キングギドラ、ゴジラ最大の敵について意外と知らない7の事実

2017年7月6日更新 9721view

3つの首に巨大な翼を持ち、黄金色のうろこで覆われ稲妻状の引力光線を放つ。その圧倒的なスケールで、ゴジラの最大のライバルとして根強い人気を誇る宇宙怪獣キングギドラ。その知られざる魅力を紹介しましょう。

1:キングギドラは青かった?

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キングギドラが初登場したのは、1964年の『三大怪獣 地球最大の決戦』。

実は制作当初の体の色は青色でした。しかし金星を滅ぼした後に地球に襲来するという設定から、ある女性スタッフが「体の色も金色だと思っていた」と勘違いしていたいう声を受け、それなら体を金色にしようとなりました。

初期のキングギドラは、表面のウロコを一枚一枚スタッフが金色に塗って貼り付けていたとのことで、相当の手間暇をかけて制作されていました。

2:鳴き声は3つの首それぞれ違う!

一度聞いたら忘れられないであろう、キングギドラの金属音のような鳴き声。この声はエレクトーンの音を加工しており、その音も3つの首ごとにそれぞれ違う音色を加工しています。

3:ヱヴァンゲリヲンの映画に声が使われている?

その特徴的な鳴き声は、2009年公開のアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で、総監督の庵野秀明が大の特撮映画ファンということから、携帯電話のコール音に使用されることとなりました。もちろん、使用の際は東宝側に許諾を取っています。

4:最大の武器は引力光線

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出典: tamashii.jp

キングギドラの最大の武器である引力光線。稲妻のような形状の光線を口から吐き、あらゆるものを破壊する威力があり、ゴジラやモスラ達を苦しめました。なお、この光線を描いていたのは、ゴジラの放射能熱線やウルトラマンのスペシウム光線に八つ裂き光輪といった、さまざまな特撮作品で光学作画を担当した飯塚定雄によるものです。

5:動かすには25人のスタッフが必要

ワイヤー

映画に使用されたキングギドラの着ぐるみの重さは80キロほどあり、3つの頭に加えて大きな双翼、さらに2本の尻尾を持ち、それぞれが独立した動きをするため、ピアノ線で吊って操作しなければならないため、作品によっては最大20名以上のスタッフが必要でした。

他に大人数のスタッフで操演されていた怪獣としては、『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』などに登場したクモンガやカマキラスがあり、中でも最も多い人数を要したのは『ゴジラvsビオランテ』のビオランテで、約25人で32本のピアノ線を使って動かしていたとか。

6:キングギドラは大衆消費社会の象徴?

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出典: tamashii.jp

キングギドラが初お目見えした1964年は高度経済成長の真っただ中で、大衆消費の拡大により日本の社会が変わりつつありました。映画界においてもテレビの普及により映画館に足を運ぶ人が減少しつつあったため、幅広い世代に観てもらえるようなファミリー向けの映画が求められる傾向にありました。

そこで、ファミリー向けの映画の代表格にあったゴジラ映画がより注目され、ゴジラに対抗できる人気キャラクターを作るべく、キングギドラが生まれたという見方もされています。

7:他のキャラクターに影響を与えているキングギドラ

星神獣リュウト

そのインパクトの強さから、他作品にも影響を与えているキングギドラ。後年製作された特撮ドラマ『幻星神ジャスティライザー』には、メカキングギドラの首を2本にしたような姿の「星神獣リュウト」が登場。また映画『超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』でも、2本首の「マンモスボスキート」が登場しています。

他の分野においても、Kダブシャイン、Zeebra、DJ OASISの3人のラッパーで構成されるヒップホップグループが、グループ名をそのまま「キングギドラ」(現表記:KGDR)とするなど、その存在はジャンルを飛び超えているのです。