2020年3月24日更新

『七つの大罪』アーサーの正体は混沌の王!?生き返った英雄をネタバレ徹底解説

七つの大罪 10巻

「七つの大罪」に憧れるキャメロット国王、アーサー・ペンドラゴン。彼の正体や真の力について真相が明かされました。本記事ではそんなアーサーの正体やマーリンとの関係について時系列順にネタバレ解説します!

目次

『七つの大罪』アーサー・ペンドラゴンはブリタニア王国の若き新王!【ネタバレ注意】

新興国キャメロット王国の若き新王、アーサー・ペンドラゴン。突如現れた大岩に刺さった剣を引き抜き、それがきっかけで王座に就きました。 気さくかつ聡明で、礼儀を忘れない大器の持ち主です。 「七つの大罪」を英雄視しており、リオネス王国で対面した時は手放しで喜ぶ姿も。中でもメリオダスに強い憧れを抱き、自国の聖騎士長に就任するよう熱烈に勧誘していました。 初陣のヘンドリクセン戦では、聖騎士長を相手に剣術のみで善戦。何かしらの事情で魔力が使えず、この戦いで覚醒することを目論んでいた様子です。本人は魔力やその性質を知らないようですが、実は「七つの大罪」に匹敵する魔力を持つと言われています。 ※本記事では『七つの大罪』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

子供の頃にバルトラと出会っていた

アーサーは、リオネス国王・バルトラと旧知の仲です。初登場時の台詞、「国王に恩義があり、謁見したい」というのも真実でした。 即位前、里子として聖騎士の家に引き取られ、幼い頃はリオネス王国で暮らしていました。義父に憧れ聖騎士を目指していましたが、優秀すぎて義兄から嫉妬され、鍛錬中に殺されかけることに。 その時に救ってくれたのが、通りかかったバルトラだったのです。 バルトラは、自分もいつか聖騎士になれるか。と聞くアーサーに「いいや、君は王になる」と予言。未来を予知する魔力「千里眼(ビジョン)」が示した通り、キャメロットの国王になりました。やがては、ブリタニア大陸を先導していくのでしょうか。

『七つの大罪』のモデルは“アーサー王伝説”!正体のヒントはここにある?

作者は、単行本第一巻の巻末にて、「アーサー王伝説の鈴木央的前日譚です」とコメント。つまり『七つの大罪』のモデルは、あの有名な“アーサー王伝説(物語)”ということに。その中には、ブリタニアという地名、王に仕える魔術士・マーリンの存在を確認することができます。 このことから、5世紀後半から6世紀初めに実在したとされる“アーサー王”。この伝説の人物がモデルだと推察されてます。

アーサー王の出生

父であるユーサーは、敵国コーンウォールの王妃イグレインに恋をしました。相談を受けたマーリンは、生まれた子を自分に預けることを条件に、ユーサーを敵国の王ゴロイスに変身させます。 コーンウォールに攻め入り、イグレインと結ばれるユーサー。この時、本物のゴロイスは戦死してしまいまい、2人の間に誕生したアーサーは約束通りマーリンに預けられました。 この経緯を『七つの大罪』に当てはめると、先代キャメロット国王とリオネス王妃の間に生まれた子ではないかと予想され、本当であればエリザベスと義兄妹という展開も。ですが、両国は明確に敵対していないので、新たな国の登場や他種族との関連が出てくる可能性も考えられます。

魔力が使えない理由、アーサーが倒すべきローマ皇帝とは?

