『七つの大罪』最強の男・エスカノールが死亡?復活の可能性や強さを徹底解説
『週刊少年マガジン』本誌の148話で、ようやく正体が明かされた『七つの大罪』最後の一人、「傲慢(ライオン・シン)のエスカノール」。これまで最強の人物と噂されており、メリオダスには「俺より強い」と言わしめ、他のメンバーからも敵に回したくない相手と認識されていました。 今回はそんなエスカノールの魅力を徹底解説していこうと思います! ※この記事は『七つの大罪』の重要なネタバレを含みます。
『七つの大罪』傲慢の罪・エスカノールのプロフィール
エスカノールは酒場〈麗しき暴食〉亭のマスターで、七つの大罪の中でも最後に明かされたキャラクターです。 七つの大罪のメンバーの中でも最強と言われていた彼ですが、夜の見た目はヒョロヒョロで性格は気弱。決してそのようには見えません。しかしその強さは太陽とともに姿を表し、正午には巨大な筋骨隆々の姿になります。
エスカノール、昼と夜のギャップが凄すぎて好き!
【死亡】エスカノールの死亡理由と最後のシーンを解説
七つの大罪の一角として様々な激戦を生き抜いてきたエスカノールですが、物語終盤に描かれる魔神王との戦いで命を落としてしまいます。その要因のひとつとなるのが、彼に宿る大きすぎる力です。 かつては四大天使マエルが授かった恩寵でもあるサンシャイン。その強大な力は、人の手には余るというもの。エスカノールにとっても、それは例外ではありませんでした。 サンシャインの能力は、陽が昇れば自動的に発動します。そして、彼の体内に毎日蓄積されていく魔力は、体に相当の負担を与えていたのです。 魔神との闘いを控えた時点で、エスカノールは吐血していました。既にかなりの負荷がかかっていることが伺えます。加えて、魔神王戦ではザ・ワン・アルティメットまで使う始末。命を懸けてメリオダスたちのために闘う彼は、もはや死ぬ覚悟ができていたのでしょう。
エスカノールの死亡シーン
魔神王を仕留め、長きにわたる戦いに終止符を打った七つの大罪。しかし、エスカノールの身体は燃えさかる炎によって崩れ始めており、もう歩くことすら出来なくなっていました。 最期を悟った彼は、仲間達に感謝の言葉を贈り、マーリンには「ずっとあなたが好きでした」とついに告白。初対面から好きな女性に似ていることでマーリンが気になっていたエスカノールでしたが、いつしかそれは本当の恋に変わっていました。
エスカノールの最期が切なすぎる…来世では幸せになってほしい…。
マーリンと最後のキス
マーリンは告白に対して、「買い被りすぎだな」と返答。しかし、エスカノールは「あなたの心の片隅にでも住むことが出来た」と嬉しそうに笑いました。それを聞いたマーリンは手を震わせながら「もっと早く私を見つけて欲しかった…できれば3000年前にな…」と返します。 彼女は心の飢えを満たすため、3000年ものあいだ生き続けてきました。もしも3000年前にこの告白を聞けていたら、マーリンの人生は変わっていたかもしれません……。 そしてエスカノールの身体から火が上がり、全身がボロボロと崩れ始めた瞬間。突然マーリンは燃えさかる彼に近づいていき、火傷するのも構わずキスをしたのです。 「私を愛してくれたただ1人の男の印を……この身に焼きつけよう」と言ったマーリンを見つめながら、エスカノールはこうして灰となって死亡しました。
火傷も気にせずエスカノールにキスをするマーリンに、グッときた!
【復活】エスカノールの転生はあるのか?
魔王との戦いを経て残念ながら命を落としてしまったエスカノールですが、ファンたちの間では「続編で転生して復活するのではないか?」と噂されています。というのも、続編となる「黙示録の四騎士」は、「アーサー王物語」の世界が舞台。 「アーサー王物語」に登場する円卓の騎士の1人であるガウェインは「朝から正午まで力が3倍になる」という特性を持つ騎士で、この特徴がエスカノールと酷似しています。もしエスカノールがガウェインに転生して再登場してくれたら、アツい展開ですよね。
エスカノールは好きなキャラなので、ぜひ転生して復活してほしい!
