【ネタバレ】映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を徹底解説!初代と比較してみた
2019年5月31日に日米同時公開された映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。2014年の『GODZILLA ゴジラ』の続編で、ハリウッドの怪獣映画シリーズ「モンスターバース」の第3作です。 本作では、ゴジラに加えてモスラ、ラドン、キングギドラという東宝の人気怪獣がハリウッド映画に登場し、怪獣の王の座をかけた戦いが描かれました。監督はマイケル・ドハティです。 この記事では、本作のあらすじと結末、初代『ゴジラ』(1954年)へのオマージュ、登場怪獣やキャストを解説します。本作から続くモンスターバースの作品もあわせて紹介します。
この記事で解説していること
初代『ゴジラ』との比較
人間ドラマも楽しめる
核兵器の描かれ方
登場する17体の怪獣たち
作品情報と登場人物・キャスト
シリーズでの位置付け
※この記事には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のネタバレが含まれます。未鑑賞の場合は注意してください。
タップできる目次
- 【ネタバレ】映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のあらすじ
- 絶対おさえておきたい!日本版初代『ゴジラ』(1954年)との比較
- 家族を守るか人類を守るか……究極の人間ドラマも楽しめる!
- 初代とは正反対?核兵器の描かれ方の違い
- 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場する合計17体の怪獣たち
- 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の作品情報と登場人物/キャスト
- 監督を務めたのはマイケル・ドハティ
- 本作は「モンスターバース」の3作目!シリーズでの位置付けは?
- 『ゴジラvsコング』から『ゴジラ×コング 新たなる帝国』へ!その後のモンスターバース
- 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の結末についてよくある質問
- 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』はゴジラ愛にあふれた傑作
【ネタバレ】映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のあらすじ
ゴジラとムートーの戦いから5年、巨大生物とそれを極秘に調査していた特務機関モナークの存在は公になっていました。世界各地で次々と休眠状態の怪獣=タイタンが発見され、その地点には研究のためモナークの基地が建てられています。 あるとき中国雲南省にある基地で、科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディがモスラの幼虫との交信に成功。しかしそこへ環境テロリストのアラン・ジョナ率いる部隊が襲撃してきます。ふたりを拉致し、怪獣との交信装置「オルカ」を持ち去ってしまいました。事件の知らせを受けた芹沢博士らは、元モナークのメンバーでエマの夫であるマークに協力を要請します。彼はゴジラの生息域であるバミューダ海域にあるモナークの基地で、今後の対応を検討することに。 一方でジョナは、オルカを使って南極で氷漬けになっている「モンスター・ゼロ」と呼ばれる怪獣を目覚めさせようとしていました。実はエマは彼に協力しており、氷を爆破してモンスターを目覚めさせます。そこへモンスター・ゼロを追ってきたゴジラが出現!戦闘がはじまり、エマやマークはそれぞれにその場からなんとか避難しました。

実はエマは、人間による環境破壊が地球を滅ぼすと考えていました。怪獣(タイタン)こそが地球のバランスを取り戻す存在だと信じ、ジョナと手を組んで怪獣たちを目覚めさせていたのです。 ギドラとゴジラの戦いが激しさを増すなか、米軍は新兵器「オキシジェン・デストロイヤー」を、海中で戦う2体に向けて発射します。しかし宇宙から来たギドラには効かず、ゴジラだけが深い傷を負って姿を消してしまいました。 ギドラが新たな王として君臨すると、世界各地で眠っていた怪獣たちが次々と目覚め、混乱が広がります。 事態を止められるのはゴジラだけだと考えたモナークの面々は、かつてゴジラを目覚めさせた核兵器を使って、もう一度ゴジラを復活させる計画を立てます。