2018年4月2日更新

『愛のむきだし』は実話なのか?あらすじ・キャスト紹介【園子温監督の傑作】

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愛のむきだし

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園子温作の超大作『愛のむきだし』

園子温監督の23作目『愛のむきだし』は、映画『自殺サークル』、『紀子の食卓』が世界的に高く評価された奇才が、実話をベースに描く究極の純愛物語。罪と罰・欲望と禁欲・キリストと新興宗教・家族と共同体など、様々な要素を複雑に絡み合わせた、237分に及ぶ超大作映画です。 2008年、第9回東京フェルメックスにおいて観客の投票による「アニエスべー・アワード」を受賞。2009年には第59回ベルリン映画祭に出品され、「カリガリ賞」、「国際批評家連盟賞」を受賞しました。主演の西島隆弘や満島ひかりら俳優陣への評価も高く、”園子温監督の傑作”と名高い作品になりました。 本作の特徴は、やはり約4時間という上映時間の長さで、公開劇場の選出が困難だったことが挙げられます。邦画としては珍しく、上映途中にインターバルを入れて、2部構成にする劇場もありました。

映画『愛のむきだし』のあらすじ

敬虔なクリスチャンの家に生まれ、神父の父・テツと2人暮らしの青年・角田ユウ。幼い頃に亡くした母親の思い出を胸に、理想の女性”マリア”と出会う日を夢見て、満ち足りた日々を送っていました。 ある日、カオリと名乗る女性との出会いをきっかけにテツが豹変し、優しかった父親は毎日のように懺悔を強要し始めます。ユウは親子の繋がりを失わないためにと、懺悔のための”罪作り”に励む内に、いつからか”盗撮のカリスマ”と呼ばれていました。 そんな中出会った運命の女性、ヨーコに生まれて初めて恋をし、ヨーコもまたユウへの恋心を抱きます。しかし、すれ違う2人の背後には謎の新興宗教団体、”ゼロ教会”の魔の手が迫っていて……。

『愛のむきだし』で映画初主演&初出演を飾った西島隆弘

角田ユウ/西島隆弘

敬虔なクリスチャンの家に生まれ、父親の愛情を求めて”盗撮”を繰り返すようになった、角田ユウ。幼い頃に亡くした母親の、「マリア様のようなお嫁さんを見つけないさい」という遺言に縛られているため、性的な興奮を覚えないまま高校生になってしまいました。 西島隆弘は、地元北海道でのインディーズ活動を経て、男女7人組グループ「AAA」の男性メインボーカルとしてデビューしました。今作が映画初出演・主演であり、変態と紙一重の繊細な演技、アクションや女装もこなして話題に。俳優としての評価も高く、映画・舞台・テレビドラマでも活躍しています。

映画での怪演が話題に!実力派俳優への第1歩となった満島ひかり

ヨーコ/満島ひかり

ヨーコは浮気性の父親に育てられ、数ヵ月ごとに母親が変わるという生活の中で、幸せな家庭と男の性欲に強い嫌悪を抱くようになりました。解体屋のアルバイトや街中での喧嘩で鬱憤を晴らしていた時、ユウの女装姿・サソリと出会い、お互い恋に落ちるのですが……。 7人ユニット「Folder5」の解散後、女優として長く芽の出なかった満島ひかりの出世作となったのが、『愛のむきだし』です。ほぼ無名ながら、”もはや狂気”と称された演技で知名度が上昇。その後も映画『プライド』や『悪人』、ドラマ『モテキ』などの話題作に出演している実力派女優です。

その他のキャスト

コイケ/安藤サクラ

コイケは、敬虔なクリスチャンとして通っている父親から性的な虐待を受け、性欲を罪としか感じられなった過去を持ちます。とある事件で父親から解放された後、ゼロ教会へ入信。教祖の右腕として活動を行う中、似たような境遇にいたユウと出会い興味を抱きました。 俳優・奥田瑛二を父に持ち、母の安藤和津はエッセイスト、姉の安藤桃子は映画監督という芸能一家に生まれた安藤サクラ。かつては”2世”という言葉を気にしたそうですが、安藤本人の演技力は本物で、日本アカデミー賞を始め多くの賞を受賞しています。

カオリ/渡辺真起子

ある日、テツの教会に現れあの手この手で誘惑し、愛人となったカオリ。しかし、数ヶ月でテツのもとを去り、後にヨーコの父親の愛人になりました。その立場にも飽きたため、友人のような関係だったヨーコを連れ、再びテツの元へと舞い戻ってきて……。 渡辺真起子は、1968年よりモデル活動を開始し、広告・ファッション雑誌やコレクション・テレビCMなどで活躍しました。1988年の映画『バカヤロー!私、怒ってます』に出演し、女優デビュー。『殯の森』・『愛の予感』などで国内外の映画賞を受賞する一方、映画やテレビドラマにも出演しています。

