新井浩文の出演映画、ドラマまとめ【画像】

2017年7月6日更新

『永遠の0』『百円の恋』『バクマン。』など、話題の映画に多数出演する俳優、新井浩文。演技派の脇役俳優のイメージが強いですが、役柄に関係なく確かな存在感をもった俳優です。そんな新井の出演作や人物像について迫ります。

新井浩文のプロフィール

新井浩文

俳優として活躍する新井浩文は、1979年1月18日生まれの青森県出身で、2001年の映画『GO』で俳優デビューをしました。その後、テレビドラマ、CM、舞台等様々なジャンルに活動を拡大していきます。

出演作品は『剣岳 点の記』や『モテキ』、『ヘルタースケルター』、『永遠の0』など。多くの作品では脇役として個性を放っていますが、主演を飾った作品も少なくはありません。硬軟様々な役を巧みに演じ分け、数々の作品で異彩を放っています。

また、新井は在日朝鮮人三世であり、2005年に韓国籍に変更しています。演技派韓国俳優に見られるような狂気に満ちた荒々しい演技は、もしかしたら血筋も影響しているのかも知れませんね。

俳優デビューのきっかけ

美しき酒呑みたち

当時、弱冠18歳の青年だった新井浩文の進路を決定づけたのは、カッコいい大人たちとの衝撃的な出会いでした。青森から上京した新井は、初期の出演作品『赤目四十八瀧心中未遂』の監督でもある荒戸源次郎と出会い、俳優となることを決意します。

新井はそんな当時の心情を、こう語っています。

大人たちのほぼ全員が同じ目線で接してくれたんです。そのとき、カッコいいなこの人たちと思いましたね(笑)。どうしてこんなガキに同じ目線で、しかも上からものを言わないのかと。こういう人たちと一緒にいたら楽しいし、一緒にモノを作りたいと思いました。それで俳優を本気でやりたいと思いました。

その後、『ツィゴイネルワイゼン』『座頭市』等で有名な女優・大楠道代の付き人として経験を積んでいったのです。

不朽の名作『GO』でデビュー!

新井浩文の映画デビュー作は、行定勲監督・窪塚洋介主演の『GO』です。キネマ旬報賞 日本映画ベストワン、第25回日本アカデミー賞 優秀作品賞を獲得したクオリティの高い作品であり、本作への出演がその後の新井の可能性を広げたと言えるのではないでしょうか。

新井は本作で、主人公・杉原(窪塚洋介)と仲のいいクラスメイト・元秀役を演じています。

元秀は典型的な勉強嫌いな問題児ですが、彼の天然発言はシリアスなストーリー展開を和ませ、観客も思わず笑いがこぼれてしまいます。脚本を担当した宮藤官九郎独特のユーモアが最も発揮されているキャラクターと言えるでしょう。

初主演映画は『青い春』

青い春

松田龍平と共に主演を務めた、新井浩文の初主演映画です。松本大洋の短編集『青い春』が原作となっています。

男子校の不良グループを舞台とし、学校を賭けたゲームに勝利し勝者としてこの学校を仕切る権利を手に入れた九條(松田龍平)のモラトリアムな日々と、彼らに迫る進路選択を描いています。

新井は九條の仲間の青木役を演じました。切れ長の目と映画に合わせて刈り上げた髪型が役にはまり、一躍注目を集めました。

映画『ゲルマニウムの夜』では狂気的な主人公役を熱演!

ゲルマニウムの夜

『赤目四十八瀧心中未遂』の荒戸源次郎が製作総指揮を務め、新井が主演を務めた衝撃のドラマ映画です。人を殺してしまい、かつて自らが育った修道院に必死に逃げ戻ってきた朧(新井浩文)。暴力の限りを尽くし、性の狭間を錯綜する彼を待ち受けるのは…。

本作で披露した演技には新井も自信を持っているようで、

今までは名脇役としてと捉えられていたが、「この作品から、主演でもいけると思って欲しい!」

と語っています。

ドラマ『モテキ』では主人公のデキる友人役を演じる

モテキ2

久保ミツロウによる人気漫画 『モテキ』原作のドラマでも新井浩文は島田雄一役で出演していました。

島田は森山未來演じる主人公・藤本幸世の学生時代からの友人ですが、藤本とは正反対のキャラクターで、コミュニケーション能力が高く誰にでも好かれるモテ男。彼の存在によって主人公のキャラが際立たせられています。

一癖ある役を演じることが多かった新井ですが、今作では珍しく正統派の優等生に扮している姿を見ることできます。

『ヘルタースケルター』では演技の幅の広さを見せつける

蜷川実花監督、沢尻エリカ主演の映画『ヘルタースケルター』。本作は日本を代表する漫画家・岡崎京子の同名漫画の映画化作品です。

センセーショナルな内容と過激な演出に、公開から日が経っても人気は途絶えません。

本作で新井浩文は、主人公リリコの専属メイク・沢鍋錦二役を演じていました。オネエ役という難しい役どころにもかかわらずさらりとこなしており、新井の演技力の高さを実感することができます。