しかし機器の不具合で、核弾頭は手動で起爆するしかありませんでした。その役を買って出たのが芹沢博士です。海底にあるゴジラの住処にたどり着いた芹沢博士は、自らの命と引き換えに核弾頭を起爆し、ゴジラを復活させました。 ボストンで再びギドラと戦うゴジラ。モスラはゴジラを援護しようとしますが、行く手をラドンに阻まれます。モスラはラドンを退けたものの、ギドラの攻撃を受けて消滅し、その力がゴジラに降り注ぎました。 一方エマは、怪獣と交信できる装置「オルカ」でギドラを引きつけて家族を逃がしますが、ギドラの攻撃を受けて命を落とします。 モスラの力を受け取ったゴジラは、全身から熱を放つ攻撃でギドラの翼と頭を焼き払い、最後に残った頭も熱線で消し去りました。 するとラドンをはじめ、集まった怪獣たちが次々とゴジラにひれ伏します。ゴジラは再び怪獣の王の座に返り咲いたのです。エンドロールでは、ゴジラのもとで怪獣たちが各地の自然環境を回復させていく様子が描かれました。
絶対おさえておきたい!日本版初代『ゴジラ』(1954年)との比較
1954年に公開された初代『ゴジラ』は、日本の怪獣映画の元祖として知られています。監督の本多猪四郎は、本作以降数多くの東宝特撮映画を手掛けることになりました。 太平洋沖で次々に船が沈没する事故が発生。その生存者たちは、巨大な怪獣を目撃したと語ります。原因究明のため、事故現場付近の島に派遣された調査団は、そこで怪獣に遭遇。島の古い言い伝えから「ゴジラ」と名付けられたその怪獣は、どうやら太古の生物の生き残りで、度重なる水爆実験で住処を追われたようでした。対応策が練られるものの、その強大な力に人間たちはなすすべもなく、ゴジラは東京に上陸。破壊の限りを尽くします。そんななか、科学者の芹沢大助博士はゴジラにも有効な強力な兵器の開発に成功し……。 本作には「人間と自然との共生」というテーマが盛り込まれ、これは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも受け継がれています。
ふたりの芹沢博士が意味するもの

本作には、随所に初代『ゴジラ』へのオマージュや対比がみられます。特に初代『ゴジラ』の芹沢大助博士と、本作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士は、その人物像や役割が対照的に描かれました。 初代『ゴジラ』の芹沢大助博士は東京を破壊するゴジラを止めるため、自ら開発した強力な兵器でゴジラを殺します。一方で本作の芹沢猪四郎博士はゴジラを目覚めさせるため、自らの命を賭けるのです。 監督のマイケル・ドハティは、この対比は非常に意図的なものだと語っています。彼は本作の芹沢博士を、オリジナルの芹沢博士の過ちを正す存在として描いたのです。オリジナルの芹沢博士がゴジラを殺したのに対し、本作の芹沢博士がゴジラを救うために命を賭けるのは、その贖罪といえるでしょう。
初代に引き続き同じ兵器が登場
また本作には、初代『ゴジラ』で重要な役割を果たした兵器オキシジェン・デストロイヤーが登場します。 オキシジェン・デストロイヤーは、液体中に存在する酸素をすべて破壊するという恐ろしい兵器。「ゴジラ」シリーズでは、ゴジラを完全に抹殺できた数少ない兵器のひとつとして知られており、非常に重い意味を持つものです。初代『ゴジラ』で芹沢博士はこの兵器を開発し、打倒ゴジラのために使用しましたが、そのあまりの威力に彼自身もぎりぎりまで使用をためらっていたほど。 本作でオキシジェン・デストロイヤーは、海中で戦いをくり広げるゴジラとギドラの両方を殺すために使われます。しかしそれは思わぬ結果を招くのでした。
家族を守るか人類を守るか……究極の人間ドラマも楽しめる!

本作でストーリーの中心的役割を担うのは、ラッセル家の面々です。2014年のゴジラ来襲で息子を失った夫婦と兄弟を亡くした少女。彼らはゴジラや怪獣を研究しており、特に父のマークはゴジラに憎しみを抱いていました。 しかし彼の妻エマは、怪獣を倒すことよりも共生することで人類は生き延びると考えます。こうした考え方の違いから彼女はある行動を起こし、それが家族の悲劇を引き起こしていくことに……。家族を救うか、人類を救うかという究極の選択で食い違う夫婦と娘のドラマにも注目です。 また本作では、芹沢博士のゴジラに対する信頼と畏敬の念も丁寧に描かれました。ゴジラを、そして人類を救うために犠牲を払った彼の繊細な心の動きも感動を誘います。
初代とは正反対?核兵器の描かれ方の違い