テツ/渡部篤郎

ユウの父親・テツは、妻に先立たれた後に神父となり、その優しい性格と説教が非常に人気でした。しかし、カオリという愛人ができてからは、聖職者の身でありながら女性に没落。カオリには数ヶ月で逃げられ、精神を病んだテツはユウに懺悔を強要し始めます。 本格デビューする前は、本名の渡部篤名義でエキストラ出演、日活ロマンポルノ作品などに出演した経験もある渡部篤郎。1997年には、ドラマ『ストーカー 逃げきれぬ愛』での演技を評価され、連続ドラマ出演が増加しました。2016年7月からは、ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』に出演しています。

『愛のむきだし』は実話なのか?

本作は、制作される15年ほど前に園子温監督が知り合い、共に自主映画を作っていた「盗撮AV関係者」の実話を基にしているそう。ただし、実話なのは「盗撮のカリスマと崇められた男性が、ある新興宗教にハマった妹を力ずくで奪い返し、脱退させた」という部分です。 実話をベースにして、もう少し間口を広げたいと考えた監督は、主人公の設定をモデルとはかけ離れたものに変更。盗撮の他に、聖と俗・SEXと禁欲・キリストと新興宗教など、多くの要素を加えた結果、長い作品になってしまった。と明かしました。 作中の宗教団体”ゼロ教会”については、複数のカルト集団を参考にしつつ創作したとのこと。監督自身が新興宗教に入り、実体験した内容も織り込まれているそうです。

綾野剛がちょい役で出ていた!

2003年、『仮面ライダー555』で俳優デビューを果たし、2012年の連続テレビ小説『カーネーション』で知名度を上げた人気俳優・綾野剛。近年は映画やドラマなど、話題作での活躍が目覚ましいですが、今作にちょい役で出演していたことはご存知ですか? 綾野が演じるのは、ユウが暴走族の集会所を訪れたシーンで登場する、暴走族の幹部らしき青年です。「悪いことがしたい!」と告げるユウに対し、「何がしたい?」、「お前の親父神父か?」と聞く役柄でした。 決まった役名は無く、台詞も2言だけのようですが、ブレイク前の綾野剛が確認できる貴重映像ですね。鑑賞済みだけど気づかなかった!という方は、ぜひ観返してみてはいかがでしょうか。

挿入歌が印象的!

空洞です

『愛のむきだし』の主題歌と挿入歌を担当したのは、かつて人気を博したサイケデリック・ロックバンド、ゆらゆら帝国。使用されたのは、11作目のオリジナルアルバム『空洞です』の表題曲です。 園子温監督は、楽曲と映画との繋がりを次のように語っています。
ゆらゆら(帝国)を(楽曲)使うってことが決まり、「空洞です」でやろうと思ったから、最初のシナリオよりももっと、"空洞"という言葉を思い切って入れてみたんです。そしたら、ゆらゆら帝国のあの曲が、映画にすごくはまった。人を愛して、すごく虚しくなる気持ちを"空洞"ということに当てはめるとすごく、いいなあと思ったんです。
引用:www.hmv.co.jp
ゼロ教会の合宿シーンを始め何度も使用され、コイケこと”小池アヤ”が教会に勧誘されるシーンでは、アレンジバージョンが流れています。曲に脚本を寄せた影響か、歌詞が教会の教えと重なる部分がある。とも言われていて、非常に印象的なものになりました。

美しい

ゆらゆら帝国7枚目(最後)のシングルですが、挿入歌として使用されているのは、アルバム『空洞です』に収録された「美しい(Album Version)」です。 『美しい』は、前半部分で描かれるコイケの回想、ユウの女装姿・サソリとヨーコが不良と戦っているシーンなどで流れているそう。他に2曲と比較してもやや激しめの曲調をしており、不穏な雰囲気や緊張感が漂うシーンに用いられています。

つぎの夜へ

『つぎの夜へ』は、2006年6月21日に発売された、ゆらゆら帝国6枚目のシングルです。 本編開始から約40分後、絶妙なタイミングで初めて映画タイトルがスクリーンに映されるのですが、それ以降に流れるのがこの曲。『つぎの夜へ』をBGMに、ユウ・ヨーコ・コイケの詩的な独白が始まるまでの流れは、非常に秀逸だと言われているようです。 ほかにも、原田智英が手掛けた劇中曲、序盤に流れるラヴェルの『ボレロ』やサン=サースの『交響曲3番第3番』など。クラシック音楽の名曲たちが、効果的に使用されています。

満島ひかりの長ゼリフのシーンの元ネタは?

