2021年5月29日更新

【ネタバレ】映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を徹底解説!初代『ゴジラ』と比較してみた

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ゴジラキングオブモンスターズ
(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

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映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を解説【あらすじ・キャスト】

2019年に公開された映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。本作はギャレス・エドワーズ監督による2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』の続編であり、さまざまな怪獣や巨大生物が登場する東宝×ワーナーの「モンスターバース」第3作目です。 日本が世界に誇る怪獣ゴジラ。そのハリウッドでの活躍が注目されるなか、本作ではゴジラ以外にも多数の人気怪獣が登場して話題になりました。 この記事では、本作のあらすじや初代『ゴジラ』との繋がりをネタバレありで徹底解説していきます!

※この記事には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のネタバレが含まれます。未鑑賞の場合は注意してください。

【ネタバレ】映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のあらすじ

ゴジラとムートーの戦いから5年、巨大生物とそれを極秘に調査していた特務機関モナークの存在は公になっていました。世界各地で次々と休眠状態の怪獣=タイタンが発見され、その地点には研究のためモナークの基地が建てられています。 あるとき中国雲南省にある基地で、科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディがモスラの幼虫との交信に成功。しかしそこへ環境テロリストのアラン・ジョナ率いる部隊が襲撃してきます。2人を拉致し、怪獣との交信装置「オルカ」を持ち去ってしまいました。 事件の知らせを受けた芹沢博士らは、元モナークのメンバーでエマの夫であるマークに協力を要請します。彼はゴジラの生息域であるバミューダ海域にあるモナークの基地で、今後の対応を検討することに。 一方でジョナは、オルカを使って南極で氷漬けになっている「モンスター・ゼロ」と呼ばれる怪獣を目覚めさせようとしていました。 実はエマは彼に協力しており、氷を爆破してモンスターを目覚めさせます。そこへモンスター・ゼロを追ってきたゴジラが出現!戦闘がはじまり、エマやマークはそれぞれにその場からなんとか避難しました。

ゴジラキングオブモンスターズ
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実はエマは人間による環境破壊が人類を滅亡に導くと考えていました。怪獣は地球の免疫システムであり、それによる浄化を実行しようとしていたのです。 しかしモンスター・ゼロことギドラとゴジラの戦闘は激しさを増し、人間に被害が拡大することを恐れたモナークは、「オキシジェン・デストロイヤー」という兵器を使って、海中で戦っているギドラをゴジラもろとも殺す計画を立てます。 しかしその攻撃は宇宙からやってきたギドラには効かず、ゴジラだけが瀕死の状態に。ギドラが新たな怪獣の王として君臨すると、世界各地で眠っていた怪獣たちが目覚め、混乱を巻き起こします。 その事態を止めることができるのはゴジラだけだと、芹沢博士をはじめとするモナークの面々は、かつてゴジラを目覚めさせた核兵器を使って、もう1度ゴジラを目覚めさせる計画を立てます。 しかし機器の不具合で、核兵器は手動で起動するしかありませんでした。そしてその役を芹沢博士が買って出ます。ゴジラの住む海底の洞窟に到着した彼は、計画どおりに核兵器をセットし自らの命をかけてゴジラを目覚めさせました。 復活したゴジラはギドラとの戦いに復帰。モスラの援護を受けながらギドラを追い詰めますが、ギドラはラドンにモスラを追い払わせ、最終的にモスラはギドラの攻撃を受けて消滅してしまいます。 1度は劣勢に追い込まれたゴジラでしたが、モスラが消滅した際に降り注いだモスラの力を吸収し体内の核エネルギーの制御に成功。ギドラに立て続けに熱波攻撃を浴びせ、ついに勝利します。 するとゴジラのもとに怪獣たちが集結し、頭を垂れました。ゴジラは再び怪獣の王に返り咲いたのです。その後、ゴジラの監視のもと怪獣たちは世界各地の自然環境を回復させていき、モナークもその調査結果を発表。巨大生物の重要性が世に知られるようになりました。

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絶対おさえておきたい!日本版初代『ゴジラ』(1954年)との比較

1954年に公開された初代『ゴジラ』は、日本の怪獣映画の元祖として知られています。監督の本多猪四郎は、本作以降数多くの東宝特撮映画を手掛けることになりました。 太平洋沖で次々に船が沈没する事故が発生。その生存者たちは、巨大な怪獣を目撃したと語ります。 原因究明のため、事故現場付近の島に派遣された調査団は、そこで怪獣に遭遇。島の古い言い伝えから「ゴジラ」と名付けられたその怪獣は、どうやら太古の生物の生き残りで、度重なる水爆実験で住処を追われたようでした。 対応策が練られるものの、その強大な力に人間たちはなすすべもなく、ゴジラは東京に上陸。破壊の限りを尽くします。そんななか、科学者の芹沢大助博士はゴジラにも有効な強力な兵器の開発に成功し……。 本作には「人間と自然との共生」というテーマが盛り込まれ、これは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも受け継がれています。

