2020年4月7日更新

ロボット映画おすすめ15選 AI(人工知能)に感情がうまれる未来はすぐそこ?

『ベイマックス』
© Walt Disney Studios Motion Pictures

映画では時に巨大な敵と戦い、時に人間の良きパートナーとなるロボット。カッコいいものからかわいいものまで、様々なロボット映画の中からおすすめの作品を紹介します。さらに人間のような感情を持つようになるAIが登場する映画もお届け!

目次

個性豊かなロボットが登場する映画を紹介

技術が加速度的に進化し、プロ棋士とコンピュータ棋士が闘う「将棋電王戦」が行われたり、産業分野で実用化されたりしているロボットやAI(人工知能)。 知らないうちに日常の中にロボットが増えており、映画の中で語られてきた近未来が、もはや近未来ではなくなってきました。想像するとワクワクしますが、いつか映画のようにロボットに取って代わられる日が来るのかもしれないと思うと、少し怖くもありますね。 この記事では、SF映画からアニメ映画まで、ciatrおすすめのロボット映画をピックアップ!記事後半では、AIが感情を持つ映画も紹介するので、ぜひチェックしてください。まずはロボットが登場する名作を9作紹介していきます。

1.『ウォーリー』(2008年)

『ウォーリー』
©Disney/Photofest/zetaimage

ピクサーとディズニーが製作した、全編CGのロボットアニメ映画『ウォーリー』。本作の舞台となるのは、西暦2805年、人類が世代宇宙船で生活する時代です。 人類によって汚染しつくされ、住める場所ではなくなった地球。700年もの間、地球でただ一体動き続けるゴミ掃除ロボット「WALL・E(ウォーリー)」は、感情を持つようになりました。ある日、ウォーリーの前にロボットの「EVE(イヴ)」が現れ、彼女に一目惚れしますが……。 イヴには地球の命運を左右する秘密が隠されており、宇宙船にさらわれたイヴを救うべく、ウォーリーは未知なる宇宙へと旅立つことに!言葉も表情もないのに、感情豊かなロボットたちのラブストーリーに胸キュンしますし、深いメッセージ性を持つ作品です。

2.『パシフィック・リム』(2013年)

パシフィック・リム
© Warner Bros.

チャーリー・ハナム主演の『パシフィック・リム』は、日本から菊地凛子や芦田愛菜が出演したことも話題となった、アメリカのSF怪獣映画です。2018年には、本作の10年後を描く続編「アップライジング」が公開されました。 2013年8月、太平洋の深海から突如として現れた「KAIJU(怪獣)」。人類は「環太平洋防衛軍(PPDC)」を設立し、精鋭たちが巨人兵器「イェーガー」に乗り込み、怪獣に立ち向います。イェーガーがとにかくカッコよく、怪獣との死闘は手に汗握るシーンの連続です。 怪獣が世界各国の都市を破壊し、人類を壊滅させていく様はまさに「ゴジラ」!ギレルモ・デル・トロ監督は日本の怪獣モノに造詣が深く、リスペクトが込められているんだとか。

3.「トランスフォーマー」シリーズ(2007年~)

『トランスフォーマー/最後の騎士王』
(C)2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved 

日本で誕生した子ども用の“変形するロボット”玩具を源流とし、世界的な商業展開が行われている、「トランスフォーマー」の実写映画シリーズです。 金属生命体「トランスフォーマー」が、正義側の「オートボット」と悪側の「ディセプティコン」に分かれ、金属に生命を与える物質「オールスパーク」をめぐって激突!彼らの戦いは地球を巻き込み、人類は多くの脅威に立ち向かうことになるのです。 車だけでなく、ヘリコプターや戦闘機などがロボットに変形する描写は格好良すぎますね!シリーズを追うごとに動きもどんどん滑らかになり、迫力を増していきます。

4.「ロボット」シリーズ

『ロボット2.0』
©2018 Lyca Productions. All rights reserved.

