2017年7月6日更新

ジョージ・ミラー監督映画おすすめ5選

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『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』

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ジョージ・ミラー監督とは

ジョージ・ミラーはオーストラリア出身の映画監督で1945年3月3日生まれ。プロデューサー、脚本家としても活躍しています。弟のビル・ミラーも映画プロデューサーで、映画『ベイヴ』は、ジョージが脚本を務め、ビルが製作に携わりました。 ドイツ人とギリシャ人の家系の子として生まれたジョージ。医者を志して医科大学に進学しました。しかし学生時代に製作した短編映画が映画コンクールでグランプリを獲得。これをきっかけに映画業界で働くようになりました。 今回はジョージ・ミラー監督のおすすめ映画を5選にしてご紹介します!

1:公開後、多くの作品に影響を与えた映画【1979年】

ayamilky とにかくカーアクション!!すごいです! 疾走感ありますねー! メルギブソンが若ーい!シワがない! フツフツと湧き上がる怒りが伝わりますね。 これは元々続編作る予定だったのかな?知らずに見たためちょっとビックリ。 これは2作続けて観るのが良いですね!
helvetica913 【鑑賞日 2013/8/25】初見。多分子供の頃に見たらトラウマになってたんじゃねーかと思うくらい、完全に頭がイカれてる変態暴走族が怖すぎる。カップルの乗った車を襲撃して、車をメッタメタに破壊した後、車内から引きずり出して男まで犯す勢い(明確な描写はないけどね)。いや、恐ろしい。ラストがわりとあっさりしてるけど、面白かったな。
暴走族による凶悪事件が多発する社会となった近未来のオーストラリアが舞台のアクション映画です。 暴走族を取り締まるために設置された特殊警察「M.F.P」に所属する、警官マックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)は、暴走族のナイトライダーを追跡中に目の前でナイトライダーが運転操作を誤り死亡してしまいます。仲間を殺されたと怒り、暴走族集団はマックスに復讐しようと攻撃をしかけます。その最中にマックスの愛する家族の命が奪われ、マックスはひどく落胆。やがて暴走族のリーダーであるトーカッターたちに対して命をかけた戦いを挑んでいく、というストーリーです。 この作品はジョージが病院で医者を目指し、働きながら構想していた超低予算映画でした。監督を務めたジョージ・ミラーと主演であるメル・ギブソンの出世作品で、当時2人はほぼ無名だったにもかかわらず世界中で大ヒットしました。 痛みを感じるバイオレンス描写と、この映画最大の魅力のカー・アクションは、低予算映画史ながらも画面の外にまで伝わるほどの迫力をもっています。

2:カーチェイスとアクションは前作の10倍!【1981年】

southpumpkin マックスが”マッド”になるまでが面白かった前作がめちゃくちゃ流行って、そのおかげではちゃめちゃ予算が増えて大迫力カーアクション映画となった本作。確かにカーアクションは見事ですし、この荒廃した近未来設定が後のSF映画に大きな影響を与えている、というのもなんとなくわかります。例えば映画『バイオハザード』なんてもうもろこれと同じ映画ありますよね。ストーリーですが、そういえば古い西部劇に『ウィンチェスター銃'73』という映画がありましてそれとよく似ています。悪い奴らに取り囲まれちゃってやばい、みたいな感じ。 ただ前作までの温厚なマックスは最初から存在しません。最初から最後までマッド、登場人物皆マッドということで、前作が大好きだったポイントがやや薄れています。優秀なアクション映画、というわけで前作よりも星は低め。でもハチャメチャ面白いです。
二つの大国が大きな戦争を引き起こし、世界は戦火に包まれ文明は崩壊。石油が貴重な資源となり、各地で壮絶な奪い合いが勃発している世界が舞台の本作。 家族を失ったマックスは、希望も目的も失ったまま、愛車のインターセプターと共にガソリンを求めて荒野を彷徨っていました。やがてマックスは精油所を守る人々と遭遇し、ガソリンと引き換えに暴走族との構想に加担。壮絶な戦いへと巻き込まれていきます。 前作が世界中で大ヒットしたことから、前作の10倍の費用をかけて制作された『マッドマックス2』。『マッドマックス』がなぜ人気作となり大ヒットを記録したのかを不思議に思ったジョージは、二作目を制作する前に世界各地の英雄伝説の誕生譚などを調べ始めたそうです。 ヒットの要因はエンターテイメント性だと感じたジョージは、「主人公の物語をもっと掘り下げたい」と脚本家に要求し、前作よりエンターテイメント要素を増やしました。その影響を受けてか、二作目は前作をはるかに上回り、映画史に残る傑作としてまたしても大ヒットとなりました。カーチェイスやアクションの迫力は1よりもさらに増し、まさにアクション映画の真骨頂、と呼べる作品です。