2人の芹沢博士が意味するもの

ゴジラキングオブモンスターズ, 渡辺謙
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本作には、随所に初代『ゴジラ』へのオマージュや対比がみられます。特に初代『ゴジラ』の芹沢大助博士と、本作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士は、その人物像や役割が対照的に描かれました。 初代『ゴジラ』の芹沢大助博士は東京を破壊するゴジラを止めるため、自ら開発した強力な兵器でゴジラを殺します。一方で本作の芹沢猪四郎博士はゴジラを目覚めさせるため、自らの命を賭けるのです。 監督のマイケル・ドハティは、この対比は非常に意図的なものだと語っています。彼は本作の芹沢博士を、オリジナルの芹沢博士の過ちを正す存在として描いたのです。 オリジナルの芹沢博士がゴジラを殺したのに対し、本作の芹沢博士がゴジラを救うために命を賭けるのは、その贖罪といえるでしょう。

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初代に引き続き同じ兵器が登場

また本作には、初代『ゴジラ』で重要な役割を果たした兵器オキシジェン・デストロイヤーが登場します。 オキシジェン・デストロイヤーは、液体中に存在する酸素をすべて破壊するという恐ろしい兵器。「ゴジラ」シリーズでは、ゴジラを完全に抹殺できた数少ない兵器のひとつとして知られており、非常に重い意味を持つものです。 初代『ゴジラ』で芹沢博士はこの兵器を開発し、打倒ゴジラのために使用しましたが、そのあまりの威力に彼自身もぎりぎりまで使用をためらっていたほど。 本作でオキシジェン・デストロイヤーは、海中で戦いをくり広げるゴジラとギドラの両方を殺すために使われます。しかしそれは思わぬ結果を招くのでした。

家族を守るか人類を守るか……究極の人間ドラマも楽しめる!

ゴジラキングオブモンスターズ
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本作でストーリーの中心的役割を担うのは、ラッセル家の面々です。2014年のゴジラ来襲で息子を失った夫婦と兄弟を亡くした少女。彼らはゴジラや怪獣を研究しており、特に父のマークはゴジラに憎しみを抱いていました。 しかし彼の妻エマは、怪獣を倒すことよりも共生することで人類は生き延びると考えます。こうした考え方の違いから彼女はある行動を起こし、それが家族の悲劇を引き起こしていくことに……。 家族を救うか、人類を救うかという究極の選択で食い違う夫婦と娘のドラマにも注目です。 また本作では、芹沢博士のゴジラに対する信頼と畏敬の念も丁寧に描かれました。ゴジラを、そして人類を救うために犠牲を払った彼の繊細な心の動きも感動を誘います。

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議論を巻き起こす?日本とアメリカで印象が変わる核兵器の描き方

「ゴジラ」シリーズにとって核兵器は、非常に重要な意味を持つものです。 当初ゴジラは、原水爆の恐怖を体現する存在として登場し、初代『ゴジラ』には反核兵器の強いメッセージが込められていました。戦争被爆国である日本では、一般的に核兵器は「あってはならないもの」と考えられています。 しかしアメリカでは、核兵器は「戦争抑止力として必要なもの」、「平和や文明を守るためにやむを得ず使用することもあるもの」というのが一般的な考え方のようです。 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、核兵器が起死回生をはかる手段として描かれています。このことが、核兵器に否定的な日本の観客には受け入れがたいものとして議論を巻き起こしました。

『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』に登場する合計17体の怪獣たち

ゴジラ

海底の洞窟で眠っていたところを核実験の影響によって目を覚ましてしまったゴジラ。海外では「キング・オブ・モンスターズ(怪獣の王)」という肩書きでも親しまれています。 2014年に公開された前作ではムートーと戦い、人類を守ったゴジラ。本作ではムートーとの戦い以降5年の沈黙を破り、ギドラと対決することになります。 1954年に本多猪四郎、円谷英二監督による『ゴジラ』が公開されて以来次々と続編が作られ、本作は日米通算で33本目のゴジラ映画になりました。