特に印象深いと言われているのは、海辺でヨーコがユウに掴みかかって絶叫するという、満島ひかりの長ゼリフのシーン。ベートーベン「交響曲第7番第2楽章」をBGMに暗唱しているのは、新約聖書「コリントの使徒への手紙―第13章・愛の賛歌」です。 この言葉を引用した意図について、園子温監督は以下のように語っています。
もちろん好きな言葉だけど、あれが不思議なのは、「愛は寛容なもの」だと言っているのにもかかわらず、映画の中では、愛がずっと不寛容なものとして描かれていること。それはキリスト教にも通じるんだけど、せっかくいいことを言っているのに、それを言えば言うほど不寛容な状況になってしまう。愛がこうなったらいいなと願うほど、それが真逆の方向にいってしまうという不幸、それを描きたかった。愛が「素晴らしい」と言ったそばから色褪せしぼんでいく予感、その恐怖、それでも愛ってすごいなと、その両極端が映画に出ている。
引用:rooftop.cc
満島ひかり曰はく、監督とは第13章について2人でセッションし、テストは一切せずに本番のみで撮り終えたシーンだそうです。演技の注文は一つだけあり、「言葉を誌的に、句読点まで読む気持ちで行って欲しい」と言われた。と明かしました。

映画『愛のむきだし』に登場する名言

注意深く生きた。気付かずに、なにか犯している罪は無いか探した。だけど、残念ながら僕はフツーの高校生だった。

父親のテツから懺悔を強要されるものの、虫も殺せないような性格のユウには、告白するような罪がありませんでした。”フツーな高校生”を自称する青年が、父親の愛を得るためだけに罪を重ね、やがて”盗撮”の世界へ没入する様は衝撃的です。 本当に実話に基づいているの?と信じがたい展開が多いかもしれませんが、劇中には現実的な要素が散りばめられています。一歩間違えればあるかもしれない。と思ってしまうリアルがあるからこそ、引き込まれるのかもしれませんね。

愛は寛容なもの。慈悲深いものは愛。愛は妬まず高ぶらず誇らない見苦しい振る舞いをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人の悪事を数え立てない。

特に有名な台詞であり、満島ひかりの長ゼリフシーンに引用された、新約聖書「コリントの使徒への手紙―第13章・愛の賛歌」の一部より。 園子温監督の言葉にある通り、寛容で理想的な愛について語られているだけに、それとは真逆の方向へ進んでいく物語・登場人物が印象的。綺麗なものであって欲しいと望みながらも、現実はそれだけでは済まないのが愛というもの。と言えるのでしょうか。

衝撃作『愛のむきだし』に対する感想は?

約4時間という長さを感じさせない演出とストーリー展開!

tmmyon 園子温監督作品 4時間という前代未聞の上映時間!正直なぜ4時間にも及ぶのかもっと簡潔にできないのか、とも思ったんですが、見終えた今は4時間があっという間だし、4時間でないとこの内容は語れないと思います。 もう、とにかくすごい。全てが全力。絶対どこか歪んでいるんだけど、それをつっこめないくらい勢いがすごい。本当に全部が「むきだし」です。なんかすごく映画に入り込んでしまい、終わった後に疲労感があったのですが、それ以上に見切った感じがあります。 相当おすすめです。
puchipuchigumi 宗教や変態やなど珍しいテーマを絡めながら、妻に先立たれた神父や、懺悔のために罪をつくる父親好きの息子など、様々な人生模様を味わえる。 237分だが、無駄に長かったという印象は全くない。 目を覚ましたヨーコが、記憶をなくしたユウの施設に来るシーンは切な過ぎて泣ける。 最後の最後まで2人が両想いにならなかっただけに、握手で終わるラストは清々しい。 これが実話に基づいているというのだから、本当に色々な人生があるのだと、つくづく思う。
homaremania 前情報なにもなしで見たから冒頭数十分のシリアスな雰囲気から一気に変化したのにびっくりした。変化した当初はギャップでこれをあと3時間見るのかよ、と若干萎えたのだが、もう途中からのめり込んで見て4時間があっというまだった。表現の上面の印象で辟易したのが嘘のように最後は本質のテーマに泣いていた。変態、変態と終始罵倒されるが、個をつらぬいている、つらぬきざるを得ない姿が羨ましかった。

満島ひかり、西島隆弘らメインキャストの名演技が光る!

