2019年8月20日更新

おすすめのヒューマンドラマ映画ランキングTOP20!心温まる名作から2019年最新作まで

ショーシャンクの空に
©COLUMBIA

映画史に残る心温まる名作から2019年の最新作まで、ヒューマンドラマ映画は世界中で生み出されてきました。今回はおすすめのヒューマンドラマ映画を厳選し、邦画・洋画合わせたランキング形式で紹介します!

魂を揺さぶられるヒューマンドラマ映画ランキング!【2019年最新】

『万引き家族』
(C) 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

邦画、洋画に関わらず「ヒューマンドラマ」というジャンルはあまりに多くの名作が存在し、国や時代を超え人々の心を揺さぶってきました。 ヘビーな要素を含む作品もありますが、大きなテーマである「人生」について考える機会になり、観終わった後は心に“何か”を残してくれます。悲しみに満ちたストーリーでも、爽やかで、どこか優しい気持ちになれる作品に励まされ、癒やされる人が多いかもしれません。 この記事では、後世に語り継がれてきた名作から2019年の最新作まで、心が温まるヒューマンドラマ20本をランキング形式にして紹介します!

ヒューマンドラマとは?

「ヒューマンドラマ」とは一般的に、人間味、人間らしさを主なテーマとして描かれているドラマを意味する言葉とされています。 映画やドラマ、ドキュメンタリー系TV番組のジャンルの一つとして扱われる……と定義できるようですが、実際はほとんどの映画が当てはまるでしょう。人間が主な登場人物である以上、恋愛・アクションなどに限らず、ヒューマンドラマとしての側面を持っているからです。 そこで今回は、人生や生き方、人と人の繋がりを主軸にした作品を厳選しました。

20位:『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)

崩壊寸前の負け組家族の再生を描くハートフル・ロード・ムービー

Satoko_Suzuki
Satoko_Suzuki 5

もーう、すごく好きな映画です。 曲者ぞろいの(社会的にこぼれてる)家族の再生物語。マイノリティな人達を、コミカルに、温かく描いてはいるけれど、よく考えると、けっこう根の深いアメリカの闇なんかも見えて来たりします。 ま、何も考えずにサラッと観ても、元気がもらえる楽しい一本でした。 個人的には、じいちゃんが死んでからの、勢いのある展開が好きですねー。

2007年の第79回アカデミー賞で4部門にノミネートされ、脚本賞および助演男優賞を獲得、日本でも高い評価を得た『リトル・ミス・サンシャイン』。 家族それぞれに問題を抱え、崩壊寸前のフーヴァー一家。末娘オリーブが全米美少女コンテストの地区代表に選ばれ、一家は旅費節約のためオンボロのミニバスで開催地を目指しますが……。散々なドライブの中、凸凹家族が一つになっていく様を追うロード・ムービーです。 会話や描写にブラックユーモアが効いており、コメディ映画としても楽しめます。壊れていくミニバンと反比例するように、「家族愛」が浮かび上がる流れが秀逸でした。

19位:『南極料理人』(2009)

南極観測隊の料理にフォーカスした異色の癒やし系ドラマ

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南極観測隊のチームとして南極に派遣された料理人と愉快でおバカな隊員たちのゆるーいほっこりムービー。 こういうおバカな映画があるから邦画は好き。このなんともいえないチープな笑いはアメリカのコメディではできない邦画独特の笑い。すごく邦画的。 あたり一面氷につつまれた真っ白の世界で、麻雀やったり、野球やったりラーメン食べたり、病室がバーに変わって、お酒飲んだり。ぬけ感のはんぱないおっさん達を見るだけの映画なんだけどね。それだけですごく楽しい。氷点下54度なはずなのに、満員電車のおっさん達の密度みたいな、なんかむさ苦しい男臭を画面を越えて感じる。笑 真面目に仕事して!って感じの腑抜けた男共7人だけのために毎日美味しいご飯をつくる。どんな場所でも、食べるのが誰でも、料理人として仕事しにきたからね。伊勢海老のフライがいいとか、どうしてもラーメンがいいとか、がきんちょすぎるわがままな隊員達がすごく愛らしい。 でもアホ丸出しの隊員達も彼女に会いたいとか子供に会いたいとか、日本帰ったら何したいとか、楽しんでるけどなんだかんだ家が恋しくなる。おっさんも寂しくなるんだよ。料理人の西村くん(堺雅人)が隊員達がつくったギトギトの唐揚げを食べて奥さんのあんまり美味しくないギトギトの唐揚げを思い出して泣くところすごく好き。なんでこんなに馬鹿馬鹿しいのにじーんとくるんだろう。 帰る家があるっていいな。ほとんど働いてるシーンでてこないのに、なんかこいつらかっこいいなってなる。寒いけどすごくあったかい映画。

