2019年10月10日更新

『ドラゴンボール』フリーザの全形態と強さを解説!何度も悟空たちの前に立ちはだかる敵キャラ

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ドラゴンボール超 フリーザ

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フリーザの全形態とそれぞれの強さを解説!『ドラゴンボール』No.1の憎まれキャラ

『ドラゴンボール』は、主人公孫悟空たちの活躍を描く鳥山明によるバトル漫画です。作中には悟空たちZ戦士に加え、個性豊かな敵キャラクターが多数登場します。 今回は、そんな敵キャラクターのひとりにして、中盤で大きな壁として悟空たちの前に立ちはだかったフリーザを解説。各形態ごとの強さを中心に、戦闘シーンや名シーンを振り返ります。

フリーザのプロフィール

宇宙規模で知られる極悪人

フリーザは原作漫画の21巻、ナメック星を舞台としたフリーザ編で登場します。フリーザは、不老不死の願いを叶えるため、ナメック星でドラゴンボールの略奪をおこなっていました。 同時期に、クリリンや悟飯たちもドラゴンボールを集めるためにナメック星に降り立ちます。ドラゴンボールをめぐり、フリーザ一味と悟空たちは対決していくことになったのです。 フリーザは「宇宙の帝王」と呼ばれるほど、様々な惑星で悪行を働いてきた人物。残虐で狡猾、さらに冷酷さをあわせもっており、その悪事は全宇宙の管理者である界王神にも知れ渡っているほどでした。

フリーザ一味は統率の取れた一大組織

宇宙の様々な惑星を占領し支配し、ときに破壊をしているフリーザ一味は、宇宙を股にかける巨大組織です。統括しているのはフリーザ。多数の部下を従えていますが、部下たちは彼の命令には絶対的に従います。それだけ、逆らってはいけない恐ろしい存在なのです。 側近には、ブレーンのザーボンとパワー型のドドリアがいます。どちらもベジータに倒されてしまいました。また、フリーザがよりすぐったエリート戦士たちから成るギニュー特戦隊も登場しますが、彼らもパワーアップしたベジータと遅れてやってきた悟空にあっけなく倒されてしまいます。 圧倒的な支配者として一味を率いているフリーザですが、部下や敵への言葉遣いは丁寧で穏やかです。しかし、その穏やかな口調で語られる内容はというと、極悪非道なものばかり。丁寧な言い回しが余計に恐怖心を煽ってくるのです。

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フリーザ一族はみんな強い?父親や兄も登場

フリーザの強さや狡猾さ、残忍さは父親譲りです。父親はフリーザ一族を統べるコルド大王。一族のなかでも、突然変異で圧倒的な力を持って生まれた彼と、その力を譲り受けた息子のフリーザだけが強いとされています。 コルド大王は、セル編の冒頭でサイボーグになったフリーザとともに一度地球にやってきました。しかし、未来からやってきた青年のトランクスによって瞬殺されてしまいます。戦闘らしい戦闘はこのシーンのみ。実際のところ、フリーザと比べてどの程度強かったのかははっきりしていません。 また、アニメ劇場版オリジナルキャラクターとしてフリーザの兄・クウラが登場しています。劇中では弟を凌駕する力を持っているとされているキャラクターです。

第1形態から第3形態の強さは?

フリーザは変身する度にパワーアップしていく宇宙人で、ナメック星の戦いでは完全体である第4形態まで変身しています。各形態の強さや戦闘シーンをみていきましょう。

フリーザ第1形態:戦闘力53万

フリーザがナメック星に到着した際はこの第1形態でした。交戦状態となる前、同じくナメック星に到着していたクリリンと悟飯は一度フリーザの存在を確認しています。戦わずともその戦闘力の高さを感じ、絶望するシーンが、彼の強さを物語っています。 序盤は部下に戦わせていたため、フリーザの戦闘シーンはほとんどありません。目的であったドラゴンボールを奪われたことで彼は激怒、ベジータと交戦状態に入ります。 瀕死状態から復活してパワーアップしていたベジータと第1形態のフリーザはほぼ互角。ベジータが変身するよう挑発したことをきっかけに第2形態に変身します。

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フリーザ第2形態:戦闘力100万以上

戦闘力が53万から100万以上と、倍に跳ね上がった第2形態。身体が一気に大きくなり、ベジータやピッコロよりも背が高くなっています。また変身によって性格にも多少変化が表れるようで、この形態のときは一人称が“私”から“オレ”に変化しました。 第2形態のフリーザを相手に劣勢を強いられるベジータ。そこへ、ドラゴンボールで復活したピッコロが駆けつけます。フリーザは、ナメック星最強の戦士ネイルと同化したことでパワーアップしたピッコロと互角に戦いました。 ピッコロがそのまま押し切れるのでは、というところでフリーザは第3形態に変身します。

