タップできる目次
- 『レ・ミゼラブル』とは
- 1.What Have I Done(バルジャンの独白)
- 2.At the End of the Day(一日の終わりに)
- 3.I DREAMED A DREAM (夢やぶれて)
- 4.Come to Me(ファンティーヌの死)
- 5.The Confrontation(対決)
- 6.Castle On a Cloud(幼いコゼット)
- 7.Master of the House(宿屋の主人の歌)
- 8.Stars (星よ)
- 9.Red and Black(ア・ベ・セー・カフェ)
- 10.Do you hear the people sing(民衆の歌)
- 11.One Day More(ワン・デイ・モア)
- 12.On My Own(オン・マイ・オウン)
- 13.A Little Fall of Rain(恵みの雨)
- 14.Drink With Me(その夜)
- 15.Bring Him Home(彼を帰して)
- 16.Javert's Suicide(ジャベールの自殺)
- 17.Turning(犠牲者たち)
- 18.Empty Chairs at Empty Tables(カフェソング)
- 19.A Heart Full of Love(心は愛に溢れて)
- 20.Finale(エピローグ)
『レ・ミゼラブル』とは
ヴィクトル・ユーゴーが1862年に発表したフランス文学小説です。パンを盗んで刑務所生活を余儀なくされたジャン・バルジャンの生涯を描いています。これを元に、アニメやミュージカル、映画、ドラマ、漫画など様々な媒体で作品が作られました。
1.What Have I Done(バルジャンの独白)
たった1つのパンを盗んだことがきっかけで、19年の服役を余儀なくされたジャン・バルジャン。仮釈放され司教に親切にしてもらうのですが、司教が大切にしていた銀の食器を盗むという恩を仇で返してしまうバルジャン。
ですが司教は憲兵からバルジャンの罪を庇い、自分があげたものだと言い、更に燭台までバルジャンに渡してくれるのです。それを受けたバルジャンが自分の罪深さを悔いて生まれ変わることを決意します。
2.At the End of the Day(一日の終わりに)
プロローグが終わり、第一幕が始まります。女手ひとつで娘のコゼットを育てるファンティーヌ。
貧しい生活を送りつつもコゼットの里親に仕送りをしていましたが、職場で子供がいることがばれてしまい、セクハラを受けて仕事をクビになってしまうシーンです。
3.I DREAMED A DREAM (夢やぶれて)
仕事を失くしたファンティーヌは、やむを得ず娼婦になります。絶望に打ちひしがれ、恋に落ちた幸せだった自分は全て夢で、今は生き地獄。もう夢は見ないという哀しい歌なのです。
4.Come to Me(ファンティーヌの死)
ファンティーヌが仕事を失くしたことに自分にも責任があると感じていたバルジャンは、病床にあるファンティーヌにせめて娘に会わせてあげたいと思います。息も絶え絶えのファンティーヌは娘コゼットの幻に歌いかけるのです。バルジャンは必ずコゼットを探して幸せにするとファンティーヌに誓います。
5.The Confrontation(対決)
ジャベール警部がバルジャンを追い詰め、逮捕しようとするシーンです。コゼットを探すため3日の猶予が欲しいというバルジャン。
ジャベールが耳をかさないので、バルジャンはジャベールと格闘し、なんとかその場から逃げ出すのです。
6.Castle On a Cloud(幼いコゼット)
コゼットとバルジャンのハーモニーが素晴らしい曲です。タイトルを直訳するなら「雲の上のお城」。雲の上にお城があり、そこには自分を愛してくれる人がいるし掃除もしなくていいし迷子にもならないという切ない空想です。
7.Master of the House(宿屋の主人の歌)
コゼットが働いている宿屋の主人、テナルディエ夫妻の歌です。この物語の中で唯一楽しげな歌であり、不道徳で悪い夫妻がどうやって宿屋を経営しているのか、客の酔っ払いたちとの歌でコミカルに表現します。
8.Stars (星よ)
宿までバルジャンを追ってきたジャベール警部。あと一歩のところでバルジャンを取り逃がします。夜空に向かって、バルジャンの逮捕を誓います。
9.Red and Black(ア・ベ・セー・カフェ)
『レ・ミゼラブル』の半分を費やし描かれる学生運動。コゼットを見かけて一目惚れするマリウスですが、仲間に促され、自由のために共に立ち上がろうとします。
赤と黒は対立を意味し、燃える魂とあの人のいない世界、希望と絶望として歌詞の中に歌われています。
10.Do you hear the people sing(民衆の歌)
フランスの国家「ラ・マルセイエーズ」を踏まえた歌詞になっています。自由で平等な社会のため政府軍に立ち向かう勇ましい曲です。日本ではCMやサッカーの応援歌、デモなどで使われることもあります。
11.One Day More(ワン・デイ・モア)
ミュージカル版の第一幕の最後に歌われるこの曲。バルジャンやマリウス、コゼットなどの登場人物たちの1日が絡み合い、それぞれが歌い重ねるところが迫力です。
12.On My Own(オン・マイ・オウン)
ミュージカルでは第二幕の初めに歌われます。マリウスがコゼットに惹かれていくのを見ているエポニーヌの独白です。エポニーヌは夜の街をさまよい、叶わない恋心を歌い上げるのです。
13.A Little Fall of Rain(恵みの雨)
学生運動中に撃たれそうになるマリウスを庇うエポニーヌ。彼女はマリウスの腕の中で息を引き取ります。思いが敵わなかったエポニーヌが、それでも最後は愛する人に看取られるシーンの歌です。
14.Drink With Me(その夜)
学生たちが苦戦し、これが最後の夜になるだろうというシーン。望みのない戦いだと知りながらそれでも立ち向かう彼らの胸の内が語られます。
15.Bring Him Home(彼を帰して)
バルジャンがマリウスの無事を願う祈りの歌です。マリウスのことをまるで自分の息子のようだ、彼を無事に戻してくださいという歌詞。悲哀だけでなく愛がこめられています。
16.Javert's Suicide(ジャベールの自殺)
今まで自分の正義を信じて話に耳を貸そうとしなかったジャヴェールが、マリウスを助けようとしているバルジャンを捕まえずに見逃してあげます。そんな自分自身に混乱したジャヴェールは、セーヌ川に身を投げてしまうのです。
17.Turning(犠牲者たち)
戦いにやぶれた学生たちを歌った歌です。バリケードは一晩もたず、何も変わらないまま季節はめぐるだけなのだという歌詞が胸を打ちます。
18.Empty Chairs at Empty Tables(カフェソング)
バリケードでの戦いの後、マリウスが仲間たちのことを忘れられず、集会場所の空いた席を見て親友の死を嘆きます。
19.A Heart Full of Love(心は愛に溢れて)
マリウスとコゼットが再会し、互いの思いを確かめ合います。お互いにひと目で好きになってしまい、愛を語り合うのです。2012年公開の映画版では、2人の結婚式のシーンでも歌われました。
20.Finale(エピローグ)
この歌は、涙腺が崩壊せずにはいられない終幕にふさわしい歌です。10分かけて歌われ、感動を与えてくれます。