2019年1月30日更新

スピンオフ映画『バンブルビー』の魅力を徹底紹介 カマロではなくビートルになった理由は?

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バンブルビー
(C)2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. (C)2018 Hasbro. All Rights Reserved.

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「トランスフォーマー」のスピンオフ『バンブルビー』の最新情報とトリビアを紹介

1980年代初頭に日本のおもちゃ会社タカラ(現・タカラトミー)から発売された変形ロボットのおもちゃを元に、アメリカで詳細な設定とともに発売された「トランスフォーマー」シリーズ。 そのおもちゃは国や時代を超えて愛され、2007年には実写映画も製作・公開されました。その後も人気を博し、シリーズは2019年1月現在までに5作が公開されています。 その大人気シリーズの人気キャラクターを中心に据えたスピンオフである本作では、バンブルビーが声を失った経緯も描かれています。 この記事では、映画『バンブルビー』の最新情報と魅力的なトリビアを紹介しています。

バンブルビーってどんなキャラクターかおさらい!

バンブルビー
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バンブルビーとは、ディセプティコンが探し回っている生命の源「オールスパーク」を守るために、早くから地球に送られてきた偵察ロボットです。普段は1974年型の黄色いシボレー・カマロに変形し、車のラジオ音声を介して人間とコミュニケーションをとっています。 サムの愛車として普段は生活しているバンブルビーはとてもお茶目でやんちゃな性格をしていて、「オンボロ車!」と言われればムキになって新しい車をスキャンしたり、サムが大学へ進学した際は別れ際にウォッシャー液を涙代わりに流すなど、コミカルなキャラクター。 これまでバンブルビーの声は、『チャーリーズ・エンジェル』や『プレステージ』にも出演していたイギリス人俳優のマーク・ライアンが担当していました。 本作では「メイズ・ランナー」シリーズで主演を務めた、ディラン・オブライエンが担当しています。

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シリーズの前日譚『バンブルビー』のあらすじ

バンブルビー
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映画1作目『トランスフォーマー』(2007)の20年前が舞台となっている本作。 1987年、海辺の田舎町に住む少女チャーリーは、18歳の誕生日に、町の廃品置場で廃車寸前の黄色いワーゲン・ビートルを見つけます。 自宅まで乗って帰ったところ、その車が突然、変形《トランスフォーム》。チャーリーは、記憶と声を失い、なにかに怯えるこの黄色い生命体を「バンブルビー」と名付けてかくまうことにしました。 しかし何者かに狙われ逃走をつづけるうちに、チャーリーたちは地球にいるトランスフォーマーがバンブルビーだけではないことを知ります。 彼らの間に芽生える意外な友情、予想だにしなかった運命とはーー?

映画『バンブルビー』の時系列は?

トランスフォーマー
©DREAMWORKS/PARAMOUNT

2019年1月現在までに、5作が公開されている「トランスフォーマー」シリーズ。サブタイトル等に数字が入っていないので、どの順番で見ればよいのかわかりづらいかもしれません。 基本的に「トランスフォーマー」シリーズは公開順に物語が展開されおり、前作のストーリーを踏まえたものになっています。 しかし、今回のスピンオフ作品『バンブルビー』は、シリーズ第1作目よりも前の物語。ですから、時系列は以下のようになります。 ①『バンブルビー』(2019) ②『トランスフォーマー』(2007) ③『トランスフォーマー/リベンジ』(2009) ④『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011) ⑤『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014) ⑥『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017) ②〜⑥のストーリーは地続きになっていますから、公開順に観るのがベストです。 ただし、2019年3月に公開されるスピンオフ作品『バンブルビー』は、すべてのはじまりの前日譚。これまでの物語とはあまり関係がないと思われますので、本作を最初に観ても楽しめるでしょう。

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主人公チャーリーを演じるのはヘイリー・スタインフェルド

ヘイリー・スタインフェルド (z)
©️Bridow/WENN.com

『バンブルビー』で主人公チャーリー・ワトソン役を演じるのは、ヘイリー・スタインフェルドです。 コーエン兄弟監督の『トゥルー・グリット』(2010)で長編映画デビューした彼女は、この作品で数々の賞を受賞し、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートするなど、期待の若手女優として注目を浴びるようになりました。 今回スタインフェルドが演じるチャーリーは、父の死から立ち直ることができずにいる孤独な少女。1人で地球にやって来たバンブルビーと出会い、予想もしなかった強大な敵から逃れながら、友情を育んでいく姿を演じています。

