人気俳優が監督した映画がひどい?監督で失敗した俳優10人まとめ

2017年7月6日更新

たとえ俳優としてどんなに素晴らしい演技をみせたとしても、必ずしも偉大な映画監督になれる訳ではありません。今まで数多くの俳優が監督を務め大失敗に終わっています。今回は映画監督をして失敗した俳優10人を紹介します。

1.ケビン・スペイシー:『ビヨンドtheシー 夢みるように歌えば』(2004)

『ユージュアル・サスペクト』『アメリカン・ビューティ』などで知られるケビン・スペイシーはオスカー獲得経験がある素晴らしい俳優ですが、監督としての評価はあまり高くありません。

1996年の監督デビュー作『アルビーノ・アリゲーター』は学生が撮ったノワールオマージュ映画と例えられるなど批評家の評価は散々でした。

2004年ケビン・スペイシーは再び監督に挑戦、第2作『ビヨンドtheシー 夢みるように歌えば』を撮ります。自ら監督、主演、脚本、製作を務めるほど力を入れていたプロジェクトでしたが、批評家から再び厳しい評価を得る結果となりました。

監督の才能がないことに自覚したのか、それ以来ケビン・スペイシーは監督を務めていません。

2.ウィリアム・シャトナー:『スタートレックⅤ新たなる未知へ』(1989)

カーク船長役として知られるウィリアム・シャトナーは、かつて『スタートレック』シリーズの監督を務めたことがありました。

カーク船長としては絶大な支持を得ていましたが、シャトナーが撮った『スタートレックⅤ新たなる未知へ』は多くのファンがシリーズ最悪の作品と考えているようです。

アクションが少なく緊張感がない、セリフが嘘くさいなど評価は散々なものでした。

本作以降もシャトナーは何作か映画監督を務めているものの、『スタートレック』シリーズの監督を務めることは二度とないでしょう。

3.ジェームズ・フランコ:『The Broken Tower(原題)』(2011)

『127時間』『スプリング・ブレイカーズ』などで知られるジェームズ・フランコは人気と実力を兼ね備えた俳優ですが、自身が監督を務めた作品の評価は高くないようです。

『ジェームズ・フランコvs エイプ』(2005)『狼たちの激闘』(2007)とインパクトを残せなかったにもかかわらず、2011年にも『The Broken Tower(原題)』という作品で再び監督に挑戦しました。

『The Broken Tower(原題)』は32歳の時に自殺を図った実在の詩人ハート・クレーンの自伝的作品。成績の悪い映画学生が撮った芸術映画と例えられるなど批評家から辛辣な評価を得ました。

4.ダニー・デヴィート:『おまけつき新婚生活』

『カッコーの巣の上で』『ツインズ』などで知られるダニー・デヴィートは俳優としてだけでなく、映画プロデューサーや監督としても評価の高い人物です。

しかし、2003年に監督を務めた『おまけつき新婚生活』はコメディにもかかわらず、笑えるポイントがないと散々な評価を獲得しました。ベン・スティラー、ドリュー・バリモアという人気コメディ常連俳優も本作の助けにはならなかったようです。

5.エディ・マーフィ:『ハーレム・ナイト』

『ビバリーヒルズ・コップ』『ドクター・ドリトル』などで知られるエディ・マーフィは1989年『ハーレム・ナイト』で監督に初挑戦しました。

監督、脚本、主演をひとりで務めるほど力を入れたプロジェクトでしたが、キャラクターに感情移入できないなどの欠点があり、良い評価を得ることが出来ませんでした。

エディ・マーフィが監督を務めたのはこの一度きり、俳優業の成功とは対照的に監督としての成功は掴むことができなかったようです。また、『ハーレム・ナイト』以降は俳優としてのキャリアも徐々に下降線を辿っていきます。

6.ケイシー・アフレック:『容疑者、ホアキン・フェニックス』

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『キラー・インサイド・ミー』などに出演、ベン・アフレックの弟としても知られるケイシー・アフレック。俳優としては高い評価を獲得しているケイシーですが、監督としてのキャリアは兄ベン・アフレックに遠く及んでいません。

『The Book Of Charles』という短編の監督を務めた後、ケイシーは『容疑者、ホアキン・フェニックス』で初の長編映画監督に挑戦しました。

本作はホアキン・フェニックスが主演したモキュメンタリー作品です。フェイクドキュメンタリーであることがふせられていたこともあり、公開前から物議を巻き起こしていました。

本作の公開後は自己満足、最悪、不快など批評家から辛辣な評価を得ています。

7.ニコラス・ケイジ:『SONNYソニー』(2004)

『赤ちゃん泥棒』『ザ・ロック』など数多くの主演映画を抱えるニコラス・ケイジはこれまで一度だけ監督に挑戦したことがありました。ニコラス・ケイジ唯一の監督作は『SONNYソニー』という映画。ジェームズ・フランコ演じる売春をしていた男が新たな人生を始めようとする物語です。

俳優として様々な映画に出演してキャリアを積んでいたニコラス・ケイジでしたが、本作ではその経験を活かされることがなかったようです。

『SONNYソニー』は単調、展開が読める、今年度ワースト作品など批評家から酷評されました。

8.ライアン・ゴズリング:『ロスト・リバー』

『きみに読む物語』『ドライヴ』などに出演、現在最も人気があるハリウッドスターのひとりライアン・ゴズリングは2014年初めて監督に挑戦しました。

ライアン・ゴズリングが初監督を務めるということで、公開前『ロスト・リバー』は期待値の高い作品でした。しかし、蓋を開けると本作は”偉大な俳優が必ずしも偉大な監督になれるとは限らない”のよい例となってしまったようです。

独特のロケーションや不気味な雰囲気を醸すキャラクターが登場するものの、緊迫感の欠如という大きな欠点がありました。『ロスト・リバー』は映画学生が撮ったダメなデヴィッド・リンチオマージュ作品と例えられるなど厳しい評価が下されました。

テンポが悪く105分の上映時間が冗長に感じることも不評の要因になっているようです。

9.ティム・アレン:『クレイジー・オン・ジ・アウトサイド』

『サンタクローズ』などに出演、『トイ・ストーリー』シリーズのバズ・ライトイヤーの声優として知られるティム・アレンは2010年『クレイジー・オン・ジ・アウトサイド』の監督を務めました。

本作はシガニ・ウィーバー、レイ・リオッタ、J・K・シモンズなど豪華俳優陣が共演していましたが、あまり評価は高くありません。特にLAウィクリーの批評家アーソン・ヒルズは本作が気にくわなかったようで“魅力が皆無の作品”とこきおろしました。

『クレイジー・オン・ジ・アウトサイド』以降ティム・アレンは映画監督を務めていません。

10.ベン・スティラー:『ケーブル・ガイ』

『ナイトミュージアム』『LIFE!』などで知られるベン・スティラーは『リアリティ・バイツ』『ズーランダー』の監督を務め高い評価を得ています。

しかし、ジム・キャリー主演のダークコメディ『ケーブル・ガイ』は公開と同時に批評家から辛辣な評価を集めました。

数々の傑作コメディを生み出したジャド・アパトーが脚本を務めていましたが、ジム・キャリーとダークコメディの相性が悪かったようです。

ちなみに、『ケーブル・ガイ』のジム・キャリーのギャラは約20億円だったと言われています。