「ボリウッド」の躍進が続く、映画大国インドにおいて史上最高の製作費37億円を費やし、史上最高のヒットを記録した『ロボット』(2012年)。 自身を生み出した工学者の恋人に恋をした二足歩行型ロボット、チッティ。しかし、彼女は振られてしまいます。さらに、工学者に廃棄処分されてしまい、冷酷なターミネーターと化すSFアクション超大作です。ここまではよくあるSFですが、重要なのは本作がインド映画だということ! シリアスシーンの合間で、踊って、歌って、また踊る!インドのスーパースター、ラジニカーントのキレキレのダンスとアクションは見逃せません! 2019年には続編となる『ロボット2.0』が公開されました。一風違ったロボット映画をお求めの人は、ぜひ一度観てみてくださいね。

5.『ベイマックス』(2014年)

『ベイマックス』
© Walt Disney Studios Motion Pictures

ディズニー長編映画54作目にして、史上初めて日本を舞台にした作品。マーベル・コミック『BIG HERO 6』の映像化作品であり、第87回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞しました。 本作の舞台は、架空の都市「サンフランソウキョウ」。唯一の肉親である兄タダシを亡くし、悲しみに暮れる主人公ヒロの前に、兄が遺したケアロボット「ベイマックス」が現れます。ヒロは元気を取り戻し、兄の死の真相を探るためベイマックスと共に戦うのです。 ベイマックスの白く、柔らかで滑らかなフォルムの表現が見事で、観ているこちらまで包み込まれるような優しさが感じられます。ヒロとタダシの兄弟愛はもちろん、ベイマックスとヒロの擬似的な兄弟の絆が胸を打ち、涙が溢れて止まらなくなるでしょう。

6.『アイ,ロボット』(2004年)

『アイ,ロボット』ウィル・スミス
©20TH CENTURY FOX/zetaimage

SF界の巨匠、アイザック・アシモフの『われはロボット』を、アレックス・プロヤス監督がウィル・スミスを主演に迎え、実写映画化した『アイ,ロボット』。 人類とロボットが共存する近未来、2035年のシカゴ。ロボット工学の第一人者が謎の死を遂げ、新開発されたAI「VIKI(ヴィキ)」の暴走が加速していく、アクション・スリラーです。本作のテーマは人間が安全に、絶対的にロボットを管理するための「ロボット工学三原則」で、これが拡大解釈されたことで逆にロボットに支配されてしまいます。 テクノロージーの発展を追い求めた先に起こるかもしれない、ロボットが人類を超える日「技術的特異点」に到達した世界が、『アイ,ロボット』かもしれません。

7.『リアル・スティール』(2011年)

『リアル・スティール』ヒュー・ジャックマン ダコタ・ゴヨ
©TOUCHSTONE PICTURES/zetaimage

スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが、リチャード・マシスンの短編小説『四角い墓場』を、ヒュー・ジャックマン主演で実写映画化! 2020年、アメリカでは人間同士のボクシングが廃れ、人型ロボットが鉄の拳をぶつけ合いオイルの血を散らす、ロボット格闘技が台頭していました。落ちぶれた元ボクサー、チャーリーとその息子が旧式ロボット「アトム」と共に、リングで夢を掴んでいくストーリーです。 本作はまさに、ディズニーが贈るロボット版「ロッキー」!ロボットボクシング映画である以上に、ロボットが繋いだ親子の絆のドラマであり、家族愛が深い感動を与えてくれます。

8.『いぬやしき』(2018年)