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ギドラ

ギドラは日本では「キングギドラ」の名前で知られる怪獣です。ゴジラやモスラの敵として描かれることが多く、本作にもゴジラの宿敵で、新たな怪獣の王に名乗りをあげる存在として登場します。 これまで7作に登場したキングギドラは、3つの頭と2本の尻尾を持ち、日本の神話に登場するヤマタノオロチがモデルです。

モスラ

モスラ、ゴジラキングオブモンスターズ
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ヤママユガがモデルとなっているモスラも、本作でハリウッド初上陸を果たしました。 1961年公開の『モスラ』で初登場したモスラは、南洋の諸島インファント島の守護神。島の文化や日本、地球を守る英雄的なキャラクターです。これまでに、単独シリーズを含む12作に登場しました。 本作では怪獣とコミュニケーションをとれる装置オルカに最初に反応し、ギドラとの戦いではゴジラを援護するなど、やはり人間の味方として活躍しています。

ラドン

ラドン、ゴジラキングオブモンスターズ
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英語では「ロダン」と呼ばれているラドンは、プテラノドンが突然変異した怪獣です。 ゴジラ、モスラと並んで東宝三大怪獣に名を連ねるラドンも、本作でハリウッドに進出。1956年公開の『空の大怪獣ラドン』以降、6作のゴジラ映画に登場しています。 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、モスラとの空中戦が見どころの1つとなっています。

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そのほか合計17体の怪獣たち

メインで登場ゴジラ
キングギドラ
モスラ
ラドン
ちょっと登場ムートー
キングコング
ベヒモス
シラ
メトセラ
名前のみ登場アバドン
モケレムベンベ
バフォメット
ティアマト
タイフーン
リヴァイアサン
サルゴン
パニップ

本作では2014年のゴジラとムートーの出現以降、合計17体の怪獣が姿を現したとされています。 そのなかで本編に登場しているのは、クモのような姿をしたスキュラ、マンモスのような姿のベヒモス、日本版「ゴジラ」シリーズに登場するアンギュラスに似たメトシェラの3体。これらは「モンスターバース」オリジナルの怪獣です。 エンドロールではゴジラとギドラの戦いの後、各地の怪獣がどうなったのかについての描写もあります。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の登場人物/キャスト

マディソン・ラッセル役/ミリー・ボビー・ブラウン

主人公マディソンは、モナークに所属するマークとエマ・ラッセル博士の娘。彼女は母の作った装置「オルカ」を使って、モスラとの交信に成功します。 演じるのは、Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で注目を集めたミリー・ボビー・ブラウン。超能力を持つ女の子イレブンの演技は、12歳ながら高い評価を受けました。 そのほかにも『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』や『アンデッド』などテレビドラマを中心に活動しています。

マーク・ラッセル役/カイル・チャンドラー

マディソンの父であるマーク・ラッセルは、5年前のゴジラとムートーの戦いで息子を亡くしています。以前はモナークに所属しており、本作では芹澤博士やヴィヴィアン・グレアム博士とともに誘拐された妻と娘の救出を試みます。 演じるのは、カイル・チャンドラー。1965年9月生まれでアメリカ人の俳優です。 彼はこれまで、J・J・エイブラムスがメガホンを取ったジュブナイルSF『SUPER8/スーパーエイト』やレオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』などに出演してきました。

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エマ・ラッセル役/ヴェラ・ファーミガ

モナークの研究者でマークの妻エマ・ラッセルを演じるのは、ヴェラ・ファーミガ。 1973年8月生まれ、ニュージャージー出身の彼女は、口コミで評判が広がった『エスター』やジェームズ・ワン監督の「死霊館」シリーズなど、多くのホラー映画に出演してきました。

ジャクソン・バーンズ役/オシェア・ジャクソンJr

オシェア・ジャクソンJrは、軍人のジャック・バーンズ役で出演しています。 ラッパーとして活躍するオシェアは伝説のヒップホップアーティストアイスキューブの息子。2015年に公開されたN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』では父親のアイスキューブ役に抜擢され、大きな話題となりました。

アイリーン・チェン役/チャン・ツィイー

チャン・ツィイーは、ともにモナークの研究者で双子のアイリーン・チェンとリン・チェンの1人2役を演じています。 1996年にデビューを果たした彼女は中国の巨匠チャン・イーモーがメガホンを取った『初恋のきた道』で大ブレークし、日本での知名度が急上昇。その後、ハリウッドにも進出した彼女は、中国を代表する女優へ成長しました。

