『映画ドラえもん のび太の宝島』が2018年3月公開!【今度は海賊だ!】
『映画ドラえもん のび太の宝島』、2018年は海賊になって大冒険!
シリーズ第38作目となる2018年の映画「ドラえもん」の情報が公開されました。今回は『映画ドラえもん のび太の宝島』というタイトルになっており、映画ドラえもん例年の公開シーズンに漏れず、今回も2018年3月3日公開予定です。 本作のアイデアの元となっている作品はロバート・ルイス・スティーヴンソンがによる1883年の児童文学の名作『宝島』となっています。『宝島』は漫画版『ドラえもん』45巻収録「南海の大冒険」でのび太が読んで感銘を受けており、同話を下敷きにした第19作『映画ドラえもん のび太の南海大冒険』にも登場しました。 本記事ではそんなドラえもん最新作のあらすじや声優キャスト情報、見どころなどを紹介していきます!
『映画ドラえもん のび太の宝島』の気になるあらすじは?
予告編と、テレビアニメで放映された映画情報から本作のあらすじに迫ってみましょう。 本作の舞台はカリブ海。主人公の野比のび太は海賊船・のび太オラゴンのキャプテン・ノビータに扮してドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかと共に宝島を探す大冒険を繰り広げるようです。 予告編ではゲストキャラとして宝島の謎を知る金髪の少年とオウム型ロボット・クイズの姿が確認できる他、ロボットじみた手下を従え大仰な機械を操る敵海賊の姿も見受けられます。クライマックスにはただ宝島を探すだけでは終わらないどんでん返しも待ち受けているようです。
本作の脚本を務めるのは『君の名は。』の川村元気
『映画ドラえもん のび太の宝島』の脚本を執筆するのは川村元気です。 川村は1979年に生まれの映画プロデューサー。映画「ドラえもん」の配給を行う東宝の社員として数々の映画のプロデュースを行っています。 2016年には同年興行収入1位となる大ヒットを記録した『君の名は。』のプロデュースを手がけ、注目を集めました。また、2013年には絵本『ティニー ふうせんいぬのものがたり』を執筆し、作家としてのキャリアをスタートさせています。 単独で脚本を手がけるのは本作が初めてとなりますが、プロデューサーとしての代表作『君の名は。』では、東宝スタッフの筆頭として監督である新海誠と共同で脚本を執筆しました(ただし、スタッフリスト上では新海誠の単独表記)。大ヒット作を産んだ川村の筆致に注目です。
オウム型ロボット・クイズ役は悠木碧が担当
『映画ドラえもん のび太の宝島』のゲストキャラクター、オウム型ロボット・クイズ。映画に先駆けて10月13日放送分よりテレビアニメ『ドラえもん』内のミニコーナーに登場しています。 クイズを演じるのは声優の悠木碧。悠木は4歳で芸能界入りし、当初は本名の八武崎碧名義で実写子役として活躍しました。 2007年には芸名を悠木碧に変更し、本格的に声優としての活動を開始。代表作は『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどか、『妖怪ウォッチ』セカンドシーズンの主人公・未空イナホ、『君の名は。』の名取早耶香などがあります。 声優初挑戦は2003年の『キノの旅 -the Beautiful World-』さくら役。同作は悠木碧が声優業を志すきっかけとなり、2017年のシリーズ第2作『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』では主人公・キノ役に抜擢されることとなる縁の深い作品となりました。
物語の鍵を握るキャプテン・シルバー役は大泉洋!
物語の鍵を握るキャプテン・シルバー役は、『水曜どうでしょう』でお馴染みの大泉洋。キャプテン・シルバーは、のび太を襲ったりしずかちゃんをさらったりと、悪役のような立ち回りをするようです。バラエティ番組ではコミカルな面が目立つ大泉ですが、近年は悪役として出演する機会も増えているため、シルバー役にも期待できますね。
キャプテン・シルバーの妻・フィオナを演じるのは長澤まさみ!
キャプテン・シルバーの妻・フィオナを演じるのは長澤まさみ。長澤が同シリーズに参加するのは本作が初となるとのこと。また、フィオナは二児の母で科学者としての顔を持つたくましい女性キャラクターで、物語の鍵を握るキーパーソンとなるそうです。 本作への出演に当たって長澤は、幼少期には祖母に購入してもらったドラえもんの「ひみつ道具図鑑」を愛読していたというエピソードを交えて、同シリーズへの愛と意気込みを語っています。なお長澤の好きな秘密道具は映画『ドラえもん のび太の大魔境』や『ドラえもん のび太の創世日記』にも登場する「植物改造エキス」だと明かしています。
脇を固めるのは、山下大輝、折笠富美子、早見沙織ら人気声優たち!
本作のキャストには、『弱虫ペダル』の山下大輝、『BLEACH』の折笠富美子、『魔法科高校の劣等生』などの早見沙織ら人気声優が名を連ねています。 山下が演じるのは、海賊船のメカニックだった青年・フロック(上画像)。折笠が演じるのはフロックの妹でしずかちゃんにそっくりなセーラ、早見が演じるのは剣の達人で夫婦を海賊をやっているビビです。
主題歌は星野源が担当
来年3/3公開『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌と挿入歌を、星野源が書き下ろしました!今夜放送のテレビ朝日『ドラえもん』で初公開される予告編には、挿入歌「ここにいないあなたへ」が使用されています! #映画ドラ #ドラえもん https://t.co/XllRQZ4eFG pic.twitter.com/UY7RznPnSn
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) November 30, 2017
今作の主題歌及び挿入歌を、TBS連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌『恋』でさらに一層注目されている星野源が、担当することが明らかになりました。 挿入歌である『ここにいないあなたへ』は事前公開映像となる予告編にて既に発表されており、心穏やかになるバラードナンバーとなっています。 また、長い「ドラえもんシリーズ」の歴史の中で、同じアーティストが劇中歌を(1曲だけでなく)2曲同時に手がけることは初めてとのこと。今回の起用に関してドラえもんのファンと公言している本人は、長い「ドラえもん」シリーズの歴史の中に1人の音楽家として関われることを非常に嬉しく思う、とコメントしています。
『映画ドラえもん のび太の宝島』の公開日は2018年3月3日!
1980年公開の『映画ドラえもん のび太の恐竜』以来、子どもたちの春の楽しみとして親しまれてきた映画「ドラえもん」。2005年の制作体制変更から13年目を迎え、キャスト・スタッフともに熟練の域に達しつつあります。 新たに登板するキャスト・スタッフ陣も十二分な実力を持つ強者たちが揃いました。映画ドラえもんの新たな地平を感じさせる布陣です。 モチーフとなる『宝島』は『ドラえもん』の生みの親、藤子・F・不二雄も感銘を受けた伝説の貸本漫画『新宝島』(手塚治虫著)のモチーフでもありました。『映画ドラえもん のび太の宝島』も『宝島』や『新宝島』のように人々の心に残る名作になることを期待しましょう!