堺雅人主演映画『南極料理人』は、実際に南極観測隊の料理担当を務めた経験を持つ、西村淳のエッセイ『面白南極料理人』を映画化した作品です。 家族を日本に残し、南極の過酷な環境の下、共同生活を送る8人の男性たち。その喜怒哀楽と、彼らのストレスを料理で癒そうとする主人公の奮闘を、ユーモラスなタッチで描きました。南極観測隊と言えば「生と死」を軸にした作品が多いですが、本作は堺や共演の生瀬勝久、高良健吾らのゆるーい掛け合いで進むのが特徴です。 とは言え、隊員たちが極限状態に置かれているのは確かで、ふとした瞬間に当たり前の日常や家族に思いを馳せる姿に胸が締め付けられます。

18位:『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)

現代社会に翻弄される一人の女性のしたたかな成長を見つめる

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岩井俊二監督のネクストミューズとして選ばれた黒木華がこれでもかと岩井俊二ワールドにハマった作品。蒼井優からハツラツさをごっそり抜き去ったような雰囲気でどこにでもいそうな20代の女性を演じています。 なんとなく出会った男とそのまま結婚してミスった女が、どん底に落ちた後でいわゆる岩井俊二的青春と幸せに出会うお話。前半は現代社会の闇に吸い込まれていく女が描かれますが、映画のテーマはそこではありません。騙されやすい少女がそのまま成長したような女にでも得られる幸せはどこにでも転がっているということです。 ここで黒木華が非常に良い働きをします。幸の薄い20代女性を演じさせたら右に出る者はいないでしょう。そんな女が後半からキラキラと輝きだします。その無垢な笑顔にこの映画のテーマが垣間見える。つまり黒木華が素敵だなあ、と思うことこそがこの映画のテーマの言いかえなのです。これはまさに『花とアリス』でやったことと同じ。これはもうほとんど『花とアリス』の続編、大人編でよいと思います。 さすが大人編、岩井俊二らしくないAVの話が出てきますが、これが全然いやらしく聞こえない。黒木華が「3P!」と言うシーンもあるのですが、どこか愛らしさすら感じるのです。黒木華に「3P!」と言わせる天才、岩井俊二の過去作品をもうちょっと観たくなってきました。

黒木華の単独初主演作品にして、奇才・岩井俊二監督が『花とアリス』(2004)以来、12年ぶりに日本の長編実写映画を手掛けた『リップヴァンウィンクルの花嫁』。 舞台は現代の東京。どこか世間知らずな主人公が、SNS上で知り合った男性と結婚したのを機に、ありそうで無さそうな不幸に見舞われていきます。過酷な現実の波に流されながらも、したたかに生き抜いていく姿を、危うくも透明感あふれる映像で描き出しました。 同名の原作小説は、岩井監督が2012年に別件のCMオーディションで初めて黒木華と知り合い、彼女をイメージして執筆したのだとか。宛て書きの役なのもあって黒木の演技はさすがですし、共演の綾野剛、Coccoの作り出す世界観も見事でした。

17位:『LIFE!』(2014)

人生に遅すぎるなんてことはない!生まれ変わるなら今だ!