『いぬやしき』
(C)2018「いぬやしき」製作委員会 ©奥浩哉/講談社 (C)奥浩哉/講談社

『いぬやしき』は奥浩哉による同名漫画を、VFXアクション映画の名手・佐藤信介監督が、映画「GANTZ」2部作以来のタッグを組んだ作品です。 謎の事故をきっかけに、体をサイボーグにされた初老の会社員・犬屋敷壱郎。一方で、高校生・獅子神皓も犬屋敷と同じ超人的能力を手にし、大量殺人を犯し始めました。人の役に立つため、自分に敵対する人間を駆逐するため、それぞれの目的で戦うSFスーパーヒーロー映画です。 本作はうだつの上がらない会社員がヒーローになる、という設定がとても斬新!ロケットを背負いながらビル群の間を飛び回る躍動感は、日本のVFXの進化を感じさせます。ストーリーは原作ファン以外に優しくない部分があるので、できれば原作も合わせてお楽しみください。

9.「ターミネーター」シリーズ(1985年~)

アーノルド・シュワルツェネッガー「ターミネーター」
©TriStar pictures/zetaimage

主演のアーノルド・シュワルツェネッガーと、ジェームズ・キャメロン監督の出世作となった、アクション映画の革命作「ターミネーター」シリーズ。 人工知能「スカイネット」が反乱を起こし、ロボットと人類抵抗軍が争う近未来の2029年。そんな未来から、人類の希望を潰すために過去へ送られてきた殺戮ロボット「ターミネーター」と人間が、それぞれの命運をかけて戦う姿が描かれます。 体がボロボロになっても、どこまでも追ってくるロボットの姿はもはやホラーで、鑑賞後はロボットに対するイメージが変わってしまうかもしれません。

ciatr厳選!AI(人工知能)が感情を持ちはじめる映画

ここからは単なるロボットではなく、AI(人工知能)が感情を持つ映画を紹介。どの作品でもAIが進化する様子をリアルかつドラマチックに描いています。 遠くない未来で、現実でも同じような出来事が起こるかも、と想像させられるような作品を厳選しました!

10.『チャッピー』(2015年)

『チャッピー』
©SONY PICTURES/zetaimage

『第9地区』の奇才ニール・ブロムカンプ監督がメガホンを取り、学習機能を備えたAI搭載型ロボットの成長を描く、バイオレンス・アクションです。 舞台は近未来の2016年、南アフリカの犯罪多発都市「ヨハネスブルグ」。極秘でAIを搭載され、自分で感じ、考え、成長する警察用ロボット「チャッピー」が誕生します。チャッピーはひょんなことからギャングに誘拐され、彼らから生きる術を学び、絆を育んでいくのですが……。 赤ん坊のように無垢なチャッピーが、人間たちの欲望と思惑に翻弄されていき、最後に彼を待ち受ける衝撃の運命に胸が切なくなります。正義や悪、価値観は育った環境や接してきた人びとに左右されるというのは、人間もAIも同じなのかもしれません。

11.『2001年宇宙の旅』(1968年)

2001年宇宙の旅
©MGM

後世に多大な影響を与え、映画史にその名を刻んだSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。巨匠スタンリー・キューブリック監督の代表作として、今なお語り継がれる名作です。 有史前の類人猿から月面、そして木星へ……人類の数千年におよぶ旅を通して、謎の黒い石板「モノリス」と知的生命体の接触を綴ります。人類が月面に到達していない、1968年に製作されたとは思えない科学的裏付けの追求により、人工知能「HAL(ハル)」の反乱をリアルに描きました。 第42回アカデミー特殊視覚効果賞受賞を獲得した映像美、当時最新の映像表現が見事で、クラシック音楽の数々が独自の世界観を演出。本作は抽象的表現や哲学的なテーマが多く、難解な映画の代名詞としても人びとを魅了し、カルト的人気を獲得しました。

12.『エクス・マキナ』(2016年)

