2023年9月27日更新

『七つの大罪』色欲の罪ゴウセルの正体は?【ネタバレ注意】

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<七つの大罪>の印は羊で、位置は右胸。元は金剛の称号を持つリオネス王国の聖騎士であり、10年前の王国転覆事件後、容姿を変えて「アーマンド(アニメではアラン)」と名乗りオーダン村で暮らしていました。メリオダスらとの再会を経て、国王の娘・エリザベスの要請ということで仲間たちと合流しています。 この記事ではそんなゴウセルの魅力を徹底解説していきたいと思います。 ※この記事は『七つの大罪』の重要なネタバレを含みます。

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『七つの大罪』色欲の罪ゴウセル

ゴウセルは中性的な容姿の美少年ですが、無表情かつ無機質な話し方が特徴で、趣味の読書では完全にその世界に入りこんでしまう一面も。感情を学習するため相手の心を弄ぶような行動があり、空気を読まず何を考えているか読ませない不思議な人物として登場しました。

ゴウセルの正体は人形!?

初登場時から様々な憶測を呼んだゴウセルですが、かつてマーリンを凌ぐ偉大な魔術師、十戒の1人「無欲のゴウセル」によって命を吹き込まれた人形と判明。感情が解らないこと、バンにも及ぶほどの不死身ぶりなどはこれに由来しており、術が解けると掌程度の大きさの人形に戻ってしまうそうです。 膨大な魔力を持つゴウセルは魔神王から「無欲の戒禁」を受け取るも、この戒禁があまりにも危険なものであるため、500年もの間牢に幽閉されることに。そこで人形を作り、人形を通じて外の世界と接していたのでした。 それでも限界を感じたゴウセルは「聖戦を終わらせるため」という理由から脱獄します。本当は「自由になりたい」だけであったゴウセル。しかし欲を持つと自身が戒禁にかかってしまうため、聖戦を止めるという目的を作り出して脱獄をしていたのでした。 脱獄に成功したゴウセルはその後、人形に対して1人で生きていくように伝えるも、人形は涙を流してそれを拒みます。彼に置いて行かれてしまうと考えた人形はボロボロと涙を流すのでした。 そこでゴウセルは人形に心が宿るようにと、最初で最後の贈り物として、心の魔法を詰め込んだ「魔法の心臓」を与えます。そしてこの心臓は、人形であるゴウセルがゴウセルでいられる確かな自信となったのでした。 しかしその後、色欲の罪に関わる一連の出来事によって、人形のゴウセルは心臓も感情も失うことになってしまいます。

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ゴウセルの犯した色欲の罪とは?

聖戦から3000年後、人形ゴウセルはリオネス城の地下で目を覚まします。そこで出会ったのが、リオネス王国の王女ナージャ。ゴウセルとの突然の出会いに、はじめは驚いていたナージャですが、次第に2人の仲は親密になっていきます。そして何より、彼女は人形のゴウセルを人として扱ってくれるのでした。 しかしナージャは難病を患っており、余命残りわずかという状況に陥っていました。そんな中、ゴウセルはナージャとの交流の中で彼女への愛の気持ちに気づきます。その後、彼女が虫の息となっているその時、ゴウセルは無欲のゴウセルとの別れを思い出し、ナージャを失ってしまうとひどく恐れるのでした。 ゴウセルは、無欲のゴウセルから「自分ができなかった夢を叶えてくれ」と言われるも何もわからなかったと彼女に告げます。それに対してナージャは、彼の夢は既に叶えられていると伝え、「あなた自身の目で見て、耳で聞いて、手で触れて、感じている」と言うのでした。 その言葉を聞き、ナージャにそっと口づけするゴウセル。そして彼女は、自分の夢は最期の時をゴウセルと共に過ごすことだと言い、息を引き取ります。ゴウセルはナージャともっと一緒にいたいと思い、彼女を救うために自身の「魔法の心臓」と彼女の心臓を交換します。しかし、彼の心臓は本物ではないため、ナージャが生き返ることはありませんでした。 これら一連の行動が色欲の罪であり、その後にゴウセルは、心があることがこんなにつらいのであれば心なんて不要だと心臓を捨て、自身の記憶を消し去るのでした。

