2017年8月29日更新

小野大輔おすすめアニメ17選

人気声優、小野大輔。『黒執事』のセバスチャンで一躍有名になりましたね。低く落ち着きのある声色と、幅広い演技力で作品に説得力を与えてきました。生い立ちから出演作品、演じたキャラの人物像など彼の軌跡を作品の公開順に追っていきましょう。

人気声優「おのでぃ」こと小野大輔

小野大輔は1978年、高知県出身の声優で、歌手やナレーターもつとめています。

今でこそ人気声優となった小野ですが元々はキャスト側ではなく制作側を目指していたのだそうです。ラジオドラマの製作中に人手不足で自身が声の出演をしたことをきっかけに声優としての道を歩み始めます。

その後もなかなか思うような活躍ができずに居たところ、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で小泉一樹役を演じたことで人気が出始め、その後一気に知名度を高めました。

低く落ち着きながらも澄んだ声が特徴で、主人公よりもやや年上、あるいは精神的に落ち着いた先導役を得意とし、物語にガッチリと絡んでくる重要な役を演じることが多いようです。キャラクターの性格としては紳士的な男性から凄みの聞いたマフィア、熱血タイプや天然まで、抜群の演技力で様々な役を演じ分けています。葛藤を抱えたキャラクターを説得力を持って演じられるのも小野の強みの一つでしょう。

1:2005年『AIR』(国崎住人)

『AIR』は成人向けの恋愛アドベンチャーゲームが原作で、その後コミックやアニメと波及していった人気作品です。『AIR』を制作した「Leaf Key」はストーリーの秀逸さと涙をさそう結末を特徴とする「泣きゲー」というジャンルを確立したゲーム会社として有名で、この作品も非情に評価の高いものとなっています。

以外にコミカルなイケメン

小野大輔はアニメ版に出演。念を操る能力を糧に放浪生活をする主人公、国崎住人を演じました。

どこか冷めていて感情が希薄な印象を与えつつも、食に対しては貪欲という二面性のあるキャラクターを見事に演じています。成人向けの恋愛アドベンチャーゲームが元のアニメというとキャリアに傷が付きそうにも思えますが、作品の完成度、小野自身の演技力ともにたしかなクオリティを持った良作です。

2:2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』(小泉一樹)

『ハルヒ』といえばアニメ好きでなくとも一度は聞いたことがある超人気作。キャッチーなセリフやテンポの良い展開、そして哲学的なテーマも加わり、国内外で爆発的なムーブメントを引き起こしました。

日本における動画投稿全盛期でもありオープニングやエンディングのフリを再現した「踊ってみた」では『らき☆すた』と並んで人気を博しました。

頼れるが謎の多い博識キャラ

小野大輔が演じたのはエキセントリックなヒロインと彼女が率いるSOS団を強力にバックアップする小泉一樹。超常現象に詳しく、解説役に回るなど、物語を俯瞰しているかのようなキャラクターで不思議な雰囲気を醸し出しています。

イケメンキャラであることも加わり小野にとって知名度を大幅に上げるきっかけとなった作品でもあります。

3:2006年『ひぐらしのなく頃に』(赤坂衛)

『ひぐらしのなく頃に』は同人サークル「07th Expansion」が手がけたゲーム(サウンドノベル)を原作としたアニメ作品で、美少女が活躍するいわゆる萌アニメとミステリー、サスペンス、ホラーなど、恐怖と緊張感そして謎をを孕んだストーリーを融合させた手法で人気を呼びました。

柔和で正義感溢れる刑事

小野大輔演じる赤坂衛は考案所属の刑事で、雛見沢村の事件を梨花の予言によっていち早く知った重要人物です。ハルヒの小泉役と比べるとかなり大人な役となりました。

人のよいキャラクターに加え、事件に巻き込まれていく緊張感や焦りが見て取れます。小野自身が人物になりきっていることが感じられる作品です。

4:2007年『鋼鉄神ジーク』(草薙剣児)

1975年から1976年にかけて放送された『鋼鉄ジーク』の続編に当たる本作は、昭和アニメのギャグのテイストやお色気を盛り込みつつも現代風にアレンジした作品です。ロボットの重厚感や質感、ドリルなど、その世代にはたまらない要素が満載です。

ザ・主人公な小野大輔はいかがでしょう?