もう1つ、アーサーの正体を考察するのに重要視されている要素があります。それは、魔力が何らかの理由によって使えないということ。そこから、“魔神王”という説が導かれ、直属部隊「十戒 」のように封印されているのではないかと言われています。 一般的に知られる“アーサー王伝説”は4部に分かれており、その始まりに当たるのが誕生と即位、ローマ皇帝を倒して王になるまでです。このローマ皇帝を誰と見るかによって、正体の説も変わってくるとみられているようです。 今のところ登場している王は、アーサー以外だとリオネス国王と魔神王。リオネス国王とするならば、「七つの大罪」とも敵対することになり、正体が魔神王という説が有力になるでしょう。あるいは、ブリタニア大陸を先導し、魔神王(=ローマ皇帝)を倒す英雄とも考えられます。 これらをベースとして、アーサーの正体や謎に関して様々な考察がなされていましたが、2020年2月の本誌にてアーサーの正体が明かされました。

エクスカリバーの能力を覚醒させたアーサー 相手の強大な力を前に死んでしまう!?

エクスカリバーって何?

聖剣エクスカリバーとは、キャメロットの城に突き刺さっている謎の剣です。 実はエクスカリバーは代々英雄たちが受け継いできた伝説の聖剣で、多くの英雄たちの血と魂が宿っています。これまでその聖剣に選ばれた英雄たちの意志が宿っており、次第にその意志の集合体として持ち主を選ぶようになりました。 そうした背景があったため、十戒であるゼルドリスでさえ抜くことができませんでした。つまり、この聖剣を抜くことができたアーサーはこれまでの英雄たちに認められた王の中の王なのです。 エクスカリバーの歴史を作り出したのは、剣聖と謳われたカルフェン王。魔神族を相手に渡り合える実力者でしたが、寄る年波には抗えず、死ぬ間際に己の血と魂をもってこの剣を清めました。それが長きに渡る伝説の剣の歴史が紡がれ始めた瞬間でした。

聖剣の能力を覚醒させ、ゼルドリスたちと戦うも……。

エクスカリバーに選ばれたものは、歴代の英雄たちの能力をそのまま引き継ぐことができます。この能力を駆使してゼルドリスやチャンドラーとキューザック、さらには魔神の力に目覚めつつあるメリオダスたち互角の戦いを繰り広げました。 しかし、相手が本領を発揮し始めると徐々に劣勢に。どれだけ攻め込んでも相手には傷ひとつ付けることができなかったのです。 それもそのはず。そもそもエクスカリバーに宿る英雄たちは魔神族相手に勝ったことがある強者揃いですが、メリオダスたちのような上級魔神が相手だと手も足も出ないのです。 次第に能力に目覚めたばかりのアーサーはエクスカリバーの力でさえ満足に引き出せなくなり、キューザックの魔力によって操られ、自刃させられてしまいます。 結果、アーサーは死亡。そのまま物語が展開されていったことによって、彼の復活は絶望的かと思われましたが……。

アーサーが生き返る!魔神王との戦地で再び息を吹き返す若き王

魔神王との戦いを終え……。

魔神王との決戦を終え、酒場で一息つく「七つの大罪」のメンバーたち。それぞれが目的を達成することができたと談笑していましたが、ディアンヌが「そういえばマーリンの目的って何?」と問います。彼女は共に戦った同胞になら知る権利があろう、と指を鳴らし、一行を瞬間移動させました。 行き先は豚の帽子亭の前、魔神王と激戦を繰り広げた戦地でした。メリオダスはあるものの存在に気付き、「ホークママの先を見てみろ」と皆に伝えます。視線の先には魔神王を倒す際に放った合技“不倶戴天(ふぐたいてん)”を受けて魔力の量が膨大なものとなった湖がありました。 「始めるとしよう」と呟き、宙に浮き始めたマーリン。彼女が呪文を唱えると、豚の帽子亭に丸い空間が現れ、そこから死んでいるアーサーが出てきました。さらに奥にはその様子を見つめるキャスの姿が。

