豪華キャストによる、有名ブロードウェイミュージカル『レ・ミゼラブル』の実写化プロジェクト!
出演者の歌唱力にも注目!『レ・ミゼラブル(2012)』のあらすじ
敏腕監督のもとに豪華キャストが集結!
監督を務めるのは、『英国王のスピーチ』のトム・フーパー
主人公のジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマン
正義に執着する警察署長ジャベールを演じるラッセル・クロウ
主人公の経営する工場で働くファンティーヌを演じたアン・ハサウェイ
ファンティーヌの娘役を演じたアマンダ・セイフライド(アマンダ・サイフリッド)
政府に戦いを挑む勇敢な青年を演じたエディ・レッドメイン
ミュージカル史上初!全編口パク無しの生歌レコーディング
これまでの、『レ・ミゼラブル』
アカデミー賞7部門にノミネート!
過去に何度も映画化されている名作
『レ・ミゼラブル』で歌われた名曲
映画『レ・ミゼラブル』の舞台裏が凄かった!
1.巨大バリケードシーンの舞台裏!
本作最終局面に巨大なバリケードが登場する圧巻の場面がありますが、このバリケードセットはプロダクションデザイナーのイヴ・スチュワートを中心に制作されたものです。 イヴ・スチュワートによると監督トム・フーパーはとことんリアリティにこだわる人物だと言います。巨大バリケードセットは木のテーブル、椅子、戸棚などイギリスの安いアンティーク家具をかき集めて制作したもので、シーン撮影は旧王立海軍学校近くにて敢行されたそうです。 また、このシーンには『レ・ミゼラブル』のオリジナル楽曲を作曲したアラン・ブーブリルがカメオ出演していました。
2. アン・ハサウェイ『夢やぶれて』歌唱シーンの舞台裏!
本作でファンティーヌを演じたアン・ハサウェイは『夢やぶれて』の3分間のクロースアップシークエンスをノーカットで見事唄いきりました。 このシーンのためにアン・ハサウウェイはヴォイストレーナーをつけてトレーニングに励んでいたそうです。 トレーニング中は顔の筋肉を緩めることを意識して歌唱していたため、撮影時鬼気迫る表情での歌唱には相当苦労したんだとか。また、ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンは、フォンテーヌ役のために過激な減量に取り組んだアン・ハサウェイのことが心配で仕方なかったと語っています。
3.オープニングシーンの舞台裏!
囚人たちが船を引く壮大なオープニングシーンは、19世紀に建てられたポーツマスのドライドックで撮影が行われました。このシーン撮影は初週に敢行されたため、監督やクルーにとって試行錯誤の連続だったと言います。 腰まで水につかった数百人のエキストラに水をかけたり、巨大送風マシンを使って風を起こすなど、現場はかなり過酷な状況。また、ヒュー・ジャックマンは凍える寒さの中でエキストラに紛れて撮影に臨み、初め彼だと気づかなかった人が多かったと言われています。
4.裁縫工場シーンの舞台裏!
裁縫工場のシーンで他の作業員がブルーの衣装を着ている中、フォンテーヌが着ている鮮やかなピンクの衣装はとても目立ちます。このコスチュームをデザインしたのは“パコ・デルガド”という人物でした。 また、トム・フーパーは他の作業員が着ていた服の色をマリーマグダレンヌ(マグダラのマリア)ブルーと表現しています。 ヴィクトル・ユーゴーのオリジナル小説の影響を受けて、この工場に修道会のような雰囲気をほんのり取り入れようとしていたのだそうです。
5.本作におけるラッセル・クロウの重要性!?
プロデューサーのエリック・フェルナーによると、ジャベールを演じたラッセル・クロウは特に重要なキャスティングだったと言います。 ヒュー・ジャックマンがジャン・バルジャン役に決まった後、歌が唄えてヒュー・ジャックマンに対抗できるパワフルな俳優が必要となりました。その人物こそがラッセル・クロウだったのです。 また、ラッセル・クロウは原作にはないジャベールのアイデアを出したり、重要なバトルシーンの殺陣を自ら考えるなど本作に多大な貢献をしていました。
6.ジャン・バルジャンとコゼットの絆!?