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#eiga #movie 全く面白味の無い妄想癖おじさんが、リアルな冒険と出会いによって変化していくストーリー。オープニングからセンスの良い映像を見せられて期待は高まる。個々のキャラクター皆おいしすぎるよ(笑)真面目なシーンも絶妙なタイミングで笑わせてくるから飽きなかった。風景、動き、色、アングル、現実の中の妄想、すべてが感覚をとらえて離さない。 目の前にあるものを本気でやったら、きっと新しい世界が目の前に広がっていく。そして全て楽しみに変わっていく。人生の目的ってなんだろうと、わたしも考えてみよう。 あのカメラマンが25番をあのようにした理由を考えるとにやにやしちゃう。ショーン・ペンずるいわ。

ジェームズ・サーバーの短編小説『ウォルター・ミティの秘密の生活』が原作の映画『虹を掴む男』(1947)を、ベン・スティラー監督・主演でリメイクした『LIFE!』。 物語の主人公は、伝説のグラフ雑誌「LIFE」の写真管理部で働く一人の男性。彼は単調な毎日の中で、妄想だけが唯一の趣味でしたが、ひょんなことから現実でも冒険に出ることに!?世界を巡るファンタジックな旅は、主人公の人生を変えていくのです。 美しく壮大な映像にワクワクすると同時に、迷った時に背中を押してくれるような作品。自分の気持ち一つで日常は劇的に変化する、と語りかけている気がします。

16位:『それでも夜は明ける』(2014)

“自由黒人”男性の壮絶な奴隷生活のてん末をつづる伝記ドラマ

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実際、つい100年前にはこういう時代があったというのは何度知ってもその都度衝撃です… この映画は奴隷云々もあれですが、人としての尊厳のお話かもしれませんね 主人公のソロモンが何度か言葉にしますが「絶望するな」、「生きるため」、その言葉には明らかに黒人でも奴隷でもなく人間としての不屈の精神と尊厳が見て取れます なるほどアカデミー作品賞、何と言ってもカンバーバッチ先輩、ファスベンダー先輩など、あの微妙な愛憎を表現した今をときめく演技派に固められてこそと思います カンバーバッチ先輩の優しいようで結局利己的な感じ、特にファスベンダー先輩は上手かったですねぇ ソロモンを所有物としながら、どこかで認めてる、だけど認めたくないからひどい扱いをする、けれど自分の大事な所有物、というね笑 ほんとに微妙な心理描写が面白かったです まさに秀作ですね!

2014年の第86回アカデミー賞にて、作品賞含む3部門受賞作『それでも夜は明ける』は、自由黒人ソロモン・ノーサップの奴隷体験記 『Twelve Years a Slave』を基に制作されました。 舞台は1841年、奴隷制度がはびこるニューヨーク州サラトガ。自由証明書を持つ「自由黒人」でありながら誘拐され、狂信的な選民主義者の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられることになったソロモンが、尊厳を失わず生き抜く様を描きます。 実在の主人公をキウェテル・イジョフォーが演じ、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットら豪華キャストが脇を固めました。

15位:『ビッグ・フィッシュ』(2004)

ファンタジーの名手ティム・バートンが描く父と子の物語

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友達に勧められて見た作品 いつも作り話しか話さない父親が病気で寝たきりになり、息子はそんな父親からせめて本当の話が知りたくて聞き出そうとするが結局濁されてしまう。 僕らはその作り話をこの作品を通して聞かされる。 父親の話す話は、見ている僕らもやはり作り話だろと言いたくなるファンタジー満載の話だけど、それが面白くてついつい耳を傾けてしまう。 終盤で父親が息子へヒントを言う事から始まる奇跡に、僕は涙が止まらなくなった。 心地よい余韻が残るいい映画だった。

同名ベストセラー小説を、鬼才ティム・バートンが映画化した『ビッグ・フィッシュ』。ファンタジー要素がありながらも、現実世界を舞台に展開するのが特徴です。 “父と子の確執”という普遍的なテーマを掲げ、おとぎ話のように人生を語って聞かせる「ホラ吹き」の父親と、彼に反発する息子の葛藤と絆を描きました。ティム・バートンらしいカラフル&ゴシックな回想シーンのビジュアルと、現実世界の落ち着いたトーンの対比が面白く、この作品で新境地を開いたと言われています。 不思議かつ独特な作風を心温まるドラマに昇華しただけでなく、ラスト数分の伏線回収も秀逸で、監督の最高傑作とも名高い作品です。

14位:『横道世之介』(2013)