フリーザ第3形態

第3形態は、第1形態のピンクと白、紫をベースとしたまま、角のような突起が増えた姿になります。エイリアンのような姿となり、顔つきも他の形態より好戦的なのが特徴です。 第3形態の戦闘力は明らかにされていませんが、第2形態と互角以上に渡り合ったピッコロを圧倒している姿から、最低でも200万や300万はあると推測できます。 ピッコロがボロボロにやられている姿に、瀕死状態からなんとか回復した悟飯が怒りを爆発させ猛攻。傷つくことでより一層パワーアップするサイヤ人の姿に恐れをなし、フリーザはついに最終形態へと変身するのでした。

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完全体/フルパワーで悟空と最終決戦

フリーザ完全体

3度の変身を経て完全体となったフリーザ。白をベースにした姿となり、全形態のなかでもっともスリムで人間に近い容姿となります。 この姿でピッコロを圧倒。さらに復活した悟空も参戦しますが、力及ばずフリーザの力に追い詰められていきます。それまで数々の激戦でラストの大技として登場してきた元気玉でさえ、彼に重傷を負わせたものの倒すには至らず。 フリーザは倒れるどころか怒りを爆発させ、クリリンを殺します。これがきっかけとなり悟空は超サイヤ人として覚醒。一気に形勢逆転となり、悟空はフリーザを追い詰めていきます。

フリーザ完全体フルパワー:戦闘力1億2000万

完全体フルパワーは変身ではないため、見た目に大きな変化はありません。完全体の状態に加えて、筋肉が増強された姿になっています。 ナメック星もろとも悟空を倒そうとするフリーザ。2人は、爆発寸前のナメック星で死闘を展開します。フルパワー後、しばらくは超サイヤ人の悟空と互角に戦いました。しかし、フルパワーを持続させるためにフリーザは次第にスタミナ切れとなりパワーダウンしていきます。 最終的には、追跡気円斬を制御しきれず自らの身体を真っ二つにしてしまうのでした。それでもなお彼はしぶとく生き残っていましたが、悟空を騙し討ちしようとしたところ返り討ちにされてしまいます。最後は超サイヤ人の力に及ばず敗北を迎えるのでした。

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メカフリーザとして地球に来訪

ナメック星の爆発とともに死亡したと思われていたフリーザですが、サイボーグ化して人造人間・セル編に再登場。悟空不在の地球を襲い全地球人を滅ぼそうと企て、父親のコルド大王とともに地球にやってきます。 しかし、このとき地球には未来からやってきたトランクスがいました。超サイヤ人となったトランクスはサイボーグ化したメカフリーザを圧倒。トランクスは、フリーザよりも強いとされるコルド大王ともども、たやすく消滅させてしまいます。 悲願である悟空との再戦も叶わず、フリーザファンにとっては少しあっけない最期を迎えることになるのでした。

劇場版『復活の「F」』でゴールデンフリーザに進化!

劇場版19作目『ドラゴンボールZ 復活の「F」』とアニメ『ドラゴンボール超』で、最終形態のさらにうえをいくゴールデンフリーザが登場。この姿では、最終形態で白だった部分が金色となっています。 地獄から復活し、生まれて初めて修行をしたことで体得したゴールデンフリーザは、超サイヤ人ブルーを上回る強さを披露。当初は悟空を追い込むものの、ナメック星での戦いと同じようにスタミナを激しく消耗するという欠点がゴールデンフリーザにはありました。 なんとか隙をついて悟空に重傷を負わせますが、今度は超サイヤ人ブルーとなったベジータに追い詰められることに。スタミナ切れによって形態も戻ってしまい、Z戦士に勝つという野望は果たされないままとなってしまいました。

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声優・中尾隆聖の特徴的な声がフリーザにピッタリ!

フリーザの丁寧な言葉遣いのなかに残忍さがにじむ特徴的な声は、中尾隆聖が演じています。中尾は子役時代から俳優として活動しており、声優界の草分け的存在であると同時に、ドラマなどにも出演していた人物です。 『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんや、『おかあさんといっしょ』内で放送された『にこにこぷん』のぽろり役などが有名。また、彼はフリーザの兄として劇場版に登場したクウラ役も演じています。

Z戦士の成長に大きく貢献した敵キャラ・フリーザ

Z戦士が強くなる度、フリーザ自身も変身してさらにパワーアップ。勝てるかもしれないという希望を、その都度奪っていく姿は、多くの惑星を破壊してきた支配者らしい残虐性にあふれています。 一方で、言葉遣いが丁寧だったり、部下のモチベーションアップを考えていたり、どこか憎めないところも持ち合わせている敵キャラとして、これからも多くの『ドラゴンボール』ファンに愛されていくのではないでしょうか。