エクス・マキナ
(c) Universal Pictures

アレックス・ガーランドの監督デビュー作にして、第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞作品。アリシア・ビカンダーが主演を務め、美しき女性型AIロボットに扮しました。 検索エンジンで有名なIT企業「ブルーブック」のプログラマー、ケイレブは大富豪のネイサンが隠居する山間の別荘に招かれ、彼が製作する女性型AIロボットと出会うことに。彼女の名はエヴァと言い、ネイサンの依頼で実証実験に協力するうちに、ケイレブは彼女に惹かれていき……。 ただのラブストーリーではなく、研究施設からの脱出を目指すAIが男たちをたぶらかしていく、人間とAIによる心理サスペンスです。閉ざされた空間で繰り広げられる駆け引きを、スタイリッシュな映像で描き出しており、背筋が粟立つ恐怖を感じるかもしれません。

13.『her/世界でひとつの彼女』(2014年)

『her/世界でひとつの彼女』ホアキン・フェニックス
©WARNER BROS/zetaimage

『her/世界でひとつの彼女』は、『マルコヴィッチの穴』などのスパイク・ジョーンズ監督が、ホアキン・フェニックスを主演に迎え、AIと人間の恋を描くSF恋愛映画。 本作の舞台となるのは、近未来のロサンゼルス。代筆ライターのセオドアは、妻と離婚調停中で寂しい日々を送っていたところ、人工知能型OS「サマンサ」と出会います。感情を持ち、人間以上に人間味のある彼女の優しさがセオドアを癒やし、2人は恋に落ちていくのでした。 サマンサは女性の人格を持つ「声」だけの存在であり、ホログラムで描かれることもないので、セオドアの愛の深さがより強調されます。無意識に相手を傷つけたり、理想を押し付けてしまったりするのは人間相手でも、AI相手でも同じでとても興味深いです。

14.『A.I.』(2001年)

『A.I.』ハーレイ・ジョエル・オスメント ジュード・ロウ
©WARNER BROS./zetaimage

スタンリー・キューブリックが生前温めてきた企画を、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化し、賛否両論を巻き起こしたSF映画ロボット映画。 感情のないロボットが人間をサポートする近未来。不治の病にかかった息子の代わりに、母を「愛」するようプログラムされたロボット、デイビッドがたどる数奇な運命を描きました。実子が奇跡的に回復した後、デイビッドは捨てられるのですが、それでも母の愛を求める姿に胸が痛みます。 デイビッドが長い眠りから目覚め、ラストで望んだとある願いのシーンは賛否を呼びました。日本では「母とロボットの愛」の物語として感動を呼び、大ヒットした一方で、人間のエゴや非情さなどを突きつけられる作品でもあります。

15.『アンドリューNDR114』(2000年)

『アンドリューNDR114』
©COLUMBIA PICTURES/zetaimage

『アンドリューNDR114』は、アイザック・アシモフの小説『バイセンテニアル・マン』を、クリス・コロンバス監督が実写映画化したSF映画。 裕福なマーチン家に迎えられた給仕ロボット、アンドリューは一人の家族として愛されるうちに、人間になりたいと思うようになります。ロボット研究者を訪ね、人工の皮膚を装着したり、人工臓器を内蔵したりしますが、法廷は“不死”のアンドリューを人間だと認めませんでした。 200年にわたる戦いの果てに、アンドリューがたどり着いた「人間であるための条件」は非常に哲学的な問いを含み、考えさせられることでしょう。人の心を得て、人間との境界線に苦悩するロボットを、全身スーツをまとった故ロビン・ウィリアムズが見事に演じました。

ロボット映画を通して近未来を想像してみよう!

今回は、ロボットが登場する映画と、AIが感情を持つ映画を紹介してきました。発展だけを求め、大切なものを見失う人類への警鐘、戒めを込めた作品が印象的ですね。 近未来と言いつつ、『チャッピー』のように現実が追い越してしまった作品もありますが、人類が地球を出て宇宙で暮らすような日は来るのでしょうか。AIが極限まで人間に近付いた時、人間とロボットを線引きするものは?命の意味とは?などと、様々なことを考えさせられます。 ロボット映画はSFモノも多いので、CGやVFXを駆使した映像美を味わいながら、いつか来る遠い未来に思いを馳せてみましょう!