やべきょうすけって誰?
やべきょうすけは、1973年11月12日大阪生まれ、千葉県出身。俳優、ドラマ演出家、プロデューサーでハルク・エンタテインメント所属。本名は矢部享祏(読み方は同じ)です。
小学生の頃はいじめられっ子でしたが、中学生からグレ始め、高校を中退、クイズ番組を見て「ギャラも賞金をもらえる素敵な商売」と思い、芸能界入りを決意。
丹波哲郎の俳優養成所「丹波道場」の面接で動機を素直に語り、合格しました。以後同道場で役者として修行し、俳優デビュー。悪役を中心に脇役を演じることが多いですが、Vシネマでは主演作もあります。
チンピラがハマり役のやべきょうすけ
やべきょうすけの出世作と言えば北野武監督の『キッズ・リターン』でしょうか。仲良しな問題児二人組マサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)がカツアゲした相手(なんと若かりし頃の宮藤官九郎)の助っ人にノックアウトされたことをきっかけに、ボクシングに目覚めるというストーリーなのですが、二人の同級生の不良役で出演しています。
恋と喧嘩の日々を繰り返す若者たちの姿を描いた青春コメディ『岸和田少年愚連隊』。千原兄弟主演の第二弾「血煙り純情篇」(三池崇史監督)では、やべは主人公リイチが用心棒をしているバーの調理師役を演じ、重要なシーンでも出演しています。
『クローズZERO』で助演男優賞を受賞
月刊チャンピオンに連載されていた、「カラスの学校」の異名をとる県内一の不良高校鈴蘭高校を舞台に、不良同士の抗争を描いた高橋ヒロシの漫画『クローズ』。その原作を元に作られた2007年公開、オリジナルストーリーの映画『クローズZERO』では主人公滝谷源治(小栗旬)にアドバイスをするチンピラの片桐拳を演じ、第17回日本映画批評家大賞助演男優賞を受賞しました。
また、高橋と懇意であったことから制作にも関わっており、漫画『クローズ外伝 片桐拳物語』では本名の「矢部享祏」名義で原案としてクレジットされています。
監督としての才能も!ドラマ『QP』で初演出
ヤングキングに連載していた高橋ヒロシの不良漫画『QP』。そのスピンオフである『QPキューピー外伝』を元に、主人公を我妻涼(斎藤工)にして2011年に作られたドラマ『QP』。
拳を壊してボクシングチャンピオンを諦めた美咲元(林遣都)は、永遠の不良、我妻涼(斎藤工)と出会って一目惚れします。そんな二人を取り巻く、闇の世界に生きる男たちを描いたストーリーです。
やべは、第4話で本名の「矢部享祏」名義で演出家デビューも果たします。なお、クレジットは「監督」でした。同作では俳優として出演するとともに制作プロデューサーも務めています。
『闇金ウシジマくん』シリーズで活躍!
やべきょうすけの代表作の一つに『闇金ウシジマくん』があります。『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載の真鍋昌平の同名漫画を原作にしたドラマや映画に出演。山田孝之演じる主人公ウシジマくん(丑嶋馨)が社長を務める闇金「カウカウファイナンス」のナンバー2柄崎を演じ、その徹底したチンピラぶりが話題に。
柄崎は丑嶋と中学生からの付き合いで、丑嶋の不在時には献身的に尽くしたり、家族ぐるみで交際するほどの親友です。仕事熱心で電話の対応のし過ぎで耳から膿が出たなんてことも。
刺青が入っている?
2015年、公式のブログで刺青姿の画像が公開されて物議を醸しましたが、本人がツイッターで、「ドラマ『QP』で演じた蜂矢兼光の刺青で、毎回(メイクさんに)書いてもらっている。映画化が実現出来るよう、忘れないようにアイコンにしている」と明かしました。
10-FEETと親交がある?
やべきょうすけは、京都出身の3ピースバンド10-FEETと親交があります。
やべが10-FEETの曲を知ってファンになり、ライブを見に行ったのがきっかけとか。最初はただのファンでしたが、今ではかなり仲良しで、一緒に飲みに行ったりすることも多いそう。とくにベースのNAOKIがお気に入りみたいです。
10-FEETが毎年企画開催している野外音楽フェス「京都大作戦」では、自ら物販ブースに立ってTシャツなども販売しています。
見た目に似合わずE-girlsファンのやべきょうすけ
『有吉反省会』にやべきょうすけが出演した際、「E-girlsが好きすぎて仕事に支障をきたしていること」を反省していました。
やべはE-girlsメンバーと一緒に撮った画像を、ツイッターにアップしてはしゃぐほどの惚れ込みようだそうです。余談ですが、ツイッターで相互フォローしているというバカリズムに「いろんな女性タレントにリプライを送っている」と暴露されていました。