愛おしい主人公に癒やされ、彼にまつわる記憶を旅する青春ドラマ

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初っ端からいつぞやの雰囲気丸出しの映像にほんとに現代で撮ってたのかという作り込みにまずアッパレ。80年代にギャンギャンだった人たちはすごく頷くところ多かったんだろうなあ、私にサンバの良さと前髪上げる良さは分からないもの。 でもこの映画のすごいところはそこだけじゃなくて、主人公の世之介がどんな人物なのか160分観終わった後にジワジワ理解して最終的には自分も知り合いだったかのような感情になれること。 "昔、世之介ってやつがいてさ〜そいつすげー変なやつで、面白くて、いい奴だったんだよ"これが観た側の記憶に残るんですよ、実際に会ったことないのに。実感するみたいな。すごいです。 記憶にいつまでも残ることは簡単ではないから。この映画の名前が横道世之介で良かった、いつまでもきっとみんなの記憶に残るだろうから。 ちなみにショーコちゃんのゴキゲンヨウの手の振り方にも注目して欲しいです。

吉田修一の同名小説を、『南極料理人』などで知られる沖田修一監督が映画化。主演を高良健吾が務め、『蛇にピアス』以来となる吉高由里子との共演も話題になりました。 80年代に長崎から上京したお人好しの青年・世之介が友人と交流したり、年上の女性に思いを寄せたり、お嬢様の熱いアプローチを受けたり……。そんな笑顔と幸福に溢れた1年間を描きつつ、合間ではなぜか世之介のいない、16年後の後日談を垣間見せます。 学生時代を思い出し、強烈なほど記憶に刻まれた誰かを思い出すような作品。張り裂けそうな心の痛みすらも歓びに染めてくれる、愛おしい主人公に出会えるはずです。

13位:『ギルバート・グレイプ』(1994)

家族のためにすべてを捧げた青年の葛藤と成長を描く

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高校の時に初めて見て、大人になって再見すると、なんだか哀しい印象でしかなかった白い霧がスッキリと晴れて、切なくも温かい気持ちに。 グレイプ家を包む自然の風景が、切ない家族背景と対比されより一層胸に迫る美しさ。 すでに絶賛されているレオ様の演技はもう神がかっています。彼は役者に成るべくして生を受けたのだと改めて実感。 いつかもう一度見たら、きっとまた違う感情に出会う予感。

『ギルバート・グレイプ』はピーター・ヘッジズの同名小説を、主演のジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオの共演で映画化した作品。 アイオワ州の田舎町エンドーラ。家族のために自分の夢を諦め、一家の生活を一身に背負いどこにも行けず苦悩する主人公の成長を、温かく優しいタッチで描きました。重度の知的障がい者の弟と過食症の母を抱える青年は、一人の少女との出会いによって人生を見つめ直すのです。 当時まだ10代だったレオナルド・ディカプリオは、アカデミー賞ほか5アワードにノミネートされるなど、本作で見事な好演を見せました。

12位:『レ・ミゼラブル』(2012)

魂に響く歌の力に圧倒される名作ミュージカル

EllyMimy
EllyMimy 5

もう、全編通して心揺さぶられ、 自分も映画の中に入ってしまったかのようでした。 ラッセル・クロウが大好き、そして歌が大好き、 ただそれだけで観たかったのですが。 何が善で何が悪なのか… それがよく分からなくなって。 感情をそのまま歌に込めて彩られるミュージカルの世界。 苦手な方もおられるとは思いますが、 私にとってこの映画は本当に特別なものになりました。 ここまで感情を揺さぶられ スクリーンにのめり込んだ映画は久しぶりでした。 速効でiTunesでサントラを買い、 聴きながら余韻に浸っています。 とにかくすぐもう一回観たいくらい、そんな映画でした。

ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界中で語り継がれてきた名作ミュージカルの魅力を、圧倒的スケールでスクリーンへ昇華させた『レ・ミゼラブル』。 19世紀、フランス革命の時代を舞台に、貧しさ故にパンを盗んで19年もの間投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描きました。運命の女性ファンテーヌから愛娘を託され、実の親子のように暮らし始めるも、やがて激動の時代の波が彼らを呑み込むのです。 2時間40分にも及ぶ超大作ですが、主演のヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイらの魂を揺さぶる歌と演技が時間を感じさせません。人々の人生、想い、信念が交錯し、歴史そのものを作っていく様は、時代を超えて感動を届けてくれます。

11位:『万引き家族』(2018)

