2017年7月6日更新

マイケル・ピットが実写版『攻殻機動隊』に笑い男役で出演!

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マイケル・ピット『ゴースト・イン・ザ・シェル』

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マイケル・ピットのプロフィール

マイケル・ピットは1981年4月10日生まれ、ニュージャージー州ウェストオレンジ出身の俳優です。 16歳の時に俳優を目指してニューヨークにやってきますが、その時は2セントしか持っていなかったそうです。バイク便の配達員として働きながら、アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツに通いました。 1999年にオフ・ブロードウェイでデビューし、テレビシリーズ『ドーソンズ・クリーク』にヘンリー・パーカー役で出演しました。その後も『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』(2010〜2011)や『ハンニバル』(2014)に出演しています。

映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で知名度を上げる

オフ・ブロードウェイの大ヒットミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が映画化された際、マイケル・ピットはトミー・ノーシス役で出演しました。 東ベルリンで生まれた少年ハンセルは、性別適合手術に失敗し、股間に1インチのペニスの名残が残されてしまいました。ヘドウィグと名前を変え、パスポートを偽造してアメリカに軍人の夫と駆け落ちしますが、しばらくして夫に去られてしまいます。その後、一度はしあわせを手に入れたかのように思えましたが、それも間もなく壊れてしまいました。絶望に暮れながらもヘドウィグは、ロック歌手になるという昔の夢を思い出し、自身のバンド「アングリー・インチ」を率いて各地の巡業に向かいます。彼女はその旅のなかで、自分の魂の片割れを探し続ける、という物語です。 この作品でピットは、夫に去られたヘドウィグと出会い、恋に落ちる少年トミー・ノーシスを演じました。トミーはヘドウィグをひどく傷つけ、巡業の旅に出るきっかけを作った重要な人物です。 映画版の成功に伴い、ピットの知名度もぐっと上がりました。

映画『ドリーマーズ』でエヴァ・グリーンと共演

1968年、5月革命前夜のパリを舞台に、アメリカ人の留学生マシューと双子のイザベルとテオの3人が堕落しながらも楽しい生活を過ごすうち、マシューは双子の姉イザベルと親密な仲になります。それでも彼女と弟テオの間には、マシューの入り込む余地がないことを痛感させられ、最後には革命に対する決定的な意見の違いを目の当たりにしていく物語です。 ピットはこの作品で、のちに『007 カジノロワイヤル』でボンドガールを演じることになるエヴァ・グリーンと共演しました。

映画『ラストデイズ』ではカート・コバーンをモデルにしたブレイクを演じる

ピットは、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)や『ミルク Milk』(2008)などで知られる映画監督、ガス・ヴァン・サントの2005年の作品『ラストデイズ』に出演しています。 カリスマ的なミュージシャンのブレイクは、麻薬中毒者の矯正施設から抜け出し、昔の仲間が集まる家に戻りますが、誰も彼に近づこうとしませんでした。そんななか、ブレイクは静かに最期の時を迎えます。

『Death to Birth』ー映画『ラストデイズ』より

マイケル・ピットはこの作品で、主人公のブレイクを演じました。また、ピットは作中で自ら作詞・作曲した『Death to Birth』を披露しています。

ミュージシャンとして活動!

『Happy Song』 -Pagoda

マイケル・ピットは、俳優業だけでなくミュージシャンとしても活動しており、ロックバンドPagodaでギター・ボーカルを務めています。 『ラストデイズ』で音楽監修をしたソニック・ユースのサーストン・ムーアがリジナル曲を聴いたことがきっかけで、バンドと契約しました。ムーアはバンドの楽曲を「俳優が片手間にやってるってレベルじゃない」と評しています。2007年にファーストアルバムをリリースし、高評価を得ました。しかし、「時間がない」との理由で2011年に活動休止を宣言しています。

映画『ファニーゲーム U.S.A.』にもメインキャストで出演

1997年のオーストリア映画『ファニーゲーム』のハリウッドリメイク『ファニーゲーム U.S.A.』が2008年に公開されました。オリジナルと同じミヒャエル・ハネケ監督がメガホンを取ったこの作品に、マイケル・ピットはメインキャストとして出演しています。 ある家に押し入った男二人組が、そこに住む一家に、彼らが朝まで生きていられるか賭けをしようと持ちかけるサスペンス・ホラー。陰惨な描写が繰り広げられ、賛否両論を生んだオリジナル版の舞台をアメリカに移し、ほぼそのままリメイクしています。暴力的なシーンが意図的に映されないことや、登場人物が観客に向かって語りかけるなどの斬新な技法も用いられています。 この作品でピットは、家に押し入った二人組のひとり、ポール役として人を痛めつけることを楽しむ残忍な人物を演じました。

実写版『攻殻機動隊』に笑い男役で出演決定!

士郎正宗のSF漫画を原作とし、押井守がアニメーション映画化した『攻殻機動隊』のハリウッド実写化が発表され、主人公の草薙素子にスカーレット・ヨハンソンが決定するなど話題を呼んでいます。 そんななか、マイケル・ピットが悪役、笑い男役に決定しました。笑い男は、サイバーセキュリティ会社の社長誘拐や、コンピュータウイルスの拡散などのサイバーテロ「笑い男事件」の主犯格とされる天才ハッカーです。『攻殻機動隊』はハリウッド実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』として2017年3月31日全米公開予定です。 本作はハリウッド俳優たちが実写化に挑戦する中で、日本のカリスマ的存在ビートたけしも出演すると言われています。 話題作への出演ということで、注目が集まっています。公開が待ち遠しいですね。