2017年7月6日更新

劇団ひとりはやっぱり天才!お笑いから映画監督までマルチにこなすタレントに迫る8のこと

このページにはプロモーションが含まれています
劇団ひとり

AD

1:お笑いの天才・劇団ひとりはパイロットの息子

劇団ひとりは、1977年2月2日生まれの千葉県千葉市出身です。所属は太田プロダクション。身長175cmで体重73kgと、テレビ画面でイメージするより長身かもしれません。 兄弟は兄と妹がいる次男です。父親は日本航空のパイロット。その関係で小学校2年生から5年生まで米国アラスカ州のアンカレッジに住んでいました。元ミス札幌に選ばれたこともある母親も同じく日本航空の元客室乗務員です。 劇団ひとりは、アンカレッジから帰国後、千葉市の公立中学校を経て、千葉県立京葉工業高等学校機械科に入学します。ところが1年弱で中退し、千葉県立船橋高等学校定時制普通科に再入学。結局のべ5年と、普通の人より長い高校生活を送りました。当時は、ちょっとしたヤンキーだったようです。

デビューのきっかけは?

デビューすることになったきっかけは、1992年、高校1年のとき、伝説のバラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「お笑い甲子園」のコーナーに、「バーテックス」というコンビで出場したことでした。そのお笑いセンスが認めれ、現在の事務所に所属することになります。

2:センスがありすぎ!お笑い芸人として活躍する

芸名に「劇団ひとり」とネーミングしたことからもわかるとおり、様々なキャラクターに、人格が憑依したかのように成りきる一人芝居を芸風にしています。 本名が川島省吾であることから、演じ分ける様々な人物たちを、川島省吾を「座長」とする団員たちとみなします。誰もが強烈なキャラの持ち主です。劇団ひとりの役者センスが認められたのも、そもそもこの芸風からでした。 生み出した団員の数は軽く100人を超えています。数々の傑作キャラが存在していますが、中でも人気のいくつかを紹介します。

英語を喋る劇団ひとりが面白すぎる

得意としているシリーズネタのひとつが、外国語を話す人たち。特に人気はアメリカ人と中国人です。 劇団ひとりは小学生の数年間を米国で過ごした帰国子女です。英会話力はそこそこあるはずですが、本人はあまり得意にしていない模様。それでも、英語を喋るネタは、その独特の特徴を確かにとらえていて抱腹絶倒です。 バラエティ番組『ネプ&イモトの世界番付』では、英語で道案内をする様子を披露。迷子になった英語を話す子供に対して「Never give up!」や「Trust yourself!」など、大げさな発言をし会場を笑いの渦に巻き込みました。

原始人になった劇団ひとりが面白すぎる

テレビ東京の人気バラエティ番組『ゴッドタン』の中でも数々のキャラクターを登場させていますが、人気キャラのひとつが原始人です。 「マジ歌選手権」のコーナーでは、原始人に扮し、「マイベストフレンド」という意味不明の歌で笑いに包みました。その人気から、番組内だけはなく、日本青年館や東京国際フォーラムなどで開催された「マジ歌ライブ」にも原始人として出演しています。

ガリガリ君になった劇団ひとりが面白すぎる

同じく『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」で披露したのがガリガリ君です。 1981年に販売開始以来、赤城乳業の看板商品として、知らない人はいない人気アイスキャンディーのキャラクター・ガリガリ君に扮するなどと、誰も想像しませんでした。どこか気持ち悪いとの声もありますが、その強烈なインパクトは評判になりました。

3:ルービックキューブを42秒で完成させる?

意外と知られていないのが、ルービックキューブを得意としていることです。 なんと全6面を42秒で終わらせることができるそうです。2006年7月30日に行われた「ルービックキューブ東京大会2006」に参加したこともありますが、残念ながら133人中68位で予選落ちしてしまい、それ以来、やめてしまったそうです。

4:小説『陰日向に咲く』で小説家デビュー

2006年1月、初の小説『陰日向に咲く』を発表し、小説家デビューも果たしました。日の当たらない6人の落ちこぼれが、次第に立ち上がり、自立していくまでの道のりを描いた連作短編小説集です。 同年、雑誌『ダ・ヴィンチ』のBook of the yearで第2位、恋愛小説部門では見事第1位に輝いています。累計100万部を突破するベストセラーになりました。

2008年には映画化が実現

複数社の争奪戦の末、2008年1月28日公開で、映画化が実現しました。監督は平川雄一朗、主要登場人物を、岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、西田敏行、三浦友和らが演じ大ヒットしました。

5:2009年に大沢あかねと結婚

2009年2月17日、タレントの大沢あかねと婚姻届を提出し結婚しました。プロポーズの言葉は、2008年の夏に代々木のマンションで、「結婚しよう」とまさに直球勝負だったそうです。 劇団ひとりは大沢あかねの第一印象を以下のように語っています。
「滝川クリスタルさんが大好きだったんです。とある、バラエティ番組で『滝川クリステルさんと結婚したいですよ~』みたいな話をしてて、近くに大沢さんがいたんですね。『お前なんか滝川クリステルと結婚できないよ!』『そうですかね?』『僕は大沢あかねレベルですかね』なんて言って笑いとった感じ。結局それが実際になってしまった」
一方の大沢は、このときのひとりの印象は最悪だったと話しています。そんな二人が結婚に至るとは、それほどお互いに魅力があったのでしょう。 2010年9月8日には、待望の第一子となる女児が誕生しています。

6:『イロモネア』で100万円を獲得!

お笑い芸人が様々な制約の中で笑いを競うTBS系列の人気番組『ザ・イロモネア』。劇団ひとりは、2006年3月に見事100万円を獲得、さらに2009年4月にも2度目の100万を達成、2012年3月には3度目の100万円獲得を達成しています。 過去にイロモネアで最多100万円獲得芸人は、バナナマンの設楽統。劇団ひとりはそれに続く2位ということになります。

7:2014年『青天の霹靂』で映画監督デビュー!

2010年8月には、二作目の小説『青天の霹靂』を発表します。さらに、本作を原作に、自らメガフォンをとり映画化に取り組みます。そして、映画監督デビュー作品として、2014年5月24日に公開され、話題になりました。 40年前の浅草にタイムスリップした売れないマジシャンが、同じくマジシャンをしていた若き日の父に出会い、コンビを組むことになるという物語です。不思議な体験をする主人公の春夫を大泉洋、その父に劇団ひとり、母を柴咲コウが演じました。笑いと涙に溢れた感動の物語です。

8:マルチな才能はとどまらない!アニメの脚本にも挑戦

2016年4月16日に公開された劇場アニメ『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』では、監督の高橋渉と共同で脚本を担当しました。アニメ脚本には初めてのチャレンジで、ここでもまた新たな才能を発揮しています。また、過去のクレヨンしんちゃん映画シリーズから見ても、脚本をお笑い芸人が務めたことは初のことだそう。
『クレヨンしんちゃん』の長編劇場版では、24作目にあたる本作。「ユメミーワールド」という夢の世界を舞台に繰り広げられる、しんのすけとカスカベ防衛隊のいつもドタバタ騒動が描かれます。 これからも、劇団ひとりのマルチな才能を発揮した活躍が楽しみです。