2017年7月6日更新

映画『オリバー・ツイスト』のあらすじと孤児オリバーの魅力に迫る!

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オリバーツイスト

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1800年代の長編小説が元!映画『オリバー・ツイスト』

映画『オリバー・ツイスト』は、1800年代に制作されたチャールズ・ディケンズのイギリスロンドンが舞台となっている長編小説が元となった映画です。 これまで、過去にいくつか映画でリメイクされてきた本作。イギリスだけではなく日本でも古くから愛され続けられている作品です。 今回紹介する『オリバー・ツイスト』は2005年製作の映画となります。 当時の過酷なイギリスの環境に負けじと、主人公である孤児オリバーが様々な出来事に立ち向かう姿には思わず勇気をもらいます。

救貧院での生活。『オリバー・ツイスト』のあらすじ1

純粋で心優しいオリバー

舞台は1800年代のイギリス・ロンドン。主人公となるのは、早くして両親を亡くした孤児のオリバーは、代わりの親となる人の家に住んでいました。 ところがオリバーが9歳になった頃、突然男の人がやって来てオリバーを救貧院へと連れて行くことになります。 当時のイギリスの救貧院と言えばそれは酷いもので子供は雑用としか扱っていませんでした。食事は少ないおかゆだけと満足に貰えず、育ち盛りな子供たちは毎日お腹が減って仕方ありません。 建物も、湿気や雨が多いイギリスなだけにカビが生え、冬には暖をとれない救貧院の子供たちにはとても厳しい環境でした。 ある日、お腹が満たされない子供たちは思い切った行動を起こします。くじで外れを引いた子が、厳しい救貧院の係員に食事をねだりに行くのです。 くじを引いたところ、なんと運が悪いことに主人公オリバーがその役を引き受けることとなります。 救貧院の子供たちが見守る中オリバーは係員に食事をもっと恵んでくれるよう不安げな顔で頼みます。このことに驚いた係員は、一体何事かと言わんばかりな顔でオリバーをキツく処罰します。 寒くて湿っている牢屋に入れられたオリバー。係員に逆らったバツとして、オリバーは救貧院を出ていくこととなりました。そんなオリバーの元に、とある葬儀屋のおじさんが現れ、救貧院側がお金を払う代わりにオリバーを預かってくれることとなりました。

ロンドンでの新しい生活。『オリバー・ツイスト』のあらすじ2

窃盗団との出会い

オリバーは葬儀屋のおじさんの元で一生懸命働くこととなります。ですが、家の人からの嫌がらせや辛い生活が続きオリバーはその家を去って行きました。 無我夢中で歩き続けるオリバー。そんな時、彼の前にロンドン行きの表示が目にとまります。それを見たオリバーはロンドンに向かうことにしました。 ロンドンにようやく着いたオリバー。ですが今まで歩き続けてきたせいかお腹がすいてます。お腹を空かせたオリバーの前にドジャーという少年が現れます。ドジャーは上手にパンを盗んでオリバーにくれました。 また、オリバーの行くあてがないことを知ったドジャーは自分もメンバーの一人である窃盗団の仲間に入れてもらえるるよう、ボスであるフェイギンに頼みます。 無理やり窃盗団に入れられたオリバー、そこではボスであるフェイギンが子供たちに盗みを教え、街の人々から盗みを働くよう指示をしていました。 この出来事がきっかけでオリバーの人生が180度変わることとなります。

厳しい環境の中から学んだオリバー

これまで様々な経験をしてきたオリバー。幼い頃に両親を亡くし、行く先々では他人からの嫌がらせや理不尽な思いを体験したりと厳しい環境の中で育ってきました。 ですが、オリバーは厳しい環境の中から強くたくましく生きることを学びました。また、人々の優しさを忘れず、自分でも人に対して優しく接するシーンがいくつか見られます。そんなオリバーだからこそ最終的には幸せを勝ち取ることができたのです。

主人公オリバーと窃盗団の間で起こるドラマは見逃せない!

主人公オリバーとボスであるフェイギン盗賊団達の間で起こるハラハラドキドキなドラマからは目が離せません。また、様々な困難に立ち向かうオリバーの姿にも感動と勇気をもらいます。 古くから世界中で愛され続けられているイギリス映画『オリバー・ツイスト』。年代別のリメイクと比べながら是非もう一度この作品を楽しんでください。
オリバー・ツイスト
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