血ではなく、犯罪で繋がる家族が問いかける“家族とは?”

yupiberry
yupiberry 4.5

なるほどこれがパルムドール受賞かと、心底納得する作品。血の繋がりとはなにか、家族とはなにか、それらを描きつつも答えを出さない。ラストシーンには衝撃だった。母親のもとにいるのが幸せって誰が決めた幻想なんだ、児童相談所は何をしてるんだ、と昨今のニュースからも思うけれど、では犯罪で繋がった家族の中にいていいのか、とも思う。答えがない。何につけても「こうすべき」とネットで他人を叩く風潮、そういうものからいちばん遠いところにこの人たちはいるのかもしれない。 二人の子役の絶妙さ、演技派の俳優たちの自然すぎる名演、エンドクレジットの美しくも不協和な音楽はさすが細野晴臣さん。素晴らしい映画でした、観てよかった。

2018年の第71回カンヌ国際映画祭にて、コンペティション部門最高賞のパルムドールを獲得し、国内外の賞レースを席巻した『万引き家族』。 是枝裕和監督が親の年金を不正受給し逮捕された家族の事件に着想を得て、血を超えた絆で結ばれた一家を通して、人と人の繋がりを問う社会派ドラマです。都会の片隅に取り残されたように、貧しくも幸せに暮らしていた彼らは、一人の少女を家に迎えたのをきっかけに、それぞれの過去と現実と向き合うことになり……。 家族ドラマの名手・是枝監督の手腕はもちろん、リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優らキャストの熱演あってこその名作と言えるでしょう。

10位:『はじまりのうた』(2015)

笑って泣ける!音楽の力に背中を押されるヒューマンドラマ

____RiN____
____RiN____ 4.5

明朗快活にして爽快!こんなに気持ちよーくワクワクさせてくれる映画、久々なんじゃないでしょうか。映画セラピーだ。 マルーンファンは言わずもがな、音楽ファンなら誰しも、映画見てる最中ずーっと、踊り出したくなること請け合い。体がムズムズしちゃってしかたなかったです。 NYで恋愛の挫折を経験したソングライターが、落ちぶれた音楽プロデューサーと出会い、奇跡のタッグ!という、まあよくあるシンデレラストーリーなんだけど、流れる音楽が一級なら話が別です。新たな仲間と音楽を作り上げていくある意味スポ根的なストーリー展開も、キラキラしたカラフルな音楽に彩られて、わくわく進んでいきます。 オチ、というかエンドロールまでしっかり美味しくて、素敵なランチコースをデザートまでしっかり頂いたような満足感。 DVD買って、お酒飲みながら部屋で踊りながら観たいな〜

PVのような雰囲気が魅力の『はじまりのうた』は、『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督が、同映画に引き続き音楽をテーマにした作品。 恋人に裏切られた女性歌手と、自分の会社から追い出された音楽プロデューサーが音楽を通じて出会い、拗れにこじれた人生を解きほぐしていくストーリーです。劇的は展開はないですが、周囲を巻き込んで前へ前へと進んでいく2人の姿と、暖かな音楽が元気を与えてくれます。 主演を務めるのは、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロで、人気バンド「マルーン5」のアダム・レヴィーンが出演したのも話題になりました。

9位:『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)

映画愛とノスタルジアにあふれた映画史に残る名作

Shoko
Shoko 5

言わずと知れた名作。 町の映画館の映写技師と映画を愛する少年の長年の友情に心が震える。 古きイタリアの町並みもすごく素敵。 時代が変化して、大人になっても少年のときの気持ちは忘れないでいたい。映画への愛が詰まった映画。 テーマソングを聴くだけで、心が温かくなります。 1番好きな映画かもしれない。

イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、『素晴らしき哉、人生!』など数々の名作とともに、映画を愛した男の人生を描く『ニュー・シネマ・パラダイス』。 成功をおさめた一人の映画監督が、故郷のシチリアに残った映写技師の友の訃報を聞き、映画に魅せられた少年時代から現在までを振り返る回想録です。田舎の小さな映画館、映像技師と心通わせた日々への感傷や哀愁を、美しい音楽と繊細な描写で描き出しました。 幼い頃の夢や年齢を超えた男の友情など、“映画そのものの魅力”と言える要素がたっぷりと詰まっており、時を経ても色あせず愛され続けています。

8位:『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1995)

生き方に正解も間違いもない、やってみないとわからない!