『スパイダーマン:ホームカミング』のホルヘ・レンデボルグ・Jrも出演

本作には、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)に出演していたホルヘ・レンデボルグ・Jr.も出演しています。 ドミニカ共和国で生まれたレンデボルグ・Jr.は、4歳のころにフロリダ州マイアミに移住。2016年の『The Land(原題)』で映画デビューしました。その後、ティーンロマコメ映画『Love, Simon(原題)』など、多くの映画に出演。 『バンブルビー』では、ヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリーと、いい雰囲気になる少年を演じています。 レンデボルグ・Jrは、ほかにも2019年2月公開の『アリータ:バトル・エンジェル』にも出演しています。

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プロレスラーのジョン・シナは政府の秘密組織職員に

バンブルビー
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政府の秘密組織セクター7。その指揮を取るエージェント・バーンズを演じるのは、ブロレスラー兼俳優のジョン・シナです。 シナ演じるバーンズが率いるセクター7は、チャーリーよりも先にバンブルビーを発見し、その行方を追っていました。チャーリーとバンブルビーは彼らから逃れるために奔走するのですが、実はセクター7にはある秘密が隠されていて……。 一見、敵役のように見えるバーンズですが、実際はどんなキャラクターなのでしょうか。

監督はアニメーションで高い評価を得たトラヴィス・ナイト

本作でメガホンを取るのはトラヴィス・ナイト。2013年に公開され、高く評価されたアニメーション映画『パラノーマン ブライスホローの謎』に製作として携わったトラビスは、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒーらビッグネームが声優として名を連ねるアニメ映画『クボ 二本の弦の秘密』で監督デビューを果たしました。

監督のトラヴィス・ナイトは本作が初めての実写映画!

監督のトラヴィス・ナイトはアニメ映画『クボ 二本の弦の秘密』で監督デビューを果たしました。 それ以前には、2009年の『コララインとボタンの魔女』や『パラノーマン』(2012)でアニメーション部門のチーフを務めるなど、主にアニメーション映画でキャリアを積んできた人物です。 その彼が今回初めて実写映画を監督するとあって、注目が集まっています。 また、『バンブルビー』は彼の監督第2作目であり、人気シリーズのスピンオフへの起用は大抜擢と言えるでしょう。

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脚本は“ブラック・リスト”常連のクリスティーナ・ホドソン

バンブルビー
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“ブラック・リスト”とは、ハリウッドでまだ映画化されておらず、製作されればヒットまちがいなしという脚本を集めたリストのことです。 本作の脚本を担当したクリスティーナ・ホドソンは、初めて書いた脚本『シャット・イン(原題)』が2012年にブラック・リストに入った新進気鋭の脚本家。 その後も2013年に執筆した『シード(原題)』、2014年の『ジ・エデン・プロジェクト(原題)』も続けてブラック・リストに入り、後者はすでに映画化が決まっています。 また、『スーサイド・スクワッド』(2016)のハーレイクインが主役となるスピンオフ映画『バーズ・オブ・プレイ (原題)』の脚本も手がけています。そんなホドソンの手がけた脚本にも注目です。

オプティマス・プライムも登場!!

トランスフォーマーリベンジ
© Paramount Pictures

「トランスフォーマー」シリーズでおなじみの人気キャラクター、オプティマス・プライムも本作に登場します。 オートボットのリーダーであるオプティマス・プライムは、バンブルビーにとって憧れの存在。後にバンブルビーは彼の右腕として活躍するようになりますが、本作の時点ではまだまだ下っ端のようです。 本作はバンブルビーの単独主演映画ですが、その他のオートボットやディセプティコンも多く登場します。

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『バンブルビー』に登場するその他のオートボット

■アイアンハイド

実写映画『トランスフォーマー』(2007)、『トランスフォーマー/リベンジ』(2009)、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011)にも登場。

