auのCMで一寸法師として登場した前野朋哉
ユニークなストーリーが印象的なauのCMで、一寸法師役を演じている前野朋哉を知っていますか?妙なテンションで、自分の立ち位置を確立仕切れていないという、絶妙なキャラクターを好演しています。
松田翔太、桐谷健太、濱田岳、菜々緒、有村架純、菅田将暉など、錚々たるメンバーの中でも存在感を感じることができる、一寸法師役の前野朋哉。このCMで、彼の存在を知った人も多いのではないでしょうか。
『桐島、部活やめるってよ』での映画ヲタクぶりがすごい!
映画を主に、これまでもたくさんの映像作品に出演を重ねてきた前野朋哉ですが、2012年に公開され話題となった『桐島、部活やめるってよ』で、神木隆之介が演じる前田涼也役の映画部仲間、武文役を演じています。武文は涼也と同じく、地味で目立たない男子生徒なのですが、映画部としてのヲタクぶりがすごく、作中で安定の存在感を持っています。
そのヲタクっぷりは、細かな描写に表れていて、“おっまたー”という台詞や、『ジョゼと虎と魚たち』や『週刊真木よう子』が好きという設定に、絶妙に表れています。
満島ひかりに夢で会った?
映画『桐島、部活やめるってよ』の中で前野朋哉演じる武文が、“満島ひかりに夢の中で会った”という台詞があります。夢に出て来た女優が満島ひかりというところが、映画ヲタクならではのセレクトです。
実は前野は、満島ひかりの元夫、石井裕也監督作品の常連俳優でした。そんなつながりもあり、映画の中でネタとして使用したのかもしれません。
息子と『重版出来!』で共演
2016年に放映された、松田奈緒子による漫画が原作で黒木華主演のテレビドラマ、『重版出来!』で、前野朋哉は八丹カズオという漫画家役を好演しています。
第2話では、八丹カズオの息子役として前野蓮太朗と共演するシーンがあります。放送後は八丹親子がそっくりと話題になってようですが、本当の親子だったんですね。
監督としても将来有望!?
前野朋哉は映画監督としても活躍しています。『おじいちゃんの日本刀』『ベンチカップルららばい』『GOGOまりこ』などの作品を発表し、2009年には『脚の生えたおたまじゃくし』が、夕張映画際のコンペで審査員特別賞を受賞しています。
審査員のジョニー・トー監督は、「彼は23才なのに将来有望な監督だ!皆さんに紹介したい」と、前野を記者会見中の紹介したエピソードもあります。彼の今後の監督業にも注目ですね。
実は『あまちゃん』にも出演していた
前野朋哉はNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、小泉今日子演じる晴子が出演した番組でのスタッフA役で出演しています。スタッフAという役名もないほどの登場回数でしたが、後の『マッサン』では、マッサンの同僚・池田を好演しています。
結婚を池松壮亮にバラされる
2014年4月に公開された映画『大人ドロップ』の監督を務めた前野朋哉。初日舞台挨拶に出席し、壇上で主演の池松壮亮に、結婚していたことを暴露されてしまいます。
会場内では大きくざわめきが起こり、前野は汗だくで“こんな場では・・・”と、予想外の展開に動揺していました。
前野朋哉のその他の主な出演作品
俳優としても監督としても活躍している前野朋哉ですが、2016年9月に『エミアビのはじまりとはじまり』が森岡龍とのダブル主演で公開予定です。
今までの出演映画作品には、『舟を編む』『図書館戦争』『潔く柔く』『青天の霹靂』『イニシエーション・ラブ』『娚の一生』など、数々の名作が勢揃い。テレビドラマも『空飛ぶ広報教室』『おやじの背中』『八重の桜』『素敵な選TAXI』などに出演しています。
“あの時のあの役は前野朋哉だったの?!”と、意外な役柄で出演していることも多いので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
前野朋哉は蛭子能収そっくりだけど…
前野がCMなどで活躍し始めた頃、“蛭子能収と似ている!”という声が多くあがりました。見れば見る程、眉毛や輪郭までそっくりに見えてきますが、実際に血縁関係はないようです。
優しい笑顔が魅力的な俳優であり監督である前野朋哉、今後の活躍が期待ますます期待できそうです。