面白い洋画おすすめ100選

2017年5月1日更新 12381view

毎年数多くの洋画が日本で公開され、名画と言われる古い映画もたくさん存在します。そんななかから本当に面白いものを見たいと思いませんか?この記事では、ciatrが厳選した本当に面白い洋画100本を地域・ジャンルを問わず年代別にご紹介します。

絶対に面白い洋画を超厳選!

『レオン』

毎年数多くの洋画が日本で公開され、なにを見ればいいのか迷ってしまいますね。また、名画と言われる昔の作品もたくさんありすぎて、どれから見ればいいのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。そこでこの記事では、絶対に面白い100本の洋画をご紹介します。

大作からインディペンデント映画まで網羅し、ハリウッドやイギリス、フランスをはじめとするヨーロッパ、韓国、香港などのアジアなど幅広い地域の様々なジャンルから、年代別に厳選しました。気になる作品はぜひチェックしてみてください。

最新映画からおすすめ!【2010年代】

1.過激なハイテンション・ヒーロー誕生!【2016】

元特殊部隊の傭兵ウェイド・ウィルソンは、今は気まぐれに悪党を痛めつけて金を稼ぐ日々。恋人との結婚が決まり幸せの絶頂にいた彼でしたが、突然末期ガンを宣告されてしまいます。ガンを完治させられるという組織にすがって人体実験を受け、不死身の体になったものの、醜い容姿に変わってしまった彼は復讐を決意します。

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)で、原作コミックとは一味違う立ち位置になってしまったデッドプールを、再びライアン・レイノルズが演じ大ヒットとなったバイオレンス・アクション。2017年1月に発表されたゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門で作品賞、主演男優賞にノミネートするなど、意外な善戦を見せています。

2.12年間に渡って少年の成長を綴る【2014】

母のオリヴィア、姉のサマンサとともにテキサスで暮らす6歳のメイソン。ある日、子供たちの反対を押し切って母は祖母の住むヒューストンへの引越しを決めてしまいます。そこへ離婚してアラスカに行ってしまった父が突然現れて…。

主要キャスト4人を12年間撮影し続けたリチャード・リンクレイター監督のドラマ映画。ベルリン国際映画祭で監督賞、ゴールデングローブ賞でドラマ部門作品賞を受賞しました。

3.監督の実体験に基づく壮絶な音楽ドラマ【2014】

世界に通用するジャズ・ドラマーになるため、名門音楽学校に入学したニーマン。彼を待ち受けていたのは鬼教師フレッチャーによる、地獄のようなスパルタ教育でした。

サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞をはじめ、様々な映画賞で絶賛された音楽ドラマ。長編第2作目となったダミアン・チャゼル監督の実体験をもとにした作品で、鬼教師フレッチャーを演じたJ・K・シモンズは、アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

4.アメリカ文学の代表的作品を5度目の映画化【2013】

1920年代のアメリカ。ロングアイランドに住む青年ニックは、隣の豪邸の主人ギャツビーと言葉を交わすようになります。ギャツビーが毎晩のように開く華やかなパーティに招待されたニックは、彼がどんな人生を歩んできたのか疑問を抱くようになりました。

F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』を、バズ・ラーマン監督が5度目の映画化。レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガンら豪華キャストが出演しています。

5.愛や幸せの本当の意味に気づくヒューマンコメディ【2013】

ティムの21歳の誕生日、自分の父から驚くべき事実を知らされます。なんとレイク家に生まれた男はタイムトラベルの能力を持つというのです。ガールフレンドを作るために張り切ってタイムトラベルを繰り返し、やがてメアリーという女性と恋に落ちます。しかし、タイムトラベルのトラブルで、メアリーとは出会っていなかったことになってしまい…。

『ラブ・アクチュアリー』(2003)などで知られるリチャード・カーティスの監督3作目。『ハリー・ポッターと死の秘宝』でブレイクしたドーナル・グリーソンと、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス共演。

6.15年の歳月をかけて完成させたSF寓話【2013】

地球より800年ほど遅れた惑星を調査するため、30人の学者が送り込まれます。しかしそこでは、知識人の抹殺が繰り返されていました。人々から神のように崇められるようになった地球人の男ドン・ルマータは、そんな権力者たちの行動を傍観していましたが…。

ストルガツキー兄弟のSF小説『神様はつらい』を原作に、ロシアの巨匠アレクセイ・ゲルマンが15年の歳月を費やして映画化した本作。完成を目前にした急逝した監督の意志を継ぎ、息子で映画監督のアレクセイ・ゲルマンJr.が完成させました。

7.複雑なストーリーと斬新な映像で魅せるSFアクション【2010】

コブは標的が眠っている間に、相手の潜在意識に侵入しアイディアを盗み出す産業スパイ。国際指名手配犯となってしまった彼の元に、ある日”インセプション”と呼ばれるほぼ実現不可能な依頼が舞い込みます。

『メメント』(2000)や『ダーク・ナイト』(2008)などでしられるクリストファー・ノーラン監督によるSFアクション。斬新な映像でアカデミー賞撮影賞、視覚効果賞などを受賞しました。

8.悩める国王と平民の男の友情を描く実話を元にした感動作【2010】

英国王ジョージ5世の次男ヨーク公アルバート王子は、幼い頃から吃音に悩み人前に出ることを恐れる内向的な性格でした。そんな夫を心配する妻エリザベスは、オーストラリア人の言語療法士ライオネルを頼ります。

『ブリジット・ジョーンズの日記』などで知られるコリン・ファースが、国民に愛された英国王の苦悩を演じ絶賛された本作。アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門を受賞しました。

9.ひ弱なオタクがヒーローとなって戦うバイオレンス・アクショ【2010】ン

コミックオタクの高校生デイヴは、ある日スーパーヒーローになることを決意。通販で買ったスーツとマスクを着用し、犯罪者に挑むものの、何の訓練もしていない彼はあっさり病院送りに。しかし、捨て身で戦う動画がネット上に流され、”キック・アス”として有名になってしまいます。

マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによる同名コミックを、マシュー・ヴォーン監督が映画化。主人公を演じたアーロン・ジョンソンのほか、ヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツも絶賛されました。

あの名作洋画もランクイン【2000年代】その1

10.中年ドラァグクィーンの死に様【2009】

ポルトガルの首都リスボンで暮らす中年ドラァグクィーンのトニア。薬物依存症の恋人や自分を嫌う息子と交流しながら、病に侵され、最後は「男として死ぬ」までを描きます。

ポルトガルの映画監督、ジョアン・ペドロ・ロドリゲスによるドラマ映画。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートしました。

11.酔いに任せて4人の男が体験するぶっ飛んだ2日間【2009】

結婚式を2日後に控えたダグは、親友のフィルやスチュとともにラスベガスで独身最後の夜を過ごすことに。花嫁の弟である変人のアランも同行し、4人は夜の街に繰り出します。ところが翌日目覚めると酷い二日酔いで、ダグの姿はどこにもなく、ホテルの部屋には見知らぬ赤ん坊と虎が…。

アメリカで歴代コメディ映画最高額を稼ぎ出した大ヒット作。2011年と2013年には続編が公開されるなど、大人気シリーズとなりました。

12.16歳の少女が足を踏み入れた大人の世界【2009】

1961年、ロンドン郊外に暮らす16歳のジェニーは、成績優秀で父からオックスフォード大学への進学を勧められていました。そのことに反発を覚えていた彼女は、ある日年上の男性デヴィッドに出会います。

