バンクシーの映画や正体など徹底解説!2016年に新作公開!

2017年7月6日更新

2016年に最新監督作品『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』が公開されるバンクシーを徹底解説します!皮肉とユーモアに満ちた覆面芸術家について、これまのでグラフィティアート、芸術作品、パフォーマンス、そして、映画をまとめて紹介します。

1.バンクシーって一体何者?正体は?

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バンクシーはイギリス、ロンドンを拠点とするグラフィティアーティストで、そのメッセージ性の強いグラフィティにより、2010年の世界で最も影響力のある人物100人(アメリカTIME誌)に選出されているほどです。しかしながら、その正体については開かされておらず、年齢、容姿、素性等が謎の覆面芸術家です。

2.「芸術テロリスト」とも呼ばれるバンクシーの活動は?

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出典: cinema.ne.jp

街中の壁にステンシル(型紙)を使って無許可でグラフィティを残したり、世界各国の有名美術館などに勝手に自分の作品を展示したり、イギリス中のCDショップに陳列されているパリスヒルトンのCDを、自作の中傷コラージュをほどこしたブックレット付きCDとすりかえたりと、大胆ないたずらに皮肉とメッセージを乗せるパフォーマンスを行っています。

3 バンクシーの作品の一部を紹介!

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ロンドンオリンピックをテーマにした芸術的なグラフィティ。

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反戦的なメッセージのグラフィティ。

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壁いっぱいにユーモアに溢れるグラフィティも。

4.日本版バンクシー?

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出典: www.roomie.jp

バンクシーは活動範囲を国際的に広げてグラフィティを残していますが、日本での活動実績は2002年に日本のファッションブランドモンタージュのティーシャツを2種類発表した以外はありません。

ただし、バンクシーはグラフィティを国際的なアートに昇華させた第一人者としての評価も高く、その影響を受けたグラフィティアーティストが各地で活躍しています。中でも、日本国内では「281_Anti Nuke」の作風やスタイルなどから「日本版バンクシー」として注目を浴びています。

5.作品の原動力・テーマとは?

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出典: www.afpbb.com

世の中の社会問題や政治問題に対する自らの考えをアートで主張し続けています。加えて品のあるユーモアと作品の完成度が、多くの人の心に届いている源なのです。

6.バンクシーの作品の価値とは?

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出典: cinema.ne.jp

バンクシーの作品は、話題性だけではなく、芸術性に対する評価も高く、大英博物館ではバンクシーが勝手に展示していた作品を、後に、正式なコレクションに追加したことがある程です。

また、バンクシーの作品は、世界的に人気があり、過去にオークションで1億円以上の落札価格がついたものもあり、経営難に陥っていた歴史あるユースクラブ(青少年支援施設)の壁に描かれたバンクシー作品が、約6900万円で売れたことにより閉鎖の危機から救われたこともあったようです。

7.有名企業のオファーも断れる彼の信念とは?

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出典: www.roomie.jp

バンクシーは、「都市や屋外や公共の場所こそ、アートが存在するべき場所であり、アートは市民とともにあるべき。」との考えのもと芸術活動を行っています。

世界のトップ企業であるソニー、ナイキ、マイクロソフトや、トップミュージシャンのデヴィッド・ボウイ、オービタル、マッシヴ・アタックなどのオファーを断ってまで、街頭などへの展示にこだわっているのです。

8.そもそも法律違反ではないのか?

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もちろん、無許可でペイントするグラフィティアートは法律違反です。

しかし、ロンドンにおいては、バンクシーの作品が描かれたビルの不動産価値が高騰したり、その壁面が観光名所となったりと、その土地の価値を上げることから、バンクシーの作品は市民権を得ていて、バンクシーだけが壁に描くことを許されているそうです。

9.2015年にはテーマ・パーク、ディズマランドを手がける。

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出典: www.cnn.co.jp

バンクシーのプロデュースのもと、夢の国を皮肉った陰湿なテーマパークとして、約60人のアーティストによる作品展が開催されました。シンデレラの事故現場やボロボロのお城だけでなく、ランドのスタッフも憂鬱そうに来場者のテンションを下げる徹底ぶりで、5週間の期間限定での開催に係わらず、15万人以上が来場しました。

10.バンクシー監督作品について紹介!2016年には新作映画も公開!

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出典: peatix.com

更に、なんとバンクシーは映画作品を2作発表しています。

1作品目は『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(2010年)です。バンクシーを追いかける映像作家が、いつの間にかバンクシーらによってグラフィティーアーティストにしたてあげられていくドキュメンタリー映画で、同年度のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートまでされています。

2作品目は2016/3/26に公開される『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』です。この作品は、バンクシーがNY中の路上で1ヶ月の間、1日1作品を発表し続けるという前代未聞の屋外展示の中で、SNSを駆使して“宝探し”に駆け回ったり、撤去しようとしたり、持ち去って儲けようとしたり…人々が巻き起こす騒動を記録したドキュメンタリー映画です。

バンクシー自身を取り巻く環境をもユーモアと皮肉を交えた映画にしてしまうとは、その発想と行動力に驚かされます。