「マッドマックス」シリーズがもっと好きになる20の事実

2017年7月6日更新

アクション映画の定番『マッドマックス』シリーズ、その人気は世界中で知られています。その知られざる苦労話や裏話、まとめて20紹介します!

1. 『マッドマックス』制作のためにミラー監督は医者として働いていた!

実は、第一作の『マッドマックス』の制作費用は、とても少なかったのです。その額は、わずか35万ドル、日本円にしておお3500万円です。その不足分のため、ジョージ・ミラー監督は、緊急治療室の医者として働き、製作資金をかき集めたといいます。

ミラー監督は制作時の状況について、「予算がとても少なかったから、編集に使う資金が足りなかったんだ。だから1年ほど自分のキッチンで編集作業をしていたんだ。」と語っています。

2. 主役メル・ギブソンは映画に出る気はなかった!?

第一作、第二作と第三作を通して、主役のマックスを演じたメル・ギブソンは、実はオーディションに正式参加していませんでした。友人に連れられてオーディションに来ていたことがきっかけで出演することになったといいます。

オーディション当日、ラグビーでの乱闘であざだらけだったギブソン。そんな彼の姿が、"Freak(=奇人)"を探していたスタッフ陣の目に止まり、後日また来るように、と言われたそうです。

後日、二ページほどの台本を渡され、それをなんとなく覚えてあとは全部アドリブで監督の前で演じたところ、即採用になりました。

3. 第一作『マッドマックス』の給料はビールで支払われていた

制作費用がとてもギリギリだった第一作では、ミラー監督はスタントマンたちに、24缶セットのビールで給料を支払っていました。  

4. マックスの苗字、ロカタンスキーの由来は有名な医者から!?

医者だったミラー監督は、実はマックスの名前の一部を、尊敬する医師の名から取っています。その名も、カール・ロキタンスキー、1800年代の有名な医学者です。ロキタンスキー法と呼ばれる解剖手法や、ロキタンスキー症候群などの実績があります。

5. 『マッドマックス2』でマックスはほとんどセリフがない!

シリーズを通して主人公となる”マックス”ことマクシミリアン・ロカタンスキーは、実は二作目の『マッドマックス2』では、16行しかセリフがありませんでした。しかも、そのうちの二つは同じもので、「ガソリンのために来たのに」でした。

6. ”ドッグ”が耳栓をしていた

『マッドマックス2』で登場するマックスの相棒、犬の”ドッグ”。実は彼は現地で拾われ、映画のために訓練された特別な犬でした。

ドッグは車のエンジンの音に怖がっていたため、本編でもずっと特製の耳栓をつけていました。ちなみに、撮影終了したあとには、スタッフの一人に引き取られました。

7. 八割リアルです!

あんなド派手なアクションを見せるにも関わらず、実は『マッドマックス』にCGはほとんど使われていません。映画の8割は、スタントと、仕掛けと、メイクで作っています。CGは、スタントの補助や、フュリオサ大隊長の義手である左手に使われるぐらいでした。

8. 『マッドマックス サンダードーム』は、音楽担当をしていたバイロンに捧げられた

実は、ミラー監督は『マッドマックス サンダードーム』を作る気はあまりなく、実際彼はアクションシーンだけを担当し、他は全てもう一人のオギルヴィー監督に任せています。その背景には、ヘリコプターの事故で急死してしまった、音楽担当である親友、バイロン・ケネディの不在があったと言われます。

9. あの名アクションシーンは実は事故だった!

