1.カーネイジと組んだことがある
バットマンはDCコミックス社のヒーロー。スパイダーマンはマーベルコミック社のヒーロー。出版社が違うために2大ヒーローが共演するのは夢のような話でしたが、一度2人のクロスオーバーが実現しています。
そのとき2人に立ち向かうヴィランとして描かれたのがジョーカーとカーネイジ(スパイダーマンのヴィラン)でした。ジョーカーの脱獄をカーネイジが助け、2人でスパイダーマンとバッドマンに立ち向かうまではよかったのですが、仲違いが発生。ライバルのスパイダーマンとバッドマンになだめられるというオチまでついています。
2.ハーレークインの初登場はアニメ
ジョーカーのガールフレンド、ハーレークイン。元々精神科医ハーリーン・クインゼル博士だった彼女、研究のためにジョーカーに近づいたのが運の尽き。ジョーカーの魅力に虜となり、自身もハーレークインとなりジョーカーの手助けをするようになります。彼女が初めて登場したのはアニメの第90話でした。その人気からコミックでも登場するようになった珍しいキャラクターです。
3. ほとんど殺されかけていた
ジョーカーが登場したのは1940年連載開始の第1話。そして彼はその次の第2話でバットマンに殺されかけています。というのも、その当時の漫画では悪役はエピソードが終わるごとに変わっていたのです。しかし編集者はジョーカーを殺してしまうのは惜しいと思い、その後もバットマンのライバルとして登場させることを決めたのです。
4.前はそれほど猟奇的ではなかった
最近と比べて元々ジョーカーは穏やかなキャラクターでした。今のような暴言もなし、セックスもなし、もちろん暴力的描写も少なかったのです。今では連続殺人などやりたい放題なので、バットマンも大忙しといったところでしょう。
5.10年間消えていたジョーカー
常にバットマンの天敵として登場しているようなイメージですが、実は1950年代彼の登場シーンは減っていき他のヴィラン(ペンギンなど)が活躍するようになりました。そして1964年から全く姿を見せなくなります。再び登場したのは10年後の1973年のことでした。
6.いつだってジョーカーはジョーカー!…1つだけ例外あり
今までアニメやコミック、実写版など様々なタイプのジョーカーが描かれています。共通しているのはどれもみんな「ジョーカーである」ということ。しかし、1つだけ例外が。それは一時期のアニメでのドレッドヘアのジョーカー。確かにジョーカーらしさがあまりないですね。
7.『ダークナイト ライジング』でジョーカーはどこにいたことになっている?
クリストファー・ノーラン版『バットマン』三部作でジョーカーを演じたヒース・レジャー。2作目『ダークナイト』で圧巻の演技を見せながら、撮影後亡くなってしまいます。3作目『ダークナイト ライジング』でも彼中心の作品となるはずでしたが、ヒース亡き後に代役が立てられることはありませんでした。
ファンの誰もが納得のこの事実ですが、それでは『ダークナイト ライジング』で現れないジョーカーは一体何をしていることになっているのでしょう?映画の中では説明されていませんが、ジョーカーはこのとき刑務所に入れられていたということになっています。
8.バットマンはジョーカーを何度も殺そうとしていた
「人を殺さない」という設定のバットマンですが、最近ではその暗黙の掟を破っていることもしばしば。しかしジョーカーは殺されていません。実際バットマンはジョーカーを度々殺そうと試みているのですが、それはうまくいっていません。やはり2人は永遠のライバルなのでしょうか。
錚々たる俳優が演じてきたジョーカー
これまで何度も実写化されてきたジョーカー。その演じた俳優を年代順にご紹介します。
初実写化はシーザー・ロメオによるお茶目なジョーカー(1966〜68年)
TVドラマ版で初めて実写版を演じたのはシーザー・ロメオ。19エピソードと映画版に登場しています。当時のコミックスの雰囲気に合わせて少しおどけた雰囲気が出ています。とは言え、トレードマークの裂けた口は健在です。
圧倒的な演技力で映画を成功に導いたジャック・ニコルソン(1989年)
1989年に公開されたティム・バートン版『バットマン』でジョーカーを演じたのはジャック・ニコルソン。犯罪者ジャック・ネイピアが罠に嵌められて化学薬品でジョーカーになる過程も描かれています。元々ニコルソンの身長はジョーカーには小さすぎると言われていましたが、演技で見事にカバーして映画も大ヒットとなりました。
その早すぎる死が惜しまれたヒース・レジャーの圧巻の演技が話題に(2008年)
2008年にはクリストファー・ノーラン版バットマンの2作目『ダークナイト』が公開されます。ジョーカー役はこの演技でアカデミー賞助演男優賞を受賞したヒース・レジャー。彼の役作りは徹底したもので、1ヶ月間ホテルに引きこもってジョーカーの演技を作り上げました。
すっかりジョーカーになりきっている!?ジャレッド・レト版の最新作!(2016年)
2016年公開予定の『スーサイド・スクワット』はバットマンに恨みを持つヴィランたちが主役の映画。この作品でジョーカーを演じるのはジャレッド・レト。共演のウィル・スミスが「僕は撮影中ジャレッドに会ってないんだ。会ったのはジョーカーだけだったよ」というくらい、役になりきっていたのだとか。どんなジョーカーを見せてくれるのか今から楽しみですね。