山崎努、味のある演技を見せるベテラン俳優に迫る7つの事実

2017年7月6日更新

数々の映画やドラマに出演しているベテラン俳優・山崎努。1960年のデビュー以降、多くの話題作に出演し、2000年に紫綬褒章を受章しました。今回は山崎努のポリシーな出演作など7つの事実を紹介します。

1:山崎努のデビュー作は映画『大学の山賊たち』

山崎努

出典: buta-neko.net

山崎努は1936年12月2日生まれ・千葉県東葛飾郡出身のベテラン俳優です。ナレーターとしての仕事も多数こなしています。

そんな山崎努は俳優養成所を出た後、1959年に文学座に入団。1960年の映画『大学の山賊たち』で俳優としてデビューしました。本作は北アルプスの処女峰「天狗の壁」の登頂を目指す大学山岳部山賊グループの物語です。山崎は、山賊グループの「お頭」を演じました。

2:黒澤明監督作品の『天国と地獄』で一躍有名に

1963年に公開された『天国と地獄』に出演しました。本作は、製靴会社の常務付きの運転手の息子が、常務の息子と間違えられて誘拐されるという事件を描いた作品。山崎努は犯人の竹内銀次郎を演じ、注目を集めます。

本作品で見せた演技は黒澤明から絶賛されています。たとえば、映画のラストシーンは本来は主人公である権藤と事件の捜査にあたった戸倉警部が別れるシーンの予定でした。しかし、実際のラストシーンは竹内が金網を掴んで泣き叫ぶシーン。そのシーンの山崎努の演技があまりにも良かったため、ラストシーンにすることにしたそうです。

また、このシーンでは熱い金網を掴んでいたために、手をやけどしたそうです。また、髪を刀の砥の粉でぱさつかせて、竹内の反抗的な態度を表現しました。

3:同じ役柄は二度と演じないポリシーを持つ

念仏の鉄

出典: amazon.co.jp

何度も演じるのは飽きるという理由から同じ役は二度演じないというポリシーを持つ山崎努。しかし1973年のドラマ『必殺仕置人』で演じた念仏の鉄が人気キャラとなり、1977年のドラマ『新・必殺仕置人』にも登場させることが決まった時、スタッフが説得して再登板が決まったそうです。

その他にもポリシーを曲げることもしばしば。1993年から1999年までの間にたびたび放送されたドラマ『九門法律相談所シリーズ』では九門耕作を11回も演じました。また、2006年にドラマ化され、2008年に映画化もされた『クロサギ』でも桂木敏夫を2度演じています。

4:火事の隣家から人を救ったことがある

山崎努 画像

1992年、山崎努の隣の家が火事になりました。家の中からの悲鳴を聞いた山崎努は、水をかぶって現場に突入。逃げ遅れていた老夫婦を助けました。撮影で火事のシーンを体験していたので恐怖心はなかったそうです。

このことは1992年に放送された『月曜特集・猛火に挑む密着消防最前線24時 ~火災の中におばあちゃん!山崎努が人命救助』で取り上げられ、有名になりました。また、2011年に『情報ライブ ミヤネ屋』で放送された人命救助をしたことがある芸能人を紹介する特集でも取り上げられています。

5:伊丹十三監督作品に幾度も出演

1984年『お葬式』で初めて伊丹十三監督作品に参加

1984年に公開された伊丹十三の初監督映画『お葬式』をはじめとし、伊丹十三が監督を務めた作品に何度も出演しています。本作は、義父の葬式を出すことになり、右往左往する井上侘助とその家族の姿を描いた作品。山崎努は、場を仕切ることが苦手な俳優の井上詫助を演じました。

売れないラーメン屋で奮闘するコメディ映画『タンポポ』

次に出演したのが1985年に公開された『タンポポ』。長距離トラックの運転手がさびれたラーメン屋を立て直すという作品です。山崎努は、長距離トラックの運転手でラーメン屋「タンポポ」をプロデュースすることになるゴローを演じています。

日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞した映画『マルサの女』

1987年には『マルサの女』に出演しました。マルサ(国税局査察部)に勤める女査察官が脱税者と戦う様が描かれた作品です。山崎努はラブホテルを経営している脱税者・権藤英樹を演じました。

大江健三郎の連続小説が原作の作品『静かな生活』

1995年には『静かな生活』に出演しています。本作は絵本作家になることが夢のマーちゃんとその家族を描いた作品。山崎努は子供を残して妻と一緒にオーストラリアに行くパパを演じています。

6:2000年に紫綬褒章受章

山崎努

ドラマや映画での活躍が認められ、2000年に紫綬褒章を受章しました。

紫綬褒章は学術、芸術、スポーツの3つの分野の功労者をたたえる章。受賞者には紫色の綬(リボン)が付いたメダルと、受章の理由・受章日などが書かれた天皇名の褒状、略綬が与えられます。過去に受章した俳優は三國連太郎や三船敏郎など。山崎努が受章した2000年には緒方拳や倉本聰らも受章しました。

7:バラエティ番組に数回出演経験のある山崎努

地球大進化

山崎努といえば、映画やドラマの出演が多く、バラエティには出演しないというイメージがありますが、2004年に放送された『地球大進化〜46億年・人類への旅』でナビゲーターを担当しました。

トーク番組は『徹子の部屋』に数度出演した他は、あまり出演していませんが、2008年にTBSラジオ『竹中直人ハードボイルド・ソーセージ』に4回連続でゲスト出演しました。そして、トーク番組に苦手意識を持っていることを明かしました。この番組はホストの竹中直人に呼ばれて出演を決めたそうです。