『マッドマックス2』で、作中でも一二を争うアクションシーンの一つは、実は事故でした。バイクに乗ったスタントマンが飛び越えるはずだった車に衝突し、足を骨折する大けがを負いました。

幸いライダーの命に別状はなく、また事故によりとてもドラマチックな映像が取れたということで、本編に採用となりました。

10. マックスの珍ファッションの秘密

『マッドマックス2』で登場する、片袖が短く、もう片袖が長い、あの有名なマックスの珍ファッションは、じつはきちんと一作目の『マッドマックス』に基づいた服なのです。

『マッドマックス』では、マックスは車に轢かれ、肘を手術しています。肋骨が損傷しているときに服を脱がすより、袖を切り取っているほうがリアルなのです。また、足のギプスが軋む理由も、前作でマックスが膝を撃ち抜かれているから。ベルトにスパナなどがぶらさがっている理由は、インターセプターの修理によく使うからです。また、ドライブグローブの指が左右2本ずつ切り取られている理由も、ショットガンを扱いやすくするためです。

謎多きマックスのファッションにもちゃんとした理由があるのですね。

11. 『マッドマックス2』も『怒りのデス・ロード』も、時系列順に撮影されている

ほとんどの映画では、撮影の順番は、現実の都合不都合に合わせて決まっています。つまり、撮影初日に最終シーンを撮ったりすることもあるわけです。

しかし、『マッドマックス2』と『怒りのデス・ロード』は珍しく、きちんと映画の時系列に合わせて順番に撮影が行われたそうです。

12. あのヒューマンガスは、最初はマックスの相棒だった!

実は第一作から登場してマックスの相棒となることになっていたヒューマンガス。結局その案は取りやめになり、二作目で暴走族の首領となるのですが、映画のところどころにそのヒントが残されています。たとえば警察車両を使ったり、マックスが所属するMFPの銃器を使っていたりします。

13. 映画に登場するイカしたバイクはカワサキからの寄付品だった!

予算が少なかった関係で、実際に廃車になった警察車両を撮影に使うなど、劇中に使われる車両には様々な工夫が凝らされていました。

日本の自動車メーカー、カワサキから寄付されたバイクが撮影に使われることもあったようです。そのうちいくつかは、映画撮影のあとには引き取られていきました。

14. アウンティ・エンティティの服は実は50キロ以上!?

バータータウンを支配する女性、アウンティ・エンティティの鎖かたびらのような服、スティールメイルは実は総重量が54キロもあったそうです。

15. 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の絵コンテは台本よりも早く完成していた!

『怒りのデス・ロード』では、ミラー監督は、絵コンテを台本を始めるよりも前に完成していました。『マッドマックス』シリーズはビジュアルを重視しているため、絵コンテは制作にとって重要な役割を果たしています。

絵コンテ制作には5人のアーティストたちが携わり、3,500枚の絵が用意されたそうです。

16. 名無しのマックス!

実は、『マッドマックス』ではマックスの名前は一度しか呼ばれていません。

17. 「ハリウッドで最も影響力のある人物」に影響を与えていた

2010年のイギリスの『ガーディアン』で、「ハリウッドで最も影響力のある人物」に選ばれたのは、映画『ターミネーター』の監督のジェームズ・キャメロンでしたが、実はそのジェームズが『ターミネーター』の制作において、影響を受けた作品として、『マッドマックス』の名前を上げています。

18. 『マッドマックス2』の最終スタントでは、最悪の展開が予想されていた

『マッドマックス2』の最終シーン、タンクローラーのシーンでは、スタントマンは撮影前12時間、一切食事が許されませんでした。最悪を予想し、救急車で運ばれて手術するときに備えるためです。

19. 一作目『マッドマックス』はニュージーランドでは放送禁止だった

一作目のシーンで、グースが車の中で生きたまま焼かれるので、ちょうど映画公開の時期に似たような事件があったニュージーランドでは公開が取りやめになり、視聴禁止となりました。ヒット作となったその4年後に初めてニュージーランドで公開されました。

20. アウンティ・エンティティのために車が作られた!

実は、『マッドマックス』に登場する車のほとんどはマニュアル操作です。ですが、アウンティ・エンティティ演じるティナ・ターナーがオート車しか運転できなかったため、彼女のためにオート車を作ることになりました。