「ゴジラ」シリーズにとって核兵器は、非常に重要な意味を持つものです。 初代『ゴジラ』のゴジラは、度重なる水爆実験で住処を追われた怪獣として描かれ、作品には核兵器への強い批判が込められていました。 一方『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、芹沢博士が核弾頭を起爆して、傷ついたゴジラを復活させます。核兵器が「起死回生の手段」として使われる展開は、初代の反核のメッセージとは対照的で、観る人によって受け止め方が分かれるポイントといえるでしょう。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場する合計17体の怪獣たち
ゴジラ
海底の洞窟で眠っていたところを核実験の影響によって目を覚ましてしまったゴジラ。海外では「キング・オブ・モンスターズ(怪獣の王)」という肩書きでも親しまれています。 2014年に公開された前作ではムートーと戦い、人類を守ったゴジラ。本作ではムートーとの戦い以降5年の沈黙を破り、ギドラと対決することになります。 1954年に本多猪四郎監督、円谷英二特技監督による『ゴジラ』が公開されて以来、ゴジラは日本とハリウッドで数多くの映画に登場してきました。
ギドラ
ギドラは日本では「キングギドラ」の名前で知られる怪獣です。ゴジラやモスラの敵として描かれることが多く、本作にもゴジラの宿敵で、新たな怪獣の王に名乗りをあげる存在として登場します。 3つの頭と2本の尻尾を持ち、日本の神話に登場するヤマタノオロチがモデルといわれています。本作では「モンスター・ゼロ」とも呼ばれ、南極の氷の中で眠っていました。
モスラ

ヤママユガがモデルとなっているモスラも、本作でハリウッド初上陸を果たしました。 1961年公開の『モスラ』で初登場したモスラは、南洋の諸島インファント島の守護神。島の文化や日本、地球を守る英雄的なキャラクターです。 本作では中国・雲南省の遺跡近くで卵の状態で発見され、怪獣と交信できる装置オルカに最初に反応します。ギドラとの戦いではゴジラを援護するなど、やはり人間の味方として活躍しています。
ラドン

英語圏では「Rodan」と表記されるラドンは、プテラノドンが突然変異した怪獣です。 ゴジラ、モスラと並んで東宝三大怪獣に名を連ねるラドンも、本作でハリウッドに進出。1956年公開の『空の大怪獣ラドン』で初登場しました。 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、メキシコの火山から出現。モスラとの空中戦が見どころの1つとなっており、最後はほかの怪獣たちとともにゴジラにひれ伏します。
そのほか合計17体の怪獣たち
| メインで登場 | ゴジラ キングギドラ モスラ ラドン |
|---|---|
| ちょっと登場 | ムートー キングコング ベヒモス スキュラ メトシェラ |
| 名前のみ登場 | アバドン モケレムベンベ バフォメット ティアマト タイフーン リヴァイアサン サルゴン パニップ |
本作では2014年のゴジラとムートーの出現以降、合計17体の怪獣が姿を現したとされています。 そのなかで本編に登場しているのは、クモのような姿をしたスキュラ、マンモスのような姿のベヒモス、日本版「ゴジラ」シリーズに登場するアンギュラスに似たメトシェラの3体。これらは「モンスターバース」オリジナルの怪獣です。 エンドロールではゴジラとギドラの戦いの後、各地の怪獣がどうなったのかについての描写もあります。
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の作品情報と登場人物/キャスト
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の作品情報と、主な登場人物・キャストを紹介します。
| 原題 | Godzilla: King of the Monsters |
|---|---|
| 公開日 | 2019年5月31日(日米同時公開) |
| 上映時間 | 132分 |
| 監督 | マイケル・ドハティ |
| 脚本 | マイケル・ドハティ、ザック・シールズ |
| 配給 | 東宝 |
| シリーズ | モンスターバース第3作 前作:『GODZILLA ゴジラ』(2014年) 次作:『ゴジラvsコング』(2021年) |
| 主な怪獣 | ゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドン |
| 主なキャスト (日本語吹替) | マディソン・ラッセル:ミリー・ボビー・ブラウン(芦田愛菜) マーク・ラッセル:カイル・チャンドラー(田中圭) エマ・ラッセル:ヴェラ・ファーミガ(木村佳乃) 芹沢猪四郎:渡辺謙 |
