2019年4月2日更新

モスラ、ハリウッド版にも登場する愛され怪獣について知っておきたい10のこと

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昔から子供から大人まで多くの人に愛されている「ゴジラ」シリーズ。このシリーズに登場するモスラは、怪獣でありながら人間の味方です。この記事では、温厚で人気の高い怪獣・モスラを徹底紹介します。

温厚な怪獣、モスラについて徹底的に知りたい!

日本が誇る東宝による怪獣映画シリーズ「ゴジラ」。その中に登場する、蛾の怪獣がモスラです。 単独映画もあり、ゴジラやキングギドラと三つ巴を果たすなど、シリーズの中でかなり重要な立ち位置にいることは確か。また、2019年に公開されるハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも登場するため、再び注目度があがってきています。 そんなモスラについて、本記事で徹底紹介したいと思います。

1.モスラって、そもそもどんな怪獣?

作品での立ち位置

モスラは東宝三大怪獣の一匹である蛾の怪獣。人間の味方であり、初めての温厚な怪獣として登場しました。人間が危機に陥ったとき駆けつけ、時には人類と協力しゴジラに対抗するというエピソードもあります。 出演した映画では守護神的な存在としての位置づけにあります。悪役として登場した事はなく、誰かを救う為の破壊活動はあるものの、基本的には人間に対して攻撃することはありません。

能力

モスラは卵から孵化した幼虫と、成虫の2パターンがあります。幼虫の時には、繭を作る時に吐く糸で相手の動きを止めたり、拘束することができます。成虫になってからは、その強靭で巨大な羽を生かした飛行が特徴。翼には丸い模様があり、これは実在する蝶や蛾にもあります。鳥への威嚇用の模様だそうです。 色がカラフルなため、「蛾」特有の気持ち悪さは排除されています。そのような受け入れられやすい見た目のせいか、絶大的な人気を誇っています。 さらに、羽から出す鱗粉によって相手を混乱させる攻撃を得意としています。そのため、水中戦は苦手。しかし苦手な相手が出てくるたび、常に進化し続ける点もモスラの魅力の一つです。

2.モデルと名前の由来

先述の通り、モスラは蛾をモデルにした怪獣です。しかし、その名前の由来には少し深い意味があります。 モスラの英語表記は「Mothra」で「ガ」を意味している英語の「Moth」と、母を意味している「Mother」をかけ合わせて考えられたそうです。そのため、母性を象徴する怪獣として付けられた名前になっています。モスラが必ず何かしらの守護神になる位置付けも、ここが由来となっているわけです。

3.モスラが登場する作品一覧

公開年 作品タイトル 登場するモスラ
1961年 『モスラ』 初代
1964年 『モスラ対ゴジラ』 初代成虫・2代目幼虫
1964年 『三大怪獣 地球最大の決戦』 2代目幼虫
1966年 『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』 2代目成虫
1968年 『怪獣総進撃』 3代目幼虫
1992年 『ゴジラvsモスラ』 4代目、バトラ
1994年 『ゴジラvsスペースゴジラ』 4代目成虫、フェアリーモスラ
1996年 『モスラ MOTHRA』 第6個体成虫、第7個体
1997年 『モスラ2 海底の大決戦』 第7個体成虫
1998年 『モスラ3 キングギドラ来襲』 第7個体成虫・原始モスラ幼虫
2001年 『ジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』 第8個体 2003年 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 第9個体成虫・第10,11個体幼虫 2004年 『ゴジラ FINAL WARS』 第12個体成虫 2018年 『GODZILLA 星を喰う者』 アニメ版モスラ 2019年 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』 ハリウッド版モスラ

4.成虫より幼虫の方が強い?

初代モスラの幼虫は体長が180メートルで体重が2万トン、最高速度は40キロメートルです。地面を這っての移動しかできず、移動速度が遅いため戦闘能力は圧倒的に低いです。しかし、生命力は成虫に比べれば幼虫の方が勝っています。 1996年の『モスラ』では幼虫が血を流しながらも生きて、モスラ幼虫史上初となるビーム光線を放っていた姿がとても印象的ではないでしょうか。このシーンは心に今でも残っているという大人が、あとを絶たず、それほどに個性の強いキャラクターであったことは間違いありません。 『モスラ対ゴジラ』では成虫がやられてしまうなか、幼虫が糸の攻撃だけでゴジラを倒す事に成功したりと、生きる為の力や勝負強さのような相当な強運を持ち合わせていると言えるでしょう。

5.歌が印象的!ザ・ピーナッツ演じる小美人とは?

