2019年11月26日更新

『ワンパンマン』の音速のソニックはS級ヒーロー並の強さだった!?隠された過去まで徹底解説

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『ワンパンマン』3巻

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『ワンパンマン』音速のソニックの強さや過去を解説!中性的な見た目で高人気?

『ワンパンマン』に登場する“音速のソニック”は、初めて見た人には女性的な印象を与えるかもしれませんが、劇中にサイタマから不慮の事故で股間を殴られる描写もある通り、立派な男性です。『ワンパンマン』の原作とリメイクの容姿を比べて見ると、リメイク版では髪を結っていたり、身体のラインやくびれが綺麗に描かれています。 作中に女性キャラクターが少ないことから、中性的な音速ソニックの存在が、かわいいと話題になり、『ワンパンマン』の人気を高めていると言えるでしょう。

実は強い!ソニックの能力や必殺技を解説

音速のソニックは、名前のとおり高速な動きが持ち味。高速移動だけで衝撃波を発するほどで、動き自体も特殊な歩行技術によって変則的です。そこに盛り込まれる忍者系の武器を絡めた技。一発一発はそれほど重くはないものの、速さにおいてはS級ヒーローに匹敵するといえます。 暗殺から用心棒まで幅広く請け負う音速のソニックは、必殺技をたくさん持つことで技を試すことへの喜びを感じています。戦いの最中に浮かべる笑みも、ファンとしては魅力的ですね。

速いだけじゃない!肉弾格闘術の使い手でもあるソニック

己の肉体を使った技には、まず基本の「風刃脚」があります。これは体を縦回転して放つ蹴りで、加速してから踵落としのように蹴ったり、連続で叩きこんだりとバリエーションも豊富。ちなみに、閃光のフラッシュもこの技を使います。

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忍者のような武器も使いこなす

忍者の里出身ということで、手裏剣技が得意です。「爆裂手裏剣」は、文字どおり爆発を起こす手裏剣で広範囲のビルを破壊するなど、威力は相当なものです。 「煙幕手裏剣」は、煙幕を噴射して相手の視界を奪いながら放つもの。そして「ホーミング爆裂手裏剣」は、投げた手裏剣が相手を高速追尾し、逃げ切るのは不可能といわれています。

その速さを活かし、分身する「十影葬」は強力!?

音速のソニックは、その卓越した歩行技術によって分身技も使えます。「四影葬」は、超高速の動きによって4つの残像を発生させる術です。 その完成度は高く、ジェノスが反応できなかったほど。そして、それを発展させた「十影葬」は残像が10まで増える強力な技。これはサイタマを倒すために編み出した技ですが、サイタマは「マジ反復横跳び」で撃退、あっけなく敗北してしまいました。 また、分身術を応用した「音速重連拳」は、分身後に変則的な正拳突きを連続で叩き込む技。もうひとつ、「散閃斬」という四影葬のなかで使われかけた技がありますが、サイタマが妨害したためその詳細は不明です。

“音速のソニック”と“閃光のフラッシュ”との共通点。2人には因縁が……

音速のソニックは、S級ヒーロー・閃光のフラッシュと名前が似ており、スピードを活かした戦法や、使う技が一緒だったりと何かと共通点が多いです。スこれは、ふたりが同じ里の出身であることが関係しています。 同郷出身の2人ですが、「終わりの44期事件」という出来事によって因縁の関係へと変化。真相を知るソニックとしては、当事者であるフラッシュがプロヒーローを語ることに違和感を感じ、結果ヒーローを毛嫌いしているようです。

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「終わりの44期事件」とは?壮絶なフラッシュとの過去

ソニックとフラッシュは、ともに「忍者の里」の出身。そこは孤児を集めて暗殺者を生み出す工場で、ふたりは切磋琢磨しながら苛酷な訓練を乗り越えていきます。そんななか、フラッシュは「同じ境遇の孤児たちを自由に育てたい」、「本当に価値があるのは自分の人生を自由に生きる力」と、里の現支配体制を撤廃させたい夢を語りました。 しかし、フラッシュは卒業試験時に施設関係者や同期生を惨殺し、里は壊滅。これが「終わりの44期事件」です。その後、フラッシュはプロヒーローになりましたが、ソニックはフラッシュとともに実現させたかった夢を打ち砕かれ、突如孤独となってしまい、生き抜くために暗殺者の道へ。これが、ふたりの因縁のはじまりでした。

フラッシュと同郷だったソニック、どれだけ強いのか戦績を振り返ろう!