マディソン・ラッセル役/ミリー・ボビー・ブラウン(吹替 芦田愛菜)
主人公マディソンは、モナークに所属するマークとエマ・ラッセル博士の娘。彼女は母の作った装置「オルカ」を使って、モスラとの交信に成功します。 演じるのは、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で注目を集めたミリー・ボビー・ブラウン。超能力を持つ女の子イレブンの演技は、12歳ながら高い評価を受けました。 本作が映画デビュー作で、続く『ゴジラvsコング』(2021年)にもマディソン役で出演しています。日本語吹替版では、芦田愛菜がマディソンの声を担当しました。
マーク・ラッセル役/カイル・チャンドラー(吹替 田中圭)
マディソンの父であるマーク・ラッセルは、5年前のゴジラとムートーの戦いで息子を亡くしています。以前はモナークに所属しており、本作では芹沢博士やヴィヴィアン・グレアム博士とともに誘拐された妻と娘の救出を試みます。 演じるのは、カイル・チャンドラー。1965年9月生まれでアメリカ人の俳優です。 彼はこれまで、J・J・エイブラムスがメガホンを取ったジュブナイルSF『SUPER8/スーパーエイト』やレオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』などに出演してきました。続く『ゴジラvsコング』にもマーク役で出演しています。
エマ・ラッセル役/ヴェラ・ファーミガ(吹替 木村佳乃)
モナークの研究者でマークの妻エマ・ラッセルを演じるのは、ヴェラ・ファーミガ。 1973年8月生まれ、ニュージャージー出身の彼女は、口コミで評判が広がった『エスター』やジェームズ・ワン監督の「死霊館」シリーズなど、多くのホラー映画に出演してきました。
ジャクソン・バーンズ役/オシェア・ジャクソンJr
オシェア・ジャクソンJrは、軍人のジャクソン・バーンズ役で出演しています。 ラッパーとして活躍するオシェアは伝説のヒップホップアーティスト、アイス・キューブの息子。2015年に公開されたN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』では父親のアイス・キューブ役に抜擢され、大きな話題となりました。
アイリーン・チェン役/チャン・ツィイー
チャン・ツィイーは、ともにモナークの研究者で双子のアイリーン・チェンとリン・チェンのひとり2役を演じています。 1996年にデビューを果たした彼女は中国の巨匠チャン・イーモーがメガホンを取った『初恋のきた道』で大ブレークし、日本での知名度が急上昇。その後、ハリウッドにも進出した彼女は、中国を代表する女優へ成長しました。
芹沢猪四郎役/渡辺謙
前作にも登場したモナークの芹沢猪四郎には、渡辺謙が続投となりました。放射線が生物にどのような影響を与えるのかを調査する生物学者で、被爆2世という設定でもあります。 演じる渡辺謙は2003年公開の『ラストサムライ』に始まり、これまで『硫黄島からの手紙』や『インセプション』、『トランスフォーマー/ロストエイジ』、『名探偵ピカチュウ』など数多くのハリウッド映画に出演しています。
監督を務めたのはマイケル・ドハティ
本作で監督と脚本を務めたのは、アメリカの監督マイケル・ドハティです。ドハティは2006年公開の『スーパーマン リターンズ』で脚本を担当、2016年公開の『X-MEN:アポカリプス』で原案を担当しています。 共同脚本は、2015年にアメリカで公開されたホラー映画『クランプス(原題)』でもドハティと組んだザック・シールズ。2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』、2017年の『キングコング:髑髏島の巨神』、2021年の『ゴジラvsコング』と、「モンスターバース」を通して脚本を執筆してきたマックス・ボレンスタインも本作に参加しています。
もともとは『ローグ・ワン』のギャレス・エドワーズが監督する予定だった
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は当初、前作『GODZILLA ゴジラ』に続いてギャレス・エドワーズが監督する予定でした。 しかしエドワーズは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手がけたあと、より小規模な作品に取り組みたいとして2016年5月に降板。その後、脚本の執筆に起用されたマイケル・ドハティが、監督も引き継ぐことになりました。
本作は「モンスターバース」の3作目!シリーズでの位置付けは?
