2017年7月6日更新

ディーン・フジオカ、5カ国語を操る逆輸入ハーフ俳優【NHK朝ドラ『あさが来た』に五代友厚役で出演】

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ディーンフジオカ

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『あさが来た』に出演のディーン・フジオカとは

1980年8月19日生まれ、福島県出身のディーン・フジオカ。本名は藤岡竜雄です。父が中国人、母が日本人のハーフという噂がありますが、本人は祖父母も両親も日本人と述べています。 4人兄弟のディーン・フジオカの、妹は元チェキっ子の藤岡麻美です。彼女はシンガーソングライターとして活躍する傍ら、女優として演技もしているようです。

ジュノンボーイのファイナリストに?!

ディーン・フジオカは17歳のとき、本名の藤岡竜雄でジュノンボーイに出場していました。惜しくもグランプリとはなりませんでしたが、ファイナリストまで残ったそうです。 その後、高校卒業後にアメリカ・シアトルに留学したことが人生のターニングポイントとなりました。日本にはないカルチャーや、言語、人種が彼の好奇心を大いに刺激したようです。 当時の経験からか、現在では日本語・英語のほかに北京語・広東語・インドネシア語の5か国語を話すことができます。

ディーン・フジオカのデビューのきっかけ

大学卒業後にアジア諸国を巡り、その後香港に滞在中にモデルにスカウトされます。 恵まれたスタイルを活かし、一躍人気モデルの仲間入りを果たし一気にスターダムへと駆け上がるところで留まらず、2005年には映画『八月の物語』の主演に抜擢され俳優としての一歩を踏み出すのです。 さらに活動拠点を台湾を移し、映画はもちろんドラマの出演オファーも殺到し名実ともに中国圏でもっともホットな俳優となりました。 また現在は、若年ながらモデル・俳優・映画監督・ミュージシャンと、その才能は多岐にわたります。

ミュージシャンとしての別の顔も

実はモデルとしてスカウトされた香港では、フリースタイルのラップを披露していたほど、音楽にもかなり精通しています。 シアトルに5年間留学した当時、専門課程でジャズ音楽を専攻してジャズバンドを組んでいたり、ライヴハウスやクラブに通い詰め様々な音楽を聴きに行っていました。 そこで培った感性を活かして、インドネシアでの音楽活動を活発に行っているのですが、その理由というのは国の成り立ちも多民族の幅も、他の国とはどこか違うのだということです。 そもそもオランダの植民地だったことからヨーロッパからの影響も大きく受けていたり、華僑の存在も珍しものでもありません。 また、パキスタンやヒンドゥー系のカルチャーが強いなど、そういった要素が複雑に絡み合ってミュージックシーンに表れていて、そこに強いシンパシーを感じているそうです。

監督兼主演を務めた『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』

日本で衝撃的かつ凄惨な事件として連日ニュースが飛び込んで来た、イギリス人女性殺害事件。 本件の犯人市橋達也が2007年3月から2年7か月に及ぶ逃亡生活を送った日々を映画化したのが2014年に公開された『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』です。 同作での初監督を務め、さらに主演をこなしたディーンでしたが、オファーのあった当時はこの事件のことを知らなかったといいます。 しかし、自身の生まれた日本でこのような事件が起こっていることを知り事件の詳細を調べていくにつれて、市橋達也の心の闇を見つけ現代人の誰もが持っているものだと思ったそうです。 その肌で感じたものをすべて注ぎ込み、すばらしい作品へと仕上げたことで彼の手腕は確実なものとなりました。

映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で篤役を演じたディーン

門脇麦と道端ジェシカが主演をつとめた映画『シャンティ デイズ』。道端ジェシカは本作が女優デビューとなっています。 刺激的な日常を求めて青森から東京に上京してきた本沢海空(門脇麦)ですが、東京に来てから良いことがなくどん底な生活を送っていました。そんな時、道端ジェシカ演じるKUMIが指導するヨガスクールに通い始めてから、どん底だった人生が輝き始めます。

美人妻と国際結婚

5ヶ国語(日本語、英語、中国語、広東語、韓国語)を操るという彼は、結婚も国際派で2012年7月に中国系インドネシア人の女性でご結婚されています。 出会いは台北で、友人とのディナーで知り合ったことで意気投合したそうです。さらに昨年は双子も誕生し、公私共に絶好調ですね。

フレンドリーながらも真面目な性格が魅力

日本のドラマ・映画でも活躍するフジオカは現場でもスタッフ・共演者から大人気。海外での暮らしが長いため性格はオープンで明るい彼。朝ドラ『あさが来た』では毎日現場入りするときには、大声で「Good Morinig!!!」と挨拶をするんだとか。挨拶も西洋風にハグをしたりするので、周りも恥ずかしがりながらもその明るさに魅せられるのでしょう。 ユーモアたっぷりのジョークを飛ばしたり、日本人とは違う魅力がある彼は人気者でありながらも、演技に対して真摯に向き合い真面目なのでスタッフからの信頼はとても厚いそうです。

日本での本格活動にも注目!

