2017年7月6日更新

藤野涼子、期待の新人女優の活躍に刮目せよ!【画像】

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ソロモンの偽証

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藤野涼子のプロフィール

藤野涼子は2000年2月2日生まれの神奈川県出身で、2016年現在神奈川県の公立高校に在学中の16歳です。ヒップホップダンスが好きだという事で、ダンス部に所属しており、趣味はテニス、読書、映画観賞、編み物、お笑いや寺巡りも好きだという、ちょっと大人びた女の子です。 好きな俳優は西島秀俊、香川照之、ジョニー・デップで、目標にしている映画女優は吉永小百合だと語っています。 小学5年生の頃、「テレビに出たかった」という純粋な思いから芸能事務所に所属。公立中学在学中の14歳の頃、ベストセラー作家・宮部みゆきが構想15年、執筆9年をかけて作り上げた現代ミステリー最高峰の大作『ソロモンの偽証』の実写映画化に伴い、オーディションに参加。 日本映画最大規模とも言われる約1万人のオーディション参加者の中から、主人公の藤野涼子役を見事に射止め、鮮烈なデビューを飾りました。 監督は日本アカデミー賞など、主要映画賞を30冠受賞した成島出監督で、監督率いる『八日目の蟬』チームがこの映画の製作に挑みました。

『ソロモンの偽証』での演技が凄すぎる!

映画『ソロモンの偽証』(2015年)

実は、藤野涼子はデビュー時点でエキストラでの出演経験しかなく、本作が3度目のオーディションだったという事もあり、ほとんど「演技未経験者」でした。そんな演技初心者の彼女を主人公に抜擢した決め手は「目力と落ち着いた艶やかな声」。監督曰く、正統派女優の声をしていたそうです。 オーディション中は高校受験真っ最中だった藤野涼子。役が決まってからは、高校に進学し、演技レッスンを受けながら撮影との両立に奮闘していたそうです。また、普段の生活でも、藤野涼子になりきるようにと言われていて、撮影後もなかなか役が抜けきらなかったというエピソードも語っています。

映画『ソロモンの偽証』でアカデミー賞新人賞を受賞

オーディション当初、監督は藤野の演技を“最下位”と表現していましたが、純粋で真っ直ぐな瞳と心にかけてみて間違いはなかったと後に振り返り、彼女の成長を語っています。 その甲斐もあり、観客からは「凛とした雰囲気が良かった」「14歳とは思えない演技力に息を飲んだ」など、絶賛の声が多く寄せられました。それを裏付けるかのように、本作で日本アカデミー賞新人賞をはじめとする多くの賞を受賞しています。

役名・藤野涼子が芸名に!?

映画のプロデューサーと監督から主演発表の際に、「役名と同じ名前でデビューしてはどうか?」という提案があり、原作者の宮部みゆきからも二つ返事で了承を得た事から、「藤野涼子」としてのデビューが決まりました。本人としても、演技初心者だった自分がこの役を通して得たものが大きく、映画に携わり支えてくれた人たちのことを忘れない為に、この名前をいただく事にしたと語っています。 いつまでも、藤野涼子としてデビューした時の初心をと熱い思いを忘れずに、今後の女優業にも励んでいきたいという意気込みも感じられる一方で、『ソロモンの偽証』後はしばらく学業に専念し、演技実力もつけていきたいと語っていました。学業も手を抜かない、徹底ぶりが素晴らしいですね。

蒼井優と似ていると話題

ひそかにネット上で話題になっている“蒼井優に似ている”説ですが、上記の比較写真を見ても分かるように、全体的な面影がそっくりです。おでこや輪郭目の雰囲気も似ていますが、纏っている透き通るような透明感のある雰囲気が何とも印象的です。 凛とした強さの中に儚さも感じられる雰囲気が特に似ているとネット上でも話題となっています。年齢差にして17歳のふたりですが、藤野涼子は「ポスト蒼井優」とも囁かれており、同じ演技派として今後が期待されます。

元々はタレント志望で、憧れはイモトアヤコ?

藤野涼子はもともとタレント志望だったそうで、イモトアヤコに憧れていたことをインタビューで明かしました。日本テレビで放送されている人気番組「世界の果てまでイッテQ!」で珍獣ハンターとして日々過酷なロケに挑んでいるイモト。藤野涼子も珍獣ハンターをしたかったと語っています。 そんな二人には『ソロモンの偽証』を通して接点がありました。実は、イモトアヤコは『ソロモンの偽証』のテレビスポットを担当していたのです。 これは配給会社の松竹が、常に真正面から諦めることなく仕事に打ち込んでいるイモトの姿が、主人公の中学生たちの姿に重なると起用を決めたもので、成島監督とも雑誌での対談をきっかけに意気投合、藤野涼子も大ファンであるという多くの接点から、イモトはこの作品に縁を感じ、オファーを快諾したそうです。

藤野涼子の今後の出演作品

映画『クリーピー 偽りの隣人』

2016年6月18日公開予定の映画『クリーピー 偽りの隣人』は第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説『クリーピー』が原作となっています。 監督は、2015年に浅野忠信、深津絵里主演の『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した、自身も小説家をしている黒沢清が担当します。 物語は、西島秀俊演じる主人公の元刑事で現在は犯罪心理学者をしている高倉が、6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼され、唯一の残された長女の記憶をたどり、真相を追求しようとするところから始まります。同時期に、新居へ引っ越した高倉夫妻が出会った、隣人の西野一家の娘・澪役を藤野涼子が演じます。 藤野は物語の鍵を握る人物を演じており、公開された動画で発せられる「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」というフレーズは正にクリーピー(気味の悪い)そのもので、6年前の失踪事件と不気味な隣人がどのように関係してくるかが見所です。 キャストは不気味な隣人を香川照之、高倉の妻を竹内裕子、その他にも東出昌大、川口春奈など豪華キャストが名を連ねています。藤野涼子は好きな俳優に西島秀俊、香川照之を挙げており、実力派のふたりとの共演は、女優人生にとって良い影響を与えることでしょう。