2019年10月10日更新

『ドラゴンボール』ギニュー特戦隊という異色の敵キャラに迫る!絶対に忘れられないインパクト

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ドラゴンボール

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ギニュー特戦隊は『ドラゴンボール』イチ強烈なインパクト!その魅力を紹介

鳥山明が描く王道バトル漫画『ドラゴンボール』。主人公の孫悟空をはじめとした味方のキャラクターが魅力的なだけでなく、敵キャラクターも魅力的な作品です。 敵キャラクターのなかでも、飛び抜けて濃いキャラクター性とコミカルな存在感をあわせ持っているのがギニュー特戦隊でしょう。今回は、悪役なのに戦隊ヒーロー風なギニュー特戦隊を詳しく解説します。隊員それぞれの魅力や強さ、活躍したシーンを振り返ってみましょう。

ギニュー特戦隊とは?フリーザ配下のエリート集団

ギニュー特戦隊は、フリーザ率いる宇宙組織に属する5人組の戦闘員です。フリーザ編で、彼の配下のエリート戦士として登場。登場時には“スペシャルファイティングポーズ”というとても独特なポーズを披露し、強烈な印象を読者に与えました。 さらに、誰が最初に戦うかをじゃんけんで決めるなど、ふざけているように見える言動も。そういった様子から、彼らは一見ギャグ要員のキャラクターにも見えます。しかし、その戦闘力は全宇宙から集められた精鋭で、エリート集団なのです。 登場シーンはそう多くないものの、敵キャラクターながらどこか憎めない存在として、多くの『ドラゴンボール』ファンに愛されています。

名前の由来は?

ギニュー特戦隊が属するフリーザ軍は、冷蔵庫のなかに入っているものが名前の由来となっています。 そのなかでギニュー特戦隊は、乳製品から名前がつけられているのです。ギニューは牛乳、リクームは生クリーム、バータはバター、グルドはヨーグルトととても分かりやすい名前がつけられています。 ジースは少し分かりにくいのですが、その由来はチーズ。濁点の位置が移動しているうえに、“チ”が“シ”に変化しています。

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ギニュー

必殺技「チェーンジ!」が印象的なリーダー

紫色の身体が目を引くギニューは、ギニュー特戦隊を率いるリーダー。フリーザから実力を認められ一目置かれている数少ない存在です。スカウターによる戦闘力も12万あります。 「チェンジ!」と叫ぶボディチェンジという技を使い、対悟空戦で悟空を翻弄しました。ギニューはあえて自分の身体を傷つけてから、悟空と身体をチェンジ。しかし、慣れない身体にうまく力が出せず苦戦を強いられます。 彼は悟空とのチェンジが解けたあと、次はベジータの身体を狙いますが、悟空の機転により失敗。悟空の投げ入れたナメック星のカエルのような生物と身体を交換してしまい、戦闘力を失ってしまいます。その後、元の姿に戻ることは叶わず、滅びゆくナメック星と同じ運命をたどることになるのでした。

リクーム

プロレスのような技で戦う巨漢

パイナップルのような頭が特徴的なリクーム。紫や緑色の肌をしている他の戦士に比べると、1番地球人に近い見た目をしている戦士です。 リクームは鍛え上げられた肉体を武器に、肉弾戦をメインに戦いますが、リクームボンバーという連続気功波も操ります。また、プロレスラーのように決めポーズやフィニッシュポーズを入れる戦い方が特徴的です。 クリリンやベジータの攻撃を軽くいなす様子から、かなり高い戦闘力を持っているようですが、遅れてやってきた悟空に一撃でやられてしまうのでした。主人公が格好良く再登場する際のやられ役であり、名シーンの立役者といえるキャラクターです。

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バータ

宇宙で一番速い?