ジャン・バルジャンが雪道を幼いコゼットの手を引いて連れていく場面はアッシュリッジ近くの森で撮影されました。ヒュー・ジャックマンはこのシーン撮影でコゼットの手を握った瞬間“抱えきれないほどの愛”を感じたと語っています。 コゼットを演じたイザベル・アレンは当時10歳で本作がスクリーンデビューでしたが、本作でのたたずまいは堂々たるものでした。撮影が終了した今も、ヒュー・ジャックマンはイザベル・アレンとメールを通して連絡を取っているそうです。
7.結婚式シーンの舞台裏!
コゼットとマリウスの結婚式シーンはノーサンプトシャーのボートンハウスで撮影が行われました。この場所は長編映画のロケーションとして使用されたことがありませんでしたが、この場所が選ばれた特別な理由があったようです。 この建物は“イギリスのヴェルサイユ宮殿”と呼ばれるなどフランス様式の建物。本作は主にイギリスで撮影されたため、一部フランスで撮影するとなると予算がかさみます。 そこで選ばれたのがこの建物だったと言います。エディ・レッドメインはこのシーンの撮影中、”まるでフランスにいるようだった”と語りました。
8.まるで軍隊のような現場だった!?
トム・フーパーによると、本作の撮影規模は異例中の異例だったようです。
一般的に映画のクルーは400人ほどですが、本作には数千人の人が関わり、軍隊のように走り回っていました。
また、プロデューサーのエリック・フェルナーによると、トム・フーパーはその中でも特に馬車馬のように働いていたようです。
作業量からいったらトムは動物のように働いていました。今まで彼のような人物に会ったことがありません。目標を設定したらそれに向けてまっしぐら。目標を達成するためなら24時間働くこともいとわなかった。
9.アン・ハサウェイの女優魂!
アン・ハサウェイは撮影中実際に自分の髪を切り落としていましたが、髪を切るアイデアは自らトム・フーパーに提案したものだったようです。
髪を切るのはどうかとトムに提案しました。もしこの役を演じる機会があればぜひやってみたいずっと胸の内に秘めていたアイデアです。
10.ヒュー・ジャックマンが語る歌唱シーンの裏話!
本作はミュージカル映画では珍しく口パクではなくて、撮影現場で歌が録音されていました。キャストたちには9週間という十分なリハーサル期間が与えられていましたが、本番で泣きながら歌うことはかなり至難の業だったようです ヒュー・ジャックマンがこんなことを語っています。
歌唱中何度も鼻水が垂れてくることがありました。
11.アン・ハサウェイが語るラッセル・クロウの豪快さ!
本作の撮影中、アン・ハサウェイはラッセル・クロウから多大な影響を受けていたと語っています。
ラッセルの貢献やキャストへの影響はとても大きかった。彼は初日にこんなことを言いました。”ヘイ!みんな金曜日の夜に俺の家へ来な。俺のヴォイストレーナーがピアノを弾くから。そうしたら何杯か酒を飲んで歌おうぜ!“ってね。
12.サマンサ・バークスが語る撮影裏話!
エポニーヌを演じたサマンサ・バークスが歌唱場面の撮影についてこんな裏話を語っています。
私たちは撮影中ピアノの音が聞こえるようにイヤホンを付けていました。映画では壮大なオーケストラが音楽を奏でていましたが、実際私たちの耳に届いていたのは小さな小さなピアノの音だけでした。
13.アマンダ・サイフリッドが語る撮影秘話!
大人のコゼットを演じたアマンダ・サイフリッドは『心は愛に溢れて』で素晴らしい歌声を披露しましたが、こんなことを語っています。
高音に達したのは17テイクの内のたった1回だけでした。