エスカノールとガウェインの更なる共通点
『黙示録の四騎士』に登場するガウェインはエスカノールと同じ「太陽の魔力」を使っています。また使用している武器も、エスカノールの神器と同じ名前を持つ神刀リッタ。 さらに豪胆でプライドが高い性格はエスカノールそっくりで、作中でガウェインと戦ったカオス=ガランは匂いや雰囲気からエスカノールの気配を感じ取っていました。これだけ共通点があるのであれば、エスカノールとガウェインが他人という可能性はほとんど0でしょう。 そのうえガウェインはマーリンが得意としていた魔法まで使用可能。もしかしたらガウェインは何らかの方法で生まれた、エスカノールとマーリンの子どもなのかもしれません。
【強さ】闘級5万以上!魔力「太陽(サンシャイン)」
「バロールの魔眼」によって判明したエスカノールの闘級は、なんと作中トップの5万以上でした。その強さの秘密は、他の全てと比べても特異とされる魔力「太陽(サンシャイン)」。灼熱で全てを焼き滅ぼし、浄化することができる魔力だそうです。 魔力の源は、全ての生命の根源とされる“太陽”。太陽が昇りきる正午に向けて、体格の変化だけでなく人格も高慢になり、「傲慢の罪(ライオン・シン)のエスカノール」へと変貌を遂げていきます。 正午の時点では間違いなく最強ですが、反対に午前0時を迎えた時は聖騎士最弱にまで下降。普段の姿が弱々しい老人なのも、この魔力の特性によるものだったのですね。
無慈悲な太陽(クルーエル・サン)
エスカノールは日の出と共に段々と体型が変化し、11時半には夜間の細身の体型からは想像も出来ないほど筋骨隆々な体型へと変貌を遂げます。夜には「僕」だった1人称も「私」に変わり、丁寧な物腰ながらも圧倒的な強さを見せるように。 この状態になったエスカノールの闘級は最大6万。「太陽」の魔力で作った巨大な熱の玉「無慈悲な太陽(クルーエル・サン)」は、湖を一瞬で蒸発させるほどの強さ彼の発する熱量は規格外で、周囲を焼き尽くさないように神器・リッタで制御しています。
ザ・ワンの準備?体格がさらに変化!
11時半の時点で、すでに6万もの闘級をたたき出しているエスカノールですが、彼の本当の実力は正午1分間に発揮されます。 11時半を過ぎると、エスカノールの肩幅は更に広く筋肉も増加し、シルエットは今まで以上に大きく変化。一人称は「我」へと一変し、性格も「傲慢の罪(ライオン・シン)」に相応しい傲慢さへと変貌します。 この状態になるとエスカノールの強さも一気に跳ね上がり、その闘級はなんと11万2000。敵による無力化攻撃をものともせず、凄まじい攻撃を繰り出すように。
天上天下唯我独尊(ザ・ワン)
日が昇りきって正午に入ると、彼はついに最強形態「天上天下唯我独尊(ザ・ワン)」へと突入します。持続時間は1分間と短いものの、その強さは常軌を逸したレベル。 エスカノールはアサルトモードのメリオダスと対峙したとき、圧倒的な力量差を見せられ敗北間際まで追い詰められました……が。ザ・ワンの状態になった瞬間に形勢逆転。なんとゆっくり動かした手刀一振りで、メリオダスに致命傷を与えてしまったのです。 この状態のエスカノールの発する熱は神器「リッタ」の吸収量を大きく上回り、傲慢さも最高潮に達します。「ザ・ワン」になったエスカノールに近づくことは味方にとっても危険なので、普段の彼は正午に近づくと人気の無いところで身を潜めているようです。
【活躍】魔神王との闘いでザ・ワン・アルティメット発動!
エスカノールが正午に発動させるザ・ワンは、その状態を1分間しかキープできません。しかし彼は、魔神王と戦うために再び得たサンシャインの力を使った際、ザ・ワンを1分間以上継続して闘っているのです。 今までと違い、魔神王戦では100%のコンディションで挑んだエスカノール。ザ・ワン状態となった彼は、魔神王を相手に対等に殴り合います。 ザ・ワン状態を継続するザ・ワン・アルティメットは、エスカノールが自らの命を削って魔力に換え、ザ・ワンを継続するというものでした。
【恩寵】エスカノールがサンシャインの力を手放す!?