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ゴウセルが心を取り戻した名シーン

ナージャとの別れにより、心と記憶を捨てたゴウセル。しかしその後、バルドラ国王が手にしていた「魔法の心臓」を見た瞬間、かつての記憶を取り戻します。それでも、悲しい出来事を思い出したくないゴウセルは、もう1度記憶を消そうと試みるのでした。 そこでゴウセルを止めたのがディアンヌ。ディアンヌはかつてゴウセルに自分の記憶を消されたことや、無欲のゴウセルから「ゴウセルを正しい道へと導いて欲しい、彼の友人であってほしい」と頼まれていたこともあり、記憶を消そうとする彼を必死に止めたのでした。 そして、ディアンヌから「つらい出来事もあるけれど大切な思い出もあったはず」と説かれ、涙を流し始めるゴウセル。そこで「魔法の心臓」は形だけのもので、心は彼の中にあり続けていたこと、心を感情で抑え込んでいたことに気づくのでした。さらに、これを機にゴウセルの魔力は上昇し、本来の力も取り戻すことができました。

神器は双弓ハーリット

双弓ハーリットは、<七つの大罪>がリオネス国王から賜った神器のひとつです。ゴウセルの両腕に埋め込まれており、戦闘時には光で形作られた弓矢となって発現。 魔力による光の矢を一斉掃射することで広範囲に渡る威力を発揮し、光とは言え実体を持つため、相手の攻撃を受け止めることも可能とします。

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ゴウセルの魔力(闘級)、技は?

ゴウセルの元々の闘級は3100でしたが、魔力開放後には35400となっています。 ゴウセルの魔力は、相手の記憶や認識の読み取り・操作を可能とする「侵入(インベイジョン)」です。 光の矢を打ち込み、記憶を読み取る「詮索の光(サーチライト)」、一時的に記憶を改竄する「瘡蓋の記憶(リライト・ライト)」や特定の人物を停止させる「大停電の矢(ブラックアウト・アロー)」。任意の過去までの記憶を消す「消えゆく彼岸(ロストワールド)」など多数の技に応用されています。 特に恐ろしいのは、相手のトラウマを引き出し、精神を悪夢に閉じ込めて戦闘不能にする「悪夢語り(ナイトメア・テラー)」。攻撃向きとは言えませんが、精神を蝕むという特性を持つため、ある意味<七つの大罪>の中で最も警戒すべき魔力とも言われています。

ゴウセルの恋人グラリーザ

無欲のゴウセルには魔神族のグラリーザという恋人がおり、人形ゴウセルは彼女の容姿を基に作られました。肝心のグラリーザは、聖戦が行われていた頃に「四大天使」のマエルの手によって殺められています。 そのためゴウセルは聖戦終結にこだわっていた一面も。そして復讐のために、対象を架空の人物へと作り替え、その対象となる人物を知っている全ての人の記憶を書き換える「禁呪」をマエルに使うことに。その結果として、ゴウセルはマエルを十戒のエスタロッサとして生まれ変わらせることに成功しました。 無欲のゴウセルにはそんな悲しい過去があり、人形ゴウセルの中性的な見た目には恋人のグラリーザが関わっていたのでした。

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ゴウセルの声優は?

ゴウセルの声を演じているのは髙木裕平です。声優としても舞台役者としても活動したいと思い、劇団昴に優先的に入団できるJOKO演劇学校を志望。卒業後は劇団昴に入団し舞台で活躍していましたが、2014年に『七つの大罪』のアラン役でアニメデビューを果たしました。 その他の出演作は、『NARUTO-ナルト-疾風伝』シラ役や『ハンドレッド』クロヴァン役など。声優としてはまだ無名ですが、 『七つの大罪』の中でも特にアクの強いゴウセルの好演もあって今後の活躍が期待されています。