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毎回観る度にこの映画から学べることが違う。 今回は、フォレストの力強さの源を垣間見た。 それは信じるものが3つだけであることです。 神様と母とジェニー。 明快であるゆえに、真っ直ぐなんですよね。 よって、また泣かされた。くそう。

1995年の第67回アカデミー賞をはじめ、国内外で数々の映画賞を獲得した、トム・ハンクス主演の名作『フォレスト・ガンプ 一期一会』。 人より知能は劣るけれど、並み外れた俊足と周囲の人びと惹き付ける心の美しさを持った主人公フォレストの半生を、アメリカの現代史を交えつつ描きました。愚直に生きる彼の姿は、「人生はチョコレートのようなもの。開けてみないと分からない」という、作品のキャッチコピーであり劇中の名言でもある言葉を表しているかのようでした。 何事もやってみないと分からない、真っ直ぐぶつかってみよう!と、勇気をもらえる作品です。

7位:『グラン・トリノ』(2009)

人種、年齢を超えた心の交流。去りゆく者が若者に送るメッセージとは……

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クリントイーストウッド作品のことはあまり知らずになんなら初めてイーストウッド作品って意識して見ました 偏屈なじいさんをこれほど魅力的に演じるのは流石だなと思いました 朝鮮人を殺したという辛い記憶が同じ朝鮮人のタオとその家族によって安らいでいき、最後のシーンはその恩返しに見えました ラストシーンはいきなり西部劇よろしく一瞬で全員撃ち殺すことを期待しましたがこの終わり方には納得です。 そして、エンディング曲の味わい深さのおかげで一気に記憶に残る一本になった気がします。

巨匠クリント・イーストウッド監督・主演で、急激に様変わりする時代を嘆く頑固な老人と、アジア系移民の少年の交流を描く『グラン・トリノ』。 妻に先立たれ、孤独に生きる人種差別主義者コワルスキーがひょんな事件から移民の少年タオと関わることになり、心を通わせていきます。人種問題や自動車産業の衰退を真摯な視点で見つめ、当時のアメリカ社会をリアルに反映しているので、歴史を知る意味でも必見です。 イーストウッドは作品内で銃や暴力を肯定してきた、とも捉えられる監督でした。その点で言えば本作は異色で、ラストは彼がたどり着いた新境地だと絶賛されました。

6位:『最強のふたり』(2012)

地位、名誉、人種……全く異なる境遇の2人はいつしか、かけがえのない親友に

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障害、介護といった重い内容を、笑いあり感動ありの物語にできるとはすごい。それも、可哀想という涙はない。それは、青年ドリスにそのような概念がないから。 なんといっても、この映画の見所は富豪フィリップの笑い方!本当に素晴らしい演技です!笑う姿を見てるだけで、彼の無邪気さ、本当に心から楽しんでいることが伝わってきます。絶対に見ていただきたい作品です。

2013年の第36回日本アカデミー賞で最優秀外国作品賞を獲得した『最強のふたり』。日本国内の興行収入は16億円を超え、フランス映画では異例のヒットとなりました。 車イス生活を送る大富豪と、彼の介護人として雇われたスラム街出身の黒人青年が価値観の違いに衝突しながらも、深い信頼関係を築く過程を描きます。正反対の2人の掛け合いは、皮肉の効いたユーモアにあふれつつ涙を誘う展開もあり、これぞヒューマンドラマと言えるでしょう。 生まれや地位、お金も名誉もすべて取っ払って"人と人が向き合うこと”の尊さ、その先に何が生まれるのかを考えさせてくれる爽やかな作品です。

5位:『この世界の片隅に』(2016)

戦時下の広島で、人間らしく生きる少女が愛した日常の風景

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戦争映画であるが、とりわけ明るいほのぼのとした映画でした。どんな時代どんな環境に居ようと生きている限り辛い現実は常に隣り合わせです。そんな中この様な映画を観ることできて・知る事ができて本当に幸せな事であり。今後の人生の大きな糧となる事は間違いない。それだけの映画でした。「なんにも知らずに生きていたかった」胸にきますね。 歴史を動かすような人物ではない、偉大な事を成し遂げたわけではない、でも確かに世界の片隅にもいるんです。