エクスカリバーは導きの鍵だった!湖の魔力を開き、復活

「汝の啓示に従い、手筈は完了した。姫よ……そちらの準備も良いな?」見えぬ何かに話しかけるマーリン。その場にいたものたちはその光景を不思議そうに見つめています。すると、湖が光りはじめ、謎の声が聞こえてきました。 「いよいよ出迎える刻が来たみたいね、キミの、そして我らの主を……。」 次の瞬間、マーリンが「さあ鍵よ、湖に満ちた魔力を使い扉を開け!」と叫ぶと湖から眩い光りが差し込み、アーサーを貫きます。エクスカリバーの真の役割は、膨大な魔力を開く鍵だったのです。 周囲に衝撃が走り、それがおさまると空中でアーサーが起き上がります。真の王が生き返り、目覚めた瞬間でした。

アーサーの正体は“混沌”の王!?意志ひとつでこの世を作り替えることができる強大な力の持ち主

生き返ったアーサーは、暴走状態に。目醒め、自身の力に無自覚なアーサーはメリオダスを勘違いで敵だと認識し、戦闘に及びます。瞬間、大地は両断され、魔人のような存在を生み出し、地形を変え、その場にいた「七つの大罪」たちをも巻き込んでしまいました。 結果的にはそばにいたマーリンの呼びかけで、落ち着いたことで事なきを得ましたが、強力な幻覚かと思ってしまうほどあり得ない力を、覚醒したばかりで無意識下にも関わらず見せつけました。 メリオダスがマーリンにことのあらましを説明するよう促すと、アーサーの正体が明かされました。ブリタニア王国の国王であるアーサーの正体は何よりも強大な力を持つ、“混沌”と呼ばれる存在を統べる王だったのです。 “混沌”というのは魔人族さえ畏れる闇と女神族すら崇める光を持つ不純にして純粋な存在。その力はかつて無いほど強大で、意志一つでこの世界そのものと様々な種族を無から生み出したとされています。あの神樹や魔人王と最高神でさえも、“混沌”が生み出した存在だそうです。 アーサーは、その“混沌”を統べ、ブリタニアを新世界に導く王なのでした。

猫のような謎の生物のキャス その正体が遂に判明!

魔人王らとの戦いに備えるため、「鍛錬の洞窟」で修行していたアーサー。洞窟から戻ってきた彼の頭の上になぜか居座っていた謎の生物が“キャス”です。マーリンでさえもその存在を知らず、突如として現れた謎の存在、キャスは以降アーサーと戦いを共にし、謎に高い戦闘力で苦楽を共にしました。 そんなキャスはアーサーが成長すると、呼応して喋れるようになっていきます。最初は何も喋れなかったのですが、その後はコミュニケーションが取れるほどにまで会話できるようになっていました。ですがその言動は時折不可解なものも。巧妙にはられた伏線が、アーサーが“混沌”に目醒めたことで回収されてきます。

キャスの正体は“混沌”に自ら挑んだ暴君だった

アーサーが“混沌”に目覚め、覚醒した時キャスは「とうとう覚醒したんだね……。ポクうれしい……」とアーサーに飛びつきます。彼もそれを受け入れようと手を広げた瞬間、“混沌の母”がそれを制止するよう叫びます。その瞬間、キャスは牙を剥き出し、メリオダスに庇われたアーサーの片腕を噛みちぎり、捕食しました。 動揺するアーサー。“混沌の母”が言うには「かつて母たる混沌に生み落とされた力への欲望と執着の権化にして、自らが混沌の王となるべく力を求め……混沌に戦いを挑んだ獣の暴君——。」だとか。そんな底知れぬ存在の本当の名は「キャス・パリーグ(鉤爪で掻き毟る怪猫)」。 混沌との戦いに敗れ、地上に追放された後でも悪事をはたらいたため、女神族に封印されていたのだそうです。そんな暴君の狙いは、“混沌”に目醒めたアーサーを喰らうこと。今でもまだ“混沌”の王になることを目論んでいるのです。

キャスによって明かされた衝撃の事実 キャメロットが消失!?