キャリー・マリガンが賢くキュートな主人公を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた本作。なんにでも興味を示す多感な16歳の少女が、年の離れたプレイボーイと恋愛をすることで経験する刺激的な日々と、揺れる心を瑞々しく描いた青春映画です。

13.田舎町で起こる不可解な事件に住民の間に不信感が広がる【2009】

第一次世界大戦前夜の北ドイツ。地主である男爵が支配する村で、次々と不可解な事件が起き始めます。犯人がわからないまま、村人たちには不安と不信が広がり、次第に村は張り詰めた空気に覆われていきました。

『ファニーゲーム』(1997)や『ピアニスト』(2001)などで知られるドイツの映画監督ミヒャエル・ハネケが送るクライム・ミステリー。田舎町で起こる不条理な事件と子供たちへの体罰から、人間の心の残酷な部分を浮き彫りにしていきます。

14.クイズ番組で多額の賞金を手にしたスラム育ちの少年【2008】

テレビのクイズ番組に出場し、多額の賞金を獲得したジャマール。スラム街で育った彼は、不正を疑われ逮捕されてしまいます。なぜ彼が番組に出場し、多くの問題に正解できたのか、警察の尋問によって明らかになるのです。

イギリスの鬼才ダニー・ボイル監督によるヒューマンドラマ。インドを舞台に、少年の生い立ちと運命の恋を描く、力強い人間賛歌に仕上がっています。

15.石油採掘で富と権力を得た男の壮絶な人生【2007】

20世紀初頭のカリフォルニア。炭鉱労働者として働くプレインビューは石油が湧くという場所の情報を耳にします。この機会を逃すまいと、息子と一緒に石油採掘事業に乗り出すプレインビュー。

石油採掘でアメリカン・ドリームを叶えた男の、欲望と裏切りの人生を描いた社会派ドラマです。ダニエル・デイ=ルイスが冷徹な石油王が破滅して行くまでを熱演し、アカデミー賞主演男優賞に輝きました。

16.心優しい少年とトラウマを抱えた天才お菓子発明家の出会い【2005】

傾いた貧しい家に父、母、寝たきりの祖父母4人とともに暮らす少年チャーリー。ある日彼は、世界に5枚しかない「ゴールデンチケット」を引き当て、世界最大のお菓子工場に見学に行くことになります。

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演のファンタジー映画です。イギリスの作家ロアルド・ダールの人気作品を、1971年の『夢のチョコレート工場』以来2度目の映画化となりました。

17.現代社会の閉塞感を描く青春映画【2005】

生活保護と盗みから得た金で生計を立てる20歳のブリュノと18歳のソニアのカップル。息子が生まれ、ソニアは真面目に働くようブリュノに頼みますが、ある日2人きりになったのをきっかけに、ブリュノは子供を売ってしまいます。

現代の大人になれない子供たちを鋭く切り取った、ベルギーのダルデンヌ兄弟による青春映画。カンヌ国際映画祭では、2度目のパルムドール受賞という快挙を成し遂げました。

18.人気恋愛小説をキーラ・ナイトレイ主演で映画化【2005】

18世紀末、女性には相続権がない時代、イギリスの郊外で暮らすベネット家の母親は、娘5人たちの将来を心配していました。ある日、近所の豪邸に未婚で大金持ちのビングリーが引っ越してきます。舞踏会で美人の長女ジェーンはビングリーにダンスを申し込まれますが、彼の友人ダーシーは彼女たちを見下し、次女のエリザベスは彼の高慢な態度に嫌悪感を募らせていきます。

ジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』を原作としたラブストーリー。ロケで撮影された美しいイギリスの田園風景や由緒ある豪邸の数々も見どころとなっています。

19.ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞に輝いた韓国映画【2004】

留守宅に忍び込み、住人が帰ってくるまでそこで暮らすという奇妙な生活を送るテソク。ある日いつものように大きな邸宅に忍び込んだ彼を、その家の主婦ソナが密かに見つめていました。傲慢な夫との生活に疲れたソナを連れ出し、ともに空き家に忍び込む生活を始めた2人。しかしやがてテソクは逮捕され、ソナは家に連れ戻されてしまい…。

韓国の鬼才キム・ギドク監督によるファンタジー映画。寂しさを抱えた主人公2人が心を通わせていく様子を、ほとんど台詞なしで描いています。

絶対観てほしい洋画【2000年代】その2

20.本国フランスで大ヒットを記録した感動の音楽ドラマ【2004】

1949年、フランスの片田舎にある寄宿舎に赴任してきた音楽教師のマチュー。そこには戦争で取り残された孤児や問題児問題のある子どもが大勢いました。校長は彼らに体罰を繰り返していたのです。そんな中マチューは子どもたちと向き合い、彼らの純粋さを取り戻してもらおうと合唱団の結成を決意。

戦後間もないフランスを舞台に、複雑な背景を持つ子どもたちと1人の教師の交流を描いた感動の音楽ドラマです。

21.香港ノワールの代表的作品【2002】

1991年、主人公の青年・ラウは香港のマフィアに入り、すぐに優秀さを評価され警察学校に送り込まれます。その一方で、ヤンは優秀な成績を残していたにも関わらず警察学校を退学させられてしまいます。ヤンはなんとマフィアの潜入捜査を命じられたのです。それから約10年後、大きな麻薬事件の追跡で、警察とマフィアにそれぞれスパイが潜んでいることが明るみになってしまいました。

アジアを代表するスーパースターであるアンディ・ラウとトニー・レオンが主演し、香港映画賞を総なめにしたサスペンス・ドラマです。

22.実在した天才科学者の半生を描くアカデミー賞受賞作【2001】

1947年。プリンストン大学院数学科に入学したジョン・ナッシュは、「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」と研究に没頭していきます。やがて彼は「ゲーム理論」という画期的な理論を発見。その頭脳を買われMITのウィーラー研究所に採用されたナッシュでしたが、政府からロシアの暗号解読の極秘任務を強要され、次第に追い詰められていきます。

ノーベル経済学賞を受賞した実在の天才科学者、ジョン・ナッシュの半生を描く伝記映画。アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞など数多くの賞を受賞しました。

23.超豪華キャストで現代に蘇ったクライム・アクション【2001】

ニュージャージーの刑務所から仮釈放されたダニー・オーシャンは、凄腕の泥棒で詐欺師。刑務所にいた4年間でラスベガスの3大カジノから現金を盗み出す計画を練り上げた彼は、旧友のラスティに話を持ちかけ、各分野のスペシャリストたちと犯罪ドリーム・チームを結成します。

フランク・シナトラ主演の『オーシャンと11人の仲間』(1960)を、ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツなど豪華キャストでリメイクした本作。2005年には続編『オーシャンズ12』、2007年にはシリーズ3作目『オーシャンズ13』が公開されました。

24.おしゃれでキッチュで切ない新感覚青春ムービー【2001】

ロサンゼルス郊外の町に住む幼馴染のイーニッドとレベッカは、高校を卒業しても進路を決めず、好きなことだけして時間をつぶしていました。ある日2人は退屈しのぎに、新聞の出会い系広告に載っていた中年男をダイナーに呼び出し、待ちぼうけを食らう姿を眺めることにするのですが…。

若者の間でカリスマ的人気を誇るコミックを原作に、『アメリカン・ビューティー』のソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが共演した異色の青春映画。

25.恋に仕事にダイエットに悪戦苦闘する独身女性を描いた大ヒット作【2001】

ロンドンの出版社に勤めるブリジットは32歳、独身。新年にあたり彼女は、「日々あったことを記し、タバコとお酒は極力摂らない。ダイエットして、恋人を見つける!」と誓います。

ジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』を下敷きにしたヘレン・フィールディングのベストセラーを映画化した本作。アメリカ人の女優レネー・ゼルウィガーがイギリス人の主人公を演じることに当初は批判もありましたが、大幅に体重を増やして役に挑んだことで高い評価を得て、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートしました。

26.バレエに魅せられた少年の葛藤と挑戦【2000】

イギリス北部の炭鉱町で父と兄、そして認知症の祖母と暮らす11歳のビリー。ある日彼が通うボクシング・ジムの隅でバレエ教室が開かれることに。ふとしたきっかけでレッスンに参加したビリーはバレエに魅せられ、コーチのウィルキンソン夫人も彼の才能を見抜きます。しかしこのことを知った父は激怒。親子の関係に亀裂が入ってしまいました。

スティーブン・ダルドリーの長編監督デビュー作にして、早くもオスカー候補に名を連ねた作品です。大人になったビリー役で世界的バレエダンサーのアダム・クーパーが特別出演したことでも話題になりました。

27.監督の実体験をもとにした青春音楽映画【2000】

15歳のウィリアムは伝説的なロック・ライターに気に入られ、ローリング・ストーン誌の記者として人気上昇中のバンド、スティルウォーターのツアーを密着取材することに。彼はそこでグルーピーのひとりペニー・レインと出会い一目惚れしますが、彼女はバンドのギタリストと付き合うことに。

『ザ・エージェント』(1996)のキャメロン・クロウ監督が自身の体験をもとに製作した青春映画。ゴールデングローブ賞作品賞やアカデミー賞脚本賞を受賞するなど、音楽映画としても高い評価を受けました。ヒロインのペニー・レインを演じたケイト・ハドソンの魅力も光る作品です。

28.チェコの民話をもとにしたグロテスクでシュールなホラー・ファンタジー【2000】

不妊に悩むホラーク夫妻の夫カレルは、ある日赤ん坊に見える切り株を見つけ妻ボジェナにプレゼントします。それを本当の赤ん坊と思い込んだ妻が、切り株をオティークと名付けかいがいしく世話をすると、いつしか切り株は本物の子供に。しかし、想像を絶する食欲で、周りものすべてを食い尽くすようになり…。

チェコの民話『オテサーネク(食人木)』を下敷きにした、ヤン・シュヴァンクマイエル監督によるホラー・ファンタジー。グロテスクでシュールな監督の作家性が活きた作品となっています。

29.美女3人による痛快アクション【2000】

チャーリー・タウンゼント探偵事務所で働くナタリー、ディラン、アレックスの3人の美女。ある日彼女たちのもとに、誘拐された通信ソフト会社社長ノックス救出の依頼が舞い込みます。3人は以前にノックスの会社買収に失敗したレッドスター社のオーナー、ロジャー・コーウィンが事件に関係していると睨み、変装や色仕掛けを用いて情報を収集します。

70年代に人気を博したテレビシリーズを、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人主演で映画化した作品です。本作のヒットを受け、2003年には続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開されました。

超お勧めできる洋画!【1990年代】その1

30.謎の自殺を遂げた美しい少女たち【1999】

1970年代のミシガン州。リスボン家の美しい5人姉妹は近所の少年たちの憧れの的でした。ある日末娘のメアリーが手首を切って自殺を図ります。一命は取り留めたものの、数日後ホームパーティの最中に2階から身を投げて命を落とします。

繊細で危うさを秘めた思春期の少女たちを、監督デビューとなったソフィア・コッポラが描いた瑞々しいドラマ。

31.ハリウッド女優と冴えない書店主の恋【1999】

ウェストロンドンのノッティングヒルで小さな書店を経営するウィリアム。ある日彼の店にハリウッド女優のアナがやってきて驚きます。買い物帰りに彼女にジュースをかけてしまったウィリアムは、自宅で彼女服を乾かすことに。その時の誠実な態度に、アナは心を動かされます。

華やかなハリウッド女優を演じるジュリア・ロバーツと、冴えない書店主に扮したヒュー・グラントは2人ともハマリ役。エルヴィス・コステロによる主題歌「She」も人気を獲得しました。

32.自分の人生が全てフィクションだったら…?【1998】

離島のシーヘブンで平凡な毎日を送る保険のセールスマン、トゥルーマン。しかし、彼の生活は24時間テレビで放映されていました。家族や友人を含む、これまでの人生が全てフィクションだったと気づいた彼は、現実世界への脱出を決意します。

『ガタカ』(1997)のアンドリュー・ニコルが脚本を担当したSFドラマ。ゴールデングローブ賞ではジム・キャリーが主演男優賞、エド・ハリスが助演男優賞を獲得し、SF作品を扱うヒューゴー賞でも最優秀映像作品賞を受賞するなど、高い評価を受けました。

33.男同士の切ない恋愛ドラマ【1997】

ブエノスアイレスに旅行にやってきたウィンとファイ。イグアスの滝へ向かう中、道に迷った2人は喧嘩になり別れしてしまいます。ファイは足りない旅費を稼ぐため、ブエノスアイレスのタンゴ・バーで働きはじめますが、そこへウィンが白人男性とともに客として現れます。

同性愛をテーマにしたウォン・カーウァイ監督による恋愛ドラマ。香港の2大スター、レスリー・チャンとトニー・レオンが共演したことでも注目を集めました。

34.モダニズム文学の代表作を映画化【1997】

第一次世界大戦の爪痕が残るロンドン。重病から回復したばかりの下院議員夫人クラリッサ・ダロウェイは、若い頃の恋人ピーターではなく堅実な現在の夫との人生を選んだことは正しかったのか自問していました。そんななか、古くからの友人を集めた夜会が催され、クラリッサはピーターをはじめとする旧友たちの変化を目の当たりにします。

老いや死を意識しはじめた女性の心の移ろいを描いた一編で、1925年に発表されたヴァージニア・ウルフの長編小説を、オランダの映画監督マルレーン・ゴリスが映画化しました。ゴリスは1995年の『アントニア』で、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。

35.“七つの大罪”になぞらえた連続猟奇殺人事件【1995】

聖書に記された”七つの大罪”になぞらえた連続猟奇殺人事件が発生。退職まで残り1週間のベテラン刑事サマセットと、血気盛んな新人刑事ミルズが捜査に当たることになります。

ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが主演したデヴィッド・フィンチャー監督のサイコサスペンス。先鋭的な映像と後味の悪いエンディングが非常に話題となりました。

36.絶望的な環境の中でも希望を失わずに生きる囚人たち【1994】

妻とその愛人を射殺した罪でショーシャンク刑務所に入れられた銀行員アンディ。そこで彼は長年刑務所で暮らしているレッドをはじめ、囚人仲間とともに腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生きていきます。

ティム・ロビンスとモーガン・フリーマン主演で、スティーブン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化。フランク・ダラボンの初監督作品で、受賞には至らなかったもののアカデミー賞7部門にノミネートするなど高く評価されました。

37.アメリカ現代史と重ねて描き出す1人の男の数奇な人生【1994】

知能指数が人より劣るものの、普通の子供と同じように育てられたフォレスト・ガンプ。俊足を買われてフットボールのスター選手として活躍する大学時代、ベトナム戦争で仲間を助けて勲章をもらい、除隊後はエビ漁で成功を収めるなど、彼の数奇な人生をアメリカ現代史と重ねて描き出すヒューマン・ドラマ。

トム・ハンクスの主演男優賞をはじめ、脚本賞、監督賞、作品賞などアカデミー賞主要部門総なめにする高評価を得た作品。

38.優柔不断な独身男性が真実の愛を見つけるまでを描く【1994】

独身のチャールズは結婚への焦りが募るものの、肝心な時には踏み出せずにいました。ある結婚式で偶然出会ったキャリーに運命を感じた彼は猛アタックの末ベッドを共にするものの、結婚の話に口ごもってしまい、彼女はアメリカに帰ってしまいます。

