2017年7月6日更新

寺島しのぶ、美しすぎるアラフォー女優の体当たり演技から結婚、プライベートまでまるわかり10選

AERA アエラ 2010年8月30日表紙:寺島しのぶ

今最も輝いてるアラフォー女優の寺島しのぶ。超芸能一家に生まれた彼女は、幼少期、プロレスラーを目指していました。輝かしい女優業を支えるフランス人の夫はアートディレクター、息子は2歳にして歌舞伎デビュー。何かとすごい寺島しのぶの、女優業とプライベートをご紹介いたします。

1:芸術一家のサラブレット!寺島しのぶのプロフィール

寺島しのぶは1972年12月28日、歌舞伎役者で父の七代目尾上菊五郎と女優で母の富司純子の二人兄弟の長女として生まれました。

歌舞伎役者と女優を両親に持ち、祖父も歌舞伎役者、母方の祖父は映画プロデューサーという、芸能一家の娘として育ちました。

弟に歌舞伎役者の五代目尾上菊之助、親戚には歌舞伎役者としてだけではなく俳優としても活躍する中村獅童がいます。そんな環境の中で育った寺島しのぶは、芸能分野においてのサラブレットといえるでしょう。

2:幼少期の夢は女優ではなくプロレスラー

男性社会である歌舞伎業界の長女として生まれた寺島しのぶは、その家庭環境からか、男勝りな性格だったらしく、中学生の頃、ジャガー横田やクラッシュギャルズに憧れ、本気でプロレスラーを目指していたのだそう。

かなりの入れ込みようで、弟の五代目尾上菊之助を練習台にジャイアントスイングをかけたり、日々プロレス技の研究に勤しんでいました。

歌舞伎界のつながりで仲の良かった市川海老蔵は、当時、寺島家を訪れると寺島しのぶが急にジャンピングニーパッドをきめてくるので警戒していたんだとか。

そんな寺島しのぶが唯一勝てなかったのが父の七代目尾上菊五郎でした。挑んでは負け挑んでは負けの繰り返しで、悔しさのあまり何度も涙で枕を濡らしたそうです。

3:大学在学中に舞台女優の道へ

寺島しのぶが本格的に演技の道を歩みだしたのは大学在学中です。当時所属していた文学座で、サラブレットと言われるにふさわしい演技を披露し注目を集めていました。

そんなある日、演出家の蜷川幸雄が手がけた舞台『血の婚礼』に演出することが決まり、付き人と共に、当時の愛車である赤いベンツで稽古場へ。

しかし、稽古初日から蜷川幸雄に「そんな芝居どこで覚えてきた!」と喝を入れられたり、文学座とはまた違ったアングラ演劇の空気感に圧倒され、思うように演技できなかったそうです。

稽古中、演技の要求に対して「できない」と言った寺島しのぶに、蜷川幸雄は、

「お前は“お嬢さま”だから怖いものを知らない。だから『いやだ』と言える。はい上がっていこうという人間は、人に好かれようと思うからそんなことは絶対に言わない。それを言えるってことはお前の強みだから、それを背負っていけ」

という言葉に衝撃を受け、それ以来、より一層演技にのめり込むことになりました。

4:『シベリア超特急2』で映画デビューののち、瞬く間に日本を代表する女優に

2000年に『シベリア超特急2』で映画デビューした寺島しのぶは、2003年に公開された荒戸源次郎監督の『赤目四十八瀧心中未遂』と廣木隆一監督の『ヴァイブレータ』で、第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を始めとする国内外の映画賞を数多く受賞しました。

その後も、『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』『人間失格』『R−100』などで演技の幅を広げています。

若松孝二監督の『キャタピラー』では、ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を受賞するだけではなく、寺島しのぶの演技を見たフランスの監督Kristof Sagnaが『サベージ・ナイト』への出演をオファーするほどの演技力だったと言います。

5:『キャタピラー』ではベルリン国際映画祭最優秀女優賞。華々しい受賞歴

35年ぶりに日本人としてベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を受賞した寺島しのぶの受賞暦は華々しいものです。

舞台では、1996年の『華岡青洲の妻』での芸術祭新人賞を受賞し、2003年『世阿弥』で16年読売演劇大賞最優秀女優賞を獲得。2006年『書く女』では朝日朝日舞台芸術賞と読売演劇大賞を受賞。2009年シアタークリエの『私生活』では、芸術祭賞優秀賞を受賞しています。