サンシャインはもともと、四大天使の1人マエルに与えられた「恩寵(おんちょう)」の1つ。これを与えられたマエルは、四大天使最強と言われていました。 しかし、かつて聖戦が起こった時に、サンシャインの恩寵はマエルから失われてしまいます。それから約3000年後、サンシャインはエスカノールに受け継がれることとなったのです。 魔神との闘いの最中にマエルは対面したエスカノールは自身がこれ以上サンシャインに耐えられないことを悟り、マエルに恩寵を返還するのでした。
【神器】「神斧リッタ」
エスカノールの神器は、巨大な片手斧「神斧リッタ」。メリオダスが持ち運びに苦労し、ガランは持ち上げることすら困難という凄まじい重量を誇ります。ガランの見立てでは相当な名匠の作だそうですが、一体誰が作成したのか気になってしまいますね。 神器の特性は、「充填&放射(チャージ&ファイア)」。エスカノールが発する膨大な熱量を全て充填し、任意のタイミングで放射させることができます。本領を発揮した際は自制が効かないため、後で後悔することも多々あるようです。
【初登場】エスカノールは初登場からインパクト大
『七つの大罪』外伝「エジンバラの吸血鬼」とは?
エスカノールの初登場は、DVD&BD『七つの大罪』第一巻の特典漫画・外伝「エジンバラの吸血鬼」です。 12年前、まだ手配される前の<七つの大罪>に科せられたあるミッション。それは、エジンバラ城でのヴァンパイ制圧でした。 エスカノールは、闘級4890の吸血鬼の主・イズラフと交戦し、自分よりも遥かに大きい敵を圧倒しました。 メリオダスが時間を計算して出陣したため、フルパワーの逞しい姿を見ることができます。 さらに、巻末の作者コメントには「本編に登場させるのが怖い」という言葉も。作者すら恐れてしまう強さを持つキャラクターということで、本誌への登場が心待ちにされていました。
『七つの大罪』傲慢の罪・エスカノールは異常なくらい強い!
エスカノールは、魔神族の「十戒」に追われていたバン一行が逃げ込んだ酒場の店主として登場。手配書では威厳のある老人のように描かれていましたが、実物はひ弱そうな見た目の気弱なおじさんです。とてもじゃないですが、七つの大罪の最強の人物とは思えませんね。 しかし、十戒の襲撃に対抗するため発揮した本来の力は凄まじく、バンが苦戦した相手を難なく撃破。神器を手にしたエスカノールは異常な闘級を叩き出し、強すぎる戦闘力を見せつけました。
最強の男エスカノール初登場!
登場するや否や、バンを敗走させメリオダスらも敵わなかったガランを一刀両断。 魔神の血で蘇ったガランは、魔力「臨界突破(クリティカルオーバー)」で闘級を4万まで上昇させましたが、エスカノールはその強さで終始圧倒し続けました。 強者との戦いを好むガランでしたが、「死の恐怖」を感じてしまったことで逃走。「逃げない」約束を破ったことで、戒禁の効果により石化してしまいます。最終的には、これまで最強だったガランに戦わずして勝利するという結果に終わりました。
【声優】アニメ『七つの大罪』エスカノール役:杉田智和
アニメ『七つの大罪』でエスカノールの声を演じるのは、人気声優の杉田智和。穏やかな声色も、いわゆる強キャラの声色も使い分ける彼の声質と演技力は、昼と夜で姿が変わるエスカノールにぴったりですね。 杉田智和の代表作には『銀魂』の坂田銀時役や、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役などがあります。
『七つの大罪』最強の男エスカノールから目が離せない!
日が昇るにつれて体格や性格が変化し、正午には人間族最強となる男・エスカノール。彼が発する「太陽」の熱は強大な敵を打ち負かしましたが、それは諸刃の剣となって彼の寿命をも削っていきました。 そんなエスカノールが生涯愛したマーリンへ告白する最後の瞬間は、涙なしには読み進められない感動シーンとなっています。 2020年3月で完結した『七つの大罪』の続編『黙示録の四騎士』は、2021年より『週刊少年マガジン』で連載中。この作品は2023年10月よりアニメ化もされているため、聖戦終結後の世界が気になる人は要チェックです!