2025年10月14日更新

『ワンパンマン』ジェノスは死亡・復活した?黒幕説・AI説も解説

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ワンパンマン ジェノス

2025年10月5日からアニメ第3期の放送がスタートした『ワンパンマン』。最強のヒーロー・サイタマの活躍を描く、大人気アクション漫画です。 この記事ではそんなサイタマの弟子であり、作中屈指のイケメンヒーローでもあるジェノスについて徹底解説!基本的なプロフィールはもちろん、彼にまつわる死亡説や黒幕説の真相など、気になるポイントをまとめて紹介&考察していきます。 ※この記事は『ワンパンマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『ワンパンマン』ジェノスの基本プロフィール

ワンパンマン ジェノス
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部
名前 ジェノス
ヒーローネーム 鬼サイボーグ
ヒーローランク S級17位→14位
年齢 19歳
身長 178cm
体重 不明
好きなもの サイタマの教え , オイルサーディン
嫌いなもの サイタマを見下すもの , 使いにくい電子機器
趣味 ネットサーフィン , 読書 , 日記(サイタマの教えを日々記録)
声優 石川界人

ジェノスは最高位クラスのS級14位、「鬼サイボーグ」の名で活動するヒーローです。金髪と端正な顔立ちで、作中では「五本の指に入る」イケメンと称されています。 ジェノスは15歳の時、住んでいた街と家族を暴走サイボーグに襲われました。自身も巻き込まれてしまい、瀕死の重傷を負ってしまいます。彼は、そこで出会ったクセーノ博士にサイボーグ化を懇願して、街を襲ったサイボーグを討つための旅に出ました。 それから4年後、ジェノスは旅の途中で怪人・モスキート娘と交戦。苦戦の末、道連れに自爆しようとしたところにサイタマが現れ、彼を救うのでした。彼はサイタマの圧倒的な強さに憧れて弟子入りすることに。サイタマの教えを常にメモする描写などがあり、ジェノスの心酔っぷりがうかがえます。

【死亡】ガロウに殺害され機能が停止

該当話 ONE版:82撃目 村田版:33巻171撃目

結論から言うと、ジェノスは作中でガロウに殺されてしまいます。ガロウはもともと普通の人間でしたが、数々の戦いを経て「怪人」として覚醒。S級ヒーローさえも寄せ付けない圧倒的な強さを手に入れ、ジェノスをボロボロの状態にしてしまいます。 村田版ではサイタマに本気を出させるため、そのままジェノスにトドメを刺して殺害。コアを抜き取りサイタマへ渡すという、何とも残虐な行動をとっていました。

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ONE版では死亡していない?

村田版では確実に死亡したジェノスですが、ONE版では明確に死亡シーンが描写されたわけではありません。生きているか死んでいるかわからない状態、復活の余地を残すような描き方をしていました。

【復活】サイタマが時間を逆行させ生き返らせる

ワンパンマン サイタマ
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

サイタマはジェノスを殺したガロウと激闘を展開。宇宙を戦場にするほどの大規模な戦いを繰り広げたあと、必殺マジシリーズのラッシュと強烈なパンチで勝利を掴みます。このバトルのなかで大きな成長を遂げたサイタマは、なんと「時間逆行」を可能にするほどの力を手に入れることに。 彼はガロウの協力も得ながら時間逆行を行い、ジェノスが死亡する前の時点へ到達します。これによりジェノスは見事復活を遂げたのでした。

【過去】狂サイボーグによって壊された日常

ワンパンマン ジェノス

ジェノスがサイボーグになったのは約4年前のこと。彼はそれまで家族と共に平穏な日々を送っていましたが、そこに狂サイボーグ(村田版では暴走サイボーグ)が襲来し、全てを破壊しつくしてしまいます。何とか生き残ったジェノスは、偶然そこに居合わせたクセーノ博士に救われることに。 彼は狂サイボーグを破壊するため、クセーノ博士に頼み込み自身をサイボーグに改造してもらい、復讐の機会を狙いながらヒーロー活動に取り組み始めました。 その後、ジェノスは怪人モスキート娘に敗れそうになったところをサイタマに救われ、彼と共にヒーロー協会へ加入。そこからジェノスと怪人のバトルが本格化していくことになります。