こうの史代の同名漫画を、片渕須直監督が主人公の声優キャストに女優・能年玲奈改め、のんを迎え映画化した長編アニメーション映画『この世界の片隅に』。 舞台は戦時下、広島の軍港都市・呉。広島市江波から18歳で嫁いだ主人公すずは、持ち前の明るさとしなやかさを発揮し、食糧難に苦しむ家庭を支えます。ささやかな幸せが戦火に呑まれても、彼女は懸命に生き抜いていましたが、日本はついに1945年の8月を迎え……。 残酷な現実とすずが愛した日常の対比を丁寧に描き、2017年の第40回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション作品賞を獲得。世界60以上の国と地域で上映され、クラウドファンディングから始まったミニシアター系映画として超異例の大ヒットとなりました。

4位:『ワンダー 君は太陽』(2018)

宇宙飛行士のヘルメットを被った少年が少しずつ周囲を変える感動のストーリー

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flowermurmur 4.5

人とちょっと見た目が違う少年が、初めて学校に通う。飛び込むのは勇気がいるけど、受け入れる方も同じくらい戸惑いがある。時に子供は正直すぎて残酷。でも人を信じるにはまず「見ること」が大切。もう何度泣いたかわからないくらい泣けた。オススメ映画。 主役はあの『ルーム』の天才子役ジェイコブ・トレンブレイくん。特殊メイクであの可愛らしい顔は拝めないけど、演技力抜群。オーウェン・ウィルソンはああいう役をやらせたら天才。そしてジュリア・ロバーツは本当に楽しそうに笑う。いい映画だなあ。しみじみ。

R・J・パラシオのベストセラー小説を、『ルーム』で知られる天才子役ジェイコブ・トレンブレイを主演に迎え、スティーブン・チョボウスキー監督・脚本で映画化した『ワンダー 君は太陽』。 生まれつきの障がいで、他の子とは違う容姿を持つ10歳の少年オギー。彼は母イザベルの元で自宅学習をしていましたが、小学5年生になるのを機に学校へ通うことに!両親や姉、教師の支えを受けて、同級生たちとオギーが成長する姿を温かなタッチで描きました。 オギーの両親を演じるのは、ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソン。柔らかな眼差しで息子を見つめる演技に胸を打たれ、大きな感動がこみ上げます。

3位:『グリーンブック』(2019)

人種差別の色濃い時代に、深い友情で結ばれた凸凹コンビの珍道中

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黒人だけど才能もお金も教養も名声も持っているピアニストと、どれも持ってないけど白人の用心棒の、バディムービー。 マハーシャラ・アリ演じるドン・シャーリー。指が綺麗で長くてピアノ弾いてる姿がハマる。立ち振る舞いに気品があって、生き様を体現しているのがとても良かった!(シャーリーの曲は聴いたことないような、色んなものが混ざった感じの曲で、こんな音楽あったんだと驚き。そしてボロピアノで弾くショパンのシーン、よかった。) ヴィゴ・モーテンセンも、粗雑で横暴な、でもちょっと憎めないトニー・リップを好演。2人のキャラクター作りが良かったと思う。 心がズキンとなるシーンも、クスッと笑えるシーンも、希望が見出せるラストもあって、心に染み入る、良い作品だと思う。 トニーが、「オレの方がブラックだ」って言った事に対してシャーリーが憤りを露わにするシーン、印象的。この映画は人種差別を楽観的に考えてなんかいないと思うんだ。。 差別の問題は根深い。すべてをフラットに表現するのは難しい。なかったことにはならない歴史があるから、観る人によっては楽観的すぎる、心に収まりのつかない話なのかもしれない。 トニーが、シャーリーの演奏をはじめて聴いた時、彼の外見や持ち物にとらわれず純粋に「すごい奴!」って思ったように、ただ感じたままに、人同士が分かり合え関わり合えたら、いいのに。

