寺島しのぶ出演おすすめ映画10選

ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した日本を代表する女優寺島しのぶのおすすめ出演作品をご紹介いたします。
- 確かな演技力で舞台・映画に活躍中の寺島しのぶ
- 1:映画での寺島しのぶに注目が集まるきっかけとなった作品【2003年】
- 2:ヌードも辞さない大胆な演技が話題に【2003年】
- 3:チャン・イーモウ監督×高倉健の話題作【2006年】
- 4:全てを失った女性が個性的な男性たちと過ごす、やわらかい生活【2006年】
- 5:母、富司純子との共演作【2006年】
- 6:「選ばれた殺人者」とは?【2007年】
- 7:ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞作品【2010年】
- 8:りりこの美しくて壮絶な人生とは?【2012年】
- 9:女性たちの日常と悩みと、幸せと【2013年】
- 10:若手俳優達の姿にも注目。若松孝二監督の遺作【2013年】
確かな演技力で舞台・映画に活躍中の寺島しのぶ
寺島しのぶは1972年12月28日生まれ、東京都出身の女優です。父は歌舞伎役者の七代目尾上菊五郎、母は女優の富司純子、弟は歌舞伎役者の五代目尾上菊之助という歌舞伎・俳優一家に生まれ、自身も俳優を志します。大学生の時に文学座に入り、俳優としての活動を開始。舞台を中心に次第に活躍の場を広げ、その演技力が高く評価されます。
映画では、2003年の『赤目四十八瀧心中未遂』『ヴァイブレータ』での演技に注目が集まり、数々の映画賞を受賞。さらに2010年には若松孝二監督の映画『キャタピラー』にて、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しています。
1:映画での寺島しのぶに注目が集まるきっかけとなった作品【2003年】
原作は、直木賞を受賞した、車谷長吉作の同名小説。行き場をなくし、ただアパートの一室でモツや鶏肉を串に刺すことで生活する男と、彼の前に現れた、背中一面に入った刺青を持つ謎めいた女。同年公開された『ヴァイブレータ』と共に、映画での寺島しのぶに注目を集めるきっかけとなった作品です。
2:ヌードも辞さない大胆な演技が話題に【2003年】


寺島しのぶが演じるのは、不眠や過食、アルコール依存に悩まされている女性、早川玲。ある夜、コンビニで男性を見かけ、何故か「彼を食べたい」という思いにとらわれます。フリーの長距離トラック運転手だという彼に、玲はそのままついていってしまうのですが…。
3:チャン・イーモウ監督×高倉健の話題作【2006年】
中国映画界の巨匠、チャン・イーモウ監督と、日本の名優、高倉健がタッグを組んだ作品。日本と中国を舞台に、父と子の絆が描かれます。寺島しのぶが演じるのは、高倉健演じる主人公、高田剛一の息子の妻、理恵。長年の確執から会うことがかなわない父と息子との間を、やさしく繋ぎます。
4:全てを失った女性が個性的な男性たちと過ごす、やわらかい生活【2006年】


『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督作品に、寺島しのぶが再び主演した作品。両親、親友の死をきっかけに、35歳でそれまでキャリア、恋人、全てを失った女性が。蒲田へ移り住み、新しい生活を始めるのですが…。
5:母、富司純子との共演作【2006年】

山間にある小さな駅の待合室に置かれた”命のノート”に、全国各地からの旅人が残していったメッセージ。それに返事を書き続ける女性と、その周囲の人々の物語です。寺島しのぶはこの作品で、母、富司純子と共演。同じ一人の女性の過去の姿を寺島しのぶが、現在の姿を富司純子が演じています。
6:「選ばれた殺人者」とは?【2007年】


『失楽園』等で知られる渡辺淳一原作の小説を映画化。不倫関係を持つ小説家と彼の愛読者でもあった人妻。二人の間で起きた殺人事件とその後の顛末が描かれます。『やわらかい生活』ではいとこ同士を演じていた寺島しのぶと豊川悦司が再共演。
7:ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞作品【2010年】

江戸川乱歩の芋虫 のように戦争へ行き四肢を失い会話をすることのできなくなった兵隊が 妻の元へ帰ってきて 妻の心情や、夫の心情を戦争の状況とからめて進んでいくストーリー 戦争のことだけでなく、当時の男女の関係なども描写されており 当時の日本の風潮は今とは程遠いものなんだなぁと感じました

四肢を失う負傷を負い、戦争から帰って来た夫と、その妻の姿を描く、若松孝二監督作品。この映画での演技が認められ、寺島しのぶはベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しました。
8:りりこの美しくて壮絶な人生とは?【2012年】


2012年公開の映画『ヘルタースケルター』は蜷川実花監督の作品で欲望だけが真実の社会を、沢尻エリカが主演で描いた作品です。この映画で寺島は沢尻演じるりりこのそばにいつもいるマネージャー・羽田美知子を演じています。
9:女性たちの日常と悩みと、幸せと【2013年】


かつてのバイト仲間、今は別々の道を歩む三人の女性。年齢、職業、立場は違えど、それぞれが不安を抱えている…年齢のこと、結婚のこと、介護のこと、将来のこと。今を生きる女性達の等身大の姿を描いた作品です。
10:若手俳優達の姿にも注目。若松孝二監督の遺作【2013年】

中上文学と若松映画。 濃いとこを掛け合わせるとこうなりましたか。
遺影がしゅべるというあいかわらずの斬新なやり方をするのも、ドロドロして、ねっとりした感じが漂うのも、若松映画だよな、と思いつつ…。
シネコンを彩る娯楽作の部類では決してないけど、こういう映画人がつくる挑戦的な映画の作り手が、また一人いなくなったのは寂しさを感じる。

中上健次の代表作を『キャタピラー CATERPILLAR』の若松孝二監督が映画化。若松監督は、この作品が遺作となりました。産婆オリュウノオバと、彼女が取り上げ、成長から死までを見届けた男たちの物語が描かれます。