ドラマ『探偵の密偵』(2015)に出演!

2015年のフジテレビ『探偵の探偵』では、
を主演に向かえ豪華俳優陣に肩をならべ、ディーンもメインキャスト桐嶋 颯太役として出演しています。 探偵会社「スマ・リサーチ」で働いている紗崎玲奈は妹を殺した悪徳探偵を探し出そうと奮闘します。 ディーン・フジオカ演じる桐嶋颯太は「スマ・リサーチ」所属の、社長から高く信頼されている敏腕探偵で、悪徳探偵を見つけ出そうとする玲奈を影で支えています。

朝ドラ『あさが来た』の五代友厚役で出演!

ディーン・フジオカは2015年のNHK連続テレビ小説『
』で、五代友厚役を演じました。 『あさが来た』は日本で初めての女子大学を作った人物・広岡浅子の半生を描いたドラマです。 京都の豪商に生まれたあさは大阪の両替屋の跡取りと結婚。後明治時代に入り、あさは炭坑事業の経営者として手腕をふるいます。 その後、銀行や生命保険会社を立ち上げるなど次々に新しい事業に取り組むあさ。しかし男社会的な明治時代、女性であるあさは周囲から中々認められません。 そして、あさは女性の社会的地位の向上、女子教育の普及、そして女性の未来のために日本発の女子大学創立に向けて取り組むのでした。 ディーン・フジオカ演じる五代友厚は薩摩藩士で大阪の経済発展に多大な影響を与えた人物で、グローバルな考えを持っており、実業家として様々な事業に取り組むあさの師でもあります。 しかし、2016年1月22日の放送で彼の演じる五代友厚は病死してしまいます。このことは視聴者から、彼の復活を願う問い合わせが殺到し、制作側は2月22日の放送で夢の中で登場する形で復活させることに決定しました。フジオカの人気ぶりが伺えます。

ドラマ『ダメな私に恋してください』に黒沢歩役で出演!

ディーン・フジオカは中原アヤ作の同名マンガを実写ドラマ化した『ダメな私に恋してください』に黒沢歩役で出演しました。 このドラマは、彼氏なし・貯金なし・仕事なしのアラサー、柴田ミチコ(深田恭子)が主人公です。突然会社が倒産し、稼いだお金は全て貢いでいたため貯金もなく、どうしようもなかったところ、前の職場で大嫌いだった上司、黒沢歩(ディーン・フジオカ)に偶然再会します。脱サラし、祖母が営んでいた喫茶店「ひまわり」のマスターとなった黒沢のもとで、生きていくために働き始めるミチコ。 前の職場同様、黒沢にいいようにこきを使われるミチコでしたが、一緒に働くうちに黒沢の優しい一面も目の当たりにします。ダメ女・ミチコとドS元上司・黒沢のラブコメディです。 主人公のミチコは深田恭子が演じ、そのほかのキャストも三浦翔平や野波麻帆、ミムラなど個性豊かな俳優陣が脇を固めます。

ディーン・フジオカが忍に。映画『NINJA THE MONSTER』出演

日本での活躍が止まらないフジオカは2016年2月20日から公開する日本映画『NINJA THE MONSTER』で主演を務めます。姫を守りながらも滅びゆく忍を熱演しています。海外向けに制作されている忍者アクション映画となっています。海外で活躍するフジオカはぴったりのキャスティングでしょう。 『太秦ライムライト』の落合賢が監督、『超高速!参勤交代』の土橋章宏が脚本、フジオカが守る姫役には森川葵が出演します。

今後のディーン・フジオカから目が離せない!

2015年に朝ドラ『あさが来た』で五代役を演じたことによって、家族がとても喜んでくれたそう。特におばあちゃんが喜んでくれたことは、ディーン・フジオカにとっても嬉しいことでした。
「朝ドラに出演できたことも自分にとっては、奇跡みたいなこと。テレビをつけたら、日本語で演技をしている孫がいるっていうことを、できるうちはやっておきたいなと思って。だから日本で活動したい気持ちが、どんどん盛り上がってきています。」
引用:www.jprime.jp
家族はジャカルタに住んでいるらしく、家族も大切にしているディーン・フジオカはジャカルタでの生活も恋しいと話していました。 しかし、基本、仕事があればどこにでも行くスタンスは変えたくないとも話しており、自分の祖国でもある日本で活動できることは、本人にとっても誇りのようです。 今や、逆輸入俳優と呼ばれ、第二の金城武と言われるディーン・フジオカ。『あさが来た』の五代友厚、『ダメ恋』の黒沢歩を演じたことによって日本での知名度が一気に上がった彼の今後の活躍にも目が離せません!