2019年の第91回アカデミー賞で作品賞ほか3部門を獲得した『グリーンブック』。前哨戦の一つとされるトロント国際映画祭でも、最高賞の観客賞に輝いています。 舞台は1960年代、人種差別の残るアメリカ南部。ツアーに向かう黒人ピアニストと彼に用心棒兼運転手として雇われた白人男性が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」片手に旅をした感動の実話を、ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの共演で映画化しました。 リアルな差別描写等が多いものの、2人の価値観がズレ過ぎているが故の笑いがそれを和らげてくれ、メッセージ性の強い作品に仕上がりました。

2位:『きっと、うまくいく』(2013)

愛すべきキャラクターたちに笑って泣ける社会派のインド映画

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いや、正直なめてました。どうせピーヒャラ躍って唄って内容はどうでもいい感じなんでしょ?それが3時間でしょ?暇な時に見るよ。みたいに思ってたんです。 いやいやいや、3時間前の自分町内10周してこい。この3時間はすごい。確かに長いけど、時間を作ってでも見る価値のある3時間です。 内容は分けたら5本くらい映画とれるんじゃないかって程てんこもり。 恋愛、友情、勉強、就職、貧富の差、体制批判、出産、結婚… もう主人公がいいやつすぎるし、歌もノリノリで元気がでます。誰にでも薦められる映画です。 泣けるシーンもいっぱいなんだけど、私は男だけのお産シーンがよかった笑

本国・インドでは公開当時、インド映画の歴代興行収入1位を記録した大ヒット映画であり、第37回日本アカデミー賞の優秀外国作品賞受賞作『きっと、うまくいく』。 エリート大学の問題児3人組を主人公に、彼らのハチャメチャな学生生活と恋、そして10年後の物語をユーモラスにつづりました。インド映画=歌って踊るイメージが強いですが、学歴社会への風刺なども深く掘り下げられ、社会派のドラマになっています。 「きっとうまくいく」と信じるだけでできることは、私たちが思うよりもずっと多いのではないでしょうか。テーマ自体は重いですが、愉快なキャラクターたちに笑えて、泣けて、インド映画の捉え方が変わる人もいるかもしれません。

1位:『ショーシャンクの空に』(1995)

冤罪で収監された男の数奇な運命をつづる映画史に刻まれた名作

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刑務所を舞台に冤罪で投獄された主人公を中心とした人間関係を描くヒューマンドラマ 142分と長編でテーマも重めでありながら最後までたるまず全く飽きさせないストーリー展開、そしてラストのどんでん返しは本当に素晴らしい これは確かに名作ですね ストーリー展開は本当によくできています 冒頭の裁判のシーンから受ける主人公アンディに対する疑念が、ストーリーが進みアンディという人間を知るにつれて、信頼や尊敬、そして共感へ変わってゆき、それが最大まで高まったところでのラストの大どんでん返しは最高 友人レッドの立場での語りによる物語進行も相まって周りの囚人同様に自分も自然とアンディに感化されてしまいます おかげで142分間まったく気持ちが離れず観られました 大満足

映画ファンには言わずと知れたヒューマンドラマの名作『ショーシャンクの空に』!スティーブン・キングの小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を、ティム・ロビンス、モーガン・フリーマンの主演で映画化した作品です。 冤罪でショーシャンク刑務所に収監された元銀行員のアンディと、古株の囚人レッドとの友情を軸に、アンディが希望を見失わずに戦い抜く様を描きました。 アンディが持つ不思議な魅力で囚人たちの心を掴み、その才能で奇跡のようなことを成し遂げていく姿には、思わず涙がこぼれます。理不尽に負けそうな時、前に進めなくなった時、人生のどんな場面にも寄り添ってくれる第1位にふさわしい名作です。

心温まる名作映画ばかり!ヒューマンドラマで笑って泣いて癒やされて!

『この世界の片隅に』劇中カット2
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

おすすめのヒューマンドラマ映画ランキングTOP20をご紹介しました。有名どころも多いですが、映画選びの参考になったでしょうか? 人生に疲れたり、目まぐるしい日々に自分を見失ったりして涙したい時にぴったりの、泣き笑いできる作品が盛りだくさんです。特に海外では人種、差別を扱った作品が高く評価されていますし、社会問題を知るという点でも必見のジャンルと言えますね。 心に訴えかける作品が多いので、誰に感情移入するか、その時に何歳か、などの要素で見え方が変わってくると思います。それぞれの人生の節目にぜひ鑑賞してみてください。