ヒュー・グラント、アンディ・マクダウェル共演のロマンティック・コメディ。のちに『ラブ・アクチュアリー』などで知られることになるリチャード・カーティスがグラントとタッグを組んだ最初の作品です。

39.家族を殺された少女と殺し屋の間に芽生えた絆【1994】

ニューヨークでプロの殺し屋として生きるレオンは、隣の部屋に住む少女マチルダとふとしたきっかけで知り合います。ある日マチルダがレオンのために牛乳を買いに行っている間に、彼女の家族が皆殺しにされてしまいました。幼い弟の復讐のため、レオンに殺しの技術を教えてもらおうとするマチルダ。2人の共同生活が始まります。

『ニキータ』(1990)などで知られるフランスの映画監督リュック・ベッソンのハリウッド初監督作品です。レオンを演じたジャン・レノ、マチルダを演じたナタリー・ポートマンはともにこの作品でブレイクしました。

40.田舎町で生きる青年の葛藤を描く【1993】

生まれ育ったアイオワ州の小さな町から一度も出たことがないギルバートは、重い知的障害をもつ弟アーニーと過食症の母、2人の姉妹とともに暮らしていました。スーパーで働きながら家庭を支える彼は、ある日祖母とともにトレーラーハウスで旅をする少女ベッキーに出会います。

『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)などで知られるスウェーデン出身の映画監督ラッセ・ハルストレムによる青春映画。知的障害のある弟アーニーを演じたレオナルド・ディカプリオは、この作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートするなど、その演技が絶賛されました。

何度でも観られる傑作映画【1990年代】その2

41.鬼才デレク・ジャーマンの衝撃的な遺作【1993】

画面いっぱいに青一色の映像が映し出されるなか、エイズにより当時すでに全盲となっていたデレク・ジャーマン監督の当時の病状、エイズで他界した友人、病床で衰弱していく友人についての散文が朗読されるという衝撃的な映画です。

淡々とした語り口と単純な構成でありながら、映画史上でも特出した感情表現となっています。

42.フルCGで大迫力の恐竜が蘇る【1993】

大富豪ジョン・ハモンドの招待でコスタリカの島を訪れた考古学者のグラントとサトラー、そして数学者のマルコム。そこは遺伝工学によって蘇った恐竜が闊歩する究極のテーマパークでした。しかし、嵐の中、檻から放たれた恐竜たちは次々と人間を襲い始めます。

マイケル・クライトンによる小説をスティーヴン・スピルバーグが映画化した本作は、フルCGの恐竜たちの大迫力の描写で世界的に大ヒットしました。

43.子供たちと過ごすため女装して家政婦として働く元夫【1993】

売れない役者のダニエルは、離婚により大好きな3人の子供たちと限られた時間しか会えなくなってしまいます。そんなとき元妻ミランダが家政婦を探していると知り、メイクアップ・アーティストの兄に協力してもらいイギリス人の老婦人”ミセス・ダウトファイア”に変身。ハウスキーパーに扮して子供たちと一緒にいられることになったものの、今まで家事をしてこなかったため悪戦苦闘します。

ロビン・ウィリアムズ主演のコメディのなかでも、人気の高い作品。2014年には続編の製作が発表されましたが、ウィリアムズの急逝により中止となってしまいしました。

44.有名悪役が2人も登場する豪華なバットマン映画【1992】

ゴッサム・シティで暗躍するサーカス・ギャング団。その首領ペンギンは実業家マックス・シュレックと手を組み、街を裏から支配しようとしていました。それを知ったバットマンは、計画を阻止しようと動き出しますが、彼の前にキャット・ウーマンという新しい敵も現れ…。

ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演のバットマン映画シリーズ第2作目。怪人ペンギンをダニー・デヴィート、キャット・ウーマンをミシェル・ファイファーが演じ、悪役の描写に比重が置かれた、バートン監督らしいバットマン映画となっています。

45.大ヒットを記録した孤独な若者の純愛映画【1991】

パリの中央にあるポンヌフ橋で暮らす、天涯孤独の大道芸人の青年アレックス。ある日彼は、失恋の痛手と失明の危機から家を飛び出した画学生ミシェルと出会います。徐々に愛し合うようになったふたりでしたが、両親の捜索願で目の治療法があると知ったミシェルは、突然アレックスのもとを離れます。

『ボーイ・ミーツ・ガール』(1983)、『汚れた血』(1986)に続く、レオス・カラックス監督による「アレックス三部作」の最終章。パリで最も古く、美しいと言われるポンヌフ橋を4/5サイズでセットに再現するなど、莫大な予算と長い年月をかけて撮影されました。

46.奇妙なお化け一家を描くホラーコメディ【1991】

不気味な屋敷の主人、ゴメズ・アダムスは25年前に自分のせいで兄フェスターが失踪したことに罪悪感を持っていました。その兄が降霊会の儀式で突然屋敷に戻り、喜ぶゴメズ。しかしそれは、借金返済に困ったアダムス家の弁護士が、一家の財産を奪おうと送り込んだ高利貸しの息子でした。

人気コミックを原作とし、アニメ版、ドラマ版ともに好評を博した『アダムス・ファミリー』の初の映画化作品です。当時最新のCGや早回しの技術を使って、活発に動き回るハンドやアクロバットシーンが撮影されました。

47.夢と現実の狭間で苦しむベトナム帰還兵【1990】

ニューヨークでごく普通の郵便局員として暮らすジェイコブ。しかし、彼の周りで奇妙な出来事が起こり始め、夜は悪夢にうなされるようになってしまいます。そんなある時、ベトナムでの戦友ポールが現れます。彼は、帰還してからずっと何者かに追われていると話します。

『フラッシュダンス』(1983)や『危険な情事』(1987)などで知られるイギリスの映画監督エイドリアン・ラインが、旧約聖書の「ヤコブの梯子」をモチーフに、ティム・ロビンス主演で製作したサイコ・スリラー。

48.貧しい少女の儚い夢とささやかな反抗【1990】

マッチ工場で働くイリスは、母と義父とともに裏通りの狭い家に暮らしていました。ある日もらったばかりの給料で豪華なドレスを買ってしまったイリスは、給料を持ち構えていた義父に殴られ、母にはドレスを返品するよう言われてしまいます。母の言葉に従わずそのドレスを着てディスコに出かけたイリスは、そこで出会った男の家で一夜を過ごします。

フィンランドを代表する映画監督アキ・カウリスマキが、無産階級の者たちの儚い夢とささやかな反抗を描いた作品です。

49.鬼才ティム・バートンが送るラブファンタジー【1990】

町外れの屋敷に住む発明家は人造人間のエドワードを作り、愛情を持って接しますが、両手がハサミの未完成の彼を残して急死してしまいます。ある日エドワードの住む屋敷にやってきた化粧品のセールスレディ、ペグはエドワードを気の毒に思い、家に連れて帰ります。ペグの娘キムに彼は恋をし、植木の刈り込みなどで町の人気者になっていきましたが…。

のちにティム・バートン監督と度々タッグを組むことになるジョニー・デップが、心優しい人造人間エドワードを演じたファンタジー映画です。10代の頃の孤独だったバートン監督の経験が、色濃く反映された作品になっています。