3:当時の若手映画監督陣が集結した作品【1983年】

Swtnb_Issue 小中学生ぐらいの時に深夜のTVでやってて異様に怖くて魅入ってしまった映画。 オムニバス形式の作品で、なかでも超能力の子供の話が凄い怖かった思い出が。 映画というよりTV番組っぽい感じが漂うので映画って感覚で観ると拍子抜けするかも?
この作品は、ロッド・サーリングが生んだSFテレビドラマシリーズ『トワイライトゾーン』を4話集結させたオムニバス映画です。当時最も波に乗っていたと言われている、ジョン・ランディス、スティーヴン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーの4人の若手監督が起用され話題となりました。 この中でジョージは第4話の『2万フィートの戦慄』を製作しました。 飛行機が苦手なバレンタイン氏は機内で全く落ち着くことができず、ふと窓の外を見ると異様なものを目にします。2万フィートの上空で不思議のことが起こり、主人公が困惑していくミステリー作品です。 かなり昔の作品ですが、時代の流れを感じさせず、最初から最後までみると他監督の作品と繋がる場面もあり、今でもファンの多い秀逸な作品となっています。

4:感動の実話をジョージ・ミラーが映像化【1992年】

igagurichan 難病に侵された息子を助けるため 医学的知識のない両親が奮闘する。 この両親が本当に素晴らしい! 諦めない力。 希望を掴むまでが描かれている。 勇気をくれる映画。 実話です。
銀行家オドーネ夫妻のひとり息子が難病副腎白質ジストロフィーにかかってしまい、夫妻が自力で治療法を探していく、という実話を基にした作品です。 副腎白質ジストロフィー(ALD)は、当時不治の病で、治療方法が全くなく、診断されてから2年以内に亡くなってしまうことが多かったといいます。5歳のロレンツォがその病にかかり、多くの病院の医師が治療を拒みさじを投げます。諦めきれないオドーネ夫妻は、医学的知識が全くないにも関わらず、自力で治療法探そうと、周りの反対もはね退けてひとり息子を助けようと奮闘していきます。 この作品で母親役のスーザン・サランドンは、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされました。 これまでのジョージ・ミラー作品とはガラリと作風が変わる、実話のヒューマンドラマです。感動的で繊細な家族の愛が見事に描かれています。

5:大迫力のアクション映画の真骨頂!【2015年】

Ryo_Uchida 一種のアクション映画だろうと侮っていると、それを遥かに凌駕してくれる作品。アクションシーンに関してはアドレナリンが吹き出るほどの高揚感詰まった完成度。それに加えて伝わるメッセージも含んでいて、凄く意思を感じれる意外性抜群の映画だったから最高評価。
toshibakuon 北斗の拳のザコキャラみたいな容姿の奴がたくさん出ていてそれだけでも楽しかったのに映像の迫力や人間模様に引き込まれた。嫌な奴がいつしか味方になっていたりウォーターワールドみたいに緑の大地を求めるストーリーは好み。マッドマックスシリーズを観ていなくてもこの作品からでも面白かった。
石油や水のほとんどが尽きかけた世界で、愛する家族を奪われ本能だけで生きながらえている元警官のマックス。資源を独占し、恐怖と暴力で支配するジョーの軍団にその身を捕らえられます。同じく囚われた女たちや、反逆を企てるフュリオサ、ニュークスらと共に、マックスは自由への逃走を開始していく、という物語です。 前作以来27年ぶりに製作された、『マッドマックス』シリーズの第4作です。前作まではメル・ギブソンが主演でしたが、今作はトム・ハーディがマックス・ロカタンスキー役を務めています。 今までの『マッドマックス』シリーズを超えた、とも言われる『マッドマックス 怒りのデスロード』。第88回アカデミー賞では監督賞、作品賞など10部門でノミネートされ、最多である6部門を受賞しました。これまでのシリーズを遥かに越えるスケールとアクションに目が離せなくなるほど釘付けになります。 ジョージ・ミラーはド派手なアクションから、繊細なヒューマンドラマまで、多才な感性で映画を撮り続けています。4作目の製作をきっかけに、『マッドマックス』シリーズ続編の5作目、6作目の製作も企画されているらしいので今後の作品にも期待ですね。