映画では、2003年に公開された荒戸源次郎監督の『赤目四十八瀧心中未遂』と廣木隆一監督の『ヴァイブレータ』で、第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と、ブルーリボン賞と日本映画賞のその年の主演女優部門全てを受賞しています。

6:幼馴染である市川染五郎と交際

1997年に幼馴染であった歌舞役者・市川染五郎との交際が発覚しました。市川染五郎の妹は松たか子で、3人は幼いころからよく遊んでいたそうです。

しかしその後市川染五郎に隠し子がいたことが報道されます。寺島しのぶはその事実を受け入れて交際を続けましたが、2003年に突如、市川は別の女性と結婚しました。寺島は波乱な恋愛を経験していたようです。

7:夫はフランス人アートディレクター

フランス人でアートディレクターのローラン・グナシアに出会った寺島しのぶは、彼に一目惚れ。彼女の猛アタックにより、出会ってから6年目の2007年に国際結婚となりました。

また夫であるローランとの関係性について「エブリタイム・キス」と発言するなど、その熱々ぶりが話題となっています。

過去にマルセイユで映画祭のプロデューサーをつとめていたローラン・グナシア。彼とは公私共に支えあい、日々お互いを高めあう理想のカップルになりました。

8:息子にはやっぱり歌舞伎役者になってほしい?

2015年5月26日、寺島しのぶと夫のローラン・グナシア夫妻の長男である眞秀君が、東京・歌舞伎座に初登場しました。

眞秀君は2歳にして、自分の意思で舞台に立ちたいと寺島しのぶにお願いしていたようです。本番の際は、共演者やその弟子、舞台の裏方の方まで、関係各所への挨拶とお礼にかなりの労力がかかったのだとか。

母の富司純子の協力もあり何とか舞台を終えましたが、寺島しのぶは当時を振り返り、いざ本格的に眞秀君が歌舞伎役者となったら、自分が関係各所への挨拶をやる事になり、女優の仕事を辞めなければいけなくなるのでは!?と心配しています。

9:ドラマ『裏切りの街』ではR-15指定の不倫劇を熱演

映像配信サービスのdTVで、2016年の2月1日から配信された『裏切りの街』に出演した寺島しのぶ。

本作のあらすじは、日常に刺激がない専業主婦の橋下(寺島しのぶ)が、15歳年下の男性菅原(池松壮亮)と出会い系サイトで知り合い、橋下には夫が、菅原には恋人がいる事を互いに知りつつも、二人は次第に不倫関係に発展していくというもの。逢引を重ね、お互いの心の隙間を埋めていく二人。しかし、ある出来事を境に揺らぎ始める二人を待ち受けていたのは、辛く厳しい現実だった...。

橋下という役柄とは対照的な性格の寺島しのぶが、ごく平凡でなんの取り柄もないであろう主婦を見事に演じきっています。

菅原役を演じた池松壮亮に対して、冷めた見た目からは感じさせない熱さを秘めた俳優と評価する寺島しのぶ。その熱さを感じながら演技をするのはとてもうれしいと、共演にかなり満足をしている様子です。

10:寺島しのぶの今後

人々の心に残る作品作りの結果、2015年にはフランス映画の『サベージ・ナイト』に抜擢され、徐々に海外からのオファーも増えています。

盲目の貝学者にフォーカスした映画『シェル・コレクター』に岡山いづみ役で出演

2016年は朝の連続ドラマ『あさが来た』や、映像配信サービスdTVの『裏切りの街』など、活躍の場を増やし続ける寺島しのぶが出演する、2016年2月27日公開の坪田義史監督の『シェル・コレクター』。

本作では奇病を患った女性漫画家・岡山いづみという一風変わった役に挑戦するようです。リリー・フランキーが盲目の貝学者を演じるほか、『裏切りの街』で共演いている池松壮亮や、いづみと同じく奇病を患っている娘・蔦子役に橋本愛らが出演しています。

『実録ドラマスペシャル 女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年』で主演を務める

3月17日に放送されるスペシャルドラマ『女の犯罪ミステリー 福田和子 整形逃亡15年』で、主演・福田和子を演じます。本作は実際の事件を元に構成されいます。

1982年に同僚のホステスを殺害し、その後15年間逃亡し続けた悪女・福田和子に寺島しのぶが挑戦します。

名作舞台『アルカディア』がついに日本で上演

2016年4月6日〜4月30日まで公演する舞台『アルカディア』では、ベストセラー作家のハンナを演じます。本作は1993年にサー・トム・ストッパードが発表し、その繊細さから名作戯曲と言われてきました。

本作では、堤真一をはじめとし浦井健治、井上芳雄らと共演します。