思い出のあの洋画もランクイン【1980年代】

50.荒れた炭鉱町に住む少年少女を描いた青春ドラマの傑作【1989】

第二次世界大戦後、収容所地帯と化した炭鉱町に住む12歳のワレルカとがリーヤ。盗まれたスケートを取り返したワレルカでしたが、いたずらが原因で学校を退学になってしまいます。母親と愛人との関係に不満を募らせる彼は、いたずらで列車を横転させてしまいます。

映画学校在学中に無実の罪で投獄されたヴィターリー・カネフスキー監督が、54歳でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した作品です。

51.指名手配犯の両親から独立する息子を描くヒューマンドラマ【1988】

大好きな両親と弟と暮らす高校生のダニー。指名手配中の両親とともに、名前を変え髪の色を変え、各地を恬淡とする生活を送っていた彼でしたが、ニュージャージーに引っ越した時、音楽教師にピアノの才能を認められ、その娘とも恋に落ちます。そんななか両親を訪ねてきたかつての同志が、銀行強盗で捕まってしまいます。

69年のベトナム戦争反対運動でテロリストとして指名手配されてしまった両親を持つ少年を、『スタンド・バイ・ミー』などで知られるリバー・フェニックスが好演しています。

52.盗まれたダイヤをめぐるブラックなクライム・コメディ【1988】

ロンドンの宝石店から4人組の強盗によって1300万ポンドのダイヤが盗まれる事件が発生。中心人物のジョージは捕まりましたが、ダイヤそのものは行方不明に。盗賊団のメンバーだったワンダは、ヒットマンのオットーと組んでジョージの弁護士からダイヤのありかを聞き出そうと接近します。

イギリスの人気コメディ集団モンティ・パイソンのジョン・クリーズが共同脚本と出演で参加しているブラック・コメディ。ダイヤをめぐる駆け引きと騙し合いがテンポよく展開されます。ワンダを演じるジェイミー・リー・カーティスの魅力も必見。

53.のどかな田舎町に潜む欲望と暴力を暴いた衝撃作【1986】

父の急病で大学を休学し、故郷の田舎町に戻ったジェフリー。通りかかった野原で切り落とされた人間の片耳を発見した彼は、父の友人である刑事に耳を届けます。刑事の娘サンディから、事件にあるクラブシンガーが関わっていると聞いたジェフリーは、彼女の家に忍び込み、衝撃的な光景を目にします。

不法侵入、覗き、性的虐待など、センセーショナルな題材を扱った本作は、公開当時議論を巻き起こしましたが、のちに名作として評価されるようになり数多くの映画賞を受賞しました。デヴィッド・リンチ監督の新たな転換点とも言える作品です。

54.時代が変わっても色褪せない傑作SFアドベンチャー【1985】

1985年。高校生のマーティは少し変わった科学者のドクと知り合います。彼は愛車デロリアンを基にタイムマシンを開発したというのです。試運転を開始したところにドクが騙した過激派のメンバーが現れ、マーティはそのまま1955年にタイムスリップ。その時代のドクに協力してもらいなんとか未来に帰ろうとしますが、若い頃の両親に出会うなど騒動を巻き起こします。

1985年に公開され、大ブームとなったロバート・ゼメキス監督のSFアドベンチャー。のちに続編『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)も製作され、大人気シリーズとなりました。

55.カンヌ映画祭で新人監督賞を受賞した長編デビュー作【1984】

ハンガリー出身のウィリーはニューヨークに住んで10年。ある日クリーブランドに住む叔母から、アメリカでの新生活をスタートするためやってくる16歳のいとこエヴァの面倒を10日間ほど見てくれるように頼まれます。

全編モノクロで撮影された不条理・デッドパン(無表情)コメディ。この作品でジム・ジャームッシュ監督はカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞しました。

56.大人気コメディ集団の映画4作目【1983】

イギリスの人気コメディ集団モンティ・パイソンによる映画第4作目。人生の意味についての7つのコントで構成されたオムニバス映画です。

日本では劇場未公開ですが、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞するなど高い評価を得ています。

57.不運から全てを失ってしまう青年を描いたドラマ映画【1983】

不運にも偽札をつかまされたことから失職し、仕方なく強盗の運び屋となり逮捕されてしまったイヴォン。刑務所にいる間に娘は病死し、妻も彼に愛想を尽かしてしまいます。

知らないうちに偽札を使ってしまい、全てを失っていく青年をドキュメンタリータッチで描いた、ロベール・ブレッソン監督の遺作。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しました。

58.低予算で製作されたSFホラー【1981】

不思議な能力を持つ超能力者(スキャナー)ベイル。スキャナーの研究所では超能力者を集め、世界を支配しようと企むスキャナー・レボックを殺害しようとしていました。

鬼才デヴィッド・クローネンバーグの出世作となったSFホラー。低予算でCG合成以前の作品のため、派手なシーンは多くありませんが、特殊メイクが絶賛されるなど注目を集めました。

59.低予算での撮影も画期的な方法でクリア【1981】

舞台は近未来のアメリカ。町全体が刑務所となったマンハッタンに大統領の専用機が墜落します。終身刑の元特殊部隊員スネークは、恩赦を受ける代わりに24時間で大統領を救出することになります。

ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演の近未来SF。CGにまだ莫大な予算が必要だった当時、ユニークで現実的な方法を使って撮影された映像は画期的なものでした。

60.大人気スペース・オペラ旧三部作の二作目【1980】

デス・スター壊滅に痛手から回復した帝国軍。反乱軍は雪の惑星ホスで機会をうかがっていました。ルーク・スカイウォーカーは、ひとり惑星ダゴバに住む伝説のジェダイ・マスター、ヨーダのもとで訓練を積むことに。レイア姫とハン・ソロたちは、雲の惑星ベスピンでソロの友人ランド・カルリシアン男爵の歓迎を受けますが、それはダース・ベイダーが仕組んだ罠でした。

大人気スペース・オペラ『スターウォーズ』旧三部作の第二作目。1980年にオリジナル版が公開された後、1997年に《特別篇》の公開、2004年のDVD発売、2011年のブルーレイ発売など、時代に合わせて最新のCG技術などを用いて、内容の一部が変更・修正されています。

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61.ベトナム戦争映画の集大成【1979】

ベトナム戦争後期。要人の暗殺経験豊富なウィラード大尉は、アメリカ軍上層部から元グリーンベレー隊長のカーツ大佐暗殺命令を受けます。カーツは軍の命令を無視し、カンボジアの奥地に独立王国を築いていたのでした。

ジョセフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原作に、コッポラが私財を投げ打ってまで製作した作品です。カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得し、アカデミー賞では8部門にノミネートするなど、数多くの映画賞を受賞しました。

62.予言的な描写が話題となった傑作SF【1979】

謎の立ち入り禁止区域”ゾーン”。その奥にはどんな願いも叶う部屋があると言われ、厳重な警備をかいくぐってゾーンを案内する”ストーカー”と呼ばれる人々がいました。ある日ストーカーのもとに「科学者」と「作家」と名乗る2人の男が現れ、その部屋に連れて行ってくれと依頼します。

『惑星ソラリス』で知られるアンドレイ・タルコフスキー監督によるSF映画ですが、未来的な描写や派手な演出は全くない異色作です。人間の本能と欲望、愛や信仰を通じての魂の救済を描いています。また、”ゾーン”の描写が映画製作後に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故に似ていることも話題となりました。

63.ゾンビ映画の金字塔【1978】

全米各地で死体が蘇り、蘇った死体に噛まれた者もゾンビと化してしまう大混乱が広がって3週間。テレビ局に勤めるフランと、ボイフレンドのスティーブンは、フィラデルフィア脱出を決意。友人のSWAT隊員たちとヘリで到着したショッピングモールには、手付かずの物資が。事態が落ち着くまでモールに留まることにした一行ですが、バイクギャングの襲撃を受けてしまいます。

