演しています。

早乙女朱美/真野恵里菜

常子が就職したし商社の先輩・早乙女朱美を演じるのは、元ハロプロで、女優や歌手として活躍する、真野恵里菜。代表作に、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』や『みんな!エスパーだよ!』などがあります。 朝ドラ『とと姉ちゃん』では、仕事に厳しいタイピストを演じます。

山岸隆一/田口浩正

常子と早乙女朱美の上司で男尊女卑の考えを持つ、課長・山岸隆一を演じるのは、俳優の田口浩正です。映画『花より男子F』や映画『それでもボクはやってない』、映画『大奥』など、数々の話題作に出演しています。

戦後編のキャスト

花山伊佐次/唐沢寿明

『白い巨塔』、『20世紀少年』など多数の映画に出演しています。連続テレビ小説への出演は1988年の『純ちゃんの応援歌』から実に28年ぶりの出演となっています。

五反田一郎/及川光博

『のだめカンタービレ』『坊っちゃん』などのドラマに出演している他、ミュージシャンとしても活動しています。また、映画では『相棒シリーズ』や『仮面ライダー3号』などでも出演し、マルチな才能を活かしています。

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谷誠治/山口智充

お笑い芸人、俳優、歌手と様々な分野で活躍しています。また、モノマネ芸も定評があり、バラエティ番組などでは大活躍をしています。なお、今作の主演である高畑充希とは以前親子役として共演した経験があります。

水田正平/伊藤淳史

『とんねるずの皆さんのおかげです』やドラマ『チーム・バチスタの栄光シリーズ』『電車男』など、様々な映画、ドラマに出演しています。好青年役が多い伊藤淳史ですが、今回はどんな役を演じるのでしょうか。

主題歌は宇多田ヒカル!

楽曲タイトルは『花束を君に』。今までの宇多田ヒカルとは一味違ったポップな楽曲となっています。 2010年以来、“人間活動”に専念したいと歌手活動を休止していた宇多田ヒカル。活動を休止してから、実の母親が亡くなったり、彼女自身が結婚・出産を経験したりと、宣言通り“人間活動”を行ってきた彼女。そんな宇多田ヒカルが5年ぶりに発表したの復帰作『花束を君に』に注目です。

『とと姉ちゃん』の語りを担当したのは檀ふみ

朝ドラの風物詩とも言える、語り(ナレーション)を担当するのは、女優の檀ふみ。他出演作には、大河ドラマ『花燃ゆ』を始めとする多くのNHKドラマに出演しています。2014年の正月時代劇『桜ほうさら』でも語りを務めており、声優としての活躍も注目されている女優です。

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『とと姉ちゃん』放送開始でいきなり“ととロス”になる人も!

2016年4月4日に放送開始となった朝の連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』ですが、いきなり“ととロス”の声があがったのです。 “ととロス”の原因となっているのは、西島秀俊演じる、とと・竹蔵の死。竹蔵は結核に侵され、ドラマ放送開始第1週にして最期を迎えてしまいます。多くの人から熱い人望を得ていた小橋竹蔵だけに、再登場を望む人が多くいるようです。西島は「自分が死なないと話が始まらないので、これはこれでいい」とコメントしました。 老若男女から絶大の支持を得た朝ドラ『とと姉ちゃん』。全話の平均視聴率は22.8%を記録し、歴代3位の数値となりました。