■ラチェット

実写映画『トランスフォーマー/リベンジ』、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、『トランスフォーマー/ロスト・エイジ』(2014)にも登場。

■アーシー

女性型オートボット。実写映画『トランスフォーマー』、『トランスフォーマー/リベンジ』に登場。

『バンブルビー』に登場するディセプティコン

■ブリッツウィング

3体のディセプティコンチームのリー。実写映画には初登場。2種類の乗り物(ビークル)に変形可能なトリプルチェンジャーです。

■シャッター

ブリッツウィングとともに行動する2体のディセプティコンの一体。赤のプリムス・GTXと戦闘機に変形するトリプルチェンジャー。

■ドロップキック

今回のメインとなるディセプティコンのひとり。トリプルチェンジャーで、青のAMC・ジャベリンとヘリコプターに変形します。

アニメ版ファン歓喜!おなじみの声優陣が吹替を担当

バンブルビー/木村良平

これまでの「トランスフォーマー」シリーズで、バンブルビーは声が出ないキャラクターとして描かれてきました。本作では、彼が声を失った経緯が描かれ、また、本当の声を聞くことができます。 日本語吹替版でバンブルビーの声を担当するのは、人気声優の木村良平。3歳から劇団ひまわりに所属し、実写、舞台、アニメなど幅広く活躍してきました。2009年には『東のエデン』でテレビアニメ初主演を務めています。 そんな木村は、2015年のアニメおよびスマートフォンアプリ『キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎』や『トランスフォーマーアドベンチャー』、翌年の『トランスフォーマーアドベンチャー マイクロンの章』でバンブルビーを演じてきました。 木村は今回の抜擢について、キャラクターと一つの作品を超えて縁ができると、役という以上に不思議な親近感を感じるとコメントしています。

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オプティマス・プライム/玄田哲章

シリーズのファンにとって、やはりオプティマス・プライムの登場はうれしいですね。 オプティマスの吹替は、これまで長きにわたって同役を演じてきた玄田哲章が続投することが発表されています。 玄田は、1980年代に放送されたアニメ「トランスフォーマー」シリーズから一貫してオプティマス・プライム(コンボイ)役を演じており、日本では「玄田の吹替でなければ観ない」というファンもいるほど。 本作について玄田は、「バンブルビーが愛らしくてかわいくて、お茶目なんですよ。きっと皆さん感動すると思いますよ」と語っています。

【トリビア1】スピンオフのバンブルビーがカマロではない理由

バンブルビー 映画
(C) 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2018 Hasbro. All Rights Reserved.

実写映画「トランスフォーマー」シリーズのファンにとって、バンブルビーのビークルモードはシボレー・カマロがおなじみでしょう。 しかし、本作での彼はフォルクスワーゲンのビートル。これはどうしてなのでしょうか。 実は、日本で1984年に放送されたアニメ『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』でのオリジナルのバンブルビーは、ビートルだったのです。 仲間のなかでも体が小さく、「ミニボット部隊」と呼ばれる小型のオートボット隊の一員だったバンブルビー。仲間思いで勇気があり、末っ子的なポジションで活躍していました。 今回の映画では、まだ幼く愛嬌のあるバンブルビーを描くために、オリジナルのビートルを採用したそうです。

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【トリビア2】メガトロンも登場する予定だった!?

悪の軍団ディセプティコンを率いるメガトロンも、当初は映画冒頭に本作に登場する予定でした。 しかし、トラヴィス・ナイト監督は2007年の第1作目で地球で冷凍状態になっていたメガトロンが、本作に登場するのは不自然だと考え、その案を却下したそうです。 本作でもディセプティコンは登場しますが、そのボスであるメガトロンはこの時点ですでに地球の氷に埋まっていたのでしょう。

映画『バンブルビー』は2019年3月22日 日本公開!!

バンブルビー
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大人気を誇る「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ映画『バンブルビー』。映画第1作目の20年前を舞台に、シリーズの前日譚として注目を集めています。 トランスフォーマーたちのなかでもかわいいと評判のバンブルビーが、シリーズ以前にどんな経緯をたどって来たのかが明かされる本作。 アメリカで2018年12月に公開された本作は、日本では2019年3月22日に公開です。