VSサイタマ

『ワンパンマン』の主人公で、最強の男と言われているサイタマ。股間をパンチされ、屈辱的な敗北を味わったことをきっかけに、音速のソニックは勝手にサイタマをライバル視しています。当のサイタマからは、「関節のパニック」などと名前を間違えられています。 サイタマを倒そうと、新たな技を生み出したりと、試行錯誤をしていますが、ことごとく返り討ちされています。音速のソニックVSサイタマには、今後も目が離せませんね。

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VS深海王

不気味な容姿に見合う強さで、ヒーロー達を次々と叩きのめす深海王。音速のソニックも、その脅威的はスピードから、始めは有利な戦いをしていたものの、深海王が雨を浴びたことで海の生物本来のスピードとパワーを向上させ格段に強くなり、一時ヒヤリとする場面もあります。 深海王の攻撃を上手にすり抜けることができたソニックですが、深海王は結局サイタマの一撃で胴体に穴を開けられ、倒されます。 俊敏な動きで鈍い深海王の攻撃は避けられるものの、弱点である「一撃の軽さ」によって決め手に欠けるという課題が明確になった戦いでした。

VSジェノス

ジェノスはサイタマの弟子で、S級14位にランキングされている、サイボーグの青年です。その容姿からファンクラブも存在するほど人気がありますが、強さも半端ではありません。自らの肉体に改造を施し続け、サイタマに近づこうとするジェノスには、そこいらの敵では相手にならないでしょう。 音速のソニック自身は、ジェノスから「音速のソニック(笑)」と、小馬鹿にされたりしていますが、深海王との戦いでジェノスが負けていることから、場合によっては音速のソニックの方が上を行っているかもしれません。このことから、音速のソニックの強さは、S級クラス相当と言えます。 原作者のONEは、ソニックとジェノスの力関係について、「ジェノスの攻撃は速さが売りのソニックには当たらないし、ソニックの攻撃ではサイボーグのジェノスに傷をつけることができない。きっと勝負はつかないだろう」とニコニコ動画で発言しています。 1vs1では互角レベルだと原作者からも言われている通り、おそらく決着のつかない戦いになると思います。ですが、状況次第ではソニックの方が強い可能性は十分にあるでしょう。

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サイタマに勝つため、ついに怪人細胞を取り込む!?

サイタマにどうしても勝てず、究極の強さを手に入れるため、ソニックはついに怪人細胞に手を出します。怪人細胞とは、自らの意志で摂取すると怪人化して格段にパワーアップする物体。ソニックは意を決してその物体を体内に取り込みますが、「得体の知れぬ生肉をそのまま食えるわけがない」とソテーにして食べてしまいます。 怪人細胞は、生のまま食べないと意味がありません。しっかり焼いて、ワインまで添えて食べたソニックは、ただ腹を壊しただけで怪人化はしませんでした。こうしたソニックのマヌケな部分こそ、人気のゆえんなのでしょう。

アニメ『ワンパンマン』で音速のソニックを演じた声優は梶裕貴

音速のソニックの声優は、『進撃の巨人』エレン役や、『ポケットモンスター』シトロン役などが代表作として挙げられる、東京都出身イケメン声優の梶裕貴です。 容姿だけでなく、優しく甘い声が声優としても大人気で、ソニックのような容姿端麗なキャラクターを多く演じています。アニメでお気に入りのキャラクターの声優を調べるとがっかりするケースもよくありますが、梶裕貴の場合はそんなことはなさそうですね。 中性的な見た目のソニック役でも、高めの声を保ちながら力強く演技。ソニックの特徴をうまく捉えた名演技でした。

自称サイタマのライバル、音速のソニックが今後どうなるのかに注目

サイタマに何度返り討ちにされても、そこからパワーアップして帰ってくるソニック。元々実力自体は高く、また努力家な彼は今やS級ヒーローに並ぶほどの強さを手に入れました。サイタマが強すぎるあまりに、やられネタキャラと化しつつありますが、今後どんどんパワーアップしていくのは間違いありません。 サイタマと互角に渡り合う日が来るのか、音速のソニックの今後から目が離せません。