2020年5月28日更新

山田孝之出演のおすすめドラマ15選【『ちゅらさん』から『全裸監督』まで】

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山田孝之
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幅広い役柄をこなす実力派!山田孝之出演のおすすめドラマを紹介

言わずと知れた個性派俳優・山田孝之。1999年に放送されたドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビューした彼は、その後どんな作品の中でも自身の個性を惜しみなく発揮し、その演技は高い評価を受けてきました。 また、彼は俳優業だけでなく音楽活動も行っており、そのマルチな才能で活躍の幅をどんどん広げています。 個性派俳優、演技派俳優として名高い山田孝之の出演ドラマの中から特におすすめしたい、注目の作品を紹介しましょう。

「ちゅらさん」シリーズ(2001-2004年)

大ヒットを記録した朝ドラにヒロインの弟役で出演

『ちゅらさん』は、2001年に放送されたNHKの連続テレビ小説で、沖縄と東京を舞台にヒロインの成長や恋、彼女たちを中心とした家族や周囲の人たちとの絆などを描いた群像劇です。平均視聴率22.2%と高い水準を記録し、その人気から続編も製作され2007年まで特別編などが放送されました。 山田孝之はヒロイン古波蔵恵里(こはぐら えり)の弟、恵達(けいたつ)を演じています。恵達は賑やかなキャラクターが多い家族の中、落ち着いた性格で現実的。普段は恵理に憎まれ口を叩きつつも、本当はとても姉想いの優しい一面も。 彼は高校生の頃にロックに目覚めてCDデビューも果たしており、作中でオリジナルの歌「ROVA」を披露。若かりし頃の山田の貴重な歌唱シーンが見られます。

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『ランチの女王』(2002年)

これぞラブコメディーの王道!

ランチをこよなく愛する女性と、洋食屋を営む一家が送るラブコメディードラマ『ランチの女王』。2002年フジテレビの月9枠で放送され、その人気の高さから放送終了後も何度も再放送されました。 主演の竹内結子が演じているのは、自由奔放で天真爛漫な女性・麦田なつみ。ある日なつみの仕事先であるカフェに、謎の男がやってきます。そして突然「婚約者のふりをしてほしい」と彼女に頼みこんできたのです。なつみは成り行きでその男に協力することになり、気づけばその男の家族が営む洋食店で働くことに……。 山田孝之はその洋食店に下宿している従業員・牛島ミノルを演じています。まだ調理師見習いである彼は日々料理の勉強に励み、その純粋さでなつみをはじめ他の従業員からも可愛がられている存在。あどけなさの残る山田孝之の演技に、きゅんきゅんすること間違いなしのドラマです!

『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年)

日本中を泣かせた感動作

『世界の中心で愛を叫ぶ』は、片山恭一の原作小説をドラマ化した作品です。感動の恋愛ドラマとして有名な作品で、山田孝之は主人公の松本朔太郎を演じました。山田孝之演じる主人公の朔太郎は、高校生の頃に最愛の恋人を亡くした男。 彼女を亡くし、心を閉ざしていた朔太郎が思い出と向き合い、その中で少しずつ彼女との思い出を消化し、未来へと進んでいくという物語です。通称「セカチュー」として人気を博した本作で、山田孝之は綾瀬はるかと共演しました。 このドラマで山田は、ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

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『H2〜君といた日々』(2005年)

キラキラが詰まった青春ドラマ

大人気漫画家あだち充のコミックを原作とした『H2〜君といた日々』。高校野球を題材に、球児たちの爽やかで熱い青春を描いています。 山田孝之演じる国見比呂は、中学時代に野球部のエースとしてたくさんの功績を残してきました。しかしひじを故障し、高校ではサッカー部に入部。野球から距離を置いてしまいます。 そんなある日、野球同好会のマネージャーである春華を巡り、野球同好会とサッカー部で野球対決を行なうことに。比呂は野球をバカにするサッカー部の連中たちに腹を立て、なんとその場で野球同好会へ移籍。満塁ホームランを放ち、その実力を見せつけます。ここから野球同好会の暑い夏が始まっていくのでした。 何年たっても色あせない、キラキラとした青春時代を思い出させてくれる名作ドラマです。

『タイヨウのうた』(2006年)

陽の光を浴びられない彼女との恋

『タイヨウのうた』は純愛と死をテーマとした恋愛ドラマです。山田孝之は沢尻エリカ演じる雨音薫の恋人、藤代孝治を演じました。 雨音薫は色素性乾皮症という難病を抱えた少女。色素性乾皮症は、紫外線によって損傷した細胞の修復機能が遺伝的に低下するという病。そのため雨音は、太陽に当たれず夜に活動をしています。 山田演じる藤代はやりたいことも見つからず、漠然した日々を過ごしていましたが、雨音の歌に心を動かされ、彼女と恋に落ちていきます。視聴者から「生きる喜びが表現された前向きな作品」と評され、日本の恋愛ドラマの中でも有名作品として挙げられることも多い作品です。