入念な体づくりをして取り組んだ『百円の恋』

体当たりの演技が話題となり、主演の安藤サクラは今作で第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、新井浩文も優秀助演男優賞を受賞しました。また、作品としても第88回アカデミー外国語映画賞の日本代表に選出された話題作です。また。新井浩文は、ひきこもりながら決心をしてボクシングを始める斎藤一子(安藤サクラ)が恋をするボクサー狩野祐二を演じています。

ボクサー役を演じるため、筋トレと食事制限で体作りをしたという新井。演技への妥協のない真摯な姿勢は、映画界からも評価を得ているといいます。責任感のある考え方も、新井がたくさんの作品に招かれる所以と言えるのかもしれませんね。

大人気ドラマ『下町ロケット』に富山敬治役で出演

『下町ロケット』

2015年10月18日から放送開始され、大好評だった阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』には宇宙航空部宇宙開発グループ主任の富山敬治役で出演していました。

『下町ロケット』出演で身分証明をしようとしたエピソードも?!

ドラマ『下町ロケット』の放送期間中、財布をなくしてしまったという新井浩文。

銀行に紛失届けを出しに行ったものの、身分証明できるものも財布の中で、困り果てたという彼は”阿部寛さんと一緒に『下町ロケット』出てるんですけど、身分証明になりませんか?”と交渉したことをTwitterで告白しています。

銀行員さんからは「支店の判断によります」というリアクションだったとか…。

その他にも新井浩文は主に脇役として数多くのテレビドラマに出演しています。人気若手演技派俳優としてのキャリアを着実に積んでいると言えるでしょう。

新井浩文のその他の主な出演作品

『赤目四十八瀧心中未遂』

赤目四十八瀧心中未遂

上京してきた新井を見出した荒戸源次郎が監督を担当し、長年新井が付き人を務めてきた大楠道代が出演しているという、まさに新井が出演すべくして出演した映画です。

直木賞を受賞した車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』の映画化であり、寺島しのぶが映画初主演を果たした作品でもあります。2003年度の映画賞を総なめし、特に寺島しのぶの演技に高い評価がなされました。

今作で新井は、主人公のもとに届け物をする配達人・犀を演じました。

映画『BOX 袴田事件 命とは』

新井浩文が主演を務めた本作は、1966年に実際に起きた「袴田事件」をベースとして、法と人間との在り方を痛烈に描いた社会派映画。『赤い玉、』の高橋伴明監督作品です。

映画『アウトレイジ ビヨンド』

北野武監督のバイオレンス映画『アウトレイジ』の続編であり、新井は弱肉強食の闘いに本作から参戦。桐谷健太と二人組のチンピラを演じ、暴力まみれの世界を彩っています。

北野組からオファーがあったと聞いて、脚本を読まずに出演を決めたという新井も、撮影当時は北野監督に圧倒され今までにないほどに緊張したと語っています。

佐藤健、神木隆之介ら若手演技派と共演する『バクマン。』

漫画の絵を担当する通称サイコー(佐藤健)は、漫画原作作家を志望する秋人(神木隆之介)から「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われます。当初は拒絶するサイコ―ですが、片思いの亜豆美保(小松菜奈)に「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」約束をしたため、漫画家への道を志すことになります。

新井浩文は、漫画家仲間の平丸を演じています。

ドラマ『ど根性ガエル』

ど根性ガエル

2015年7月から放送された松山ケンイチ主演のドラマ『ど根性ガエル』で新井浩文はゴリライモ役で出演。新井が作中で歌った「ゴリラパンのうた」は話題を呼び、CD化され視聴者プレゼントされました。

映画『星ガ丘ワンダーランド』

家族をテーマにしたミステリー映画『星ガ丘ワンダーランド』。母の自殺をきっかけに離れていた家族と出会い、しだいに真相が明らかになっていくという物語です。

新井浩文は主人公の温人(中村倫也)の兄・瀬尾哲人を演じています。

二階堂ふみとの交際は?新井浩文のプライベートについて

二階堂ふみ『アダルト上』

俳優活動以外に、女優の池脇千鶴、二階堂ふみとの交際報道でも注目を集めた新井浩文。二階堂ふみとは昨年、破局報道が流れています。

近年では、独自の語り口で日常や仕事のあれこれをつづるTwitterでの活動も注目を集めています。ファンと交流することも多く、SNS上での飾らないやりとりで注目されています。

さらに何度も警察から職務質問を受けていることさえも面白おかしく明かしています。

もちろん、そうしたユーモアを織り交ぜたトークの手腕は、舞台上でもたびたび発揮されています。

ファン思いなエピソード

赤い季節

Twitter上で積極的にファンと交流し、気さくな一面がとっても魅力的な新井浩文。地方在住のファンから舞台挨拶に来てほしいというリクエストがあった際には、直接配給会社へ掛け合ってみるなど、ファン思いな一面を知ることができるエピソードも多数あるようです。

映画俳優へのこだわり

新井浩文1

間もなくデビュー15年を迎える新井浩文ですが、その出演作品の多くは映画です。

「映画は人間の生き方を見せることができるもの」という考えのもと、映画に多くの可能性を感じていることによるものだと思われます。