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【戦歴】戦いをくりかえしどんどんパワーアップ

ワンパンマン ジェノス
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

ジェノスは、優れたスピードを活かした体術と、掌から熱線を発射して周囲を焼き尽くす「焼却砲」を組み合わせて戦います。必殺技は、素早く拳を連打する「マシンガンブロー」。また、ワイヤーリードで繋がった腕を使った「ロケットパンチ」は、敵の捕縛もできる便利な技です。 そして、命と引き換えの最後の切り札「自爆装置」も、彼の体内に仕込まれています。彼は作中で何度か使用しかけましたが、その度サイタマに助けられているため、実際に使われたことはありません。 彼は戦いを繰り返すうちに、自分の体をグレードアップし、強くなっていきます。そこでここからは、彼のパワーアップの契機となった戦いを振り返っていきます。

ジェノスvs隕石

ワンパンマン ジェノス
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

宇宙から飛来し、Z市に向かって突如落下を始めた巨大隕石(災害レベル竜)。ヒーロー協会は、S級ヒーローたちに対応を要請します。ジェノスは先生と慕うサイタマが住む街を守るため、巨大隕石に立ち向かう決意を固めるのでした。 フルパワーの焼却砲を撃ち込みますが、巨大隕石はビクともしません。彼は隕石を止めきれず「ここが俺の墓場か!」と覚悟した時、突然現れたサイタマがワンパンで巨大隕石を粉砕。Z市に直撃するという最悪の事態は回避することができました。 ジェノスはこの時点で、試作品の「ARMS MODE」を使うことが出来ています。彼が持っている鞄のスイッチを押すと、鞄は変形し、重厚なパーツとして彼の腕に合体するのです。ジェノスは「ARMS MODE」によって、エネルギーを貯めて、より強力な焼却砲を放つことが出来るようになっています。

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ジェノスvs機神G4

「組織」によって作られた怪人「機神G4(ヂシモフ)」。彼はAI(人工知能)であり、ヒーロー・キングの戦闘データを取るため、キング戦いを申し込みます。戦いを断られたG4は、次にジェノスをターゲットに。 ジェノスは、自身の4倍以上も大きいG4に対し常に有利に戦います。またG4の中には、小さな体の本体がいて、本体の腕力はジェノスに匹敵する強さでした。ジェノスは本体も撃破し、G4に完勝します。 この時に、ジェノスはG4の部品を回収して、クセーノ博士の元へ行き自身の改造を依頼しました。

ジェノスvs音速のソニック

ワンパンマン 音速のソニック

ジェノスは、サイタマを狙ってきた音速のソニックと一戦交えることに。ソニックは、作中でもトップクラスのスピードを持ち、忍者の里出身ということもあって、様々な必殺技を駆使した攻撃を仕掛けてきます。 スピードに追い付けないジェノスと、ダメージを与えられないソニック。高速戦闘が繰り広げられますが、2人の実力は均衡しており、なかなか勝負が決まりません。ジェノスがいっそのこと周辺一帯吹き飛ばそうと考えたところで、サイタマの制止が入り、決着は付かず仕舞いになりました。 B級1位の地獄のフブキの見立てでは、その強さはS級というソニック。原作者のONEもニコニコ生放送の番組内で、ジェノスとソニックの力の差は互角だと発言しています。G4の部品を使った改造で、ジェノスが強くなったことが分かるエピソードです。

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ジェノスvsゴウケツ

ゴウケツはS級ヒーロー以上の力を意味する「災害レベル竜」の怪人です。もともとは高名な武術家で、高い戦闘力と強靭な肉体を誇ります。 パワーアップを繰り返し、勝率が上がってきていたジェノスですが、連戦後だったこともあってか、ゴウケツにあっさりと敗北してしまいます。その後ゴウケツは、駆け付けたサイタマに攻撃を何発も浴びせたものの、サイタマには一切効かず、彼の一撃に沈みました。 ジェノスはゴウケツに負けてはしまったものの、戦いの後にクセーノ博士の改造によって、さらにパワーアップしました。使用する武器が増えたうえ、「ジェットドライブアロー」という強力な蹴り技も身につけています。

ジェノス vs 機械軍団

「ネオヒーローズ編」において、ジェノスは機械軍団と交戦します。敵のロボットはS級ヒーローでも苦戦するほどの強さを誇っていましたが、ジェノスはそれをあっさりと撃破。超スピードのラッシュや電撃のようなものを発する兵器を駆使し、複数のロボを瞬殺したのです。 さらに、自身の何倍もある巨大ロボまで倒すなど、ジェノスはこの戦いで驚異的な戦闘力を披露しました。もしかしたら、現在の彼はS級でも上位に入るほどの実力者なのかもしれません。

【強さ】S級だけどジェノスは弱い?