ゾンビの生みの親、ジョージ・A・ロメロ監督によるホラー映画です。この作品でロメロ監督は一躍世界中で有名になりました。

64.ブルース・リーの死後5年経って公開された遺作【1978】

ドクター・ランド率いる巨大犯罪シンジケートは、著名人・有名人を終身契約にすることで暴利をあげていました。人気映画スター、ビリーとその恋人で歌手のアンも組織に誘われますが、これを拒否。撮影中に事故を装って銃撃されたビリーは、死を偽装して組織との戦いに挑みます。

わずかなアクションシーンを撮影後、主演のブルース・リーが死去したため、代役を立てて撮影を続行し、他のリーの主演映画の映像もつなぎ合わせて、死の5年後にようやく完成した遺作です。

65.人気ミュージカルを豪華キャストで映画化【1978】

50年代のアメリカ。夏休みに知り合ったダニーとサンディの恋は一夏で終わったかのように思われましたが、父の転勤により再び同じ高校に通うことになりますす 。再会を喜ぶ2人でしたが、ダニーは不良グループのリーダーでした。

人気ブロードウェイ・ミュージカルを、当時人気絶頂だったジョン・トラボルタとオリヴィア・ニュートン・ジョン主演で映画化した作品です。

66.貧しいながらもたくましく生きる姿を描いた感動作【1978】

19世紀末の北イタリア。ベルガモという農村に住む農民たちは、家畜や農具から農地、住居など全てを領主に借りて生活していました。ある日、バティスティー家の幼い息子の木靴が壊れてしまいます。学校まで長い道のりを通う息子のために、父親は川沿いのポプラの樹から靴を作ることにします。

イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督がカンヌ映画祭でパルムドールと受賞し、世界から注目を集めるきっかけとなった感動作。出演者は全てベルガモに住む農民たちを起用しています。

67.アメリカン・ドリームを描いたスタローンの出世作【1976】

三流のボクサー、ロッキー・バルボアは本業のボクシングだけでは生活していけないため、借金の取り立て人をしながら日銭を稼いでいました。ある日、ヘビー級の世界チャンピオンであるアポロ・クリードが無名選手と対戦することを発表。対戦相手に指名されたことから、ロッキーの戦いが始まります。

モハメド・アリ対チャック・ウェプナーのヘビー級世界タイトルマッチを見た無名時代のシルヴェスター・スタローンが、3日で脚本を書き上げ主演した本作。アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集賞の3部門を受賞するなど高い評価を受けました。

68.イタリアの巨匠による傑作サスペンス【1975】

ある女性予言者が殺害されたことをきっかけに連続殺人事件が発生。事件に巻き込まれたピアニストが謎の犯人像に迫ります。

のちに「魔女三部作」などで知られることになるダリオ・アルジェント監督によるサスペンス映画です。同監督のホラー映画『サスペリア』が日本で大ヒットしたため続編のような邦題になっていますが、実際は本作の方が先に製作されており、無関係の作品となっています。

69.アカデミー賞脚本賞受賞の犯罪映画【1975】

うだるような暑さの真夏のブルックリン。小さな銀行に3人の男が強盗に入るものの、ずさんな強奪計画はすぐに暗礁に乗り上げ、人質とともに籠城するはめに。警官隊に包囲されるなか、犯人と人質の間には奇妙な連帯感が生まれはじめ…。

アル・パチーノが実在の銀行強盗を演じた本作。シドニー・ルメット監督の舞台劇を思わせる演出で、アメリカ社会の状況を浮き彫りにしていきます。

70.古典をもとにしたロック・ミュージカル【1974】

曲を盗まれた上に無実の罪で投獄された音楽家ウィンスロー。刑務所からなんとか脱走した彼は、レコードプレス工場に身を潜めます。しかしそのとき、プレス機で顔半分を押しつぶされてしまうのです。顔を仮面で隠し、自分の曲と愛する女性を奪ったスワンの所有する劇場「パラダイス」で復讐の機会を伺うウィンスローでしたが、こけら落とし公演を一緒にやろうとスワンに持ちかけられ…。

『オペラ座の怪人』や『ファウスト』『ノートルダム・ド・パリ』『ドリアングレイの肖像』などの古典をモチーフにしたロック・オペラ。完成度の高い楽曲でアカデミー賞歌曲・編曲賞にもノミネートし、カルト映画ファンだけでなく、幅広い観客に今なお愛され続けています。

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71.秀逸な残酷描写でカルト的な人気に【1974】

テキサス州に帰省した5人の男女。彼らはガソリンを分けてもらおうと立ち寄った一軒家で、人皮のマスクを被った殺人鬼レザーフェイス一家と出会ってしまいます。

トビー・フーパー監督の商業デビューとなった本作は、その秀逸な恐怖描写が絶賛され、現在に至るまで多くのファンを獲得しています。また、その芸術性の高さから、マスターフィルムがニューヨーク近代美術館に永久保存されることになりました。

72.『マトリックス』などに先駆けて多層現実の世界を描く【1973】

未来研究所のシュティラー博士は、仮想現実から未来を正確に予測する”シミュラクロン”の開発主任を任されていました。そんなある日、保安課長のラウゼが突然姿を消し、別の人物が保安課長になっていることに気がつきます。実験のために自ら仮想現実に入ったシュティラー博士は、そこでラウゼを見かけますが…。

ジャーマン・ニューシネマの旗手となったライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによるSFサスペンスです。バーチャルリアリティによる多層現実を、鏡を多用した画面や電子音により作り出した映像・音楽に注目。

73.象徴化で当時の独裁政権を批判【1973】

スペインのカスティーリャ地方にある小さな村に、ホラー映画『フランケンシュタイン』の巡回上映がやって来ます。6歳の少女であるアナは、映画の怪物が村はずれの一軒家に住んでいると姉のイザベルから聞かされ、信じ込んでしまいました。彼女はあるときその家で、ひとりの負傷兵と出会います。

内戦により分断されたスペイン国内を、主人公の家庭に象徴させた作品で、悲惨な状況下でも純真さを残して成長していく子供を描いています。

74.史上最低の悪趣味映画【1972】

バブス・ジョンソンという偽名を使って、母、息子、娘とともにトレーラーハウスで暮らすディヴァイン。ある日タブロイド紙がディヴァインを「世界で最も下品な人間」と紹介したことから、我こそは世界一下品と主張する人々とその座を争うことに。

巨漢のドラァグクィーン、ディヴァインをはじめとするおかしな登場人物たちが、自らの変態ぶりをアピールするジョン・ウォーターズ監督のコメディ。史上最低の悪趣味映画として知られ、ディヴァインが本物の犬の糞を食べるなど、衝撃的なシーンでも話題となりました。

75.大胆な性描写で物議を醸した作品【1972】

部屋を探しに来た中年男と若い娘ジャンヌは、パリのアパートに偶然居合わせます。しかし間違い電話に触発され、男はジャンヌを犯してしまうのです。その後2人はたびたびその部屋で行為にふけるようになり…。

一般映画で初めてアナルセックスの描写が登場するなど、大胆な性描写が話題となった本作。2016年には、ジャンヌを演じたマリア・シュナイダーに事前に知らせずレイプシーンを撮影したことをベルトリッチ監督が告白したインタビューが公開され、批判を浴びました。

76.70年代ハリウッドを代表するアクション映画【1971】

サンフランシスコ、ホテルの屋上プールで泳いでいた女性が撃たれる事件が発生します。事件を担当する”ダーティ・ハリー”ことハリー・キャラハン刑事にもとに、”さそり”と名乗る犯人から「10万ドル渡さなければ市民を殺し続ける」という脅迫が届きます。

