1:実は保育士になるのが夢だった!
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「月にかわっておしおきよ!」で一世を風靡した『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎ役でお馴染みの、声優・三石琴乃。
今では声優界の大御所として活躍していますが、最初から声優を目指していたわけではないそうです。高校生のころは、保育士になろうと考えていた三石、しかし少子高齢社会化の影響もあって、資格をとっても仕事を続けるのは難しそうということで断念しました。
そんな三石が「しゃべる仕事」に興味を持ったのは、よく聞いていたラジオドラマがきっかけでした。高校卒業後、勝田声優学院に入学し、声優のいろはを学びました。
学生時代はスイミング・スクールの受付やサンシャイン60のエレベーター・ガールのアルバイトをしながら、勉強を続けたそうです。
2:『セーラームーン』で主人公・月野うさぎの声を演じてブレイク
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プロの声優としてデビューしたのは1989年放送のテレビアニメ『エースをねらえ!ファイナルステージ』(OVS)です。1991年『ジャンケンマン』(テレビ東京)で初のレギュラーを獲得しました。
1992年『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎ役をゲットし、知名度を一気に上げました。
『美少女戦士セーラームーン』は主人公・月野うさぎが人間の言葉を話す不思議なネコ・ルナに会ったことがきっかけで、愛と正儀のセーラー服美少女戦士に変身し、悪と闘う物語です。
『セーラームーン』の人気は社会現象となり、国内のみならず世界中で大ヒットしました。フィギュアスケートのロシア代表エフゲニア・メドベデワ選手は日本のファンに喜んでもらいたいと、大好きな『セーラームーン』の主題歌を日本語で歌ったほどです。
3:三石琴乃は私生活まで月野うさぎ?
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セーラームーンこと月野うさぎの趣味は「食う・寝る・遊ぶ」ですが、演じている三石の趣味も同じなんだそうです。見た目の印象と違って、趣味がスキー、テニス、ショッピング、そして二度寝。
そのほか、日本舞踊もやっているそうです。セーラームーンの美しい仕草と、三石の日本舞踊は、声の演技ということで、どこか繋がっているのかもしれません。
4:セーラームーンの主題歌も担当
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三石琴乃は月野うさぎ役だけでなく、主題歌も歌っています。1994年に発売された『美少女戦士セーラームーンS』の主題歌(両A面)シングル「タキシード・ミラージュ/愛の戦士」は第92話から127話までのエンディングテーマとして放送されました。
三石琴乃のほか、セーラーマーズ役の富沢美智恵、セーラーマーキュリー役の久川綾、セーラージュピター役の篠原恵美、セーラーヴィーナス役の深見梨加とともに歌っています。
5:『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト役がターニングポイントに
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1995年放送された『新世紀エヴァンゲリオン』は社会現象になるほど大ヒットし、その後映画化もされました。主人公・碇シンジが巨大な人型兵器エヴァンゲリオンのパイロットとなり、謎の敵「使徒」と闘う物語です。
主人公碇シンジ、アスカ・ラングレーの保護者兼上司・葛城ミサト役を担当した三石は、この役で「三石琴乃=月野うさぎ」というイメージを払拭し、これ以降、大人の女性を演じることが多くなりました。
大人気海外ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』では主役メレディス・グレイ役(エレン・ポンピオ)の吹き替えを担当しています。
6:『ドラえもん』ではのび太の母を演じる
未来からやってきたネコ型ロボットが、四次元ポケットから次々と不思議な道具を出す国民的人気アニメ『ドラえもん』は、2005年4月の放送から声優が総入れ替えとなりました。
ドラえもんは大山のぶ代から水田わさびに、のび太は丸山裕子から大原めぐみに、しずかちゃんは野村道子からかかずゆみに、スネ夫は肝付兼太から席とも数に、ジャイアンはたてかべ和也から木村昴になりました。
三石琴乃は主人公のび太の母、玉子を演じています。ちなみに初代玉子は『ヤッターマン』のドロンジョ様役の小原乃梨子、2代目は『ど根性ガエル』のピョン吉役の千々松幸子、三石琴乃は3代目となります。
7:イエローハットのCMナレーターは三石琴乃だった!
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黄色いカーボーイハットがトレードマークのカー用品チェーン店「イエローハット」のCMのナレーターを務めているのも三石琴乃です。月野うさぎや葛城ミサトのテンションとはまったく異なる、ハイテンションでのナレーションです。
ちなみにCMと同じテンションと思われるのが、フジテレビで放送中『ウチくる?』です。この番組で三石はナレーターを担当しています。
アニメ、海外ドラマ、CM、番組ナレーター、そして2016年4月からは『美少女戦士セーラームーンCrystal』アニメ第3期もスタートしました。ますます活躍の場を広げている三石琴乃です。