本作の主人公である草薙剣児はバイクを自在に乗りこなし、武道に秀でる反面、勉強は苦手でスケベという懐かしさを感じさせるキャラクターです。

これまでの3作と比べると少年らしさが全面に出ていますね。わかりやすい展開ではありますが、シリアスな部分もあり見応えば十分。小野の緩急つけた演技も光ります。王道の主人公を演じた作品は貴重ですので一見の価値ありですよ。

5:2007年『みなみけ』(保坂)

桜庭コハルによる短編コミックを原作としたアニメ作品で、不条理でゆるいギャグがテンポよく盛り込まれる作風は非情に印象深く、コアなファンが多く存在する作品でもあります。短編が元のアニメならではの、気軽さもあり、繰り返し観てしまう中毒者も数多く存在します。

ちょっと残念なイケメン

小野大輔が演じる保坂は、南家の長女、はるかの同級生で、イケメンで後輩からも慕われるスポーツマンである一方、気取った態度と妄想癖を持つちょっと残念なキャラクターとして描かれています。

この辺りから、一筋縄ではいかない、一癖あるキャラクターを演じる機会が増えていきます。

6:2008年『黒執事』(セバスチャン・ミカエリス)

枢やなによるコミックを原作としたアニメ作品で、19世紀のイギリスを舞台とし、悪魔や死神といったダークな要素を取り入れながらも軽快なストーリーや、独特の台詞回しが人気を博しました。

じつはノリの良い悪魔さん

小野大助が演じるセバスチャンは、トラウマを背負った名家の当主シエルを強力に支える執事であり、その正体は復讐を条件にシエルと契約した悪魔です。

冷静沈着で知的なキャラである一方、お調子者で毒舌といった二面性を持ったキャラクターで、容姿も端正であることから数多くの女性ファンを獲得しています。この作品がきっかけである種のアイドル性を手に入れたともいえ、小野の躍進を語る上では重要な作品となっています。

7:2009年『うみねこのなく頃に』(右代宮戦人)

『ひぐらしのなく頃に』で大ヒットした同人サークル「07th Expansion」の作品で、海辺の町を舞台に西洋の文化や魔女といった異国情緒を取り入れた世界観が特徴です。前作同様、萌えと謎、ホラー要素を織り交ぜたストーリーで人気を集めました。

生い立ちに反して親しみやすい人情キャラ

前作ではサブキャラクターだった小野大輔ですが、今回は主人公を演じています。右代宮戦人は魔女の血を引く家系に生まれた御曹司、父親との関係がギクシャクしているなど、影の部分を持ちつつも、少年らしい「カッコつけ」や情の厚さを持ったキャラクターです。

8:2010年『デュラララ!!』(平和島静雄)

成田良悟のライトノベルを原作としたアニメ作品で、池袋を舞台にストリート系、あるいはヤンキー文化をサブカルチャーの一種としてスタイリッシュに取り入れた作風が人気を呼びました。

折原臨也と対照をなす重要キャラクター

「首なしライダー」伝説とその伝説の発端となっている女性「セルティ」を取り巻く事件を中心にストーリーが進みますが、それぞれのキャラクターも個性的。

小野大輔演じる平和島静雄は強面でバカ力をもったヤンキーでありながら人情深く正義感溢れるキャラクターとして描かれ、物腰が柔らかいが冷徹なインテリキャラの折原臨也とは好対照をなしています。

9:2010年『WORKING!』(佐藤潤)

高津カリノによるコミックを原作としたアニメで、北海道を舞台に架空のローカルファミレス「ワグナリア」で働く人々のシュールな日常を描いた作品です。

長身の姉ばかりを抱えた長男の小鳥遊や、仕事をしないのにサディスティックな店長白藤、女性嫌いの伊波など登場するキャラクターのキャラや背景がとにかく個性的です。

Sっぽいけど頼れる!