ayamilky やっと見れましたこの作品。長いと知っていたのでなかなか時間作れなかったんですが。そんな感じしなかったですよ!2時間くらいはあっちゅーまでした。 キャストが魅力的ですねー!特に満島ひかりちゃんと安藤さくらさん!!!安藤さくらはすごすぎた。マンガのキャラクターにいそうなくらい完璧な表情! 勢いと迫力とコミカルで出来た、突き放すような作品ですね。真剣に見てたらバカを見るような、いい意味で。 中毒になるなぁ園子温って。他のも見たい。
traumereiii YOU TUBEで満島ひかりが聖書の一部ををノーカットで言っている(怒鳴ってる?)シーンや予告編やらを見て、一体何なんだこの映画はと思ったのが1年ほど前。どこのレンタル屋でもいつも借りられてて、やっとこの間借りることができました。 満島ひかりは「それでも生きていく」でその演技力と声とルックスに惚れ込んでいました。 西島隆弘君は大河の平清盛でなかなかいいじゃんと思っていました。 ネットでもなかなかの高評価で、これは期待大。 で、見てみましたところ、すごく良い。 4時間という長時間です。別にものすごく良いセリフがぽんぽん出てくるわけじゃない。だいぶ下ネタが多くて下品。すごくB級の匂いがする。 がしかし、すごく良い。 笑い所もあるのに、シリアスなシーンもあるし、妙に恐ろしいシーンもある。 というか終始妙な感じです。嘘くさいし、現実感がないなのに引き込まれるのは、脚本の良さと俳優の演技力のなせる技だと思いました。 主演の2人はこれが初主演くらいなはずですが、何か人を引き込む物を感じました。 そして周りを固める渡部篤郎、渡辺真起子、そして怪演をみせる安藤サクラ。安藤サクラ怖すぎでした。気味悪すぎる。でも目が離せない。 なんかよくわからないですが、4時間が全く長く感じません。そして、また観たくなってしまう。 下ネタ平気な人にお勧めします。
thee_greco 最初コミカルな映画をだなぁと思っていたら騙されました。満島ひかりがコリント信徒への第一の手紙第13章を叫ぶシーンは本当に本当に素晴らしかった。というか主演の3人ぶっ飛んでて良かったです。 思ったこと:絶対に宗教にはまらない 。盲信は芯を失う危険大。

異色作だけに賛否両論?万人ウケしないという意見も……。

theskinheads この映画は本当にハッキリと人によって賛否両論なところを評価したい。 昔から音楽の世界では賛否両論に分かれるからこそ価値があるって言われてる。でもそれって俺が思うに誰かにとってはすごく身近に感じられるからで誰かにとってはすごく遠い世界に感じられるからだと思う。ラブソングって自分に近い境遇にある方が身に沁みたりするのと同じなんだと思うんだよね。 それで、愛のむきだしはそれがすごく分かれる。伊集院がラジオで言ってた感想は「こんな映画はもう求めてない」ってことだった。多分彼が言いたいのは青春とか恋愛とかにもはやうつつをぬかす年齢ではないぞってことなんだろう。だけど水道橋博士はこの映画を絶賛して伊集院に勧めた。それはやっぱり性格とか生き方の違いなんだろうな。まだ俺はこうやって熱くなりたいんだってね。 だから超つまらないって言ってる人がいてもそれは間違いじゃないんだろうね。これはすべての映画に共通することだろうけど。特にこの映画って園子温が一般受けを狙わないように作ってるところがあるから。4時間もある映画を作ったのは映画館で流さないためだって言ってたし、この映画は民放では絶対放送できないしね。 個人の感想を言うと僕の中の邦画ランキング1位ってこと。なんというかこんな気持ち悪い形の純愛映画って洋画でも滅多に見たことないんだよね。自分はそういうドロドロしたものが好きだから。これ以上ぐちゃぐちゃに出来る映画はないんじゃないかな。 この映画で特に好きなシーンがあって洋子がカオリについて話すシーン。そこのセリフがすごい好きで、ほとんど誰にも心を開かない洋子がカオリにだけは心を開くんだよね、それでこう言うんだよ「なんというかあの人は愛のむきだしって感じだから」って。そこになんで俺が涙したのかもわからないけど、決して否定もされたくない。だって、それこそ人それぞれの感性だろって思うから。 あと素晴らしいのがゆらゆら帝国の楽曲ね。新興宗教がゆら帝の歌を合唱してるところとか最高だよ。個人的にはつぎの夜へがすごく映画とマッチしてて好きだったね。 1日の6分の1を費やしてまで観る映画かって聞かれたら俺は迷いもなくその価値はあるって言うね。面白く思わない人はその不快感を味わうためにでも見る価値はあると思うよ
Yukinaga_Furui 僕にはつまらなかったです。 人気ある映画ですが万人受けするものではありませんでした!
愛のむきだし
2009年1月31日公開
日本 237分
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西島隆弘
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監督
園子温
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