「モンスターバース」の映画を公開順にまとめると、次のとおりです。
| 1作目 | 『GODZILLA ゴジラ』(2014年) |
|---|---|
| 2作目 | 『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年) |
| 3作目 | 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)※本作 |
| 4作目 | 『ゴジラvsコング』(2021年) |
| 5作目 | 『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(2024年) |
| 公開予定 | 『Godzilla x Kong: Supernova(原題)』(2027年3月26日全米公開予定) |
1作目『GODZILLA ゴジラ』(2014年)
ギャレス・エドワーズがメガホンをとり製作された2014年の『GODZILLA ゴジラ』。「モンスターバース」の第1作目であり、16年ぶりのハリウッド版ゴジラ映画です。 1999年、日本のとある原子力発電所が謎の地震により倒壊。その15年後にアメリカ海軍爆弾処理班のフォード大尉は、この事故現場跡地で巨大な繭を発見します。 繭は彼の目の前で孵化し、中から謎の巨大生物が出現しました。「ムートー」と名付けられたこの生物は、放射線を栄養源とし原子力潜水艦を襲います。被害が広がるなか、特殊機関モナークの芹沢博士はムートーを倒すため「ゴジラ」が現れると予想。そして本当にゴジラが現れ、ムートーとの対決がはじまります。
2作目『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)

2017年に公開された『キングコング:髑髏島の巨神』は「モンスターバース」2作目ではありますが、時系列は前作よりも前になっています。 アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した1973年、特務研究機関モナークのランダは傭兵のコンラッドを案内係に、数名の調査団を結成し未知の島「髑髏島」の地質調査へ向かいます。しかしそこで彼らが見つけたのは、あちこちに散らばる骨や巨大な手跡でした。やがて調査団の前に、超巨大類人猿「コング」が姿を現します。しかし島に住む巨大生物はコングだけではなく、彼らは成す術もなく逃げ惑うことになりますが……。 本作のエンドロール後には、巨大な恐竜、翼竜、蛾、3つの首の竜が描かれた壁画が登場し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』へのつながりが示唆されていました。
『ゴジラvsコング』から『ゴジラ×コング 新たなる帝国』へ!その後のモンスターバース

本作の物語は、2021年公開の『ゴジラvsコング』へと続きます。舞台は本作の5年後。ゴジラが再び深海から姿を現して世界が危機に陥るなか、人類は対抗策として髑髏島からコングを連れ出し、ゴジラとコングの頂上決戦が始まります。日本からは小栗旬が、芹沢博士の息子・芹沢蓮役で出演しました。 2024年4月26日には、シリーズ5作目『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が日本公開されました。前作に続いてアダム・ウィンガードが監督を務め、ゴジラとコングの前に、人類にとって未知の脅威が立ちはだかります。 さらにその続編『Godzilla x Kong: Supernova(原題)』が、2027年3月26日に全米公開される予定です。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の結末についてよくある質問
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラストで、ゴジラはどうやってギドラに勝ったのですか?
ギドラの攻撃で消滅したモスラの力がゴジラに降り注ぎ、力を増したゴジラが全身から熱を放つ攻撃でギドラの翼と頭を焼き払いました。最後に残った頭も熱線で消し去ると、ラドンをはじめ集まった怪獣たちがゴジラにひれ伏します。
芹沢猪四郎博士は最後どうなりますか?
傷ついたゴジラを復活させるため、海底にあるゴジラの住処で核弾頭を手動で起爆し、自らの命を犠牲にします。監督のマイケル・ドハティは、ゴジラを倒すために命を落とした初代『ゴジラ』の芹沢博士と正反対になるよう、この最期を意図して描いたと語っています。
本作に登場するオキシジェン・デストロイヤーとはどんな兵器ですか?
初代『ゴジラ』(1954年)で芹沢大助博士が開発し、ゴジラを倒した兵器です。本作では米軍の新兵器として登場し、海中で戦うゴジラとギドラに向けて使われますが、ギドラには効かず、ゴジラだけが深い傷を負いました。
エマ・ラッセル博士はなぜ怪獣を目覚めさせたのですか?
人間による環境破壊が地球を滅ぼすと考え、怪獣たちの力で地球のバランスを取り戻そうとしたためです。最後は怪獣と交信できる装置「オルカ」でギドラを引きつけて家族を逃がし、ギドラの攻撃を受けて命を落としました。
監督はなぜギャレス・エドワーズからマイケル・ドハティに代わったのですか?
当初は前作『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズが続投する予定でしたが、より小規模な作品に取り組みたいとして2016年5月に降板しました。その後、脚本の執筆に起用されたマイケル・ドハティが監督も務めることになりました。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の物語はどの作品に続きますか?
本作の5年後を描く『ゴジラvsコング』(2021年)に続き、2024年には『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が公開されました。さらに続編『Godzilla x Kong: Supernova(原題)』が、2027年3月26日に全米公開される予定です。
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』はゴジラ愛にあふれた傑作
巨大生物の王として君臨するゴジラの姿を、初代『ゴジラ』へのオマージュをふんだんに盛り込みながら描いた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。ふたりの芹沢博士の対比やオキシジェン・デストロイヤーの登場など、シリーズへの愛情が随所に感じられる怪獣映画です。 本作は、怪獣を通して人間と自然の共生をテーマとしてきた「ゴジラ」シリーズのDNAをしっかりと受け継いでいます。 物語は『ゴジラvsコング』『ゴジラ×コング 新たなる帝国』へと続いています。本作を観たら、モンスターバースのその後の作品もあわせて楽しんでみてください。