小野大輔演じる佐藤はベテラン料理人。ドスの効いた態度と低い声、ヤンキーっぽい見た目とは反して、人情に厚く、困った人を放っておけない性格で、メンバーの悩みや危機に対して様々なアドバイスを与えています。

また、店長の白藤に堂々と意見できる数少ない人物。シャイな一面を見せつつも、緩急をわきまえた対応ができる「デキる」お兄さんです。

10:2010年『機動戦士ガンダムAGE』(ウルフ・エニアクル)

ガンダムシリーズ14作目の『機動戦士ガンダムAGE』は、『イナズマイレブン』でお馴染みのゲーム制作会社「レベルファイブ」が制作に関わりました。親しみやすい絵柄を用い、難解な台詞回しを避けるなど子供世代に受け入れやすい構成である一方、ヒロインの死や復讐のようなシリアスで重い展開もあります。

また、1基のモビルスーツを3世代にわたって引き継ぐという今までにない描き方を取り入れるなど、大人にとっても見応えのある作品です。

心強い変態?素直な生き様に惚れる

小野大輔が担当するウルフ・エニアクルは連邦軍の中尉。モビルスーツの扱いに関しては右に出るものが居ないほどの天才的な技能の持ち主です。

しかし、性格の方は見事な女たらし、軍への志願もグランプリレースで満足ゆく対戦相手が得られなかったからという快楽主義者で、おまけに「匂い」への執着とこだわりが異様という、癖の強いキャラクターです。

11:2011年『ダンタリアンの書架』(ヒュー・アンソニー・ディスワード)

『ダンタリアンの書架』は三雲岳斗のライトノベルを原作としたアニメで、世界大戦前後のイギリスを舞台としたゴシック調の舞台と謎解き、そして異能力を組み合わせた独特の世界観で人気を呼びました。

傷を抱えながらも思いやりに満ちた青年

主人公のヒュー・アンソニー・ディスワード(作中では「ヒューイ」と呼ばれることが多い)は父親から莫大な所蔵を持つ図書室を引き継いだ青年。

不思議な力が宿り、悪魔の叡智の扉となる「幻書」、そして図書室に住まう少女を通じて、彼の運命が動いていきます。飄々とした態度をとる好青年として描かれる一方、思いやりと正義感の強い人物です。

12:2012年『トータル・イクリプス』(ユウヤ・ブリッジズ)

『トータル・イクリプス』の正式な名称は『マブラヴ オルタナティブ トータル・イクリプス』。この名前からピンとくる人も居るかもしれませんが、人気アダルトゲーム『マブラヴ』のスピンオフ作品をアニメ化したものです。

元のゲームの設定は学園モノですが、本作のジャンルはSFになります。元がアダルトとはいえ、ストーリーや設定、キャラクターなど、どれをとっても他のアニメ作品と遜色のないクオリティです。

気難しいけど信頼は厚い

小野大輔が担当するのはアメリカ陸軍から派遣されたテストパイロットのユウヤ・ブリッジスです。日米のハーフであり、そのことで葛藤を抱えつつも強気で前向きな性格。新型兵器の扱いも天才的で、とっつきにくい面はあるものの、仲間からは深い信頼を得ています。

13:2013年『進撃の巨人』(エルヴィン・スミス)

諫山創のコミックを原作としたアニメ作品で、近世的な世界観と現代的な機械文明が融合した設定、そして堅牢な壁で仕切られた外界には人間を食らう「巨人」が跋扈するという緊張感のある世界観と、生死をかけた人間ドラマが幅広い年齢層の心をつかみ、大ヒットを記録しました。

絶大な指導力を持つリーダー

小野大輔演じるエルヴィンは調査兵団(外界の調査および巨人の討伐を目的とした特殊部隊)の13代目団長で、強い決断力と柔軟な指導力で厚い信頼を得るゼネラリストです。

巨人たちの謎についてもかなり踏み込んだ知識を持っているなど、謎の深さもあり、注目度が高く、自信にに満ちた言動も相まって読者・視聴者からの人気も高いキャラクターで、人気投票ではリヴァイ(いわゆる「兵長」)に次ぐ2位を記録しています。

14:『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』(空条承太郎)

『ジョジョ』といえば言わずと知れた荒木 飛呂彦の大人気コミック。噛みごたえのあるストーリーと、スタイリッシュなキャラクター。そして独特の台詞回しは多くのファンを生み、その波は海外にまで広がっています。

『スターダストクルセイダース』はその第三部。それぞれのスタンドがタロットカードの大アルカナ(いわゆる絵札、0〜21までの22枚存在する)に擬えて扱われているのも特徴的ですね。カードゲーム的なテンポの良さとタロットならではのオカルティックさ、そして謎解き要素など知的探究心を刺激される世界観はクセになります。荒木氏が独自の解釈でデザインしたカードの数々にも注目してみましょう。