犯罪者逮捕のためなら操作の手段を選ばず、ときに暴力に訴えることもある刑事ハリー・キャラハンをクリント・イーストウッドが演じ、大人気を博しました。その後シリーズ化され続編が4作製作されています。

77.美少年に心を奪われる老作曲家【1971】

静養のためベニスを訪れた老作曲家アッシェンバッハは、船の中で出会ったポーランド貴族の少年タジオに一目で心を奪われてしまいます。ベニスではコレラが流行し始めていましたが、タジオへの思いが抑えられないアッシェンバッハは、病に侵されてもベニスを去ろうとしません。

ルキノ・ヴィスコンティによる「ドイツ三部作」の第2作目で、カンヌ映画祭25周年記念賞など、世界中で数多くの映画賞を受賞しています。タジオを演じたスウェーデン出身のビョルン・アンドレセンの美貌も話題になりました。

78.戦争に引き裂かれる夫婦の悲劇【1970】

第二次世界大戦中に結婚したジョバンナとアントニオ。幸せもつかの間、アントニオはソ連戦線に送られてしまいます。終戦後も帰らない夫を探して、ジョバンニもソ連へ。しかし戦場で遭難したアントニオは現地の娘に助けられ、彼女と家庭を築いていました。

イタリアの名匠ヴィットリオ・デ・シーカが情感豊かに描き出す夫婦の悲劇。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが、運命に翻弄される夫婦を演じます。ヘンリー・マンシーニが担当した楽曲も世界中でヒットしました。

79.映画史の記録を塗り替えた大ヒット作【1972】

シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したマフィアのドン・コルレオーネ。三男のマイケルは堅気の道を歩もうとしていましたが、父親が他のマフィアに襲撃されたことを知り、復讐を決意します。

フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作となった大ヒット作で、アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、脚色賞を受賞しました。アル・パチーノ演じるドンの三男マイケルが、堅気の生活を目指しながらもファミリーのドンに君臨していく過程を描いています。

80.実際の事件をベースにしたドキュメンタリー調のカルト映画【1970】

恋人もなく母と2人で質素に暮らすマーサ。見かねた友人から文通クラブへの入会を勧められた彼女は、しぶしぶながらある男性と文通を始めます。相手はニューヨークに住むスペイン系移民のレイ・フェルナンデス。初めて対面した彼は自分が結婚詐欺師であることを告げ、マーサは彼の共犯者として犯罪に手を染めていきます。

1940年代に実際にあった連続殺人事件をベースに、ドキュメンタリー調のフィルム・ノワールに仕上がっている本作。カルト映画として日本でも人気を集めていますが、フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーが「最も愛するアメリカ映画」と評するなど、高い評価を得ています。

死ぬまでに観ておきたい洋画【1960年代】

81.「真のアメリカ」を求めて旅する若者たち【1969】

マリファナ密売で儲けた大金をバイクのタンクに隠し、ワイアットとビリーはカリフォルニアをスタート地点とし、ニューオーリンズを目指して旅に出ます。行き当たりばったりの旅を続ける2人でしたが、途中、許可なくお祭りのパレードに参加したことから留置所に入れられてしまいました。そこで出会った弁護士ハンセンと意気投合し、彼の口利きで釈放された2人はハンセンと旅を続けます。

衝撃的な結末で知られる、アメリカン・ニューシネマの代表作です。俳優出身の映画監督デニス・ホッパーのデビュー作で、脚本にも携わったピーター・フォンダとの主演コンビや、弁護士役のジャック・ニコルソンの演技も必見です。

82.ひとりの男によって崩壊に導かれるブルジョワ家庭【1968】

ミラノ郊外に邸宅を構える工場経営者とその家族のもとに、見知らぬ男が訪れ、そのまま家に住み着いてしまいます。男の謎めいた魅力に家族全員が虜になりますが、男が去ると動揺した家族は奇妙な行動を取り始め、家庭は崩壊してしまいます。

前作『アポロンの地獄』(1967)で高い評価を得たピエル・パオロ・パゾリーニ監督が、寓話的な語りの中に現代への鋭いメッセージと未来への啓示を込めた作品です。

83.日本の著名人も絶賛したガーリー・カルチャーの源流【1966】

マリエ1とマリエ2は、姉妹と偽り、男たちを騙して食事をおごらせ、おかしないたずらを仕掛けては嘘泣きのあと笑って逃げ出します。明確なストーリーはなく、ただ若い女の子2人がめちゃくちゃに暴れ回る様子をハイセンスな衣装や音楽、美術とありとあらゆる映画的技法を使って描き出したチェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作。

漫画家の岡崎京子や女優の小泉今日子、シンガーの野宮真貴やカヒミ・カリィら90年代渋谷系を代表する著名人が絶賛し、「60年代ガールズムービーの決定版」として日本で高い人気を誇っています。

84.マカロニ・ウエスタンの原点となった作品【1966】

メキシコ国境沿いの町、ここでは元南軍のジャクソン少佐とメキシコ独立運動家ロドリゲス将軍の2つの勢力が対立していました。棺桶を持って現れた放浪者のガンマン、ジャンゴはジャクソンの部下に命を狙われていた娼婦マリアを救います。

セルジオ・コルブッチ監督、フランコ・ネロ主演のマカロニ・ウエスタン。邦題は『続・荒野の用心棒』となっていますが、1964年に公開されたセルジオ・レオーネ監督の『荒野の用心棒』とは無関係の作品です。残酷や描写やリアリティを度外視した演出は、その後のマカロニ・ウエスタンにひとつのスタイルとして受け継がれました。

85.ヌーヴェルヴァーグを代表する作品のひとつ【1965】

退屈な結婚生活から逃れたいと思っていたフェルディナンは、たまたま再会した昔の恋人・マリアンヌと共に一夜を過ごします。翌朝、知らない男の死体を見つけ、逃避行に出るふたり。しかしマリアンヌは、フェルディナンに愛想を尽かし始めます。

映画的文法に基づいたストーリーはなく、光、色、音などを組み合わせて引用で組み立てられた、ヌーヴェルヴァーグの代表的作品です。『勝手にしやがれ』(1959)と並ぶゴダールの代表作となりました。

86.ゴダールによるコメディタッチの犯罪ミステリー【1964】

推理マニアで親友同士のフランツとアルチュール。性格が正反対の2人は、無垢な女性オディールに一目惚れしてしまいます。ある日、オディールの叔母の愛人が大金を隠していることを知った3人は強奪計画を立てますが、予期せぬハプニングで事態は思わぬ展開へ。

フランスの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した型破りな3人の恋と犯罪のメロドラマ。ミュージカルシーンや実際にルーブル美術館でゲリラ撮影されたシーンなど、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーンも満載です。

87.今なお多くの作品に影響を与え続ける不朽の名作【1963】

映画監督のグイドは新作の構想と療養をかねて温泉地を訪れます。しかし、出資者や妻、愛人らの幻影に悩まされ、なかなか考えがまとまりません。次第に現実と幻想の境界線が曖昧になっていき…。

アカデミー賞外国語映画賞を受賞したフェリーニの代表作。現実と虚構の世界が混じり合う構成はのちに数え切れないほど多くの作品に影響を与えました。

88.死を決意した男の最後の48時間【1963】

アルコール依存症で入院療養中のアランは、「死」に憑りつかれていました。ある日、パリに出たアランは旧友を訪ねますが、彼らの安定した生活もアランには退屈にうつり、ますます生きることへの希望を失っていきます。