ジェノスは「ワンパンマン」読者やアニメ視聴者から、弱いと思われがちです。なぜでしょうか? 彼は、ヒーローのランク付け最高位であるS級のヒーローです。確かにS級の中では14位と、下級なジェノス。しかし、A級以下のヒーローとは一線を画す強さを持っているのは事実です。 ただ、物語の序盤では怪人に負け続けているのも事実。怪人発生の連絡をヒーロー協会から受け、ピンチになるとサイタマが登場する、というかませ犬キャラでした。このイメージから、ジェノスが弱いと思われているのでしょう。 ジェノスはサイボーグなので、パーツを強化することでパワーアップしていくキャラです。はじめは他のヒーローに後れを取っていましたが、物語が進むにつれ、徐々に勝率が上がっています。

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【アニオリ】ジェノスが記憶喪失に?

『ワンパンマン』第2期OVAの3話にあたる「ジェノスの記憶喪失」。こちらはアニメオリジナルエピソードとなっており、なんと不慮の事故でサイタマの攻撃を受けたジェノスが記憶喪失になってしまいます。記憶を失くした彼はチャラ男や幼児など、不安定な人格で過ごすことに。 最終的にジェノスは怪人との戦闘で頭に衝撃を受け、記憶を取り戻します。ジェノスはサイタマのもとへ行き、迷惑をかけてしまったとすぐさま謝罪するのでした。

【考察】黒幕説は本当か?ジェノスの裏切りの可能性は?

①ジェノス自身が黒幕・狂サイボーグ説

一部読者のあいだで「ジェノス=狂サイボーグ説」が囁かれています。その根拠となっているのが、狂サイボーグ襲撃事件でジェノスだけが生き残っているという不自然さと、ジェノスという名前がジェノサイド(虐殺)を連想させるという点です。 確かに、何の能力も持っていない当時のジェノスが生存していることには違和感があります。また、ヒーローらしからぬ名前にも何か意味がありそうです。もしかしたら、ジェノスは狂サイボーグの記憶を消され、「自身を被害者と思い込む」ようにプログラムされているのかもしれません。

②クセーノ博士黒幕説

かつてのジェノスを救ったクセーノ博士にも黒幕説が存在します。「ジェノスを救うタイミングが良すぎる」「狂サイボーグ事件はそもそも博士が起こしたのでは」と噂されているのです。 確かに、前述した「ジェノス=狂サイボーグ説」が正しいのであれば、彼を生み出した人間もいるはず。それがクセーノ博士というパターンは十分あり得るでしょう。 博士が狂サイボーグに街を破壊させたのち、犯人が自分だとバレないよう隠ぺい工作を実施。狂サイボーグの記憶を改ざんしジェノスとして振る舞わせている、そんな可能性もありそうです。

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③ジェノス=完成AI黒幕説

S級ヒーロー・メタルナイトを作り上げたボフォイ博士。彼は超高度AIプログラムの開発に着手し、作中で「AIは完成した」と断言していました。このAIに関する一連の会話が終わった後に描かれたのはジェノスの姿。このことから「ジェノス=完成AI」という説が浮上しています。 AIには「教育」が必要と語られているため、ジェノスが時折暴走モードに入るのも「教育不足」が原因なのかもしれません。場合によっては、「ジェノスの暴走モード=狂サイボーグ」という可能性もあるでしょう。 ここまで紹介した3つの黒幕説。そのどれかが正しければ、今後ジェノスがヒーロー側を裏切りサイタマと対立することも考えられます。

【声優】ジェノスを演じるのは石川界人

石川界人

ジェノスの声を担当するのは石川界人です。石川は、1993年10月13日生まれの男性声優。『ハイキュー!!』の影山飛雄役、『残響のテロル』ナイン/九重新役(主演)や『境界のRINNE』六道りんね役などで知られる若手実力派声優です。 これまで演じてきた中に多いのが、何かに一直線な反面、一般的な感覚からズレていたり少しおバカな一面を持つキャラクター。ジェノスは家族の敵を討つという目標がありますが、サイタマへの心酔や先走った行動なども多いキャラクター。石川はぴったりなキャスティングと言えるでしょう。

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『ワンパンマン』ジェノスの今後から目が離せない

ワンパンマン
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

サイタマの相棒的存在として、作中の随所で活躍を見せているジェノス。 ONE版ではジェノスの正体に迫る展開が続いており、ファンのあいだで様々な考察が飛び交っています。ジェノスの正体は狂サイボーグなのか、彼を救ったクセーノ博士が黒幕なのか。彼らの動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!