暴君としての本性をあらわにしたキャスが、アーサーを喰らうために彼とマーリンを襲います。そんな中、アーサーは「私には王として民と国を守る!」とさらなる力の片鱗を見せます。それをみたキャスは「そんなものとっくに失くなってるのに?」と彼を嘲笑いました。 動揺するアーサー、キャスに言われるがまま“混沌”の力を使って故郷がある土地を視ます。そこには変わり果てたキャメロットの無惨な姿が。地上だけではなく、多くの人々が避難している地下壕まで消えさっています。それは「七つの大罪」と魔神王との戦いが原因でした。 意気消沈するアーサーを叩き潰したキャス。その後メリオダスが加勢しにきたことで喰われずに済んでいますが、アーサーと「七つの大罪」に大きな禍根が生まれそうな雰囲気を漂わせています。 もしこれによってアーサーが悪に堕ちた場合、“混沌”の力によって世界が終焉を迎える可能性があります。これからの展開に注目です。

何かとアーサーに世話を焼くマーリン 執着に見えるその行動の目的とは?

王国転覆疑惑でリオネス王国を追われた「七つの大罪」の1人、暴食の罪(ボア・シン)のマーリン。魔法具を多数開発するほどの高い魔力を持っており、ブリタニア大陸一の魔術師と呼ばれる人物です。 「七つの大罪」離散後は、キャメロット王国に身を寄せて姿を隠していました。新王アーサーの側近として仕えており、作中でも特に謎の多いキャラとして注目されています。 マーリンは「なくてはならない友人であり、師である」とのこと。路頭に迷いかけた自分に道を示し、導いてくれた存在として恩を感じているようです。 一方マーリンは、「ブリタニアを先導する定めの王」と呼び、一人前に育てようとしています。 マーリンがアーサーを導く理由、一介の新王がブリタニア大陸を先導する存在になる理由など。2人については不明な点が多かったのですが、本誌にてマーリンの目的や過去、さらにアーサーの正体が少しづつ明かされはじめました。

マーリンはどうしてアーサーを覚醒させるのか

マーリンの生まれは女神族にも魔神族にも屈しない、優れた人間の賢者が住う都市「ベリアルイン」。マーリンはそこで、女神族や魔神族に対抗するための兵器を生み出す実験体として生活していました。 賢者たちが住う都市で、極めて強く、特異な魔力を持っている彼女は瞬く間に大人たちを凌駕します。ですが、そんな力を持っていても彼女は当時、年端もいかぬ子供。内面は親からの愛に飢えていた子供だったのです。 ベリアルインでの暮らしに嫌気が指し、都市から逃亡したマーリン。追手に捕まりかけたその時、彼女を救ったのが魔神族、メリオダスでした。マーリンにとって、彼が優しく差し伸べた手は誰からも受けることのなかった愛情そのものです。次第に気持ちは強まり、メリオダスに好意を抱きはじめます。 しかし幼女のマーリンをメリオダスが意識するはずもなく、想いは一歩通行。ある日からマーリンは子供の姿を捨て、大人の姿になり、その姿を保つために自分のなかに流れる時間を止めました。メリオダスの心を永遠に自分へ向けさせるために。 しかしその想いは報われることなく、一瞬で奪われることに——。女神族のエリザベスによって。 しかしどちらも嫌いになれないマーリンはその心の穴を埋めるため、無限とも言える未知を生み出す“混沌”を生み出すことを、三千年もの間目的として生きていくことになるのです。

アニメ版『七つの大罪』でアーサーを演じた声優は國立幸(こくりゅうさち)

アーサーの声を演じているのは國立幸(こくりゅうさち)です。劇団ひまわりに所属する女優で、2004年頃から声優として活動。出演作は、『ガンダムビルドファイターズ』レイジ役、『おそ松さん』チビ太役などがあります。 現在でも舞台に出演しているほか、ゲーム『三國無双』シリーズではモーションキャプチャーを担当しました。ちなみに、プレイし過ぎてコントローラースティックを折ったらしく、「ちょっと自慢できること」。としてブログで紹介しています。