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『白夜行』(2006年)

『白夜行』は東野圭吾の小説をドラマ化した作品。原作は殺人事件の容疑者を追う長編ミステリーですが、ドラマでは亮司と雪穂の関係を中心に、2人の葛藤や成長を描いた作品となっています。プロデューサーを務めた石丸彰彦は「亮司と雪穂をモンスターにしたくなかった」と語っており、その想いから二人に焦点を当てたドラマにしたようです。 山田が演じたのは、綾瀬はるか演じるヒロインの雪穂に恋をする主人公の桐原亮司。亮司は雪穂の父が過去に彼女に虐待していた事実を知り、彼を殺害してしまいます。そして、雪穂もまた亮司を庇うために母を殺害し……。 原作とは違い、雪穂と亮司に焦点を当てたことで残酷な運命に翻弄される恋人を描いた、切ない物語になっています。

「闇金ウシジマくん」シリーズ(2010-2016年)

大人気漫画のドラマ化!冷徹な闇金社長を演じる

『闇金ウシジマくん』は真鍋昌平の漫画原作のドラマシリーズです。10日で5割という恐ろしい利率を要求し暴利を貪る闇金業者「カウカウファイナンス」と、彼らに金を借りに来る人々を描いた群像劇。 山田孝之が演じたのはカウカウファイナンス社長の牛島。クールなキレ者で仕事に対しては徹底した態度を貫く彼は、いつも無表情で冷たく恐ろしい印象を与えます。しかし、利害が一致した場合は金のために人助けをすることもあり、その一貫した姿勢はかっこよく見えることも。 牛島はあまり感情を表に出さないタイプなので、牛島らしさを崩さないように気を付けながら、少しずつ役を作り上げていったと山田は語っています。

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『荒川アンダー ザ ブリッジ』(2011年)

主演の小栗旬に誘われ被り物で演技

『荒川アンダー ザ ブリッジ』は、中村光のギャグ漫画を原作としたドラマ。荒川の河川敷に住む強烈な個性を持った住人たちの物語で、山田孝之が演じたのは元売れっ子ミュージシャンの星。彼は顔だけ星型の被り物をした人物で、忠実に再現するため山田も顔を真っ黄色に塗りたくり、星を被りました。 主演の小栗旬も、顔を緑に塗り河童の着ぐるみを来た格好で登場。2人の強烈なビジュアルは大きな話題に。 山田が本作に出演したのは、小栗から「俺は河童やるんだけど、お前星やらない?」と声を掛けられたから、とのこと。キャラを演じるのは楽しかったそうですが、被り物をしていると頭が痒くても掻けず、辛い思いもしたそうです。

「勇者ヨシヒコ」シリーズ(2011-2016年)

あの勇者のパロディドラマが大人気に!

「勇者ヨシヒコ」は、福田雄一脚本・監督作品で、スクウェア・エニックスのゲーム『ドラゴンクエスト』を元にしたコメディドラマシリーズです。山田孝之が演じた主人公のヨシヒコは、非常に純真で正義感の強い一方、美しい女性と出会うとすぐ任務を放棄したり、実は情けなかったりと非常に味のあるキャラ。 パーティメンバーには福田監督作品によく出演するムロツヨシなどもおり、他の有名ドラマやアニメ、ゲームのパロディなどが随所に散りばめられた、ギャグ要素の強い作品として人気に。コアなファンから熱烈な支持を受け、シーズン3まで放送されました。 山田は3作品目のインタビューで「まだもう1回絶対あるべきと思っていたので、嬉しかった」と語っています。

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『信長協奏曲』(2014年)

織田信長になってしまった高校生と対立する後の秀吉

『信長協奏曲』は石井あゆみによる漫画のドラマ化作品で、戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生のサブローが、織田信長として生きる様を描いた歴史ものです。 山田孝之が演じたのは、後の豊臣秀吉となる伝次郎。史実では信長を慕い忠実な家臣として知られる秀吉ですが、作中では信長と敵対する今川義元の間者という設定です。この作品への出演のきっかけは『荒川アンダー ザ ブリッジ』のときと同様に、主演の小栗旬から「来年、ドラマをやるから、出てよ」と電話で誘われたことだったとか。 悪役の伝次郎を演じることについて、「信長に見せる顔と、それ以外の場所で見せる表情の違いに集中したい」と意気込んでいました。

『山田孝之の東京都北区赤羽』(2015年)

