感情が大爆発!笑って泣ける映画おすすめ8選
笑いあり涙ありの鑑賞体験をしたい人必見!
最後までお腹を抱えて大笑いするだけの単純明快な映画もいいですが、大笑いしたあとに、しみじみと涙がこぼれる体験は、映画ならではの醍醐味です。感情の爆発こそ、ストレス発散のひとつとも言えるでしょう。 アメリカのコメディ映画お得意のパターンだと言えますが、日本やヨーロッパ作品も含め、笑って泣ける映画のおすすめを8作品紹介します。
1:三谷幸喜作、大笑いして最後に泣く法廷コメディ【2010】
『ステキな金縛り』
深津絵里扮する三流弁護士のエミが、ある殺人事件の弁護のため、幽霊にアリバイの証言をさせようと奮闘する奇想天外なドタバタ騒動を描きます。落ち武者の幽霊・更科六兵衛には西田敏行が扮しました。2011年の実写版邦画ではNO.1の興行収入を記録しています。 三谷幸喜監督・脚本は、『ザ・マジックアワー』以来3年ぶり。竹内結子、阿部寛、浅野忠信、篠原涼子、佐藤浩市ら豪華キャストを取りそろえ、三谷らしい抱腹絶倒コメディながら、最後にはほろりとくるハートウォーミングな展開が満喫できます。
2:ブルース・ウィリス主演!大人のファンタジー映画【2000】
『キッド』
40歳を迎えようとしている、優秀なイメージ・コンサルタントの主人公ラスの前に現れたのは、なんと8歳の自分。少年だった頃の自分自身に向き合うことで、忘れていた夢を思い出します。 ラスを演じたのはブルース・ウィリス、少年時代をスペンサー・ブレスリンが演じています。『シックス・センス』を彷彿とさせるウィルスと幼い少年のしみじみとした関係が、本作でも見どころとなっています。 マッチョなウィリスの8歳の姿が小太りな少年である点など、さりげないコメディ要素の中に、心温まる展開が待っています。
3:女装したトラボルタが母親役のハッピー・ミュージカル【2007】
『ヘアスプレー』
カルト的人気を誇る、1988年のジョン・ウォーターズによる同名映画のミュージカル・リメイク。60年代のアメリカ・ボルチモアを舞台に、太った16歳のヒロインがスターを夢見て奮闘するシンデレラ・ストーリーです。 主人公の女子高生トレーシーに扮したのはニッキー・ブロンスキー。共演には、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、ザック・エフロンら豪華キャストが勢揃い。そして、トレーシーの母親エドナに扮したのは、女装したジョン・トラボルタ。なんと30年ぶりのミュージカル映画出演です。 60年代ファッションに身を包んだ、豪華スターの歌とダンスが最高!見終わったあとには、ハッピーで心温まる気持ちに浸れること請け合いです。
4:生活のためストリッパーになる、愛すべき親父たち【1997】
『フル・モンティ』
「フル・モンティ」とは素っ裸の意味。イギリス北部のシェフィールドを舞台に、失業し、生活に困った6人の普通の男たちが、ストリッパーとなってお金稼ぎをしようと悪戦苦闘するコメディ映画です。 なんの取り柄もない男たちを演じたのは、『トレイン・スポッティング』のロバート・カーライル、『フィクサー』など数々の秀作で知られる名優トム・ウィルキンソンら。 彼らの大笑い必至のおちゃらけぶりはもちろんですが、主人公の一人ガズは、愛する息子の養育費が払えず、親権を失いそうになっているといったように、全員が何かしらのワケアリで、なかなか泣かせる物語でもあります。
5:負け組家族の心温まるロード・ムービー【2006】
『リトル・ミス・サンシャイン』
それぞれ負け組の難あり家族が、美少女コンテストに娘を出場させようと、オンボロ・ワゴンに乗って旅をします。アカデミー賞4部門ノミネート、第19回東京国際映画祭主要3部門独占など、世界中の映画祭で高く評価された秀作です。 家族を演じるのは、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、グレッグ・キニアら個性的な実力派。そして、太った、垢抜けない少女オリーブを演じた子役のアビゲイル・ブレスリンが最高にキュートです。 終盤、コンテスト会場の舞台で家族が見せるおバカなダンスは、大笑いしながらも、なんだか涙が出てしようがない名場面です。
6:インド発、世界中で記録的大ヒットとなった超前向き映画【2009】
『きっと、うまくいく』
名門大学に入学してきた、ランチョー、ファルハーン、ラジューの3人の学生が巻き起こすドタバタ騒動と、卒業後姿を消したランチョーの行方を探す10年後の今を交互に描きます。 インド映画らしい、歌、踊り、笑い、涙、全ての要素がみっちり詰まった極上エンターテインメントで、本国では興行収入歴代ナンバーワンを記録、その後世界中で大ヒットしました。主人公のランチョーにはインド映画界きっての大スター、アーミル・カーンが扮しています。
7:ロック・ミュージシャンが名門小学校の偽教師に!【2003】
『スクール・オブ・ロック』
人気コメディアンのジャック・ブラックが、ロック・ギタリストなのに友人になりすまし、由緒ある名門小学校の偽教師になってしまうという痛快コメディ映画です。 最初は単なる遊びとバイト感覚だったにもかかわらず、小学生たちと交流を深めるうちに次第に心がつながり、クラス全員でバンドの大会に参加することになります。 監督は『恋人までの距離』で繊細な男女の関係を描いたリチャード・リンクレイター。さすが、単なるお笑いドタバタに留まらず、子供たちの泣かせる名演技もあって、ヒューマンな感動作に仕上がっています。
8:妻の愛を取り戻そうと一発奮起する中年男を描くラブコメ【2011】
『ラブ・アゲイン』
妻のエミリーから唐突に離婚を切り出された真面目な中年男キャルが、バーで出会ったプレイボーイの手ほどきを受けながら、イケてる親父に変身し、愛を取り戻そうと奮闘する姿を描きます。 キャルを演じたのは、味のある名優スティーヴ・カレル、妻をオスカー女優のジュリアン・ムーア、プレイボーイをホットなライアン・ゴズリングと、最高のハマり役が揃い名演技を披露します。 果たして彼の試みは成功するのか……? 悲哀漂う中年男の苦闘ぶりは、大笑いしながらもどこなくせつないほろ苦さが漂い、心打たれます。