『ドラえもん』の本当に泣ける劇場公開作品TOP5

テレビアニメシリーズにない壮大な物語と、涙を誘う展開が特徴の、『ドラえもん』の劇場公開作品。2016年現在まで毎年、春休み期間に合わせ全36作が公開されました。今回はその中から、本当に泣けるタイトルTOP5をご紹介します!
大人も子どもも本当に泣ける!ハズレなしのドラえもん映画
1980年より、子どもの春休み期間に合わせて公開している『ドラえもん』の劇場公開作品。2016年現在まで全36作品が公開され、毎年多くの観客動員数と配給収入を維持している、大ヒットシリーズになりました。
劇場版では、時代に合わせた社会問題を投映し、重厚な物語が綴られていきます。そのため、映画にしか登場しないキャラクター、テレビアニメにはない壮大かつ涙を誘う展開も。大人も子供も本当に泣ける、ハートフルな“ドラえもん映画”をぜひご覧ください!
5位 3億年前からやって来た友達との種族も時空も超えた友情【2004年】

物語の舞台は、3億年前の地球に存在していた、犬や猫たちが暮らす「ワンニャン国」です。ある日、人間の勝手な都合で捨てられている動物の存在を知ったのび太。犬や猫たちを救うため、いつもの5人組が人間の誕生前へタイムスリップし、奮闘する姿が描かれました。
1979年から現在まで放送中の、大人気テレビアニメシリーズと共に、25周年を迎えた劇場版の記念すべき第25作目。過去作を想起させるキャラクターや設定など、ファンには嬉しい描写が多く登場しました。大山のぶ代ら初期の声優が声を吹きこんだ、最後の劇場公開作品でもあります。
4位 雲の上の世界を通して、避けては通れない環境問題を問いかける【1992年】

子供の頃はかなりのお気に入りだったのですが、今改めて観ると登場人物が多くて観づらかったです。 そもそも劇場版外で既出のキャラクターを重要な位置に据えてしまうのは、少しずるい気がします。原作もしくはTVシリーズを欠かさず見ていたファンにはうれしいサプライズだったかもしれませんが…
メッセージ性はどストレートで分かりやすいです。 そして故障ドラえもんも可愛い! 衝撃で直っちゃうって、ブラウン管テレビか。

天国の存在を信じるのび太は、紆余曲折を経て、仲間たちと共に雲の王国を完成させます。しかし、王国で遊んでいる途中、天上人が住む雲の上の世界を発見することに。案内してくれた監察員、パルパルは友好的でしたが、実は「ノア計画」という恐ろしい方策が実行されつつあったのです!
現実世界の問題でもある、環境破壊に対する”自然の怒り”を、”天上人による地球人への報復”を介して描いた作品。1999年に公開された、映画『のび太とアニマル惑星』と並んで、環境問題を大々的に取り挙げた作品の一つです。
3位 いつまでも変わらない、今は亡きおばあちゃんとの絆【2000年】
のび太は、ゴミ捨て場にあったクマのぬいぐるみを発見し、幼稚園の時に死別したおばあちゃんのことを思い出します。優しかったおばあちゃんが懐かしくなり、一目会いたくなってしまったのび太。ドラえもんに止められながらも、タイムマシンに乗り込むのですが……。
2000年3月11日より、『ドラえもん のび太の太陽伝説』と同時上映された短編映画。テレビアニメ版でも何度もリメイクされた、有名なエピソードの一つです。のび太とおばあちゃんの絆、過去の細かい時代背景など、懐かしさを感じる描写が盛りだくさんになっています。
2位 『ドラえもん』映画史上最強の敵、鉄人兵団の襲来!【1986年】


ある日、北極で偶然巨大ロボットの足を拾ったのび太。それをきっかけに、地球人の総奴隷化を目的とした、メカトピア星鉄人兵団の地球侵攻作戦を知ることになります。鏡面世界を舞台に、いつもの5人組と改造したロボットを味方につけ、鉄人兵団を迎え討ちました。
『ドラえもん』映画史上において、最も熾烈な戦いが描かれ、物語の完成度が非常に高いと称賛される作品。予告編では数発の爆撃音が響くなど、公開前から熱い展開に期待が集まっていました。しずかとリリルの友情と別れ、涙なしでは観られない名シーンにも注目です!
1位 すべての”子ども経験者”に贈る、思い出いっぱいの物語【2014年】


2014年公開、シリーズ初の3DCG作品です。原作第1話「未来の国からはるばると」を始め、ドラえもんとのび太の出会いと別れ、のび太としずかちゃんの恋愛模様など。過去に描かれた全7作の名エピソードを厳選し、再構成した物語が紡がれます。
本作は、子ども時代に『ドラえもん』に触れ、成長と共に卒業した大人にこそ見てほしい。という願いで制作されたそうです。全世界での興行収入100億円を突破し、第38回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。