バータは青色をした長身の戦士。アニメでは、「ギニュー特戦隊の青いハリケーン」を自称しています。スピード自慢の戦士として登場しますが、悟空にはあっさりとスピードで負けてしまう不憫なキャラクターです。 彼の特技であるスピードが活かされたのは、ベジータがドラゴンボールを思いっきり明後日の方向に投げたシーンです。フリーザ一味にドラゴンボールを渡さないための作戦だったのですが、バータは瞬時に投げられたドラゴンボールを掴み元の場所に戻ってくるという芸当を披露しています。 悟空の前では霞んでしまいましたが、宇宙一とはいかないまでも、それなりのスピードの持ち主であることは間違いないようです。

ジース

赤い肌が特徴

アニメではバータとセットで描かれることが多いのが、赤い肌で白い髪のジースです。彼は「ギニュー特戦隊の赤いマグマ」を自称しており、バータとともに赤と青のコンビとしてその仲の良さが描かれています。 彼の戦闘力は、クリリンの見立てではリクームやバータと同程度とのこと。ボールサイズの気弾をアタックして敵にぶつけるクラッシャーボールという技を使います。 ジースはバータとともに悟空に戦いを挑みました。しかし、先にバータが圧倒的な戦力差で負けてしまうのを目にすると、恐れをなしたのかジースはその場から一時撤退。最終的にはパワーアップ後のベジータにあっけなく倒されてしまうのでした。

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グルド

特殊能力の強さは侮れない!

グルドは緑色の肌に目が4つあり、ギニュー特戦隊のなかで1番小柄なキャラクターです。戦闘力は5人のなかでもっとも低く、クリリンにも大したことがないと言われています。 彼の強さは数値で示される戦闘力ではなく、超能力者のような特殊能力にあるのです。息を止めている間、自分以外の時間が止まるタイムストップや、金縛りの術を使うことが出来ます。 ギニュー特戦隊のなかで最初にクリリンや悟飯と戦ったのがグルドです。圧倒的な戦力差がありクリリンたちに追い込まれたものの、金縛りの術で2人の動きを封印。止めを刺そうとしたところで、ベジータにあっけなくやられてしまいました。

ギニュー特戦隊が強烈なインパクトを残したのはなぜ?

自己紹介からギャグを連発

圧倒的な強さを誇る敵として現れたフリーザ。そのフリーザが強さを認めるエリート戦士という触れ込みで登場したギニュー特戦隊ですが、登場シーンそのものがギャグといえるユニークなものでした。 彼らは名乗りを上げるだけでなく、格好いいとは言い難いコミカルなポーズのスペシャルファイティングポーズを披露。しかも、そのポージングに並々ならぬこだわりを持っているのです。 宇宙から集められた優秀で最強な戦士たちが、「みんなそろってギニュー特戦隊」と声をあわせている姿は、なかなかに異様。本人たちが真面目に取り組んでいるからこそ、なおさらギャグシーンとして強いインパクトを残しています。

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変人集団なのにめちゃくちゃ強い!

名乗りが面白いだけのキャラクター、で終わらないのがギニュー特戦隊の魅力でしょう。 最終的に遅れてやってきた悟空に圧倒的な戦力差を見せつけられてしまいますが、それまではベジータやクリリン、悟飯を苦しめました。彼らはフリーザが信頼を寄せるだけのことはある、たしかな実力の持ち主なのです。 強さがうかがい知れるシーンがある一方で、どこか決まりきらないところがあるのも彼らの特徴といえます。ギニューはナメック星のカエルになってしまったり、リクームは悟空にやられた際にお尻が丸出しになってしまったり。 コミカルな存在感とフリーザも認める強さ。その両方があったからこそ、彼らは少ない登場シーンながらも強烈なインパクトを残すことができたのです。

フリーザ戦を盛り上げたのは愛され要素満載のギニュー特戦隊

ギニュー特戦隊の強さやその魅力について紹介してきました。アニメ版では、彼らの活躍やエピソードが原作よりも追加されており、見せ場も増えています。彼らの魅力のひとつであるコミカルな動きもより楽しめるので、アニメ版もあわせて彼らの活躍を楽しんでみてください。