芹沢猪四郎役/渡辺謙

前作にも登場したモナークの芹沢猪四郎には、渡辺謙が続投となりました。放射線が生物にどのような影響を与えるのかを調査する生物学者で、被爆2世という設定でもあります。 演じる渡辺謙は2003年公開の『ラストサムライ』に始まり、これまで『硫黄島からの手紙』や『インセプション』、『トランスフォーマー/ロストエイジ』、『名探偵ピカチュウ』など数多くのハリウッド映画に出演しています。

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監督を務めたのはマイケル・ドハティ

本作で監督と脚本を務めるのは、アメリカの監督マイケル・ドハティです。ドハティは2006年公開の『スーパーマン リターンズ』で脚本を担当、2016年公開の『X-MEN:アポカリプス』で原案を担当しています。 また2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』、2016年の『キングコング:髑髏島の巨神』、2021年公開予定の『ゴジラvsコング』と、「モンスターバース」を通して脚本を執筆してきたマックス・ボレンスタイン、2015年にアメリカで公開されたホラー映画『クランプス (原題)』でドハティと組んだザック・シールズも脚本家として参加しています。

もともとは「ローグワン」のギャレス・エドワーズが監督する予定だった

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は当初、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 』の監督ギャレス・エドワーズがメガホンをとる予定でした。エドワーズは前作の『GODZILLA ゴジラ』でも監督を務めています。 しかし「ローグワン」の撮影が難航し、ハリウッド版ゴジラ映画からは降板することになったそうです。そのため、マイケル・ドハティが後を引き継ぐことになったのです。

本作は「モンスターバース」の3作目!シリーズでの位置付けは?

1作目『GODZILLA ゴジラ』(2014年)

ギャレス・エドワーズがメガホンをとり製作された2014年の『GODZILLA ゴジラ』。「モンスターバース」の第1作目であり、16年ぶりのハリウッド版ゴジラ映画です。 1999年、日本のとある原子力発電所が謎の地震により倒壊。その15年後にアメリカ海軍爆弾処理班のフォード大尉は、この事故現場跡地で巨大な繭を発見します。 繭は彼の目の前で孵化し、中から謎の巨大生物が出現しました。「ムートー」と名付けられたこの生物は、放射線を栄養源とし原子力潜水艦を襲います。 被害が広がるなか、特殊機関モナークの芹沢博士はムートーを倒すため「ゴジラ」が現れると予想。そして本当にゴジラが現れ、ムートーとの対決がはじまります。

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2作目『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)

2016年に公開された『キングコング:髑髏島の巨神』は「モンスターバース」2作目ではありますが、時系列は前作よりも前になっています。 アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した1973年、特務研究機関モナークのランダは傭兵のコンラッドを案内係に、数名の調査団を結成し未知の島「髑髏島」の地質調査へ向かいます。 しかしそこで彼らが見つけたのは、あちこちに散らばる骨や巨大な手跡でした。やがて調査団の前に、超巨大類人猿「コング」が姿を現します。 しかし島に住む巨大生物はコングだけではなく、彼らは成す術もなく逃げ惑うことになりますが……。 本作のラストシーンでは、巨大な恐竜、翼竜、蛾、3つの首の竜が描かれた壁画が登場し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』へのつながりが示唆されていました。

シリーズ4作目『ゴジラvsコング』が公開予定!日米怪獣がぶつかり合い

『ゴジラvsコング』(2021年)
(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

2021年には「モンスターバース」の集大成となる『ゴジラvsコング』の公開が予定されています。『キングコング:髑髏島の巨神』を踏まえ、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』から続く物語はどのようなものになるのでしょうか。 怪獣たちの出現によって、世界中で壊滅的な被害を受けた地球。各地で再建が進むなか、怪獣の研究をする特殊機関モナークは、未知の土地で危険な任務に挑んでいました。彼らは巨大怪獣のルーツを探ろうとしていたのです。 そんななかゴジラが再び深海から姿を現し、世界はまたしても危機に陥ることに。人類は対抗策として、髑髏島からコングを連れ出しました。こうしてゴジラ対コングの頂上決戦がはじまります。

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映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』はゴジラ愛にあふれた傑作

巨大生物の王として君臨するゴジラの姿を、初代『ゴジラ』へのオマージュをふんだんに盛り込みながら描いた『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。監督のゴジラ愛・怪獣愛があふれる素晴らしい怪獣映画となっています。 本作は、怪獣を通して人間と自然の共生をテーマとしてきた「ゴジラ」シリーズのDNAをしっかりと受け継いでいるのです。 今後ゴジラと人類の関係はどうなっていくのか、新作『ゴジラvsコング』の公開も楽しみですね!