痺れる超硬派キャラ

小野大輔が演じるのは歴代ジョジョの中でも最も有名であろう空条承太郎。彼は2部の主人公ジョセフ・ジョースターの孫にあたります。詰め襟に学帽、強い眼差し、そして〜だぜという口調など「硬派」なビジュアルが特徴です。

人情に熱く男らしい性格も相まって非常に高い人気を得ているキャラクターです「やれやれだぜ」はこの承太郎の決め台詞。片手を腰に当て、ぐっと背中をそらして敵を指差しながら言うのがコツですよ。

どちらかというと線が細目のイケメンキャラクターが多かった小野ですが、本作ではゴリゴリの硬派キャラです。以外に思えますが、低くどっしりした声はしっかりとハマッています。

15:2014年『テラフォーマーズ』(鬼塚慶次)

突然ですがゴキブリはお好きでしょうか?世の中にはペットとして愛でる人も居ますし、平気で叩き潰すオバちゃんもいます。とは言え、大半の人は「嫌い」あるいは「大嫌い」でしょうし「人類の敵」と認識している人も少なくありません。

『テラフォーマーズ』はまさにその”彼ら”が「人類の敵」として襲いかかって来ます。展開はかなりシリアス。本格的なSFかつハードボイルドなストーリーが展開される噛みごたえのある作品となっています。

火星を人間が住みよい環境に整えるための計画(テラフォーミング)の一環として放った彼らがいつしか人類を脅かす存在「テラフォーマー」にまで進化してしまったのです。対する人類は他の生物との融合手術を経た改造人間「バグズ」で対抗しますが…。

おとなしめのキャラも魅力的

小野大輔演じる鬼塚慶次は名前の印象とは違い、大人しく口数の少ない青年で母親思いの優しい人物です。

ボクシングの元世界王者でありながら決して驕ることなく、地道な努力を好みます。網膜剥離によって引退したことから「目のいい生物」を使うことを条件に計画に参加(モンハナシャコが選ばれた)し、高い戦闘能力を発揮します。

16:2014年『ばらかもん』(半田清舟)

ヨシノサツキによるコミックをアニメ化、都会で育った書道家の半田清舟と五島列島の島の人々との交流を描いた温かい作品です。いわゆるほのぼの日常系ではなく、主人公が内面への気付き、人々とのふれあいを通じて弱点を克服していくさまを描いた、静かながらも深みのある作品です。

活躍ではなく成長に的を絞った描き方は、往年の日本映画を彷彿とさせます。『ばらかもん』とは島の言葉で「元気のいいやつ」と言った意味になります。

島の自然と人に触れ、自らを見つめなおす青年

小野大輔は主人公の半田を演じています。書道家である彼は作品の評価をめぐって暴力事件を起こしてしまい…。島への滞在は「自身を見つめなおすきっかけになれば」という父親のはからいによるもの。

都会育ちの半田は島の環境や、独特の人間関係に戸惑うものの次第に心をひらいて行くのです。「調子の良い、尖ったキャラ」だけではない、小野の才能を見て取れる作品、あるいは彼の成長を象徴する作品と言っても良いかもしれませんね。

17:2016年『石膏ボーイズ』

「これ動きそうだよね」。美術室に入り浸った経験がある人なら思い当たるであろう、石膏像。音楽室や理科室にも当てはまりそうな人(?)は並んでいますが、デッサンのモデルとなるだけあってイケメン揃い。しかも色白。

彼らがアイドルユニットを結成したとなればそれはもう…?という”IF”をそのまま作品に仕上げてしまったのがこの『石膏ボーイズ』。単なる悪ふざけとおもいきや、超老舗&大手の画材メーカー「ホルベイン」からお墨付きまで頂いているという、美術に関わった人ならついつい気になってしまう作品なのです。

堂々たる立ち姿。むしろ一切動かない

小野大輔が演じるキャラクターは「マルス」。本来は荒々しい戦の神ですが、本作ではヤンチャで一途なキャラとして描かれています。

お話自体は手放しでギャグを楽しむものなのですが、注目していただきたいのは声優陣の力量です。一応、アニメ作品ではあるものの目玉とも言える石膏たちは「擬人化」されていません。デフォルメすらされていません。

当然、石膏ですから口も体も動きません。この状況でリアリティと説得力を与えられる要素といえば「セリフ」しか無いわけで、小野をはじめとする声優陣の活躍が重要な意味を持つ作品といえるでしょう。