エリック・サティの印象的な旋律を背景に、ピエール・ドリュ=ラ=ロシュの小説『ゆらめく炎』を映画化したルイ・マル監督の作品です。

89.鬼才キューブリックによる傑作SF【1971】

近未来のロンドン。セックスや暴力行為に明け暮れる不良グループのリーダー、アレックスはある日殺人事件をきっかけに仲間に裏切られ、ひとりだけ警察に捕まってしまいます。刑務所で彼は、ある実験の被験者に志願するのですが…。

鬼才スタンリー・キューブリックが映像化したディストピア映画で、人間の非人間性を描いた問題作です。数多くの残酷描写とともに、スタイリッシュな映像、痛烈なメッセージが見どころとなっています。

90.ロマン・ポランスキーの監督デビュー作【1962】

中年にさしかかったスポーツ記者アンドジェイと妻クリスチナは、いつも通り週末に郊外の旅行に出かけ、途中でヒッチハイクの若者を拾います。若者は夫婦とともにヨットでのセーリングに出かけますが、彼の若さにアンドジェイは嫉妬し、ヨットの上には緊張感が漂い始めました。

のちの巨匠、ロマン・ポランスキーがポーランドで製作した監督デビュー作です。中年男性と青年が男性の妻を巡ってせまいヨットの上で対立していくドラマ映画となっています。

後世に伝えたい傑作洋画【1950年代以前】

91.巨匠が若干25歳にして作り上げた傑作サスペンス【1958】

未開地開拓会社の技師ジュリアンと社長夫人のフロランス、密かに愛し合うふたりは邪魔なシモン社長を殺害しようと完全犯罪の計画を立てます。社長を殺害したジュリアンは、忘れ物に気づき殺害現場に戻ろうとしてエレベーターに閉じ込められてしまいます。

『地下鉄のザジ』(1960)や『鬼火』(1963)で知られるフランスの映画監督ルイ・マルが25歳のときに製作した監督デビュー作です。

92.ヒッチコックが手がけるサスペンスミステリー【1958】

過去のトラウマから高所恐怖症に苦しむ元刑事ジョン。ある日彼の元に旧友ゲビンが現れ、様子がおかしい妻マドレイヌの調査を依頼されます。彼女を尾行し始めて数日、目の前で海に身を投げたマドレイヌをジョンは救出し、自宅で介抱しました。

アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画で、フランスの作家ボワロー=ナルスジャックの小説『死者の中から』を原作としています。ヒロイン2人を演じ分けたキム・ノバクの妖艶な魅力に注目です。

93.フランスの喜劇俳優ジャック・タチの代表作【1958】

プラスティック工場のオーナーの息子ジェラールは、自分の住むモダンな邸宅が気に入らず、たびたび下町に住むユロ伯父さんのもとを訪れていました。息子を取られたようで気に入らない工場のオーナーは、この独身の兄を結婚させようとしたり自分の工場で働かせてみたりと策を講じますが、陽気で常識にとらわれないユロ伯父さんは、無意識に弟の計画を台無しにしてしまいます。

フランスの国民的スター、ジャック・タチが監督・主演を務めた長編映画第3作目で、アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ映画祭審査員賞を受賞した名作です。

94.アガサ・クリスティーの原作を豪華キャストで映画化【1957】

金持ちの未亡人殺害容疑をかけられたレナードは、高齢の敏腕弁護士ロバーツに弁護を依頼。レナードの妻クリスチーネは夫のアリバイを証言できると言うものの、信用できないと判断したロバーツは夫人の証言なしで裁判に挑みます。そこで検察側の証人としてレナードに不利な証言をしたのは、なんと妻のクリスチーネでした。

アガサ・クリスティが自身の小説を戯曲化した『検察側の証人』を原作とし、容疑者の夫人役にマレーネ・デートリッヒを迎えたサスペンス映画です。主人公の老弁護士ロバーツをチャールズ・ロートンが、その付き添いの看護婦をロートンの妻エルザ・ランチェスターが演じ、それぞれアカデミー賞主演男優賞と助演女優賞にノミネートしました。

95.数々の名場面に彩られた問題作【1957】

スウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマンが1957年に製作した『第七の封印』は、“神の不在”という実存主義的なテーマについて描いた問題作です。

ペストが流行し混乱した中世の北欧。十字軍遠征から帰還した騎士アントーニウスは、目の前に現れた死神と自らの命をかけてチェスの勝負をします。勝負を続けながら故郷の城を目指すアントーニウスは、道中で様々な人々と出会います。

96.アカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作【1954】

怪力の大道芸人ザンパノと彼のアシスタントをするために買われた女性ジェルソミーナは、ふたりで旅芸人をしていました。乱暴なザンパノに嫌気がさし街へ逃げたジェルソミーナは、そこで綱渡り芸人と出会い、連れ戻しに来たザンパノとともに彼のいるサーカス団と共に行動することになります。

イタリアを代表する巨匠、フェデリコ・フェリーニの代表作のひとつ。野卑な男がわずかに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いた感動作で、1954年に製作・公開され、1956年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。

97.アメリカン・スピリットを感動的に描いた傑作【1939】

田舎で青年団のリーダーをしていたスミスは、死亡した上院議員の空席を埋めるため政界に担ぎ出されます。議会の目論見をよそに必要以上に熱心に仕事に当たる彼は、やがて議員の汚職問題にたったひとりで立ち向かうことに。

ルイス・R・フォスターの『ミネソタから来た紳士』を原作とした1939年のこの作品は、腐敗した政治の世界に、立ち向かう1人の男を通してアメリカン・スピリットを感動的に描き、第12回アカデミー賞で作品賞を含む11部門にノミネートされ、原案賞を受賞しています。

98.鋭く戦争を批判した反戦映画【1937】

第一次世界大戦のドイツとフランスの戦いを背景に、ドイツ軍に捕まったフランス人の収容所生活と、ドイツ人将校との友情を描いた反戦映画です。

ジャン・ルノワールが監督を手がけ1937年に製作・公開されたこの映画は、高い評価を得て数多くの映画賞を受賞し、第11回アカデミー賞作品賞にも輝きました。

99.鬼才2人がタッグを組んだシュールレアリズムの怪作【1928】

ルイス・ブニュエルが監督し、シュールレアリズムの画家として知られるサルバドール・ダリが脚本に携わった1929年の実験映画です。

大筋で男女の情のもつれが描かれていますが明確なストーリーは特になく、冒頭の女性の眼球をカミソリで切り裂く有名なシーンをはじめ、衝撃的なイメージ映像が脈略なく映し出されます。

初めて上映された時ブニュエルは観客の抗議を予想していましたが、パブロ・ピカソやジャン・コクトー、ル・コルビジェら当時の著名な芸術家を含む観客には拍手喝采で迎えられました。

100.SF映画の原点にして頂点【1926】

2026年、高度な文明により平和と繁栄がもたらされたかのように見える未来都市メトロポリスは、実は限られた支配階級と地下で過酷な労働に耐える労働者階級の極端に二極化された社会でした。権力者の息子フレーダーは労働者の女性マリアと出会い、初めてその社会の実態を知ります。

マリアを中心に労働者たちの間でストライキの機運が高まった時、それを知ったフレーダーの父はマリアを誘拐し彼女にそっくりのアンドロイドを作らせ、アンドロイドを使って労働者たちの団結を崩そうと画策するのでした。

ドイツのフリッツ・ラング監督による1927年のモノクロ無声映画です。SF映画黎明期の傑作と言われ、以降数多くの作品に影響を与えています。