モスラを守護神として崇め、呼び出すことを可能とする巫女的な存在、それが小美人です。インファント島に住んでおり、人間が誕生する以前から生きています。身長は30cmほどで、モスラだけではなくゴジラ、ラドンといった他の怪獣の意思もテレパシーを通じて理解できる能力があります。 彼女たちがモスラを呼び出す時に歌う「モスラの歌」もかなり印象深いですよね。1961年公開の映画『モスラ』の劇中歌で歌われたシングル曲であり、「モスラーヤ」で始まる歌詞は、不思議なテンポで口に出して歌いたくなるほど頭の中に残ります。 キングレコードからリリースされており作詞作曲は由起こうじ、大槻秀樹、古関裕冊。怪獣モスラのテーマソングとして幅広く知られ、全国的に知れ渡っています。最初に日本語のみの歌詞で書かれ、のちにインドネシア語へ翻訳されて歌詞が完成しました。

6.新モスラとは【平成三部作に登場!】

新モスラとは、平成モスラ三部作と呼ばれている『モスラ』、「モスラ2」、「モスラ3」に登場するモスラのこと。新生モスラと言う場合もあります。 インファント島の守護神として存在し、幼虫の時は25メートル、成虫の時は53メートルもの大きさ。『モスラ』の冒頭で親モスラから生まれた卵が孵化して誕生したのが、この新モスラでした。親モスラの危険を感じ取り、助けるために十分に成長しないまま孵化したため、未熟児であり体格は小さめです。 昭和期のモスラと違い、たくさん変身するのが特徴的です。また、新モスラの幼虫は歴代の中で唯一ビーム発射や擬態能力を持っています。

7.苦戦を経て進化!レインボーモスラとアクアモスラって?

レインボーモスラは、『モスラ2』で新モスラがダガーラとの戦いに苦戦した際に進化した状態。名前の通り、羽が虹色になっているのが大きな特徴です。新モスラより大幅にパワーアップし、ダガーラを圧倒させました。また、レインボーモスラは『モスラ3』にも登場します。 『モスラ2』でダガーラを水中に追いやったあと、このレインボーモスラがさらに変身したのがアクアモスラです。水中モードとも呼ばれるこの形態は、もともと水中戦を苦手としていたモスラが逆に水中戦に特化した状態でした。

8.最強のモスラ、現る!原始モスラと鎧モスラについて

先述の『モスラ3』で登場するレインボーモスラは、ギングギドラを倒すために白亜紀にタイムスリップして戦います。その際、ギングギドラから大幅なダメージを受けたレインボーモスラを保護したのが、白亜紀に存在した原始モスラなのです。 レインボーモスラはその後、原始モスラの繭に保護され、1億3千年の時を経て鎧モスラとして蘇生するのです。

鎧モスラはキングギドラにも勝てるほど最強

巷では鎧モスラ最強説が存在します。成虫は防御力が圧倒的に低いため、戦闘にはかなり弱いという弱点がありました。しかし鎧モスラは防御力が大変優れていてキングギドラの引力光線やトリプルトルネードも全く効きませんでした。キングギドラのバリアも貫くしまつで、鎧翼カッターという強力な技でキングギドラの翼を簡単に切り落としてしまいます。 キングギドラに体当たりを仕掛け、思い切り吹き飛ばす事にも成功。飛び道具で鎧クロスヒートレーザーというものがあり、虹色から青に変わってかなり強化されており、レインボーモスラの3倍と言われていました。 攻めの姿勢が強くなったため戦闘に優れ、ゴジラの宿敵ともいわれるキングギドラに圧勝した事や、ゴジラ以外ではキングギドラと一対一で戦って勝った唯一の怪獣であることから、鎧モスラ最強説が有力なのではないでしょうか。

9.亜種のバトラはモスラの宿敵

1992年に『ゴジラVSモスラ』にて初登場した怪獣。それが黒いモスラのバトラです。亜種であり、地球生命が環境汚染などに対し造り出した存在として描かれています。 「守護」を目的としているモスラとは反対に、バトラは「破壊」を目的にしている存在でした。モスラに北の海に封印されていましたが、巨大隕石の落下に伴う汚染が引き金となって復活します。 名前の由来は「バトルモスラ」からきていると言われ、略されたものなんだとか。別名は戦闘破壊獣や破壊魔獣とされており「バトルモスラ」という名前で発売された商品も実際にありました。

10.ハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』での活躍が気になる

ハリウッド版ゴジラシリーズの2作目、モンスターバースの3作目にあたる『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場するモスラ。 容姿はオレンジ色の細身に対して頭部は小さく、四本の鎌足が生え、羽の模様はゴジラの眼に似せたデザインが施されているのが特徴的です。予告編を見る限り、四本の鎌足以外にも折りたたまれている足があるようにも思えます。 幼虫版は芋虫のような体型に、青い眼を持っているのが特徴的。また、女性のあげた手に興味を持って近づくなどの可愛らしい仕草が見受けられます。これまでのシリーズでは基本的に「守護神」としての立ち位置なので、2019年5月31日に公開されるハリウッド版でも恐らくこれは引き継がれるのではないでしょうか。

モスラはまさに、モンスターヒーロー的な存在だった

これまで、モスラについて紹介してきました。三大怪獣の一匹として、ゴジラの次に出演回数が多くかなり重要な怪獣なのです。そして、何と言っても常に攻撃ではなく人々を守る姿勢を貫いている点を思うと、まさにモンスターヒーロー的な存在といっても過言ではありません。 ハリウッド版ではどのように脚色されるのか、気になるところです。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は2019年5月31日公開です。