俳優・山田孝之を追うモキュメンタリー

『山田孝之の東京都北区赤羽』の原作はm作者清野とおる自身が主人公で、彼が赤羽の珍名所を紹介するという実録エッセイ漫画。ドラマは俳優・山田孝之を主人公とし、彼が赤羽で過ごした2014年の夏に密着したドキュメンタリー風の作品に仕上がりました。 役者としての自分と、役との境目が分からないというスランプに陥った山田孝之。「自分の軸を見つけ出したい」と仕事を一休みし、愛読書だった『東京都北区赤羽』に心惹かれ、赤羽に住むことを決意します。原作者の清野や漫画に登場する人物たちと山田孝之が交流し、そのシュールで独特な世界観に引き込まれる不思議なドラマです。

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『山田孝之のカンヌ映画祭』(2017年)

リアルすぎる演技で、もはやわけがわからない

本作も『山田孝之の東京都北区赤羽』と同じく、山田孝之が山田孝之を演じるという異色のドラマ。本作では、山田はカンヌ映画祭を目指し映画作りに情熱を燃やす熱い男となっています。 本人が本人を演じているため、一体どこまでが本気でどこからがフェイクなのか、観ているうちにわからなくなり、彼の魅力に引き込まれていく不思議な作品です。作中では芦田愛菜を主演女優に招いて映画を撮影に挑むも、こだわり過ぎて制作が中止になるなどのエピソードが。 真剣な顔をしながら面白いことをやる、という山田孝之らしさなども見えるゆるく熱い感覚を味わえます。

『やれたかも委員会』(2018年)

あの時「やれた」のかを判定

やれたかも委員会
©2018吉田貴司/ドラマ「やれたかも委員会」製作委員会・MBS

『やれたかも委員会』は、吉田貴司による漫画を原作としたドラマ。作中では「やれたかも委員会」なる怪しげな組織の3人が、一般人の「やれたかもしれない」エピソードを聞きます。その話を聞いて、実際にやれたかどうかを認定するという短編集のような作品です。 山田が演じたのは委員会メンバーの1人で、ミュージシャンのオアシス。彼は基本的には物静かで委員会に来た人たちの話を聞く時は、パソコンに話の内容を入力し、冷静かつ的確に分析します。 委員会にやってくるのは「あの時もしかして、やれていたのか」と心にモヤモヤしたものを抱えてやってくる人ばかりで、それを真剣に分析し認定する、というなんともシュールな作品です。相談を受ける役ということであまり役作りはしなかったという山田ですが、ビジュアルにはこだわったそうです。

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『dele(ディーリー)』(2018年)

人気俳優W主演でデジタル遺品をめぐる事件に挑む

『dele』はデジタル遺産を抹消することを仕事とする男たちの物語で、山田孝之と菅田将暉がW主演を務めました。 山田が演じるのは、知識欲が旺盛で偏屈でプライドの高い男、坂上圭司。一方、菅田が演じる真柴祐太郎は人懐っこい性格と、対称的な2人がバディとして活躍します。彼らが生業とするのは、依頼人の死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事です。 ワケアリなものも多いデジタル遺品。2人は任務を遂行しようとするたびに、さまざまな問題に巻き込まれ……。 人気俳優2人を起用してタイムリーな題材を扱った本作は、高い評価を得ました。

『全裸監督』(2019年)

アダルトビデオ業界の知られざる裏側

2019年にNetflixにて配信が開始されたドラマ『全裸監督』は、その刺激的な題材が世間でも大きな話題となりました。舞台は、バブル景気真っ只中の1980年代の日本。浮き足立った時代の中で新しいビジネスを切り開いていく男たちの姿を、実在した人物をもとに描いています。 山田孝之が演じたのは日本アダルトビデオ界の風雲児・村西とおる。村西は英会話教材を売る営業マンとして働いていましたが、妻の不倫をきっかけに「エロを売り物にしたい」と考えるように。そしてアダルトビデオの監督として、新たな文化を築いていくのです。 センセーショナルな内容でありながら、警察との対立や新規ビジネスの立ち上げについてなど、社会的な側面もある本作。時に狂気的に見える山田孝之の演技だけでなく、他にも見どころが満載です。

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山田孝之、今後のドラマ出演にも要注目!

山田孝之
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作品によって別人に見えてしまう山田孝之の演技は、エンターテインメント性が高く、観ている人を楽しませる力強さを感じさせます。 また、「山田孝之でなければ演じられない役」というものも多く、彼の実力を物語っています。たくさんの作品から引っ張りだこなのもうなづけますね! 次はどんなエンターテインメントを見せてくれるのか、これからどんな作品に出演するのかも注目です。